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PC・モニター ガジェットレビュー

『Beelink U59』レビュー!4K出力でスムーズな動作を実現する高コスパ小型デスクトップPC

2022-01-11

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

新型コロナウイルスの影響により、自宅で仕事や授業を行う人々が増えてきた。

テレワークやリモートワークなどで作業を効率的に進めるためには、是非ともデスクトップPCを用意しておきたいところだ。

しかし大型のPCは自室のスペースをとってしまい、またコストも高いため、中々手が出しづらいと考えている方も多いのではないだろうか。

そこで今回は、リーズナブルな価格・省スペース性・実用的な性能の3点を満たしたオススメのミニPCBeelink U59について紹介したいと思う。

▼数多くのミニPCを開発・販売してきたBeelinkの、2021年12月最新モデルだ。

手のひらサイズで実用的な性能を発揮するミニデスクトップPC

今回紹介する『Beelink U59』は、手のひらサイズで持ち運びにも適したサイズ・軽さに対して、テレワークなどに活用できる実用的な性能を擁する、オススメの小型デスクトップだ。

なお今回のレビューでは、"N5095 8GB/256GB" のモデルを紹介する。

価格は3万円前後であり、記事執筆時に配布されているクーポンを利用することで、27,000円前後での購入が可能であった。

▼Windows 10 Pro 搭載

Beelink U59ミニPC Windows 10 Pro、8GB DDR4 256GB SSD for Intel 11thプロセッサ4C 4T最大2.9GHz、36WミニコンピュータHDMI×2 / typc 3.0 4K @ 60Hz 3出力ギガビットイーサネット2.4G / 5G Wi-Fi BT- 5.0
Beelink

ブランド Beelink
型名 U59
発売時期 2021年12月
OS Windows 10 Pro
CPU Intel Celeron N5095プロセッサー
RAM 8GB ‎DDR4 SDRAM
ストレージ 256GB SSD
対応通信規格 Wi-Fi, Bluetooth, 有線LAN
本体サイズ 124×111×42mm(幅×奥行き×高さ)
本体重量 ‎750 g

CPUには第11世代プロセッサーであるIntel Celeron N5095を、RAM(メモリ)は8GB DDR4 SDRAMを搭載しており、124×111×42mm、約750gという非常にコンパクトな筐体サイズに対して実用性の高いスペック構成となっている。

▼16GBのRAM(メモリ)モデルも販売されている。

小型な筐体サイズのため、付属の金具を用いてモニター裏に取り付けることで、省スペース化を実現することも可能だ。

‎OSはWindows10 Proを採用。グラフィック処理はオンボードだが、軽めのPCゲームであれば遊ぶことも出来るだろう。

ストレージ256GB ‎SSDを採用しており、大量のデータを保存できると同時に、起動や各種データ転送処理も高速でストレスを感じない。

▼ストレージは拡張可能。高速SSDで素早い読み込みを実現する。

そして筐体の前面・背面には充実したポート類が用意されており、幅広い用途に活用できる充実のインターフェース構成となっている。

▼多岐にわたるデバイスとの接続が可能。

▼背面のデュアルHDMIポートを活用することで、4K映像のマルチ出力を行うことも可能だ。

内部には高性能なファン&ヒートシンクが内蔵されており、長時間の連続使用時にも発熱が気にならない設計がなされている。

このように、手のひらサイズの筐体に対して、充実したインターフェースが詰め込まれた実用性の高い小型デスクトップPCとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • PC本体
  • 電源アダプタ
  • HDMIケーブル(短・長)
  • モニター裏取付け用ブラケット&ネジ

▼モニター裏などへ取り付けるための金具&ビス(ネジ)類が付属している。

▼電源アダプタ

従来のBeelinkの小型デスクトップPCは、コンパクトなPC本体のサイズに対して、電源アダプタのサイズが大きいという不満点が指摘されていた。

しかし本製品は、従来モデルと比べて電源アダプタのサイズが多少小さくなっている。

▼本製品『Beelink U59』のアダプタ

▼従来製品(Beelink SEI8)のアダプタ

これは中々嬉しい改善点であり、省スペース化・持ち運び性のいずれの面においても向上したと言えるだろう。

▼PC本体の外観。シンプルなデザインの一方で、若干の高級感も感じられる。

▼本体重量は約750グラムと非常に軽く、片手でも十分に掴み持てる。

▼カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないレベルだ。

▼厚みは4.2センチほど。デスク上に置いてもあまり邪魔にならない。

▼本体裏面。四隅にゴム製の滑り止めが施されているほか、モニター裏取り付け用のビス穴も空いている。

続いて本体インターフェースについて紹介していく。

▼本体正面。画像左側からUSB3.0×2USB Type-C×1イヤホンジャック電源ボタンが用意。

▼本体両側面には、吸排気用の穴が空いている。

▼背面の様子。画像左からLANポートUSB3.0×2HDMI×2電源ポートが用意。また、上部に廃熱口が空いている。

以上の通り、限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっている。

構成自体はBeelinkの従来モデルとほぼ同様であり、USBポートが計4つ用意されているほか、Type-Cポートも用意されているため、多くのデバイスを同時接続することが可能だ。

また背面に2つ用意されたHDMIポートを利用することで、デュアルモニター出力も可能となっている。LANケーブルによる有線接続が可能な点も嬉しい。

一般的なサイズのデスクトップと遜色ない利便性を実現していると言える。

4K解像度で快適なパフォーマンスを実現

本製品をいくつかの用途で使用して、実際にパフォーマンスを確認してみた。

▼電源ケーブル、HDMIケーブル、マウス&キーボードを接続した様子。この通り背面がコードだらけになって目立つため、見た目を気にする場合はモニター裏への取り付けを推奨する。

▼PC本体とマウスを並べた様子。あらためて筐体のコンパクトさが際立つ。

▼256GBモデルのストレージは、デフォルトの状態で237GB分が使用可能領域となっている。

▼デバイスの仕様表

▼4Kモニターに接続して、3840×2160(4K)解像度で本製品を使用してみた。

まずは実際にいくつかのウェブサイトを閲覧し、動作を確認した。

画像の多いサイトから、Javascriptを多用した処理の重いサイトまで閲覧してみたが、いずれの場合においても、快適に閲覧することが可能であった。

▼4K解像度でスムーズなウェブブラウジングが可能。高解像度で小さな文字も読みやすい。

▼ページスクロール時にも重くなることもなく、スムーズなウェブブラウジングが可能。

また、YouTubeやネットフリックスといったサイトにおいて動画を視聴してみた。

動画サイトにおいても、カクつくことなくスムーズに再生された。

ただし、動画の画質設定を最高(4K)まで上げると、流石に再生時に多少のカクつきや読込遅延が生じた

本機でスムーズな動画視聴を楽しみたい場合は、フルHD(1080p)画質あたりに抑えておくのが無難だろう。

また、エクセルやワードなど、Officeソフトを用いた作業を行ってみた。

作業用ソフトの動作も問題なく快適に行うことができており、スムーズな表計算・文字入力等が可能であった。

以上の通り、デスクトップPCとしての一般的な用途(ウェブサイト閲覧・動画視聴・作業用ソフト使用)は概ね快適にこなせるだけの性能だと確認できた。

動画サイトにおいて、画質を上げ過ぎると多少のカクつきが生じたものの、それ以外の用途であれば、4K解像度でもいたってスムーズに動作した。

リモートワークやオンライン授業用にPC購入を検討している方にも、十分に満足度の高いパフォーマンスを提供するだろう。

ゲーミング性能について確認

続いて、ゲーミング性能についても確認してみた。

今回は試しに『ファイナルファンタジー14』のベンチマークテストを実施した。

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 標準品質(デスクトップPC)
  • ウィンドウモード
  • DirectX 11

上記の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア1190点、評価は "設定変更が必要" であった。

さすがにFF14クラスの大規模MMOゲームを遊ぶには厳しいという結果だ。本機はあくまでオンボードグラフィックのPCであるため、3D処理性能にはそこまで期待しない方が良いだろう。

ちなみに、マインクラフト(Java版)などの軽めのタイトルであれば、ある程度スムーズ(30fps以上)に遊ぶことが出来た。

ゲーミングに適したPCであるとは言えないが、ブラウザゲームや軽めのPCゲーム程度であればプレイすること自体は可能だ。

優れた静音性と放熱機構

レビュー時には本製品を3~4時間ほど連続使用したが、PC本体からの動作音はいたって静かであり、耳を近づけると多少のファン回転音が聞こえる程度であった。

▼耳を近づけると、小さな "ブォーン" という排気音が聞こえる程度。

また、長時間稼働後の本体を触っても、ほとんど熱を感じることが無かった。

▼背面の排熱口を触れるとやや温かさを感じるが、気になるほどのレベルではない。

このように優れた静音性と排熱性能を実現しており、長時間の利用にも安心だろう。

『Beelink U59』のまとめ

今回紹介した『Beelink U59』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量な筐体
  • リーズナブルな価格
  • 充実したインターフェース
  • 大抵の作業を快適にこなせる
  • 長時間利用時にも熱を持ちづらい
  • 優れた静音性
  • 従来モデルよりも電源アダプタが小さい

悪かった点

  • 特に無し

以上の通り、3万円前後(割引クーポン適用で27,000円前後)というリーズナブルな価格に対して、実用的な性能を実現した高コストパフォーマンスな小型デスクトップPCとなっている。同価格帯のミニPCの中では、最も安定したモデルの1つではないだろうか。

筐体サイズはコンパクトかつ軽量であり、電源アダプタのサイズも従来モデルより控えめになったため、省スペース性能や持ち運び性の面でも向上を果たしている。

前後に充実したインターフェースを備えており、一般的なデスクトップPCと遜色ない利用方法が可能だ。

性能に関しても、さすがにゲーミングには向かないものの、ウェブサイト閲覧や動画視聴、作業用ソフトを利用した仕事などは十分快適にこなすことが出来る。

静音性と廃熱性にも優れており、長時間の利用にも安心だ。

個人的には、ここ数か月でBeelinkよりリリースされたモデルの中で、最も安定した製品の1つであると思う。

リーズナブルな価格で実用的なミニPCを探している方には、是非オススメしたい一品だ。

Beelink U59ミニPC Windows 10 Pro、8GB DDR4 256GB SSD for Intel 11thプロセッサ4C 4T最大2.9GHz、36WミニコンピュータHDMI×2 / typc 3.0 4K @ 60Hz 3出力ギガビットイーサネット2.4G / 5G Wi-Fi BT- 5.0
Beelink

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