イヤホンを数多く手掛ける1MORE(ワンモア)は、2024年4月10日(水)より同ブランドの最新モデル『1MORE Sleeping Earbuds Z30』(以降、1MORE Z30)を販売している。Amazonおよび公式サイトにおける通常販売価格は10,800円(税込)だ。
睡眠時に使用可能な "睡眠用イヤホン"(通称:寝ホン)としてリリースされたモデルであり、旧機種の「1MORE ComfoBudsZ」と「1MORE ComfoBuds Mini」と同様の超小型サイズを実現しつつ、バッテリー持続時間を2倍以上に改良した最新モデルとなっている。
今回、提携先よりサンプルを提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
【Amazon割引クーポンコード】
- Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CZRCTSJM
- 割引クーポンコード:1MOREZ30N5
- 割引率:10%OFF(1,080円OFF)
- 有効期限:2025年1月22日(水)~ 2025年2月28日(金)
ブランド・メーカー | 1MORE(ワンモア) |
製品名 | 1MORE Sleeping Earbuds Z30 |
形式 | インイヤー型 |
対応機種 | Android10以上、iOS13以上 |
対応アプリ | 1MORE MUSIC |
色 | ホワイト |
イヤーピース材質 | 抗菌シリコン製 |
イヤーピースサイズ | ・XS:直径10mm, 高さ6.8mm ・S:直径11mm, 高さ6.9mm ・M:直径12mm, 高さ7.0mm ・L:直径13mm, 高さ7.1mm |
接続方式 | Bluetooth 5.3 |
動作温度 | 0℃ ~ 45℃ |
ノイズキャンセリング | パッシブノイズキャンセリング |
ノイズキャンセリング強度 | -24dB |
Bluetoothプロファイル | A2DP / AVRCP |
コーデック | AAC |
タッチ操作 | 非対応 |
搭載マイク | なし |
充電 | USB Type-C |
バッテリー容量 | ・イヤホン(片耳):35mAh ・充電ケース:410mAh |
充電時間 | ・イヤホン:約85分 ・充電ケース:約80分 |
連続使用可能時間 | ・ヒーリングモード(イヤホン単体):約8時間 ・音楽モード(イヤホン単体):約6時間 ・ヒーリングモード(イヤホン+ケース単体):約32時間 ・音楽モード(イヤホン+ケース単体):約24時間 |
サイズ | ・イヤホン:24×9.2×14.2mm ・充電ケース:60×30×38.5mm |
重量 | ・イヤホン(片耳):約2.7g ・充電ケース(イヤホン別):約34g ・総重量:約39.4g |
24×9.2×14.2mm、片耳約2.7gという非常に軽量かつコンパクトなサイズとなっており、横向きに寝る場合でも圧迫感のない快適な装着感を実現している。
▼抗菌イヤーチップを採用しているため衛生面でも安心。計4つのサイズが同梱されており、最適な大きさのチップを使用できる。
1MORE Z30は、最大-24dBのパッシブノイズキャンセリングに対応しており、睡眠の妨げになる騒音(ノイズ)を強力にシャットアウトすることで、快適な睡眠を実現できる。
▼抜群のフィット感。
1MORE Z30は、スマホ等のデバイスと連携して好みの楽曲を再生できる「音楽モード」と、1MORE MUSICアプリ内のヒーリングミュージックを再生できる「ヒーリングモード」を選択できる。睡眠時だけでなく、一般的なワイヤレスイヤホンと同様の利用方法も可能だ。
▼AACコーデック対応により、高解像度の音楽再生が可能。
旧機種の「1MORE ComfoBudsZ」では、イヤホン単体の連続再生時間は2.5~3.5時間であった。一方で 1MORE Z30はバッテリーの改良を重ねることで、イヤホン単体の再生時間を旧機種の2倍以上である6~8時間まで引き上げることに成功。眠れない夜でも一晩中音楽を聴くことが可能となった。
▼ヒーリングモード(イヤホン+ケース単体)では最大32時間もの連続使用が可能。
そして公式アプリを利用することで、リスニングモードの切り替えや、ファームウェアアップデート等の機能も利用できる。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- チャージケース
- イヤホン(左右)
- 交換用イヤーピース(XS/S/M/L)
- ユーザーマニュアル
- 専用ポーチ
- USB Type-Cケーブル
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。
▼専用ポーチが付属。チャージケースやケーブル類一式を収納してコンパクトに持ち運べる。
チャージケース
パッケージには、収納とイヤホンの充電器を兼ねたチャージケースが付属する。Type-Cケーブルによる有線充電に対応。ワイヤレス充電には対応していない。
▼チャージケースの外観。白一色の丸みを帯びたフォルム。
▼チャージケースは60×30×38.5mmと手のひらに収まるほどコンパクトなサイズ。ケース&イヤホン込みの総重量は約39.4gと非常に軽量。
▼厚みは38.5mmと非常に薄く、ズボンのポケット等にも支障なく入る。
▼背面には充電用のType-Cポートが用意。
▼携行性に優れたデザイン。
▼ケースのフタを開けた様子。
▼ケースには左右のイヤホンがスッポリと収まっているほか、中央にはペアリング等に使用するペアリングボタンが用意。
イヤホン本体
▼イヤホン本体はシンプルなインイヤー型。
▼24×9.2×14.2mm、片耳約2.7gの、非常に軽量かつコンパクトなデザイン。注意しないと紛失してしまうほど小さい。
▼直径23.5mmの10円玉とほぼ同じサイズ。
▼イヤホン本体にはマイクは内蔵されておらず、タッチ操作にも非対応となってる。
無駄のない、シンプルかつスタイリッシュなデザインとなっている。
(オマケ)AirPods Proとの比較
▼本製品(画像左)とAirPods Pro(画像右)を並べた様子。
▼本製品(画像左)とAirPods Pro(画像右)。AirPods Proよりも圧倒的に小さいサイズ感。
AirPodsなどの一般的なワイヤレスイヤホンよりも、はるかに小型かつ軽量で自然な装着感を実現している。
デバイスとの接続(ペアリング)方法
『1MOREZ30』はBluetooth5.3によるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。
初回起動時は、イヤホンをケースに収納した状態でフタを開くだけで、ペアリングスタンバイ状態となる。
デバイス側で "1MORE S70" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する。
これだけの手順で接続を完了できる。
次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。
専用アプリのインストールを推奨
ちなみに、本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)が用意されており、デバイスにインストールしておくことでヒーリングミュージックを再生できるほか、様々な調節を行うことが可能だ。
▼公式アプリ『1MORE MUSIC』
スマホにイヤホンを接続した後、アプリを起動すると接続中のデバイスが自動で認識される。
▼アプリのメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態を確認したり、視聴モードの切り替えが可能。
▼スマホ等のデバイスと連携して好みの楽曲を再生できる「音楽モード」と、1MORE MUSICアプリ内のヒーリングミュージックを再生できる「ヒーリングモード」を選択できる。
その他、ファームウェアのアップデートも可能だ。
本製品の使用を開始する際には、かならずアプリをインストールしておこう。
着けたまま眠れる、非常に快適な装着感
実際にイヤホンを装着してみた。
ペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、耳穴にはめるカタチで装着する。
装着感は非常に良好。イヤホンは耳穴にピタッとフィットし、耳穴を完全に塞ぐことで外音(ノイズ)を高度にシャットアウトしてくれる。
▼耳栓を着けているかのようなパッシブノイズキャンセリングを実現。シッカリと耳に固定されるため、激しく動き回ってもズレ落ちることはない。
かといって不快な圧迫感があるワケではなく、耳栓のように "耳穴に詰める" 感じではなく、耳穴をカパッと塞ぐ感覚に近い。
イヤホンは片耳で約2.7gほどしかなく、装着しても重さや不快感などは一切感じない。
そして何より、イヤホン本体の厚みはわずか9.2mmほどのため、装着しても耳から大きくはみ出ることはない。このおかげで、着けたまま横になって寝ても、イヤホンが圧迫されて耳穴に不快感や痛みを感じることがほとんどない。
▼耳穴にシッカリと固定されるため、寝返りをうってもイヤホンが外れてしまうことはなかった。
個人的に、筆者がこれまでに試用してきたインイヤー型ワイヤレスイヤホンの中でも、最も自然かつ快適な装着感を実現しているモデルだと感じられた。
イヤホンを着けただけでも-24dBのノイズキャンセリング効果が得られるため、ヒーリングミュージックを流さずとも、高機能な耳栓代わりとして十分に機能してくれるだろう。
アプリからヒーリングミュージックを再生可能
本製品では、公式アプリ上に用意されているヒーリングミュージックを再生できる。
▼再生画面。テーマに応じたバックグラウンド映像が再生される。
ヒーリングミュージックのボリューム(音量)操作はデバイスから独立しており、再生画面上で細かく調整できる。
ヒーリングミュージックには「Summer Rain(夏の雨)」「Midium Fire(中火)」「Drizzle(霧雨)」「Tunderstorm(雷雨)」「Breeze(風)」「Spring Water(湧き水)」などが用意されており、バリエーション豊かなアンビエントノイズを楽しめる。
▼イヤホン内にプリインストール済みのサウンドリストを削除することで、計30種類のヒーリングミュージックから好みのものを新たにインストールすることが可能。
これらのアンビエントノイズは心地よい環境音を提供し、ホワイトノイズと同様にリラクゼーションや集中力向上の効果を期待できる。
実際にすべてのヒーリングミュージックを聴いてみたが、いずれも異なるシチュエーションを再現した環境音が収録されており、その時々の気分や好みに応じて、柔軟に聴き分けることが可能となっている。
そしていずれも優しいサウンドとなっており、集中力を遮ったり、不快感を覚えるような音は一切なかった。
▼個人的には「Summer Rain(夏の雨)」がお気に入り。
なお、オフタイマー機能も用意されている。
作業に集中したい場合や、睡眠時にリラックスしたい場合など、幅広いシーンで活躍してくれるヒーリングミュージックとなっている。
通常の音楽再生も満足度が高い
もちろん、本製品を通常の音楽再生用イヤホンとして使用することも可能だ。
中~高音域に関しては、実にクリアで高解像度のサウンドを実現できている。特にボーカル音の響きが良く、生歌に近い印象を受ける。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。
ただし超小型サイズの弊害か、低音は弱い。
同価格帯(1万円前後)の他のワイヤレスイヤホンと比べると低音表現は劣るものの、中~高音域に関しては十分に満足度の高い視聴体験が可能であった。
メインは "寝ホン" として使用しつつ、普通の音楽を楽しみたい場合にも対応できるモデルとなっている。
なお、ある程度音量を上げた場合でも、音漏れはほとんど気にならなかった。
スムーズな利用が可能
実際に『1MORE Z30』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。
まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。
そして使い終わった際は、チャージケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われる。
この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。
ユーザービリティに考慮した設計が成されていると感じられた。
長持ちするバッテリー
本製品は、イヤホン単体のスタンドアローン状態で最大8時間ものあいだ利用でき、平均的な睡眠時間であれば、寝ている間は常にヒーリングミュージックを流し続けることが可能だ。
そしてケースを含めると最大32時間もの連続使用が可能となる。外出先に持参しても4~5日間はバッテリーが持続するだろう。
旧機種の「1MORE ComfoBudsZ」では、イヤホン単体の連続再生時間は2.5~3.5時間であったため、それに比べるとはるかに実用性が向上していると言える。
『1MORE Sleeping Earbuds Z30』のまとめ
今回紹介した『1MORE Sleeping Earbuds Z30』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 非常にコンパクトかつ軽量なデザイン
- 充実のパッケージ内容
- 携行性に優れたチャージケース
- 優れた装着感
- 着けたまま安眠できる
- アプリからヒーリングミュージックを再生可能
- 長持ちするバッテリー
悪かった点
- ケースがワイヤレス充電に非対応
- 音質自体は同価格帯の他イヤホンにやや劣る
以上の通り、寝ながら快適にヒーリングミュージックを楽しめる、超小型&軽量なワイヤレスイヤホンとなっている。
装着感は非常に良好。イヤホンは耳穴にピタッとフィットし、耳穴を完全に塞ぐことで外音(ノイズ)を高度にシャットアウトしてくれる。シッカリと耳に固定されるため、寝返りをうってもイヤホンが外れてしまうことはなかった。
そしてイヤホン本体の厚みはわずか9.2mmほどのため、装着しても耳から大きくはみ出ることはない。このおかげで、着けたまま横になって寝ても、イヤホンが圧迫されて耳穴に不快感や痛みを感じることがほとんどない。
個人的に、筆者がこれまでに試用してきたインイヤー型ワイヤレスイヤホンの中でも、最も自然かつ快適な装着感を実現しているモデルだと感じられた。
そしてアプリには、作業に集中したい場合や、睡眠時にリラックスしたい場合など、幅広いシーンで活躍してくれるヒーリングミュージックが用意されている。音質自体は同価格帯の他モデルと比べるとやや劣るが、メインは "寝ホン" として使用しつつ、普通の音楽を楽しみたい場合にも対応できるモデルとなっている。
旧機種の「1MORE ComfoBudsZ」では、イヤホン単体の連続再生時間は2.5~3.5時間であったが、本製品は2倍以上の最大8時間ものあいだ利用できる。平均的な睡眠時間であれば、寝ている間は常にヒーリングミュージックを流し続けることが可能だ。
寝ながらイヤホンで音楽を聴きたい人、耳栓代わりのイヤホンを探している方にとって、まさにうってつけのモデルだと言える。
睡眠用イヤホン(寝ホン)を求めている方にとって、本製品は間違いなく選択肢の一つに入れても良いだろう。
【Amazon割引クーポンコード】
- Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0CZRCTSJM
- 割引クーポンコード:1MOREZ30N5
- 割引率:10%OFF(1,080円OFF)
- 有効期限:2025年1月22日(水)~ 2025年2月28日(金)
▼こちらの記事もオススメ
-
『1MORE Open Earbuds S70』レビュー、過去最高レベルの音質を実現した、オープンイヤー型イヤホン
イヤホンを数多く手掛ける1MORE(ワンモア)は、2024年10月31日(木)より同ブランドの最新モデル『1MORE Open Earbuds S70』(以降、1MORE S70)の販売を開始した。A ...
続きを見る
-
『1MORE Open Earbuds S51』レビュー、約40時間も持続する高音質オープンイヤー型ワイヤレスイヤホン
イヤホンを数多く手掛ける1MORE(ワンモア)は、2024年10月1日より同ブランドの最新モデル『1MORE Open Earbuds S51』(以降、1MORE S51)の販売を開始した。Amazo ...
続きを見る