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『Google Pixel 6』レビュー | ゲーミングも快適にこなせる高性能モデル

2022-06-07

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

2021年秋、GoogleはAndroid搭載スマホ「Pixel(ピクセル)」シリーズの最新モデルとして『Google pixel 6』および『Google pixel 6 Pro』の2機種を発売した。

デザイン・設計・開発・マーケティングのすべてを Google が担っており、Pixel 5 の後継機種としてリリースされたモデルだ。

2バージョンごとに性能や価格は異なっており、『Google pixel 6』は74,800 円から、『Google pixel 6 Pro』は116,600円から購入が可能となっている。

今回は『Google pixel 6』(8GB・128GB)モデルを提供していただいたので、今更ながら使い心地や性能などをレビューしていきたいと思う。

ブランド Google
モデル名 Google Pixel 6
OS Android 12
CPU Google Tensor · Titan M2™ セキュリティ コプロセッサ
RAM 8GB
ストレージ 128 GB / 256 GB UFS 3.1 ストレージ
ディスプレイサイズ 6.4インチ
解像度 FHD+(1080 x 2400)OLED
リフレッシュレート 最大 90 Hz
SIMカード デュアル SIM(ナノSIM x 1 & eSIM)対応
マイクロSDカード 非対応
対応通信規格 Wi-Fi 6(802.11ax)および 6E(6 GHz): MIMO
GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
NFC
Google Cast
Bluetooth
内蔵カメラ 前面:8 メガピクセル
背面:50 メガピクセル Octa PD Quad Bayer 広角カメラ + 12 メガピクセル ウルトラワイド カメラ + LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサー
バッテリー 4,614 mAh
本体サイズ 高さ 158.6 mm x 幅 74.8 mm x 奥行き 8.9 mm
本体重量 約207 g

『Google pixel 6』は、Android 12搭載の6.4インチ型スマートフォンだ。

ディスプレイ解像度は FHD+(1080×2400)、リフレッシュレートは最大90Hzに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能。

OSに最適化されたGoogle Tensor · Titan M2™ セキュリティ コプロセッサを内蔵しており、高速かつ効率的な動作を実現する。

RAMは8GB用意しており、複数作業の同時実行にも向いている。

ストレージは128GB/256GBの2モデルが用意。マイクロSDカードの挿入には対応していないので注意したい。

通信規格はBluetooth、Wi-Fiをはじめ、NFCやGoogle Castなどにも対応。

デュアルSIMカード(ナノSIM x 1 & eSIM)の挿入が可能であり、国内の主要バンドによる通信を行うことが出来る。

筐体前面には8 メガピクセルのフロントカメラを、背面には50 メガピクセル Octa PD Quad Bayer 広角カメラ + 12 メガピクセル ウルトラワイド カメラ + LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサーを搭載。旅行先での記念撮影はもちろん、オンライン授業やウェブ会議などの用途にも活用できるカメラ品質となっている。

そして本製品はワイヤレス急速充電に対応。わずかな時間でバッテリーを回復させることが出来る。また、バッテリーシェア機能を使うことで、他のワイヤレス充電に対応した機器への充電を行うことも可能となっている。

以上の通り、旧モデル(pixel 5)から一躍進化を果たした最新モデルだ。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物を全て取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • スマホ本体
  • USB Type-Cケーブル
  • クイックスイッチアダプター
  • クイックスタートガイド
  • カードスロット開閉用ピン

▼クイックスイッチアダプターが付属

▼クイックスタートガイドは日本語に対応している。

▼スマホの外観。6.4インチディスプレイを搭載したシンプルなデザイン

▼前面中央には8メガピクセルのフロントカメラを内蔵。

▼筐体背面の様子

▼背面上部には50 メガピクセル Octa PD Quad Bayer 広角カメラ + 12 メガピクセル ウルトラワイド カメラ + LDAF(レーザー検出オートフォーカス)センサーが内蔵。

▼本体重量は約207 gと非常に軽い。

▼手触りや素材感にも高級感がある。

▼背面は指紋や汚れが付着しづらい素材で造られている。

▼厚みは、最も薄い部分で8.9mm。

▼カメラ&センサー部分が突き出したデザインとなっている。

続いて、インターフェースについて紹介していく。

▼本体右側面。電源ボタン音量調節ボタンが搭載。

▼反対側(左側面)にはカードスロットが用意。

▼付属のピンを用いてスロットを開き、デュアルSIMの挿入が可能だ(マイクロSDカードには非対応)

▼本体上部の様子

▼本体下部の様子。2基のスピーカーとType-Cポートが搭載。

全体的に必要最低限のインターフェースのみが搭載された、シンプルでスタイリッシュな印象を受けるデザインとなっている。

ワイヤレス急速充電に対応

本製品はQi 規格対応のワイヤレス充電に対応しており、急速充電を行うことも可能だ。

▼マグネット吸着式ワイヤレス充電器を背面に吸着させることも出来る。

ワイヤレスで素早く充電できる点は非常に便利だ。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)

スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...

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結果として、約53万点のスコアを記録することが出来た。

スコア的にはミドルハイ級の性能と言えるだろう。ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも問題なく快適に遊ぶことのできる性能の高さだ。

仕事や動画視聴、ゲーミング用のスマホを探している方にもオススメできるモデルである。

それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。

FHD+・90Hzの美しく滑らかな描画

本機のディスプレイは 1080 x 2400(FHD+)解像度、最高90Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。

▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることが出来る。

▼ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。ページスクロールもなめらかで心地よい。

▼ディスプレイの発色が良く、ゲームや映画、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。

▼90Hzの高リフレッシュレートで描画される映像は実に滑らかで、ストレスなく操作できる。

ゲーミングや映像視聴をメイン目的にスマホの購入を検討している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。

大抵の作業を快適にこなせる性能

本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。

▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。

▼4K画質の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。

▼アニメから実写映画まで、満足度の高い映像体験が可能。

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴といった一般的なスマホ用途に関しては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。

サウンド品質は比較的良好

本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。

音質に関しては、可もなく不可もなくといったところだ。

中~高音域に関してはクリアに響き渡る一方で、低音はあまり響かず迫力に欠ける。

また、スピーカーが筐体下部に集中しているため、音に立体感がない。

それでも、普通に音楽や音声を楽しむ分には比較的良好な品質であると感じた。

実用性の高いカメラ

また、本機に搭載されていカメラについても確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

フロントカメラに関して、画質は概ね良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。

発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。

自撮りだけでなく、ウェブ会議やオンライン授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。

▼リア(背面)カメラで撮影した画像。

背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。快晴の日に撮影したこともあり、やや照り返しが明るすぎる印象はあるものの、発色も良好で、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。

遠景から近景まで、クリアで発色の良い写真を撮影することができている。

旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質だろう。

▼角度調節機能も搭載している。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。

▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。

処理の重くなりがちなバイオームでも、カクつきやフレームレート低下はほとんど感じられなかった。

クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能だ。

なお、画質改善MODである『影MOD』を導入した場合でも、快適に動作させることが出来た。

※影MODの導入方法はコチラのサイトを参照。

影MODを始めとする多くのアドオンを導入した状態でマルチサーバーに入っても、スムーズな動作を期待できるだろう。

『PUBG』プレイ時

続いて『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては『HDR』までを選択することが出来た。

実際に何試合か参加してみたが、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、快適なゲームプレイが可能であった。

▼木々のテクスチャから遠くの風景まで、クリアに描画される。

▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。

90Hzリフレッシュレートのおかげで描画も滑らかなため、満足度の高い体験が可能であった。

『原神』プレイ時

最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機ではスムーズにプレイすることが可能であった。

▼画質設定はデフォルト状態で "" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。

▼画質設定を "" に設定した場合、デバイス負荷は "非常に高い" となるが、ゲーム自体は比較的スムーズに遊ぶことが可能であった。

▼美しく滑らかな描画で原神を楽しめる。

▼激しく動いた場合でもカクつきや遅延を感じることはほとんどなかった。

『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。

以上の通り、ゲーミング用途にも活用できるほどのパフォーマンスを発揮するスマートフォンとなっている。

高負荷時の発熱が気になる

『Google Pixel 6』を利用していて一つ気になったのは、筐体の発熱だ。

普通に使用している際は問題ないが、高負荷使用時(複数アプリ同時実行、3Dゲームアプリ起動時など)において、筐体背面が激しく発熱し、パフォーマンスに影響を及ぼす。

▼持っていられないほどではないが、心配になるレベルの熱をもつ。

▼高負荷利用時、デバイスが高い熱をもち、パフォーマンスに顕著な影響を及ぼす。

せっかくの高スペック構成であるにもかかわらず、それ自体の熱でパフォーマンスが低下してしまうのは本末転倒ではないだろうか。

『Google Pixel 6』のまとめ

今回紹介した『Google Pixel 6』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 薄型かつ軽量な筐体サイズ
  • 高級感のある外観
  • 大抵の作業を快適にこなせる性能
  • ゲーミングアプリもスムーズにプレイ可能
  • 高画質カメラ
  • ワイヤレス急速充電に対応

悪かった点

  • 高負荷利用時に発熱が激しい

以上の通り、全体的にバランスの取れたスマートフォンとなっている。

FHD+解像度・90Hzリフレッシュレート対応ディスプレイにより、滑らかで美しい映像を楽しむことが出来る。また強力なパフォーマンスにより、ゲーミングを含め大抵の作業を快適にこなすことが可能だ。

映像視聴やゲーミング目的でスマホを探している方でも、満足度の高い体験が可能だろう。

カメラ性能も優れており、オンライン通話はもちろん、旅行時や記念撮影用カメラとしても十分に活用できる品質だ。

一方で、スマホ本体の発熱が気になった。持っていられないほどの熱を帯びるワケではないが、いかんせん発熱がパフォーマンスへダイレクトに影響するため、もう少しどうにかならなかったのか、というのが正直なところだ。

旧モデルより進化を果たした最新モデルではあるが、今後は発熱の問題を解決する必要があるだろう。

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