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『motorola edge X30』レビュー | Snapdragon 8 Gen1搭載のハイエンドスマートフォン

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく紹介していきます!

最近では10万円を超える高価なモデルよりも、4~5万円前後で購入できる格安スマホが台頭しつつある。

以前までは、格安スマホは性能が低すぎて使い物にならないと感じていた方が多いだろう。しかし昨今の格安スマホは、ハイエンドモデルに負けず劣らずの性能を発揮するものが少なくない。

今回紹介するmotorola edge X30も、高コスパかつ高性能なスマートフォンの1つだ。

▼2021年12月より販売開始されたハイエンドモデル。

約100万点のAnTuTuベンチマークスコアを記録するハイエンドモデル

今回紹介する『motorola edge X30』は、最新iPhone等のハイエンドモデルに匹敵する性能を実現しつつ、比較的リーズナブルな価格の高コスパAndroidスマートフォンである。

現時点(記事執筆時点)で中国のみの販売となっており、グローバル版の発表はない。各モデルごとの価格は以下の通りだ。

  • 8GB+128GBモデル:2,999人民元(約5.4万円)
  • 8GB+256GBモデル:3,199人民元(約5.7万円)
  • 12GB+256GBモデル:3,399人民元(約6.1万円)

Lenovo公式サイトで見る

ブランド motorola
型名 edge X30
ディスプレイサイズ 6.8インチ
解像度 2400×1080(FHD+)
リフレッシュレート 最高144Hz
OS Android 12
CPU Snapdragon 8 Gen1
RAM 8/12GB
ストレージ 128/256GB
SIMカード 対応
マイクロSDカード 非対応
通信規格 Bluetooth
Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac/ax
5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28/n38/n41/n78
4G:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B34/B38/B39/B40/B41
3G:B1/B2/B5/B8
2G:B2/B3/B5/B8
搭載カメラ フロント:60MP
リア:50MP(標準 OV50A40 F1.88 OIS)+ 50MP(114°広角 S5KJN1SQ03 F2.2)+ 2MP(深度)
本体サイズ 75.95(W)×163.56(H)×8.49(D) mm
本体重量 194g

Amazonで探す

OSはAndroid 12を搭載。CPUには2021年11月に発表された『Snapdragon 8 Gen1』を採用しており、大抵の作業を快適にこなすことのできる強力なパフォーマンスを発揮する。

▼8GB/12GB RAMの2モデルを用意。

6.8インチのディスプレイは2400×1080(FHD+)解像度、および最高144Hzの高リフレッシュレートに対応。非常に美しく滑らかな映像を楽しむことが出来る。

ストレージは128GB/256GBの2モデルを用意。マイクロSDカードの挿入には非対応だ。

SIMカードの挿入に対応しており、Wi-Fi, Bluetoothに加えてLTE回線による通信(5G含む)を行うことが可能となっている。

前面には60MPのフロントカメラを、背面には50MPメインカメラ + 50MP広角カメラ + 2MP深度カメラを内蔵しており、自撮りから風景撮影まで鮮明な写真を撮ることが出来る。

▼高精細フロントカメラは、自撮りだけでなくウェブ会議やオンライン授業などの用途にも活躍できるだろう。

5,000mAhバッテリーを内蔵しており、最大68Wの急速充電にも対応。

▼ただしワイヤレス充電には非対応。

このように、性能的にもインターフェース構成的にも優れたスマホとなっている。

これだけのスペックを実現しつつ、5~6万円前後で購入できる点は驚きだ。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • スマホ本体
  • スマホケース
  • 説明書一式
  • USB Type-Cケーブル
  • 電源アダプタ
  • カードスロット開閉用ピン

▼スマホの外観。スタイリッシュでシンプルなデザイン。

▼背面の様子。独特な光沢が見られ、若干の高級感もある。

▼本体サイズは75.95(W)×163.56(H)。iPhone XR(画像右)と比べて一回り大きい。

▼本体重量は約194グラムと軽く、持ち運びにも適している。

▼前面中央には60メガピクセルのフロントカメラを搭載。

▼背面の様子。

▼背面には50MPメインカメラ + 50MP広角カメラ + 2MP深度カメラのトリプルカメラを搭載。

▼厚みは8.49ミリと薄く、ポケットに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

続いて、インターフェースについて紹介していく。

▼本体右側面には、電源ボタン音量調節ボタンが搭載。電源ボタンは指紋認証機能にも対応している。

▼本体左側面には、好みのアプリをワンタッチで起動できるMy Keyが用意。

▼本体上部の様子。

▼本体下部には、カードスロットType-Cポートスピーカーが搭載。

▼付属のピンを利用してスロットを開き、SIMカードの挿入が可能。

このように、インターフェース自体はオーソドックスな構成だ。

デザインもスタイリッシュかつコンパクトであり、持ち運びの面でも問題は無い。

また、本製品には専用のケースが付属している。

▼実際に装着した様子

ケースの品質自体は中々良く、そのまま利用できるレベルだと感じた。

ただしケーブルの種類によっては底部のType-Cポートに挿入しづらくなってしまうため、必要に応じて自身の好みのケースを別途購入すると良いだろう。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)

スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...

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結果として、約99.3万点のスコアを記録することが出来た。

当サイトで今まで紹介したタブレット端末の中でも、70万点超えを記録した『Lenovo Xiaoxin Pad Pro 2021』を遥かに超える、100万点近いスコアを記録することができた。

間違いなくハイエンドスマホとして位置付けられる性能の高さであり、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも快適に遊ぶことが可能だろう。

一般的な用途でのみスマホを利用する方にとってはオーバースペックだが、ゲーミング目的などでパフォーマンスに決して妥協したくない方にはオススメだ。

FHD+・144Hzの美しく滑らかな映像

本機のディスプレイは2400×1080(FHD+)解像度、144Hzの高リフレッシュレートに対応しており、非常に美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。

▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることが出来る。

▼ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示されるため見やすい。ページスクロールもなめらかで心地よい。

▼ディスプレイの発色が良く、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。

▼120Hzの高リフレッシュレートで描画される映像は実に滑らかで、ストレスなく操作できる。

ゲーミングや映像視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。

ほぼ全ての作業を快適にこなせる

本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た

▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。

▼フルHD画質以上の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。

▼4Kなど高画質の美しい映像を、常にスムーズに視聴することが可能。

▼アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能だ。

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴といった一般的なスマホ用途に関しては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。

品質の高いスピーカー

本機下部のスピーカー品質について確認してみた。

実際にいくつか音楽を再生してみたが、音質は良く、中~高音域に関しては実にクリアなサウンドを楽しむことが出来た。

低音に関してはそこまで響かないものの、スピーカー1基に対して音圧がそこそこ強い。

この価格帯のスマホとしては、十分に品質の高いサウンドを実現できていると感じた。

実用性の高いフロント・リアカメラ

また、本機に搭載されていカメラについても確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

フロントカメラに関して、画質は概ね良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。

発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。

自撮りだけでなく、ウェブ会議やオンライン授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。

▼リア(背面)カメラで撮影した画像。

背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。

遠景から近景まで、クリアで発色の良い写真を撮影することができた。

ちなみに本製品には "ナイトビジョン機能" が搭載されており、夜景の撮影も可能だ。

▼こちらは夜景撮影の様子。

明るい時間帯の撮影に比べて鮮明さは落ちるが、それでも格安スマホ搭載カメラとしては上々の品質を実現できていると言える。

ゲーミング性能の確認

最後に、本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『PUBG』プレイ時

まずは『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては、現時点の最高設定である『FHD』までを選択することが出来た。

▼フレーム設定も "ウルトラ" まで選択可能。

実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。

▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。

▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。

▼144Hzの高リフレッシュレートのおかげで、全体的に動きがとても滑らかに描画される

本気でスマホゲーを楽しみたいでも満足度の高い体験が可能だろう。

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

続いて『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。

▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。

▼処理の重くなりがちな森林バイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。

クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。

なお、画質改善MODである『影MOD』を導入した場合でも、快適に動作させることが出来た。

※影MODの導入方法はコチラのサイトを参照。

このように、影MODを始めとする多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作を実現することが出来る。

『原神』プレイ時

最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機ではスムーズにプレイすることが可能であった。

▼画質設定はデフォルト状態で "" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。

▼しかし画質設定を "最高" まで上げても、スムーズな動作が可能であった。

▼美しく滑らかな描画で原神を楽しめる。

▼激しく動いた場合でもカクつきや遅延を感じることはほとんどなかった。

『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。

以上の通り、ゲーミング用途にも活用できるほどのパフォーマンスを発揮するタブレットとなっている。

ゲームタイム機能でプレイ動画の録画も可能

ちなみに本製品は、"ゲームタイム" という独自の機能を搭載している。

▼ゲームプレイ中に表示されるアイコンをタップ。

▼するとメニューが表示され、ゲーム画面録画や画面クリッピングなど、様々な機能を利用できる。

ゲーム画面を記録しておきたい配信者の方々にとっても、便利な機能となっている。

『motorola edge X30』のまとめ

今回紹介した『motorola edge X30』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 約100万点近いAnTuTuスコアを記録する性能
  • スタイリッシュで薄型デザイン
  • 『原神』レベルのゲームアプリも快適動作
  • ナイトビジョン対応の高性能カメラ
  • 高音質スピーカー
  • 性能に対して比較的リーズナブルな価格

良かった点

  • 長時間の連続利用時に発熱が気になった
  • バッテリーの減りが早い

Amazonで探す

以上の通り、5~6万円前後という比較的リーズナブルな価格に対して、AnTuTuベンチマークテストで100万点近いスコアを記録した、高コストパフォーマンスなスマホとなっている。

動画視聴からウェブサイト閲覧まで、大抵の作業を快適にこなすことが出来る。また『原神』レベルの激重ゲームアプリでもスムーズに動作した。

そしてFHD+解像度・144Hz高リフレッシュレートのディスプレイで描画される映像は実に美しく滑らかであり、ゲーミングスマホとしても問題なく活躍できるだろう。

ただし、一般的な用途(ウェブサイト閲覧や動画視聴)のみを目的としてスマホを求めている方にとっては、明らかにオーバースペックである。そこまでハイエンドモデルが必要ない場合には、『POCO X3 GT』などのモデルをオススメしたい。

何はともあれ、同価格帯で出来るだけ高性能なスマホを探している方には、是非オススメしたいモデルだ。

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最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく紹介していきます!

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