最近では、外出先でも大きなモニターでニンテンドースイッチやプレイステーション5(PS5)、Xbox Series X(XSX|S)などの人気ゲーム機を楽しめるデバイスとして、モバイルモニター(モバイルディスプレイ)の需要が高まりつつある。
仕事用のサブモニターとしてモバイルモニターを探している方も多いだろう。
しかしモバイルモニターは非常に多くの種類が販売されており、どの製品を選べば良いのか迷ってしまうのではないだろうか。
そこで今回は、スピーカー内蔵・スタンド付属の自立型で、なおかつ価格もリーズナブルなオススメのモデル『kksmart 15.6インチ モバイルモニター』について紹介したいと思う。
自立型の高コスパモバイルモニター
今回紹介する『kksmart 15.6インチ モバイルモニター』(C-1)は、フルHD(1920×1080)解像度対応の15.6インチ型モバイルモニターだ。
ブランド | kksmart |
モデル名(型番) | C-1 |
ディスプレイサイズ | 15.6インチ, 16:9(非光沢IPSパネル) |
解像度 | 1920×1080(FHD) |
リフレッシュレート | 60Hz |
視野角 | 178度 |
輝度 | 350nits |
搭載ポート | USB Type-C×2 mini HMDI 3.5mmオーディオジャック |
スタンド | 180度調整スタンド |
スピーカー | デュアルスピーカー搭載 |
VESA穴 | 2個(深さ約5mm、規格m4、間隔約7cm) |
本体サイズ | 22.2cm×35.5cm×0.4~1.1cm |
本体重量 | 約690g |
『kksmart 15.6インチ モバイルモニター』では、非光沢IPSパネルにより表現される、美しいフルHD映像を楽しむことが出来る。
リフレッシュレートも60Hzに対応しており、最新ゲーム機のタイトルを滑らかな描画でプレイすることが可能だ。
▼付属のケーブルで接続も簡単。
▼DP ALT MODE対応のスマホ・タブレット端末であれば、Type-Cケーブル1本のみで映像伝送&給電を行うことが可能。
非常に薄型&軽量のデザインとなっており、専用の収納袋(ポーチ)も付属するため、外出先への持ち運びにも適している。
▼薄ベゼルデザインでスタイリッシュな外見。薄型でデスク上のスペースを取らないため、設置場所にも困らないだろう。
▼スリムなボディには充実したインターフェースが用意されており、ゲーム機からPC、スマホ、タブレット端末まで幅広いデバイスとの接続に対応する。
筐体内部には2基のスピーカー(デュアルスピーカー)を内蔵しており、本製品のみでサウンドも楽しめる。
そして背面には180度の可動域を擁するスタンドが一体化されており、スタンドアロンで設置することが可能となっている。
このように、扱いやすく汎用性にも優れた、おすすめのモバイルモニターである。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- モニター本体
- 電源アダプタ
- ユーザーガイド
- USB-C to USB-C ケーブル
- USB-A to USB-C ケーブル
- Mini HDMI ケーブル
- 収納袋
▼付属のケーブルが充実しており、モニター購入後すぐにデバイスと接続して利用開始することが可能だ。
そして本製品には専用の収納袋(ポーチ)が付属しており、モニター本体含め、これら付属品一式をすべて収納・持ち運ぶことが出来る。
▼収納袋(ポーチ)
▼衝撃に強いクッション。
▼ケーブル類の付属品を入れておけるポケットも用意。
▼収納・持ち運びの面で非常に便利な付属品だ。
▼モニター本体。ベゼルが非常に狭いため、コンパクトなサイズだ。
▼背面の様子。シッカリとした造りで安っぽさは感じられない。
▼本体重量は約690gと非常に軽く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
▼厚みは最も薄い部分で約4ミリほど。
▼底部にあたる部分にはゴム製の滑り止めが施されている。
▼背面には2基のスピーカー(デュアルスピーカー)が内蔵。
▼また、背面には180度の可動域を擁するスタンドが一体化している。
▼実際に設置した様子。
▼スタンドの強度は強く、少し力を加えたくらいで倒れることはない。
このように、スタンドアロンでデスク上への設置が可能な点は便利だ。
▼スタンドを手で掴んで移動させたり、壁の出っ張りに掛けて、簡易的な壁掛けモニターを実現することも可能。
そしてスタンドを展開すると、各ポート類が出現する
▼正面から見て左側面には、3.5mmオーディオジャック、操作ダイヤル、電源ボタンが用意。
▼正面から見て右側面には、Type-Cポート×2(給電・映像伝送対応)、mini HDMIポートが用意。
このように、スタイリッシュかつコンパクトな筐体に、必要なインターフェースがすべて詰め込まれた、洗練されたデザインとなっている。
色鮮やかで美しいフルHD映像を楽しめる
実際に本モニターを使用して、4K映像を視聴してみた。
なお、今回のレビュー時には『ニンテンドースイッチ(有機ELモデル)』を接続して使用した。
▼モバイルモニターへの給電用USBケーブルと、スイッチの映像伝送用USBケーブルを接続。
▼なお、付属のmini HDMIケーブルを使用してHDMI接続を行うことも、もちろん可能だ。
フルHD解像度対応のIPSパネルによって表現される映像は美しく、自然でカラフルな色合いを表現できていた。
▼色の濃淡表現のクオリティも高く、ゲーム内の雰囲気がよく伝わってくる。
▼細かな文字まで鮮明に描画される。
▼激しい動きのアクションゲームにおいても滑らかに表現され、映像の遅延や残像といった気になる点は無かった。
フルHD解像度のため流石に4Kモニターには敵わないが、それでも個人的には、かなり満足度の高い映像体験が可能であった。
特に色合いの表現は実に見事であり、同じフルHDモバイルモニターの中でもかなり上位のクオリティに達していると感じた。
▼実際の直撮り映像
映り込みは気にならない
本製品のディスプレイは非光沢IPSパネルを採用している。
そのため、画面への映り込みはほとんど気にならなかった。
▼人や光源の映り込みを気にする必要が無く、常に画面が見やすい。
立体感はないが良質なサウンド
上述した通り、本製品には背面左右に2機のスピーカー(デュアルスピーカー)が内蔵されている。
これらから出力されるサウンドの品質は高く、クリアで透き通るような音を楽しむことが出来た。
さすがに低音には弱いが、中~高音域に関しては十分に満足できる品質だろう。
ただし、音には立体感が欠ける。
そのため、例えばFPSゲームなどにおいて音で敵の方向を探る必要のある場合には、立ち回りが若干不利になってしまうかもしれない。
充実したオプション項目
本製品の側面に用意されているダイヤルボタンを押すことで、オプション画面を呼び出すことが出来る。
メニュー画面では明るさやコントラストなど、映像に関する一般的なパラメータの調節を行うことが出来る。
また、ブルーライトカット機能やFreeSync機能なども用意されており、ゲームや仕事など、ユーザーの用途に応じて映像品質を細かく調整することが可能だ。
以上のように、自分好みの映像を楽しめるように細かな設定項目が用意されている。
調節もダイヤルボタンでラクラク行えるため、操作に関してストレスに感じることはないだろう。
『kksmart 15.6インチ モバイルモニター』のまとめ
今回紹介した『kksmart 15.6インチ モバイルモニター』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 綺麗で色鮮やかなFHD映像
- コンパクトかつ軽量な筐体
- 充実した付属品
- 収納袋(ポーチ)が付属
- スタンド一体型
- 品質の良いデュアルスピーカー
- 充実したオプション項目
- リーズナブルな価格
悪かった点
- サウンドに立体感は無い
- mini HDMIポートが挿しづらい(幅が狭い)
以上のように、携行性・性能・価格の両面で非常に優れた、高いコスパなモバイルモニターとなっている。
フルHD・60Hz対応のディスプレイは滑らかで美しく、映像に遅延や残像なども見受けられず、激しい動きのアクションゲームも問題なく楽しめた。
デュアルスピーカーの品質も良く、ゲームから映画・アニメ視聴まで満足度の高い体験が可能だろう。
スタンド一体型デザインのため、スタンドアロンでデスク上へ設置できる点は便利だ。
そして豊富なケーブル類が付属するほか、専用のポーチも同梱されており、購入後すぐに幅広い用途で活用できる点が素晴らしい。
価格も比較的リーズナブルであり、全体的に完成度の高いモデルだと言える。
モバイルモニターの購入を検討している方には、是非オススメしたい一品だ。
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