2022年6月上旬、中国のHUAWEI(ファーウェイ)より、人気のスマートウォッチ「HUAWEI Band」シリーズの最新作
「HUAWEI Band 7」がついに発売されました!
本製品は前作の大ヒット製品「Band6」より更なる進化を遂げたモデルとして世界中で大きな話題を呼んでいます!
今回、提携先より本製品を提供していただいたので実際に使用した感想をレビューしていきたいと思います。
本製品が気になっている方は是非ともご参考にしてください!
HUAWEI Band7の特長
ブランド | HUAWEI |
型名 | Band7 |
カラー | グラファイトブラック / ウィルダネスグリーン/フレイムレッド/ネビュラピンク |
バッテリー | 内蔵型 通常使用で14日間 |
専用アプリ | 有り |
対応OS | iOS9.0以上/Android6.0以上 |
ディスプレイ | 1.47インチAMOLED(有機EL)194 x 368ピクセル タッチスクリーン対応 |
材質 | 耐久性ポリマー |
本体サイズ | 26(W)x 44.35(H)x 9.99mm(D、最薄部) |
本体重量 | 約16 g(ベルトを含まず) / 30g(ベルト含) |
防水 | 5ATM防水 |
通信規格 | 2.4GHz,BT5.0,BLE |
動作環境 | 温度 -10℃~45℃ |
▼前作からカラーバリエーションが変更されています。
前回はブラック / グリーン/オレンジ/ピンクのカラーバリエーションでしたが、
今回はオレンジ→レッドとなっており既存色の色味も変更されています。とくにグリーンはだいぶ印象が違いますね!
▼ボディがさらに薄くなり、軽量化も実現
ボディの厚さはBand6から1mm減少し、9.99mmと10mmを切ってきました。また重さも18→16 gとさらに軽量化しています。
▼8,000種以上の豊富な文字盤デザインを取り揃えています。前作までの文字盤も含まれていますが、Band7用の新作文字盤も多数追加されています。
▼常時文字盤点灯機能「AOD(Always On Display)」機能がローエンドクラスのスマートウォッチにも関わらず追加されました!
▼毎日変化する月齢文字盤やカスタム可能な新機能待ち受け文字盤も追加されています。
▼ワークアウト機能はなんと最新ハイエンド機種の「HUAWEI GT Runner」同様の「HUAWEI TruSport」が採用されています。
▼バッテリーは、満充電で2週間もつ大容量仕様です。
▼睡眠計測機能はBand6と同じTruSleep2.0が採用されています。
▼心拍数や血中酸素濃度計測機能もBand6同様のTruSeen4.0が採用されています。
▼呼吸の乱れや集中力を測るのに便利なストレス計測機能ももちろん搭載されています。
製品本体および付属品
▼外箱の様子。ハイエンドクラスにも搭載されているHarmonyOSの文字が目をひきます。
▼パッケージ裏には各種機能を示すアイコンが並んでいます。
▼箱を開封すると本体が横向きに収まっています。
▼取り出した本体の様子。前作と同様に右側に物理キーが搭載されています。
▼他にはマニュアルと充電ケーブルが同梱されています。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- スマートウォッチ本体
- 充電クレードル付きUSBケーブル
- クイックスタートガイド&保証とアフターサービスのご案内
初期設定
▼本製品(左)とBand6(右)を並べてみました。外観ではほとんど違いはわからないかもしれません。
余談ですが、これまで使っていたBand6が長期間つけていた影響により、巻き癖が相当ついていたことに気づきました(笑)。
▼物理キーを長押しすると画面が点灯し、言語選択画面となります。
▼次にペアリングが求められます。ここからHUAWEIの専用アプリとのペアリングが求められます。
▼HUAWEIのヘルスケアアプリをダウンロードします。
HUAWEI Health
Huawei Software Technologies Co., Ltd.無料posted withアプリーチ
▼アプリのデバイス追加⇨スマートバンド⇨HUAWEIバンドシリーズと進みます。
▼本製品が表示されペアリングが可能になります。
▼ペアリングが完了するとデフォルト待受が表示されいよいよ本機を使用することができます。
ウィジェット/新機能の確認
▼デフォルトの新文字盤(Time filter)はタッチすると色が数種類変化する特殊仕様となっており、視覚的に楽しむことができます。
▼ホーム画面を上からスライドするとショートカットキーが出てきます。左上のナイトモード(通知や)や右下のアラーム設定は特に使うことになります。
▼ホーム画面からもう一度キーを押すと出てくるウィジェットにはワークアウト状態とアリペイが追加されています。
▼ワークアウト状態を選ぶと過去1週間のトレーニング負荷やスタミナ回復度合いについて表示されます。
▼アリペイを利用している場合はペアリングして使用することができます。
▼天気を選択すると日の出、日の入りの時刻が表示されるようになりました。
▼設定⇨表示へと進むと文字盤の変更やAODの設定を行うことが可能です。
▼文字盤はアプリ内よりダウンロードできます。豊富な種類があり飽きることはないでしょう。
▼AOD文字盤は5種類用意されています。いずれもデフォルトの文字盤と関連したデザインとなっているようです。
▼AOD設定時はバッテリー消費が大きくなるという注意が出ます。後述しますが、バッテリー消費量はかなり上がります。
▼AOD待受の一例です。クッキリと明るく表示されます。
▼ワークアウトはデフォルトでは数種類しか設定されていませんが、任意で追加していくことが可能です。
アプリとの連携による機能
▼文字盤「Gallery」ではアプリより任意のデザインに変更することができます。
▼任意の画像を選択することにより、オリジナルの文字盤を作成することが可能です。
▼愛犬やキャラクターの画像など自由にカスタマイズすることが可能です。(複数枚の画像を使用するとタッチで画像が切り替わります)
▼通知機能をオンにすることでスマートウォッチの本領:強力な通知機能を発揮できます。ほぼ全てのアプリの通知に対応しています。
▼ワークアウト記録はアプリにも同期され記録を振り返ることができます。記録を可視化することはモチベーション管理にもいいですね。
▼トレーニング中の心拍数変化も記録されています。
▼スマホのGPS機能を使いウォーキングやランニングコースを記録することも可能となっています。
実際に使用した感想(良い点)
ここからは、本製品を使用して良いと思った点を記していきます。
Band6の良い点は全て引き継ぎコストパフォーマンス最大値を更新/サードパーティアプリも追加予定
前作のBand6の時点で、機能が完成の域で充実しており万人におすすめできる名スマートウォッチでしたが、
今作は前作をベースに数種の新機能追加や上位機種からの機能移植で品質に磨きをさらにかけています。
ローエンド価格帯にてこれだけ充実している製品は現時点では他に見当たりません。
また、現時点では解禁されていませんがサードパーティアプリが追加できる予定となっており、更なる機能強化を期待できます!
デザイン・カスタマイズ性が向上
クオリティーの高い文字盤の種類がさらに増えたことはもちろん、カスタム文字盤の追加でカスタマイズ・デザイン性が強化されました。
AODの文字盤デザインについても、他社スマートウォッチは種類が殆どなく地味なデザインが多いのですが、
本製品は5種類(しかもデフォルトテーマに沿ったデザイン!)となっておりファッション性も高いです。
強力な通知・アラーム機能はやはり魅力
スマートウォッチの大きな魅力である通知アラーム機能はもちろん健在です。
前作のBand6ではバイブレーションが弱く気づかないといった感想が一部でありましたが、本機では前作と違うリズムでのバイブレーションとなっており、さらにわかりやすくなったように感じます。
ワークアウト機能の強化によりヘルスケア端末としても魅力が向上
従来シリーズの機能でも十二分に効果を発揮していたワークアウト機能がさらに進化し、スポーツ用途としてもこれ一つで十分といえるほど充実性が増しています。
上位機種と比較した際の不足点としてはGPS機能ぐらいで、スマホで補完できれば大きな問題とはなりません。
(気になった点)
AOD表示はバッテリー消費3倍以上になる場合があり注意
本製品の目玉機能であるAOD機能はやはりバッテリー消費が激しくなります。
数日使用した参考として、AODオフの場合は7~10%/日、AODオンの場合は25~35%/日のバッテリー消費量となりました。
バッテリー充電回数が気になる方はAOD機能は使い分ける必要がありそうです。
HUAWEI上位モデルからの移植が多いため本機オリジナル要素は少ない
豊富な機種を発売しているメーカーの宿命でもありますが、既存上位モデルからの移植が多くスマートウォッチマニアの視点では本機種オリジナルの機能は少ない印象です。
本製品と同時にミッドレンジモデルとしてHUAWEI Watch Fit 2も発売されているため、差別化要素として機能を抑えている面もあると思います。
まとめ
今回紹介したHUAWEI Band 7について特徴をまとめると以下の通りです。
良かった点
- Band6からの進化でコストパフォーマンスは過去最大に
- デザイン・カスタマイズ性が向上
- 強力なスマホ通知機能が健在
- ワークアウト機能の強化によりヘルスケア端末としても最強クラスに
- スマートウォッチ初心者にはとくにおすすめ
気になった点
- AODのバッテリー消費は激しく注意が必要
- 本機オリジナル要素は少ない
以上の通り、ローエンドスマートウォッチとしては異次元のコストパフォーマンスを発揮する、健康管理機能とスマホ補完機能を高次元に兼ね備えた22年最注目のスマートウォッチと言えるでしょう。
スマートウォッチをこれから初めて購入する方には特におすすめの機種となります。
これ一本で間違いなく充実のスマートウォッチライフを楽しむことができます!
一方、前作Band6を既に所有している方は共通の機能が多い点で購入を迷ってしまうかもしれませんが、今後追加されていくサードパーティアプリが一番の差別点となりそうなので情報を集めていくことをお勧めします!
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