中国のXiaomi(シャオミ)は2022年8月11日(木)、同ブランドの最新タブレットとして「Xiaomi Pad 5 Pro 12.4」を発表した。
2021年10月発売の11インチ型タブレット『Xiaomi Pad 5』および『Xiaomi Pad 5 Pro』の後継機にあたるモデルであり、より大型になったディスプレイが特徴的だ。
記事執筆時点で中国においてすでに販売が開始されており、以下の3モデルが用意されている。
- 6GB RAM + 128GBストレージ:2999人民元(約59,000円)
- 8GB RAM + 256GBストレージ:3499人民元(約69,000円)
- 12GB RAM + 512GBストレージ:4199人民元(約83,000円)
ブランド | Xiaomi |
モデル名 | Xiaomi Pad 5 Pro(12.4) |
カラー | ブラック、シルバー、グリーン |
OS | MIUI 13(Android 12ベース) |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 870 |
GPU | Adreno 650 グラフィック |
RAM | 6GB / 8GB / 12GB LPDDR5 |
ストレージ | 128GB / 256GB / 512GB UFS 3.1 |
ディスプレイサイズ | 12.4インチ |
解像度 | 2560 x 1600(WQHD+) |
リフレッシュレート | 最高120Hz |
SIMカード | 非対応 |
マイクロSDカード | 非対応 |
対応通信規格 | Wi-Fi 6, 802.11a / b / g 2.4G WiFi | 5G WiFi Bluetooth 5.2 |
バッテリー容量 | 10,000mAh(67W高速充電対応) |
スピーカー | クアッドスピーカー Dolby Atmos対応 |
搭載カメラ | フロント:20MP リア:50MPメインカメラ + 2MP深度測定 |
本体サイズ | 284.96mm×185.23mm×6.66mm |
本体重量 | 約620g |
▼開封動画
一般的なタブレットと比べても一回り大きな12.4インチディスプレイと高い性能を併せ持った、最新モデルである。
今回は同モデルについて、詳細なスペック構成や性能について紹介していきたいと思う。
▼旧機種『Xiaomi Pad 5』のレビュー記事はコチラ
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薄型の筐体に12.4インチ大型ディスプレイを搭載
11インチタブレットである旧機種『Xiaomi Pad 5』および『Xiaomi Pad 5 Pro』と比べて、一回り大きな12.4インチディスプレイを搭載。
2560 x 1600(WQHD+)解像度および最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、迫力のある大型画面で美しく滑らかな映像を楽しむことが可能だ。
また、本製品は新たに "DP Alt Mode" に対応しており、外部モニターと接続することで、より大型ディスプレイで映像を楽しめるようになった。
大抵の作業を快適にこなせる性能
CPU(SoC)には旧機種(Qualcomm Snapdragon 860)よりも優れた "Qualcomm Snapdragon 870 オクタコアプロセッサー" を採用。RAMは6GB, 8GBに加えて新たに12GB搭載モデルが用意されており、大抵の作業を快適にこなせる性能を擁している。
OSはAndroid 12ベースのMIUI 13を採用。一般的なAndroidデバイスと同様の扱い方が可能だ。
ちなみに旧機種の『Xiaomi Pad 5』はAnTuTuベンチマークテストにおいて 約57.3万点(実測値)を記録しており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、原神レベルの重いゲームアプリでも快適に遊ぶことが可能であった。Xiaomi Pad 5 Pro 12.4では、より優れたパフォーマンスを期待できるだろう。
Dolby Atmos対応クアッドスピーカー搭載
Xiaomi Pad 5 Pro 12.4には計4基のDolby Atmos対応スピーカー(クアッドスピーカー)が搭載されており、立体感のある高品質サウンドを楽しむことが可能だ。
▼3.5mmオーディオジャック等は非搭載。
旧機種の『Xiaomi Pad 5 Pro』は計8基のスピーカーを搭載していたため、それと比較すると音圧やサウンドの立体感はやや劣るかもしれない。それでも、十分に迫力のある音を楽しめるだろう。
実用的なカメラ性能
本製品の前面には20MP(メガピクセル)のフロントカメラが、背面には50MPメインカメラ + 2MP深度測定カメラが内蔵されており、風景撮影からオンライン通話まで、幅広い用途に活用することが可能だ。
10,000mAh大容量バッテリー内蔵
10,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、公式は48時間を超える連続稼働時間を謳っている。67Wの高速充電にも対応しており、わずかな時間で大容量バッテリーを大幅に回復させることが可能だ。
カードスロットは非搭載
一方、旧機種と同様にカードスロットは用意されておらず、マイクロSDカードの挿入によるストレージ拡張や、nanoSIMカード挿入によるLTE通信などには非対応となっている。
LTE通信やGPS通信を行うことが出来ないため、本製品は主に自宅やWi-Fi環境のある施設で作業やゲームを楽しむ用途に向いていると言えるだろう。
専用キーボード付きカバーやスタイラスペンも販売
以上の通り、旧機種と比べてあらゆる点で向上を果たした、最新の高性能Androidタブレットとなっている。
基礎性能が優れており、12.4インチ大型画面で迫力のある美麗な映像を楽しめるため、メディア視聴やゲーミング目的でタブレットを探している方にもオススメできるモデルだと言える。
ちなみに、専用の『キーボード付きカバー』や『スタイラスペン』の販売も行われており、購入することで作業用デバイスとしての利便性を大幅に向上させること出来るだろう。
実用的な性能で、iPadよりもリーズナブルな価格のタブレットを探している方には、必見の最新モデルだ。
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