8.7インチAndroidタブレットrealme Pad Miniがフィリピンにて発表されました。
LTE対応の8.7インチ小型タブレット
realme Pad Miniは8.7インチ1340x800解像度のディスプレイを搭載したAndroidタブレットです。
10インチクラスのAndroidタブレットはXiaomi Pad 5など各社から発売されていますが、8インチクラスの新製品が大手メーカーから出るのはなかなか珍しいです。
読書モードやダークモードも利用できます。
10,000回のUSBポート抜き差し、5000回のイヤホンジャック抜き差しなど耐久テストもしっかり実施しているとアピールされています。
UFS 2.1ストレージ + microSDカード対応
残念ながら新興国向けの製品のため、UNISOC T616搭載でSoCの性能は控えめです。
メモリは3GB・4GB、ストレージは32GB・64GBが用意されているため、4GBメモリ版であればそこそこ使いやすそうです。
ストレージはUFS 2.1のため、eMMC搭載の激安タブレットよりはスムーズな読み書きができると思います。
microSDカードでの容量追加も可能で、最大1TBまで追加できます。
厚みは7.6mm、重さは372gに抑えられています。
18W急速充電対応のUSB Type-Cポート
6400mAhバッテリーを搭載しており、約15.8時間の映像再生が可能だそうです。
18Wでの急速充電に対応しているため、大容量バッテリーでも素早く充電できます。
ちゃんとUSB Type-Cポートを採用しています。
上下を気にしないといけないmicroUSBポートと違ってどの向きでも差し込みやすいですし、他のスマートフォンやノートPCとも同じケーブルを使い回しやすくなります。
LTEモバイルデータ通信対応
Wi-FiはもちろんLTEにも対応しており、
- GSM: 850/900/1800/1900MHz
- WCDMA: Bands 1/5/8
- FDD-LTE: B1/3/5/7/8/20/28
- TD-LTE: B38/40/41(2496MHz-2690MHz)
といったバンド構成です。
フロントカメラもあるので、ビデオ通話も問題なくできます。
また、realmeのスマホやスマートウォッチとの連携機能もあるそうです。
realme Pad Miniからスマートテレビへと画面をキャストすることもできます。
8MPリアカメラ搭載
背面カメラは8MPです。
風景写真には向きませんが、メモ撮影などには十分でしょう。
UNISOC T616はSnapdragon 835を下回る程度の性能を持っているとされているため、ちょっとしたウェブサイト閲覧やドキュメント操作など普段使いでは十分快適に利用できるでしょう。
6400mAhバッテリーで18W急速充電対応ですし、ローエンドタブレットとしては利便性にも優れており、ゲーム以外の用途で小型タブレットが欲しい方には良さそうです。
今のところフィリピン等でしか販売されていませんが、さらにグローバル展開が進むことに期待です。
フィリピンLazadaでは₱11,990、約2.9万円で販売されています。
AndroidタブレットはXiaomi、LenovoやOPPOをはじめ、vivoもvivo Padをリリースすることを発表するなど活気づいています。
8インチクラスのAndroidタブレットはなかなか見かけないものですが、今後realme Pad Miniに触発されて他メーカーからも同様の製品が投入される可能性もあります。
持ち運びやすい8インチクラスでミドルレンジ~ハイエンド性能のSoCを搭載したAndroidタブレットに登場してもらいたいものです。