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『eMeet C970L』レビュー | LEDリングライトで配信者を明るく照らし出す高コスパウェブカメラ

2022-01-20

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

当サイトでは以前の記事において、ノイズリダクションマイクを搭載した高性能ウェブカメラ『eMeet C970』を紹介した。

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同機種にはもう1つ、より上位のモデルが存在しており、そちらも大きな人気を博している。

その上位互換モデルがeMeet C970Lである。

▼LEDリングライトを搭載した、2022年1月最新モデル。

今回はこの『eMeet C970L』について、実際に使用した感想を元にレビューしていきたいと思う。

ライブストリーミング配信にもうってつけの最新ウェブカメラ

今回紹介する『eMeet C970L』は、基本的なスペック構成は下位モデルであるC970と同等だ。

しかし前面にLEDで構成されたリングライトを搭載しており、暗い部屋でも配信者の顔を明るく照らし出すことが可能となっている。

ブランド eMeet
型名 C970L
解像度 1920×1080(フルHD・1080p)
キャプチャ速度 60fps
有効画素数 200万画素
視野角 75度
接続方式 USBケーブル(有線)
ケーブル長 1.8m
内蔵マイク 高音質ノイズリダクションマイク×2
本体サイズ 135mm × 83mm × 65.5mm

最大1080p(1920×1080)のフルHD解像度、および60fpsのキャプチャ速度に対応したレンズを搭載。滑らかで美しい映像を映し出すことが出来る。

公式の無料ソフトウェアを用いてフィルター切替が可能。映像品質を自由にカスタマイズすることが出来る。

自動HD光補正自動フォーカス機能にも対応しており、常にクリアで見やすい映像を届けることが出来る。75度という広視野角レンズにより、多人数の参加するウェブ会議にも活用できるだろう。

▼カメラの前の人物を認識し、自動ピントを合わせることが可能。

2基の内蔵マイクはノイズリダレクション機能に対応。周囲の雑音をシャットアウトしつつ、ヒトの声のみをクリアに拾い上げることが可能だ。

▼周囲の環境音(ノイズ)をシャットアウトしつつ、ヒトの声のみを明瞭に届けることが出来る。

そして下位モデルであるC970との決定的な違いとして、前面にリング状のLEDライトが搭載されている点が挙げられる。

▼11個の白色LEDで構成されたリングライト。

このリングライトにより、暗い場所でもカメラ前の配信者の顔・表情を鮮明に映し出すことが可能だ。

▼タッチ操作によって出力を3段階のレベルで調光することも出来る。

そしてもちろんC970と同様に、カメラ部分を折りたたむことでカメラ・マイクの両機能をOFFにできるプライバシーモードも搭載されている。

このように高性能かメラ・マイクの2つの特長を併せ持っているため、これ1台であっという間に快適なオンライン通話環境を整えることが可能だ。

筐体自体も手のひらに載るほどのコンパクトさ&軽量さであり、プラグアンドプレイにも対応しているため、外出先への持ち運びにも適している。

価格は税込6,000円台であり、コストパフォーマンスに優れたウェブカメラであると言えるだろう。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • ウェブカメラ本体
  • 説明書

▼説明書は日本語にも対応している。

▼ウェブカメラの外観。非常にコンパクトかつ軽量であり、手のひらに載るほどのサイズだ。

▼左右両側にはノイズリダクションマイクが内蔵されている。

▼そしてカメラレンズを取り囲むカタチでリングライトが搭載されている。

▼真横から見た様子

▼カメラ部分を起こすことでカメラとマイクが利用可能となる。

▼真上から見た様子。

▼裏側からは1.8メートルのUSBケーブルが伸びている。

▼本体上部にはリングライトの調光用のタッチボタンが用意。

▼下部から見た様子。

▼下部には外付けスタンドを装着できるネジ穴が空いている。

▼別売スタンドを購入することで、モニター上以外の場所にも設置することが出来る。

▼スタンド部分は0~100度ほどの範囲で開閉可能。

このように、筐体自体はスタイリッシュかつコンパクトなデザインとなっている。

折り畳みも可能であり、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないサイズだ。

設置~利用開始までの手順

本製品の設置~利用開始までの手順はいたって簡単だ。

まずカメラ下部のスタンドを開き、モニター上部へ設置する。

▼実際に設置した様子。

▼スタンド部と本体下部のツメをモニター上部に引っ掛けるカタチで設置する。

安定性は良好であり、ちょっとの揺れやケーブルを引っ張ったくらいでズレ落ちることは無い。

そしてカメラ背面から伸びるUSBケーブルを、PC等のデバイスへ接続する。

本製品はプラグアンドプレイに対応しており、ドライバやソフトウェアをインストールする必要はなく、USB接続のみでセットアップが完了する。

▼接続後、自動的にセットアップが完了。

以上の手順だけで、カメラ&マイクの利用開始準備が整う。

▼大抵の会議・通話アプリとの互換性を擁している。

設置⇒USB接続の2ステップのみで利用を開始できるため、PC初心者の方でも全く問題なく扱うことが出来るだろう。

また、ドライバやソフトウェアのインストールが必要ないため、社用PCや外出先でのパブリックPCでの利用にも最適だ。

専用の無料ソフトウェア『eMeetLink』で各種調整が可能

eMeet社は、自社製品向けのフリーソフトウェアである『eMeetLink』を提供している。

本ソフトウェアを使用することで、『eMeet C970L』の解像度やフィルターなど、映像に関する各種パラメータを簡単に調節することができる。

※ウェブカメラの利用にあたり、インストールが必須のソフトではない

▼ソフトを起動すると、接続中のeMeetデバイスが表示される。

デバイスを選択すると、各種パラメータの調節を行うことが出来る。

▼現在のカメラ映像も表示され、映像の変化をリアルタイムで確認することが可能

▼解像度は最高1080p(フルHD)まで選択が可能。

▼フィルターの適用や輝度、コントラストなど各種パラメータを詳細に調節できる。

▼フィルターは初期設定、カスタマイズ、白黒、漫画の計4種類が用意。好みの映像プリセットを使用可能。

▼また、ソフトウェアの更新も行うことが出来る。

このように、詳細な設定項目の用意された無料ソフトとなっている。

特に解像度などは重要な設定なので、本ウェブカメラを最大限に活用したい場合は、是非インストールしておくことをオススメしたい。

高解像度かつ滑らかな映像を撮影可能

実際に『eMeet C970L』を使用して、Skype会議通話やLINE通話、Google Meets会議などを行ってみた。

1080p・60fpsに対応した本製品のカメラで映し出される映像は、高画質で滑らかな映像を映し出すことができていた。

▼発色も良好であり、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。人物の輪郭や表情はもちろん、背景の様子にいたるまで実にクリアに映し出されている。

75度の広角レンズに対して映像が変に魚眼レンズ的になることもなく、ナチュラルで見やすい映像が撮影できていた。

オートフォーカス機能も優秀で、どの位置・距離に移動しても自動でピントを合わせてくれるため、常にクリアな映像を撮影できていた。

▼60fpsのキャプチャ速度のおかげで、カメラ前で激しく動いても気になる残像や遅延の発生は見られなかった。

ウェブ会議やオンライン授業用カメラとして利用するには、十分な品質を実現できていると言える。

また、動画サイトにおける生配信やライブストリーミング配信用カメラとしても活躍できるだろう。

高品質ノイズリダクションマイク

本製品に搭載されているノイズリダクションマイクについても、優れた品質となっている。

小さな声や離れた場所の声でもクリアに届けることのできる高い集音性能を実現しており、相手とのオンライン会話でストレスを感じることはなかった。

ノイズリダクション機能のおかげで、空調音や外の環境音などが入ってくる環境で通話していても、相手側との会話に支障をきたすことはなかった。

流石に多人数の声を同時に拾う用途には対応していないが、1~2人の少人数で利用するには十分な性能となっている。

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個人情報を守るプライバシーモード

本製品の "プライバシーモード" は実に便利だ。

カメラ部分を15度以下に折りたたむだけで、カメラ・マイクの両機能を強制的にOFFの状態にできる

▼カメラは手で簡単に、上下の向きを調節できる。

▼カメラ部分を10度以下に折りたたむことで、カメラとマイクの機能がOFFになる。

これにより、マイクやカメラを切り忘れたせいでプライベートな情報が外部に漏れてしまうような事態を防止することが可能となる。

切り忘れを防止するためにイチイチUSBケーブルを抜くよりも、迅速かつ確実な方法と言えるだろう。

特に自宅でテレワークやオンライン授業、ライブストリーミング配信などを行っている場合は、途中で家族が入ってくる可能性もあるため、瞬時に対応できる同機能は実に便利であると言えるだろう。

暗所でも明るく照らし出すリングライト

最後に、本製品最大の特徴であるリングライトを使用してみた。

カメラ上部のタッチボタン(電球アイコン)を軽くタッチすると、カメラ前面のリングライトが点灯する。

点灯時の明るさ(出力)は、点灯する回数に応じて3段階に調光することが可能だ。

▼出力 ""

▼出力 ""

▼出力 "大(最高)"

11個のLEDライトで構成されたリングライトの点灯はかなり明るく、暗い部屋でもカメラの前の人物を鮮明に映し出すことが可能だ。

ただし、出力を最大にまで上げると、逆に眩しすぎて目を薄めてしまい、変な顔で配信を行うことになってしまうだろう。

そのため、リングライトを使用する際は、前述した外付けスタンドを利用して斜め方向から顔に向けるか、最低出力に調光して利用すると良いだろう。

『eMeet C970L』のまとめ

今回紹介した『eMeet C970L』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトかつ軽量なデザイン
  • 1080p・60fps対応カメラ
  • 高性能ノイズリダクションマイクを内蔵
  • 公式の無料ソフトで各種パラメータの調整が可能
  • 便利なプライバシーモード
  • リーズナブルな価格
  • 暗所でも利用できるLEDリングライトを搭載

悪かった点

  • 左右の向き調整は不可(外付けスタンドを利用する場合は別)
  • リングライトを最大出力にすると、逆に眩しすぎる

以上の通り、税込6,000円台とは思えないほど実用的なスペックを擁する、高コスパなウェブカメラとなっている。

高性能カメラ&マイクの両機能をこれ1台で利用でき、なおかつ持ち運びにも適したサイズのため、外出先で臨時のオンライン通話を行う場合にはとても便利だろう。

映像・マイクのいずれの品質も高いうえに、公式の無料ソフトを利用することで各種パラメータを細かく構成することが可能だ。

プライバシーモードのおかげで、外部に漏らしたくないプライベートな情報を、瞬時にシャットアウトできる点も嬉しい。

そして何より、LEDリングライトのおかげで、薄暗い部屋でも配信者の顔を鮮明に映し出すことが可能となっている。

ウェブ会議オンライン授業のみならず、ライブストリーミング配信を行う配信者にも是非オススメしたいモデルだ。

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