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PC・モニター ガジェットレビュー

『NiPoGi ミニPC』レビュー | Radeon Vega 3搭載の高コスパモデル

2022-04-21

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

新型コロナウイルスの影響により、最近では自宅で仕事や授業を行う人々が増えてきた。

テレワークやリモートワークにおいて作業を効率的に進めるためには、性能の高いデスクトップPCを用意しておきたいところだ。

そこで今回は、コンパクトかつ軽量な手のひらサイズの筐体サイズに対して、幅広い用途に対応できる高性能ミニデスクトップPCNiPoGi ミニPCについて紹介したいと思う。

実用性の高い小型デスクトップPC

今回紹介する『NiPoGi ミニPC』は、14 x 14 x 4.8 cm、約600gという非常にコンパクトな筐体サイズにもかかわらず、AMD Athlon 300U搭載のパワフルなパフォーマンスを発揮する小型デスクトップPCだ。

記事執筆時点で以下の4モデルが販売されている。

  • 6GB RAM + 128GB eMMC
  • 8GB RAM + 128GB SSD
  • 8GB RAM + 256GB SSD
  • 16GB RAM + 256GB SSD

なお、今回のレビューでは8GB RAM + 128GB SSDモデルを使用している。

ミニpc 16GB DDR4 256GB SSD、Windows11 Pro 搭載 小型pc、AMD 300U up to 3.3GHz 高速 マイクロ デスクトップ パソコン 2画面同時出力可能 4K HD Radeon Vega 3 Graphics Mini PC ライトゲーム用 オフィス用 ホームシアター
NiPoGi

ブランド NiPoGi
モデル名 ‎NAM02-16-256-WIN11PRO
OS Windows 11 Pro
CPU AMD Athlon 300U(2コア、4スレッド、4Mキャッシュ、2.4GHz〜3.3GHz、12nmリソグラフィ技術)
グラフィック ‎‎AMD Radeon Vega 3 Graphics
RAM 6GB/8GB/16GB ‎DDR4 SDRAM
ストレージ 128GB/256GB SSD
対応通信規格 イーサネット(有線LAN)
デュアルバンドWi-Fi 2.4G+5G
Bluetooth4.2
本体サイズ ‎14 x 14 x 4.8 cm
本体重量 約600g

14 x 14 x 4.8 cm、約600gというコンパクトかつ軽量な筐体サイズとなっており、付属の金具を利用してモニター裏などへ取り付けたり、カバンに入れて外出先へ持ち運ぶ用途にも対応可能だ。

CPUにはAMD Athlon 300Uを採用。RAMを6GB/8GB/16GB(3モデル)を搭載するなど充実したスペック構成となっており、リモートワークやテレワーク仕事はもちろん、画像・動画編集やホームページ制作といったクリエイティブな用途にも適している。

グラフィック処理にはAMD Radeon Vega 3 Graphicsを用いており、筐体のHDMIポートおよびDP(ディスプレイポート)を併用することで、2画面同時出力も可能だ。

▼コンパクトな筐体に充実したインターフェースを搭載。幅広い用途で活躍する。

有線LANポートを備えるほか、Wi-Fi\, Bluetooth 4.2の通信規格にも対応。

このように、手のひらに載るほどコンパクトな筐体サイズに対して、通常のタワー型デスクトップPCにも劣らない実用的なミニデスクトップPCとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • PC本体
  • 電源アダプタ&ケーブル
  • HDMIケーブル
  • ユーザーマニュアル
  • マウント金具&ビス類

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応している。

▼付属のネジと金具を利用することで、モニター裏への取り付けが可能だ。

▼電源アダプタ&ケーブル

▼筐体サイズに対して、電源アダプタがやや大きめに感じるが、持ち運びにそこまで支障をきたすレベルではない。

▼PC本体の外観。黒を基調としたシンプルかつスタイリッシュなデザイン。

▼片手に収まるほどのコンパクトさ。

▼マウスと並べると、筐体のコンパクトさが際立つ。

▼‎14 x 14 x 4.8 cm、約600gの軽量かつコンパクトな筐体。片手でラクラク掴めるほど小さい。

▼厚みは4.8cmと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

▼背面の様子。左右端にはゴム製の滑り止めが施されている。

続いて本体インターフェースについて紹介していく。

▼本体正面。画像左側からオーディオジャック電源ボタンUSB Type-Cポートが用意。

▼側面には吸排気用の穴が空いている。

▼背面の様子。画像左から電源ポートDP(ディスプレイポート)HDMIポートUSB2.0×1USB3.0×3LANポートが用意。

以上の通り、限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっている。

USB3.0ポートが計3つ用意されているほか、USB2.0ポートおよびType-Cポートも用意されているため、多くのデバイスを同時接続することが可能だ。

ただ個人的には、正面にもUSB3.0ポートが2つほど欲しかったところだ。

なお、背面に用意されたHDMIポートおよびDP(ディスプレイポート)を利用することで、2画面同時出力も可能となっている。LANケーブルによる安定した有線接続が可能な点も嬉しい。

一般的なサイズのデスクトップと遜色ない利便性を実現していると言える。

ほとんどの作業を快適にこなせる性能

本製品をいくつかの用途で実際に使用して、パフォーマンスを確認してみた。

▼サイズが非常にコンパクトなため、デスク上に設置しても邪魔にならない。

▼今回のレビュー時にはウルトラワイドモニター(3440×1440:UWQHD解像度)に接続して利用した。

▼実際に接続した様子。

▼128GBモデルのストレージでは、デフォルトの状態で118GB分が使用可能領域となっている。

▼デバイスの仕様表

▼グラフィックスの仕様

まずは実際にいくつかのウェブサイトを閲覧し、動作を確認した。

画像の多いサイトから、Javascriptを多用した処理の重いサイトまで閲覧してみたが、いずれの場合においても、快適に閲覧することが可能であった。

▼ウルトラワイドモニター(UWQHD解像度)でスムーズなウェブブラウジングが可能。ページ読み込みからスクロールまでいたって快適だ。

また、YouTubeやネットフリックスといったサイトにおいて動画を視聴してみた。

動画サイトにおいても、カクつくことなくスムーズに再生された。高画質設定(4K)でもスムーズに動作を再生できる。

また、エクセルやワードなど、Officeソフトを用いた作業を行ってみた。

作業用ソフトの動作も問題なく快適に行うことができており、スムーズな表計算・文字入力等が可能であった。

▼同時に複数ウィンドウを開いた状態での作業も問題なし。

以上の通り、デスクトップPCとしての一般的な用途(ウェブサイト閲覧・動画視聴・作業用ソフト使用)は概ね快適にこなせるだけの性能だと確認できた。

リモートワークやオンライン授業用にPC購入を検討している方にも、十分に満足度の高いパフォーマンスを提供するだろう。

ゲーミング性能について確認

続いて、ゲーミング性能についても確認してみた。

FF14ベンチマークテスト

まずは『ファイナルファンタジー14』のベンチマークテストを実施してみた。

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 標準品質(デスクトップPC)
  • ウィンドウモード
  • DirectX 11

上記の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア1883点、評価は "設定変更が必要" であった。

標準品質でも快適とは程遠いパフォーマンスとなるだろう。さすがに本製品でFF14クラスのPCゲームをプレイするのはキツいと言える。

マインクラフト(PC・Java版)

続いてマインクラフト(PC・Java版)をプレイしてみた。

まずは軽量化MODなしのバニラ状態でワールドを作成。なお、1920×1080のウィンドウモードでプレイしている。

インストール後、そのままバニラ状態のワールドに入った場合、常時10fpsを下回っており、まともにプレイできる状態ではなかった。

続いて、軽量化MODの『Optifine』を導入して再度ワールドに入ってみる。

軽量化MODを導入した場合、常時30fps前後で比較的安定して遊ぶことができた

このようにゲーミングに適したモデルではないが、軽めのPCゲームであれば、品質設定を調節することで、そこそこスムーズに遊ぶことも可能だろう。

優れた放熱性能と静音性

レビュー時には本製品を3~4時間ほど連続使用したが、PC本体からの発熱はかなり抑えてられており、高負荷で連続利用した場合も背面からやや暖かい廃熱を感じる程度であった。

▼筐体自体はほどんど熱を持たない。背面からわずかに温かい熱を感じる程度だ。

また、PC本体からの動作音もいたって静かであり、耳を近づけると多少のファン回転音が "フォーン" とわずかに聞こえる程度であった。

優れた静音性と排熱性能を実現しており、長時間の利用にも安心だろう。

『NiPoGi ミニPC』のまとめ

今回紹介した『NiPoGi ミニPC』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • コンパクトで軽量な筐体サイズ
  • スタイリッシュなデザイン
  • 充実したインターフェース構成
  • AMD Athlon 300U搭載のパワフルな性能
  • 優れた静音性と放熱性能
  • 比較的リーズナブルな価格

悪かった点

  • 電源アダプタが大きめ
  • ゲーミングには適していない

以上の通り、手のひらサイズのコンパクトな筐体に対して、実用的な性能を発揮する小型デスクトップPCとなっている。

ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、作業用ソフトを用いた本格的なビジネス用途にも問題なく活用することが可能だ。

本体のインターフェースも充実しており、多くのデバイスを同時接続できるため実用的な構成であると言える。

ゲーミングは向いているとは言えないが、ある程度軽めのPCゲームであれば設定次第で遊ぶことも出来るだろう。

極力コンパクトなサイズで実用的な性能を擁するミニPCを求めている方には、ぜひオススメしたい一品だ。

ミニpc 16GB DDR4 256GB SSD、Windows11 Pro 搭載 小型pc、AMD 300U up to 3.3GHz 高速 マイクロ デスクトップ パソコン 2画面同時出力可能 4K HD Radeon Vega 3 Graphics Mini PC ライトゲーム用 オフィス用 ホームシアター
NiPoGi

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