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イヤホン・スピーカー ガジェットレビュー

『1MORE Open Earbuds S31』レビュー、音漏れが気にならない、高音質・高コスパなオープンイヤー型イヤホン

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

イヤホンを数多く手掛ける1MORE(ワンモア)は、2024年6月26日より同ブランドの最新モデル『1MORE Open Earbuds S31』(以降、1MORE S31)の販売を開始した。Amazonおよび公式サイトにおける通常販売価格は8,980円(税込)だ。

耳穴を塞がないオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンであり、非常に快適な装着感を実現している。小型かつ軽量な筐体には、14.2mmダイナミックドライバーが内蔵されており、明瞭で力強いサウンドが楽しめる。

今回、開発元の「1MORE INTERNATIONAL LIMITED」様よりサンプルを提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

音漏れが気にならない、高音質・高コスパなオープンイヤー型イヤホン

今回紹介する1MORE S31は、高音質・高コスパなオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンだ。

1MORE Open Earbuds S31のアイコン画像

ブランド・メーカー 1MORE(ワンモア)
製品名 1MORE Open Earbuds S31
形式 耳掛け型(オープンイヤー)
‎ブラック、ホワイト
接続方式 無線(Bluetooth 5.3)
防水規格 IPX5
搭載ドライバー 14.2mm大口径ドライバー
インピーダンス 16Ω
Bluetoothプロトコル HFP / A2DP / AVRCP
搭載マイク 4基(AI搭載ENC対応)
充電 USB-C充電
バッテリー容量 ・イヤホン:60mAh
・ケース:600mAh
充電時間 ・イヤホン:約90分
・ケース:約120分
連続使用可能時間 ・イヤホン:約8時間
・イヤホン+ケース:約30時間
重量 ・イヤホン:約8.2g
・ケース:約63.6g
サイズ ・イヤホン:44.52×46.84×13.61mm
・ケース:84.52×62.3×27.81mm

耳穴を塞がないオープンイヤータイプのワイヤレスイヤホンであり、快適さとフィット感の完璧な融合を実現。圧倒的な快適性と、周囲の環境を把握できる認識性の高さを両立したモデルとなっている。Bluetooth5.3接続対応。

人間工学に基づいたデザインにより、一般的なイヤホンと比べてサイズを最大50%削減。軽量で耳への負担が抑えられ、長時間装着し続けても耳が痛くなりづらい。

▼耳穴を完全に塞がず、不快感が軽減され快適な装着感を実現。音漏れも最小限に抑えている。

快適な装着感

▼耳穴を塞がないオープンイヤー型モデルのため、外部の音を認識しつつ音楽を楽しめる。

オープンイヤー型イヤホンのメリット

イヤホン本体はタッチ操作に対応。イヤホン側面をタッチするだけで、様々な機能にアクセスできる。

タッチ操作対応

IPX5等級の防水性能に対応しており、スポーツ時に汗をかいても、雨が降っても、水しぶきがかかっても、壊れづらいタフネスな設計がなされている。

防水仕様

小型かつ軽量な筐体には、大型の14.2mmダイナミックドライバーが内蔵。方向性音響技術および最先端のDBBベース強化アルゴリズムを搭載しており、繊細かつダイナミックなサウンドを再現することに成功している。

イヤホン本体には計4基のマイクが内蔵。高度なノイズキャンセリングアルゴリズムを採用しており、周囲のノイズを自動的に除去し、騒がしい屋外環境でも、クリアな音声通話を楽しめる。

内蔵マイクの仕様

大容量バッテリーを内蔵しており、イヤホン単体で約8時間、充電ケースを使用すれば、最大30時間の再生が可能だ。

内蔵バッテリー仕様

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • チャージケース
  • イヤホン本体
  • ユーザーマニュアル

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応している。

ユーザーマニュアル

チャージケース

チャージケース本体の外観

製品には収納とイヤホンの充電器を兼ねたチャージケースが付属する。Type-Cケーブルによる有線充電に対応。ワイヤレス充電には対応していない。

▼手のひらに収まるほどのサイズ。

チャージケースを手のひらに載せている様子

▼チャージケースとイヤホンを合わせて約70gほどと非常に軽量。

チャージケースを指でつまむ様子-正面

▼コンパクトかつ薄型のため、ズボンのポケット等にも簡単に収まる。

チャージケースを指でつまむ様子-側面

▼抜群の携行性。

チャージケースをズボンのポケットに入れる様子

▼後部には充電用のType-Cポートが用意。

チャージケースのType-Cポート

イヤホン本体

ケースのフタを開けると、左右のイヤホンがスッポリ収まっている。

チャージケースのフタを開けた様子

イヤホンがチャージケース内に収まっている

▼チャージケース内部には、手動ペアリングやリセット用のファンクションボタンが用意されている。

ファンクションボタン

イヤホン本体

イヤホン本体をケースから取り出した様子

▼イヤホン本体はオーソドックスな耳掛けデザイン。

イヤホン本体の外観-正面

イヤホン本体の外観-背面

イヤホン本体の外観-背面右側

イヤホン本体の外観-背面左側

▼片耳約8.2gという軽さ。イヤホン側面にはタッチパネルが内蔵されている。

イヤホンを指でつまむ様子-正面

▼計4基のマイクも内蔵。

イヤホンを指でつまむ様子-側面

デバイスとの接続(ペアリング)方法

『1MORE S31』はBluetooth5.3によるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。

初回起動時は、イヤホンをケースに収納した状態でフタを開くだけで、ペアリングスタンバイ状態となる。

ペアリングスタンバイ状態

デバイス側で "1MORE Fit SE" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する。

ペアリング画面

これだけの手順で接続を完了できる。

次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになる。

接続中のイヤホン

Bluetooth接続設定画面

この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。

専用アプリのインストールを推奨

ちなみに、本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)が用意されており、デバイスにインストールしておくことで様々な調節を行うことが可能だ。

▼公式アプリ『1MORE』※本モデルから最新アプリでの管理が可能

1MORE

1MORE
開発元:1MORE Acoustic Technology(Shenzhen) Co., Ltd
無料
posted withアプリーチ

▼新アプリ「1MORE」では、複数デバイスの管理が可能となった。

▼アプリメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが可能。

アプリメイン画面

▼イヤホンタップ時に利用できる機能を自由にカスタマイズすることが出来る。

イヤホンタップ時に利用できる機能

▼様々な機能を設定可能。個人的には、タッチ操作自体をOFFにする選択肢も欲しかったところだ。

機能カスタマイズ

▼プリセットEQ(イコライザー)で、音質を自分好みに調節できる。

プリセットEQ設定画面

▼初めて使用するイヤホンの部品をなじませて音質を良くする「スマートバーンイン」機能も用意。

▼その他、ファームウェアのアップデートも可能だ。

利用可能機能一覧

アプリを利用して、柔軟な使い方が出来る点も本製品の魅力の1つだ。本製品を利用する際はアプリのインストールをオススメしたい。

非常に快適な装着感

実際にイヤホンを装着してみた。

ペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両耳にかけるカタチで装着する。

イヤホンを装着した様子

イヤホンは片耳8.2gほどしかなく、装着しても重さや不快感などは一切感じない。人間工学に基づいたデザインのおかげで、長時間装着し続けても耳が痛くなったり、疲れることは無かった。

一方でシッカリと耳に固定されるため、激しく動き回ってもズレ落ちることはない。IPX5等級の防水規格に対応していることもあり、激しい動きや発汗を伴う運動にもうってつけのイヤホンであると言える。

そして何より、耳穴を塞がず、耳の上に当てる感じで装着できるため、耳の閉塞感や圧迫感といった、インナーイヤー型で特有の不快感を感じることが一切なかった。

▼耳穴の上にイヤホンが軽く "当たる" 装着感のため、耳穴を完全に塞がず、装着した状態でも外部の声や音をシャットアウトしてしまうことはない。

耳穴が完全に塞がれない

この快適さを一度味わうと、もはやオープンイヤー型のイヤホンを手放すことができなくなるだろう。

迫力があり、解像度の高いサウンドを楽しめる

実際に本製品を使用して様々な楽曲を視聴してみたが、リーズナブルな価格に対して音質は実に良好で、1万円未満の比較的リーズナブルなオープンイヤー型イヤホンとは思えないほどのクオリティを実現出来ていると感じた。

中~高音域に関しては、AirPodsなどのハイエンドモデルと比べても遜色ないほど、実にクリアなサウンドを実現できている。特にボーカル音の響きが良く、生歌に近い印象を受ける。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。

音質を確認する様子

低音に関しても、大型ドライバーを搭載しているおかげで、そこそこ心地よい響きを聴かせてくれる。こちらもハイエンドモデルほどとは言えないものの、EDMなど低音をズンズン響かせる楽曲において、十分に迫力のあるサウンドを楽しむことができた。

そして驚いたのが、あまり音漏れが気にならないという点だ。オープンイヤー型イヤホンの欠点として、インナーイヤー型イヤホンを比べて音が外部へ漏れやすいといった欠点が一般的に挙げられる。しかし本製品ではボリュームを大きめに設定しても、一般的なインナーイヤー型と同等かそれ以下の音漏れが生じるのみであり、特段気になるレベルではなかった。外出先や周囲に人が居る環境でも安心して利用できるだろう。

また、本製品には4つのENCマイクが内蔵されており、これ一台でハンズフリー通話を行うことが可能だ。インテリジェントノイズキャンセリング機能を備えており、通話中の環境音(ノイズ)を高度に除去し、クリアで聞き取りやすい通話を楽しめるようになっている。

実際にLINEやSkype通話時に利用してみたが、周囲のノイズをシャットアウトして使用者の声のみを明瞭に届けることが出来ていた。

汗をかいたときの不快感が皆無

筆者は日課のランニングの時に、よく耳汗をかく。その汗が耳穴とイヤホンのスピーカー部との間に入り込み、音が聞こえづらくなるという不快な経験をよくした。

しかしオープンイヤー型イヤホンである『1MORE S31』の場合は、そもそも耳の穴を塞がずに音楽を聴くことができるため、汗に関わるストレスはほぼゼロになった。

耳穴が解放されているのに音楽を楽しめるという感覚は、一度体験すると病みつきになること間違いなしだ。

運動用イヤホンを探している方にも、うってつけのモデルだと言える。

ハンズフリーで様々な操作が可能

本製品では、両耳イヤホンの側面をタップすることで、様々な機能にアクセスできる。

イヤホンのタッチ機能を利用する様子

前述した通り、タップ時の機能はアプリで自由にカスタマイズ可能だ。

これらの機能をうまく活用することで、より快適に本製品を活用できるだろう。

取り回しが楽

実際に『1MORE S31』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。

まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。

そして使い終わった際は、チャージケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われる。

ペアリングスタンバイ状態

この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。ユーザービリティに優れた設計が成されていると感じられた。

長持ちするバッテリー

このサイズにしては、本製品の充電は比較的長持ちする部類だ。

イヤホン本体で約8時間、チャージケースを併用することで約38時間の使用が可能になり、外出先に2,3日持って行っても平気で充電が持続する。

実際に1週間ほど試用してみたが、1日に3~4時間程度使用する分には、1週間で1, 2回ほど充電を行うだけで事足りた。

いちいち充電する手間を省くことが出来る点も嬉しい。

ただ、個人的にはワイヤレス充電に対応してくれたらもっと嬉しかった

『1MORE Open Earbuds S31』のまとめ

1MORE Open Earbuds S31のアイコン画像

今回紹介した『1MORE Open Earbuds S31』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュなデザイン
  • 軽くて非常に快適な装着感
  • 耳穴を塞がないオープンイヤー型デザイン
  • IPX5等級の優れた防水性能
  • 高品質サウンド
  • オープンイヤー型なのに音漏れが気にならない
  • 長持ちするバッテリー
  • ペアリングが簡単(スムーズ)
  • アプリでタッチ操作を自由にカスタマイズ可能
  • 比較的リーズナブルな価格

悪かった点

  • 激しい動きを伴う運動の際は、イヤホンが外れてしまうかもしれない
  • ワイヤレス充電に非対応

以上の通り、リーズナブルな価格に対して、非常に完成度の高いオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンとなっている。

この価格帯のオープンイヤー型モデルの中でも音質が実に優れており、低~高音域で満足度の高いサウンド体験が可能だ。今まで数多くの有線・無線タイプのイヤホンを試用してきたが、この価格帯でこれほどの音質を実現できているワイヤレスイヤホンは他に類を見ないレベルだと感じた。

バッテリー持続力も優れており、外出先でもケース携行で長時間の連続利用が可能。ケースもコンパクトかつ軽量なサイズのため、携行性に優れている点もGOOD。

そして何より、耳穴を塞ぐことなく音楽を楽しめるこの便利さと快適さは、一度体験すると手放せなくなるだろう。5ATMの防水規格に対応しているほか、激しく動いてもズレ落ちにくいため、発汗を伴う激しいスポーツの際に装着するにはうってつけだ。

一般的なオープンイヤー型モデルの欠点である音漏れに関してもかなり克服できており、外出先でも音量を気にせず安心して利用できた。

1万円未満の価格帯で、品質の優れたオープンイヤー型イヤホンを探している方には、是非オススメしたい一品だ。

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最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

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