- 多人数でウェブ会議を行う際に利用できるマイクスピーカーが欲しい!
- マイク・スピーカーの両面で性能が良いものが欲しい!
最近では新型コロナウイルスの影響で、遠方の相手とオンライン上でミーティングを行う、いわゆる『ウェブ会議』が一般的になってきている。
高品質なウェブ会議を実現するために大事なものが "マイク" と "スピーカー" である。
この2つの機器について下手な機種を選択してしまうと、聞き取りづらい・話しづらいといった問題が起き、まともな会議どころではなくなってしまう。
ウェブ会議を円滑に行うためにも、機器選びは非常に重要なのだ。
しかし市場にはいくつもの製品が出回っており、どれを選べばよいのか迷っている方も多いと思う。
そこで今回オススメするのが、最大15人までの多人数会議に対応できる高性能マイクスピーカー『eMeet M2 Max』である。
今回は本製品について、特長や機能、実際に使用した感想についてレビューしていく。
最新型マイクスピーカー『eMeet M2 Max』
今回紹介する『eMeet M2 Max』は、中国の大手電機機器メーカー "eMeet社" が開発・販売するマイクスピーカーシリーズの、現時点(記事執筆時点)における 最新モデル だ。
最大で15人が参加するウェブ会議に対応できるほか、スピーカー・マイクなど全ての面において従来モデルより 性能がグレードアップ している。
基本情報 | 接続方法 | Bluetooth 接続 USB,接続 AUX接続(オーディオ) Bluetoothアダプター(Dongle) |
電池 | バッテリー容量 | 2600mAh |
使用時間 | 最大12時間まで | |
音声処理、機能 | マイク | 4つのプロ専用マイク搭載 |
サンプリング | 48kHz / 16-bit 9(プロ仕様) | |
スピーカー | 5W,83dB | |
ノイズキャンセリング | √ | |
エコーキャンセリング | √ | |
Duplex双方向通話 | √ | |
集音範囲 | 10-15人まで | |
集音方向 | 360° | |
DOA(指示ライト) | √ | |
連結機能 | 2台で連結できる | |
接続 | USB | 1*USB Type C |
Bluetooth | Bluetooth 5.0 | |
オーディオ入力 | - | |
オーディオ出力 | ヘッドセット対応 | |
USB Power output | - | |
互換性 | 対応OS | Windows 10,8.1,8,7,Vista、XP; Mac OS; Linux |
対応アプリ | Skype for business, Microsoft Lync, Google Hangout, Facetime, Goto meeting, Zoom, Bluejeans, webex, braodsoft, lifesize, Vidyo, Line, Skype その他 |
|
要件 | アプリ | - |
PC Tools | ①Bluetooth名を変更 ②システムのアップグレード ③指示ライトと通知音の設定 ④Voice IAオン、オフ ⑤リセット |
|
筐体 | カラー | ブラック |
ボタン | ①.Voice IA オン/オフ ②.電話出る/切る ③.ボイスアップ ④.ボイスダウン ⑤.ミュート/アンミュート ⑥.Bluetoothボタン ⑦.電源オン/オフ |
|
LEDライト | √(指向性ライト) | |
サイズ | 188*188*45mm | |
重さ | 615g(±5g) | |
付属品 | USB ケーブル | 300cm /USB Type C |
Aux ケーブル | - | |
Bluetoothアダプター | √ | |
説明書 | √ |
『eMeet M2 Max』はマイク・スピーカーの両機能を備えた、ウェブ会議にはうってつけの機器だ。
多人数会議に対応できるほか、リチウムイオンバッテリーを内蔵しているため、コンセントが無い場所でも 最大12時間のスタンドアローン使用 が可能となっている。
また、USBケーブルによる有線接続に加えて、Bluetoothによるワイヤレス(無線)接続も可能。本体もコンパクトで軽量なため、どのような場所・場面にも持って行って利用することが出来る。
1台単独では最大15人まで対応でき、さらにもう1台を連結させることで、20人までの多人数ウェブ会議にも使用することが可能だ。
周囲の騒音をシャットアウトする『ノイズキャンセリング機能』や『エコーキャンセリング機能』に加えて、人の声だけを認識する『Voice AI機能』を搭載。ハイエンド機の名にふさわしいスペックとなっている。
また、従来モデルに比べてスピーカー・マイク両方の品質が格段に向上しており、よりクリアな会話音声を楽しむことが出来るようになっている。
▼旧モデルの出力(3W)を上回る5Wの出力を実現。
▼オートゲインコントロール機能を備えており、双方向通話の安定性が向上。
高品質なウェブ会議を実現するには、まさにうってつけのマイクスピーカーとなっている。
本体および付属品について
▼製品外箱。
▼箱の中身。
▼スピーカー本体の下に付属品が収まっていた。
▼内容物をすべて取り出した様子。
【内容物一覧】
- マイクスピーカー本体
- USB Type-Cケーブル
- 説明書一式(日本語対応)
- USBアダプタ(ドングル)
▼説明書は日本語に完全対応しているため、使い方や機能などはすぐに理解できる。
本体デザイン&搭載ポート
『eMeet M2 Max』本体のデザインはコンパクトかつ軽量で、持ち運び性能に優れた大きさです。
▼直径18センチ、重量はたったの620グラムほど。
▼本体上部には、タッチ操作用のボタンが備わっている。
【各ボタンの説明】
- ミュート切替
- Voice AI切替
- 電話ON/OFF
- ボリュームアップ
- 電源ボタン
- ボリュームダウン
- Bluetooth切替
スピーカー表面はサラサラで手触りが良く、指紋がつきにくい素材のため汚れが目立たない。
本体側面にはスピーカー穴が4つ搭載されており、全方位にサウンドを出力することが可能。
側面のゴム製カバーを開くと、各ポート一式が揃っている。
▼画像左から、『盗難防止ロック穴』『リセット穴』『3.5mmイヤホンジャック』『接続用ポート』『USB Type-Cポート』が用意。
スピーカー裏面にはゴム製の滑り止めが施されており、傾斜のある場所に設置しても滑り落ちづらい。
なお、Bluetooth接続時に使用するUSBアダプタは、本体裏面のくぼみにはめ込んで収納することが可能だ。
▼持ち運び時にも紛失する心配は無い。
このように、非常にシンプルかつ機能的なデザインとなっている。
接続後すぐに使用可能(プラグアンドプレイ)
本製品はプラグアンドプレイに対応しており、専用のソフトウェアやドライバをインストールする必要はない。
PCなどの端末側にUSBアダプタを接続し、本体電源を入れるだけであっという間にBluetooth接続が完了する。
▼本体上部の電源ボタンを長押しすることで、電源がONになる。
あとはデバイス側にUSBアダプタを接続するだけ。
これだけで自動的に端末への接続が完了する。
実に簡単に接続できるため、PC初心者でも扱いに迷うことは無いだろう。
社用PCなど、自由にソフトウェアをインストールできない端末で使用する場合にも安心だ。
専用ソフトウェアで各パラメータの調節が可能
eMeet社は、自社製品向けのフリーソフトウェアである『eMeetLink』を提供している。
本ソフトウェアを使用することで、『eMeet M2 Max』の各種パラメータを調節することが可能だ。
▼待機時間やマイクピックアップ方向を調節したり、ライトをカスタマイズすることが出来る。
▼また、公式から新たなバージョンが提供された場合は、ソフトウェアのアップデート(更新)も可能。
本製品を購入したら、ぜひ公式ソフトウェアのインストールを推奨する。
実際に使用した感想
それでは、『eMeet M2 Max』を実際に使用した感想について紹介していく。
今回は試しに、Skype通話やLINE通話での会話時に使用した。
品質の高いサウンドを実現
実際に3時間ほど連続で本製品を使用してみたが、結論としてマイク・スピーカーの両目における品質は 従来モデルより大幅に向上していた。
スピーカーについて、出力がアップしたことで相手側の声が増幅され、小さな声でも明瞭に聞き取ることが可能となった。
相手側に低い声から高い声まで発声を試してもらったが、いずれの場合でも一定の品質が保たれていた。
ウェブ会議において、相手側の声が聞き取りづらいといった事態は起こらないだろう。
▼ちなみに、有線接続時の方がより高品質なサウンドを体感できる。
ノイズキャンセリング機能のおかげでストレスのない会話が実現
本製品に搭載されている4基のマイクは、高性能なうえにノイズキャンセリング機能に対応している。
そのおかげで、環境音などのノイズを完全にシャットアウトして、発声者の声だけを相手側に伝えることが出来ていた。
▼発声者の方向を自動で認識して声を拾い上げる。
なお、本体上部のボタンを押して『Voice IA機能』をオンにしておこう。
『Voice IA機能』を有効化することで、人の声だけを明確に識別することが可能になる。
周囲の音も併せて相手側に伝えたい場合はオフにすべきだが、それ以外の場面では常時オンにしておくと良いだろう。
状態がライトで視覚的に確認できる
本体上部にはLEDライトが搭載されており、状態を視覚的に確認することが出来る。
例えばマイクミュートボタンが有効になっている場合は、LEDライトが赤く点灯する。
このように視覚的に状態が把握できることで、例えばミュートにしておいたつもりが解除されており、相手側に好ましくない会話内容が筒抜けになっていた、のような事態を回避することが可能だ。
また、起動中に電源ボタンを軽くタップすることで、充電残量を確認できる。
▼バッテリー残量が少ない場合。
▼バッテリー残量が多い場合。
これにより、急なバッテリー切れに陥らずに済む。
このように、使用者のことをシッカリと考えられた設計がなされている。
『eMeet M2 Max』の特徴まとめ
今回紹介した『eMeet M2 Max』について、特徴をまとめると以下の通りである。
良かった点
- コンパクトで軽量、持ち運びに長けたサイズ
- 内蔵バッテリーによりスタンドアロン使用が可能
- 有線・無線のいずれの利用方法にも対応
- 出力の強化されたスピーカー
- 高品質なノイズキャンセリング機能
- 発言者の声を明瞭に拾い上げる『Voice IA機能』
悪かった点
- 収納・持ち運び用のポーチが付属していない
- 無線時は有線時に比べてスピーカー音質が多少落ちる
以上の通り、従来モデルよりもマイク・スピーカーの両面でクオリティの増したマイクスピーカーとなっている。
サイズ・重量ともに持ち運び性能に長けており、最大12時間の連続使用が可能なバッテリーも内蔵されているため、使用する場所を選ばない。
ノイズキャンセリング機能とVoice IA機能のおかげで、多人数でウェブ会議を開催した場合でも、拾い漏らさず相手側に伝えることが可能だ。
ウェブ会議を成功させたい方は、ぜひ本製品のようなハイエンド型マイクスピーカーをおすすめしたい。
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