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『1MORE Open Earbuds S70』レビュー、過去最高レベルの音質を実現した、オープンイヤー型イヤホン

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

イヤホンを数多く手掛ける1MORE(ワンモア)は、2024年10月31日(木)より同ブランドの最新モデル『1MORE Open Earbuds S70』(以降、1MORE S70)の販売を開始した。Amazonおよび公式サイトにおける通常販売価格は17,800円(税込)だ。

当サイトでもいままで度々レビューしてきた「1MORE Open Earbuds Sシリーズ」の最新モデルであり、耳穴を塞がずに、今まで以上に高音質なサウンドを楽しめる。

コンパクトかつ軽量な筐体サイズに対して圧倒的な持続力を実現。イヤホン単体で約12時間、充電ケースを使用すれば、最大40時間の連続再生が可能となっている。

今回、「Tiinlab International limited」様よりサンプル(ブラック色)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

1MORE Open Earbuds S70のアイコン画像

ブランド・メーカー 1MORE(ワンモア)
製品名 1MORE Open Earbuds S70
形式 耳掛け型(オープンイヤー)
対応機種 Android10以上、iOS13以上
‎ブラック、ホワイト
材質 形状記憶チタン合金
接続方式 無線(Bluetooth 5.3)
防水規格 IPX5
ドライバー DLC振動版 デュアルマグネティックドライバー
Bluetoothコーデック AAC、SBC
マルチポイント接続 対応(2台まで)
アクティブノイズキャンセリング 非対応
搭載マイク 4つのENCマイク内蔵
充電 Type-C有線(ワイヤレス充電は非対応)
バッテリー容量 ・イヤホン:60mAh
・ケース:575mAh
充電時間 ・イヤホン:
・ケース:
連続使用可能時間 ・イヤホン:約12時間
・イヤホン+ケース:約40時間
重量 ・イヤホン(片耳):8.9g
・ケース:58g
・総重量:75.8g

1MORE Open Earbuds S70によるクリアなサウンド

今回紹介する『1MORE S70』は、耳穴を塞がず音楽を楽しめる "オープンイヤー型" の完全ワイヤレスイヤホンだ。

快適さとフィット感の完璧な融合を実現。圧倒的な快適性と、周囲の環境を把握できる認識性の高さを両立したモデルとなっている。

▼人間工学に基づいたデザイン。快適さを追求。

人間工学に基づいたデザイン

オープンイヤー型で耳穴を塞がないため、音楽を楽しみながら、周囲の状況を把握できる。IPX5等級の防水設計となっているため、汗をかくスポーツ時に装着しても問題はない。

1MORE Open Earbuds S70の洗練されたデザイン

1MORE Open Earbuds S70の防水仕様

直近でレビューした「1MORE S51」の片耳約9.5gよりも軽い、片耳約8.9gの超軽量デザインを実現。長時間装着し続けても耳が疲れることはない。

小型かつ軽量な筐体には「DLC振動版 デュアルマグネティックドライバー」が内蔵されており、クリアな中高音域と、深みのある豊かな低音を楽しめる。

1MORE Open Earbuds S70の優れた音質

計4基の高性能マイクを内蔵しており、ハンズフリーでの通話に対応。ENC(環境ノイズキャンセレーション)に対応しており、ノイズを低減した快適な通話を楽しめる。

そして低消費電力設計となっており、一回の満充電で12時間の連続再生を実現(イヤホン単体)。また、持ち運びしやすい充電ケース付きで、ケースのバッテリーを含めると最大40時間の連続再生が可能となっている。長時間使い続けても充電切れの心配がいらないため、外出先での利用にはうってつけだ。

1MORE Open Earbuds S70のバッテリー仕様

また、公式アプリを使用して機能を細かくカスタマイズできる。イコライザー(EQ)プリセットも複数用意されており、自分に最適なイヤホンに仕上げることが可能だ。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • イヤホン本体
  • チャージケース
  • USB Type-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。

ユーザーマニュアル

チャージケース

パッケージには、収納とイヤホンの充電器を兼ねたチャージケースが付属する。Type-Cケーブルによる有線充電に対応。ワイヤレス充電には対応していない。

▼チャージケースの外観。フタ上部に窓が用意されており、内部のイヤホン本体およびLEDインジケーターが見えるようになっている。

チャージケースの外観

▼手のひらに収まるほどのサイズ。ケース&イヤホン込みの総重量は約75.8gと非常に軽量。

チャージケースを手に持つ様子-正面

▼厚みは薄く、ズボンのポケット等にも支障なく入る。

チャージケースを手に持つ様子-側面

チャージケースを手に持つ様子-側面2

▼上部には充電用のType-Cポートが用意。

チャージケースを手に持つ様子-後部

▼携行性に優れたデザイン。

チャージケースをズボンのポケットに入れる様子

▼ケースのフタを開けた様子。

ケースのフタを開けた様子

▼ケースには左右のイヤホンがスッポリと収まっているほか、中央にはペアリング等に使用するペアリングボタンが用意。

左右のイヤホンがスッポリと収まっている様子

イヤホン本体

イヤホン本体をケースから取り出した様子

▼イヤホン本体はシンプルな耳掛け式デザイン。

イヤホン本体(左右)

▼片耳約8.9gの、非常に軽量かつコンパクトなデザイン。

イヤホン本体を手に持つ様子

▼イヤホン側面(ブランドロゴ部分)にはタッチパネルが内蔵されている。

イヤホン本体の外観-表側

▼耳穴を塞がないデザイン。耳穴にあたる部分にスピーカー穴が用意されている。

イヤホン本体の外観-裏側

▼下部にはマイク穴が用意。

イヤホン本体の外観-下部

無駄のない、シンプルかつスタイリッシュなデザインとなっている。

デバイスとの接続(ペアリング)方法

『1MORE S70』はBluetooth5.3によるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。

初回起動時は、イヤホンをケースに収納した状態でフタを開くだけで、ペアリングスタンバイ状態となる。

ペアリングスタンバイ状態のケース

デバイス側で "1MORE S70" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する。

ペアリング画面

これだけの手順で接続を完了できる。

次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。

ケースのフタを開けた様子

接続中のデバイス一覧

専用アプリのインストールを推奨

ちなみに、本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)が用意されており、デバイスにインストールしておくことで様々な調節を行うことが可能だ。

▼公式アプリ『1MORE』

1MORE

1MORE
開発元:1MORE Acoustic Technology(Shenzhen) Co., Ltd
無料
posted withアプリーチ

スマホにイヤホンを接続した後、アプリを起動すると接続中のデバイスが自動で認識される。

▼アプリのメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが可能。

アプリのメイン画面

ゲーミングモードの切り替えやEQ(イコライザー)プリセットの変更など、用途に応じてカスタマイズすることが可能。ダイナミックEQ(イコライザー)の切り替えもここで行うことができる。

▼ゲームサウンドの聞き取りに最適な「低遅延モード(ゲームモード)」が用意。低遅延サウンドで本格的なゲーミングも楽しめる。

低遅延機能の設定画面

▼初めて使用するイヤホンの部品をなじませて音質を良くする「スマートバーンイン」機能も用意。

スマートバーンイン機能

そして、実験的機能の項目の中には、2台接続(マルチポイント接続)機能も用意されている。

マルチポイント接続機能

その他、ファームウェアのアップデートも可能だ。

アプリを利用して、柔軟な使い方が出来る点も本製品の魅力の1つだ。

本製品を利用する際はアプリのインストールをオススメしたい。

耳穴を開放できる、非常に快適な装着感

実際にイヤホンを装着してみた。

ペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両耳にかけるカタチで装着する。

実際にイヤホンを装着した様子

イヤホンは片耳で約8.9gほどしかなく、前モデル(1MORE S51)の約9.5gよりもさらに軽くなっている。そのため、装着しても重さや不快感などは一切感じない

バランスAIR+の人間工学に基づいたデザインのおかげで、長時間装着し続けても耳が痛くなったり、違和感や疲れを感じることはなかった。

自然な装着感の一方で、シッカリと耳に固定されるため、激しく動き回ってもズレ落ちることはない。IPX5等級の防水規格に対応していることもあり、激しい動きや発汗を伴う運動にもうってつけのイヤホンであると言える。

▼チタン合金フレームで構成されたイヤーフックは変形することなく、耳の形状に沿って、シッカリと固定してくれる。

実際にイヤホンを装着した様子-後ろ耳側視点

そして何より、耳穴を塞がず、耳の上に当てる感じで装着できるため、耳の閉塞感や圧迫感といった、インナーイヤー型で特有の不快感を感じることが一切なかった。

▼耳穴の上にイヤホンが軽く "当たる" 装着感のため、耳穴を完全に塞がず、装着した状態でも外部の声や音をシャットアウトしてしまうことはない。

実際にイヤホンを装着した様子-左耳

この快適さを一度味わうと、もはやオープンイヤー型のイヤホンを手放すことができなくなること間違いなしだ。

従来モデル以上に高音質かつ迫力のあるサウンドを楽しめる

Spotifyの音楽再生画面

本製品は通常価格17,800円(税込)と比較的高めのモデルであるが、その価格に見合うだけの音質を実現している。

中~高音域に関しては、AirPodsなどのハイエンドモデルと比べても遜色ないほど、実にクリアなサウンドを実現できている。特にボーカル音の響きが良く、生歌に近い印象を受ける。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。

そして「DLC振動版 デュアルマグネティックドライバー」を内蔵することで、従来モデル以上に迫力と重厚感のある低音を実現。オープンイヤーモデルとは思えないほど響く、満足度の高い低音体験を楽しむことができた。

▼EDMなど低音をズンズン響かせる楽曲においても、十分に迫力のあるサウンドを楽しむことができた。

実際にイヤホンを装着した様子-後ろ左耳側視点

個人的には、いままで試してきたオープンイヤー型イヤホンの中で、最も優れた音質であると感じられた。筆者のメインイヤホンとして長く活躍してくれそうだ。

ただし、本製品はアクティブノイズキャンセリングに非対応であるため、外部ノイズの低減効果は期待できない点に注意したい。

音漏れはほとんど気にならない

1MOREの従来モデルと同様に、音漏れはほとんど気にならない

オープンイヤー型イヤホンの欠点として、インナーイヤー型イヤホンを比べて音が外部へ漏れやすいといった欠点が一般的に挙げられる。

しかし本製品ではボリュームを大きめに設定しても、一般的なインナーイヤー型と同等かそれ以下の音漏れが生じるのみであり、特段気になるレベルではなかった。

外出先や、周囲に人がたくさん居る公共交通機関のような場でも、安心して利用できるだろう。

同楽曲でも異なるサウンド体験を提供するEQプリセット

本製品にはプリセットEQ(イコライザー)が用意されており、公式アプリより切り替えが可能だ。

プリセットEQ(イコライザー)

プリセットEQでは、低音抑制や低音強調、ポップ、クラシックなど、視聴する音楽種別に最適なサウンド環境をワンタッチで実現できる。

選択するプリセットによって全く異なる傾向のサウンドを楽しむことが出来る。しかも微々たる違いではなく、同じ楽曲でも体験がガラリと変わるほど、各プリセットが差別化されていた。

音響にあまり詳しくない方にとって、イコライザーをイジるのは敷居が高いが、このようにプリセットがいくつも用意されているおかげで、音の変化を気軽に楽しめるのは便利な機能であると感じた。

快適な通話性能

本製品には計4基のマイクが内蔵されており、これ一台でハンズフリー通話を行うことが可能だ。

ENC(環境ノイズキャンセレーション)に対応しており、ノイズを低減した快適な通話を楽しめる。

実際にLINEやSkype通話時に利用してみたが、周囲のノイズをシャットアウトして使用者の声のみを明瞭に届けることができていた。

汗をかいたときの不快感が皆無

筆者は日課のランニングの時に、よく耳汗をかく。その汗が耳穴とイヤホンのスピーカー部との間に入り込み、音が聞こえづらくなるという不快な経験をよくした。

しかしオープンイヤー型イヤホンである『1MORE S70』の場合は、そもそも耳の穴を塞がずに音楽を聴くことができるため、汗に関わるストレスはほぼゼロになった。

耳穴が解放されているのに音楽を楽しめるという感覚は、一度体験すると病みつきになること間違いなしだ。

チタン合金フレームで構成されたイヤーフックは変形することなく、耳の形状に沿って、シッカリと固定してくれるため、激しい動きの場合でも耳に保持できる。

運動用イヤホンを探している方にも、うってつけのモデルだと言えるだろう。

ハンズフリーで様々な操作が可能

本製品では、両耳イヤホンの側面をタップすることで、様々な機能にアクセスできる。

イヤホンの側面をタップする様子

タッチした際の機能は、アプリより自由にカスタマイズできる。

▼タップ、ダブルタップに分けて、異なる機能を割り当てることが可能。

タッチ機能設定画面

▼曲送り/戻し、ボリューム調整、音楽再生/停止など、好みの機能を割り当てることができる。

タッチ機能一覧

これらの機能をうまく活用することで、より快適に本製品を活用できるだろう。

スムーズな利用が可能

実際に『1MORE S70』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。

まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。

そして使い終わった際は、チャージケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われる。

チャージケース充電の様子

この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。

ユーザービリティに考慮した設計が成されていると感じられた。

『1MORE Open Earbuds S70』のまとめ

1MORE Open Earbuds S70のアイコン画像

今回紹介した『1MORE Open Earbuds S70』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュなデザイン
  • 軽くて非常に快適な装着感
  • 耳穴を塞がないオープンイヤー型デザイン
  • IPX5等級の防水仕様
  • 高品質サウンド
  • 従来モデル以上に迫力のある低音を楽しめる
  • オープンイヤー型なのに音漏れが気にならない
  • 高品質マイクを内蔵
  • 非常に長持ちするバッテリー
  • ペアリングが簡単(スムーズ)
  • ゲームモード(低遅延モード)を搭載
  • マルチポイント接続をサポート
  • タッチ操作機能を自由にカスタマイズ可能

悪かった点

  • ワイヤレス充電に非対応

以上の通り、従来モデル以上に迫力のある高品質サウンドを楽しめる。非常に完成度の高いオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンとなっている。

1万円台のオープンイヤー型モデルの中でも音質が実に優れており、低音から高音まで満足度の高いサウンド体験が可能だ。オープンイヤーモデルとは思えないほど響く、満足度の高い低音体験を楽しむことができた。

個人的には、いままで試してきたオープンイヤー型イヤホンの中で、最も優れた音質であると感じられた。筆者のメインイヤホンとして長く活躍してくれそうだ。

バッテリー持続力も優れており、外出先でもケース携行で丸1日を超える長時間の連続利用が可能。ケースもコンパクトかつ軽量なサイズのため、携行性に優れている点もGOOD。

そして何より、耳穴を塞ぐことなく音楽を楽しめるこの便利さと快適さは、一度体験すると手放せなくなるだろう。5ATMの防水規格に対応しているほか、チタン合金フレームで構成されたイヤーフックのおかげで激しく動いてもズレ落ちにくいため、発汗を伴う激しい動きのスポーツで装着するにはうってつけだ。

一般的なオープンイヤー型モデルの欠点である音漏れに関しても克服できており、外出先でも音量を気にせず安心して利用できた。

また、内蔵マイクの品質も優れており、ハンズフリーでクリアかつ快適な通話が可能となっている。

1万台で品質の優れたオープンイヤー型イヤホンを探している方には、現時点で最もオススメしたいモデルの一つだ。

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最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

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