2022年10月に、Amazonの人気Fireタブレットシリーズの最新モデル『NEW Fire HD 8 Plus』(第12世代)が発売されました。
8インチのコンパクトかつ軽量な筐体にAmazon Alexa(アレクサ)を搭載。スペックのバランスが良く、価格に対して実用的な性能を発揮するタブレットとなっている。
今回は『NEW Fire HD 8 Plus』(第12世代)について、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
▼同時発売した『NEW Fire HD 8』のレビューはコチラ
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12世代『NEW Fire HD 8』レビュー | Alexa搭載の実用的なAmazonタブレット
2022年10月に、Amazonの人気Fireタブレットシリーズの最新モデル『NEW Fire HD 8』(第12世代)が発売されました。 8インチのコンパクトかつ軽量な筐体にAmazon Alexa ...
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なお、znaki.fm/jaでは、
電子書籍リーダーとしてもオススメの高コスパタブレット
今回紹介する『NEW Fire HD 8 Plus』(第12世代)は、2022年10月発売の、Amazon人気Fireタブレットシリーズの最新モデルだ。
▼8インチ型タブレット
ブランド | Amazon |
モデル名 | NEW Fire HD 8 Plus |
カラー | グレー |
ディスプレイサイズ | 8インチ |
解像度 | 1280×800 (189ppi) HD |
リフレッシュレート | 不明 |
OS | Fire OS |
CPU | 2.0GHz 6コアプロセッサ |
RAM | 3GB |
ストレージ | 32/64GB |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
SIMカード | 非対応 |
バッテリー容量 | 最大13時間 |
搭載カメラ | フロント:2MP リア:5MP |
対応通信規格 | Wi-Fi・Bluetooth5.2 対応 |
本体サイズ | 約342g |
本体重量 | 201.9 x 137.3 x 9.6 mm |
201.9 x 137.3 x 9.6 mm、約342gのコンパクトかつ軽量な筐体に8インチディスプレイを搭載。解像度は1280×800 (189ppi) HDに対応している。持ち運びに適したサイズで、長時間持ち続けて使用しても疲れづらい。
▼電子書籍を読むための端末としてもうってつけだ。
▼筐体背面にはディンプル模様を誂えている。
OSには独自の「Fire OS」を採用。2.0GHz 6コアCPUと3GB RAMを搭載しており、一般的なタブレット用途は快適にこなせるだけの性能を擁している。
▼Amazonの提供する各種サービスを利用可能。
ストレージは32GB/64GBの2種類のモデルが用意。カードスロットが用意されており、マイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの容量拡張が可能だ。
通信規格はWi-FiとBluetooth5.2に対応。SIMカードの挿入には対応しておらず、モバイル通信を行うことはできない。
そしてAmazon Alexa(アレクサ)をデフォルトで搭載しており、話しかけることでハンズフリーで様々な機能を利用することが出来る。
▼別売りのワイヤレス充電スタンドがあれば、据え置き型のホームデバイスとしても活用できるだろう。
1万円台というリーズナブルな価格に対して、実用的な性能を擁するタブレットとなっている。
なお、下位モデルである『NEW Fire HD 8』との違いは以下の通りだ。
ブランド | NEW Fire HD 8 | NEW Fire HD 8 Plus |
RAM | 2GB | 3GB |
カラー | ブラック/ブルー/ローズ | グレー |
搭載カメラ | フロント:2MP リア:2MP |
フロント:2MP リア:5MP |
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- 充電アダプタ
▼タブレットの外観。8インチディスプレイを搭載したシンプルなデザイン。
▼前面中央には2メガピクセルのフロントカメラを内蔵。
▼背面の様子。ディンプル模様を誂えている。
▼背面上部には5メガピクセルのリアカメラが内蔵。
▼『NEW Fire HD 8』(画像上)と『NEW Fire HD 8 Plus』(画像下)を並べた様子。表面の見た目は全く同じ。
▼背面に関しては、『NEW Fire HD 8 Plus』にはディンプル模様がデザインとして施されている分、若干高級感が増す。
▼片手で掴めるほどのコンパクトなサイズ。
▼約337gと軽く、長時間持ち続けても疲れづらい。
▼厚みは9.6 mm。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼上部にはカードスロットが用意。
▼マイクロSDカードを挿入して、最大1TBまでのストレージ容量拡張が可能だ。
▼下部にはスピーカーが内蔵。
▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタン、Type-Cポート、3.5mmオーディオジャックが用意。
▼左側面には特に何もない。
このように、コンパクトかつ薄型な筐体に、必要最低限のポート類が集約されたインターフェースとなっている。
一般的なタブレット用途は快適
本製品のHD解像度ディスプレイは、十分にクリアで色鮮やかな映像を楽しむことが出来る。
▼ホーム画面のインターフェース。
発色も良好であり、濃淡がクッキリと表現されるため、映画やアニメなどのメディア視聴にも適している。
▼子供用の設定も用意。キッズ用タブレットとしても活用できる。
ウェブブラウジングや動画視聴など、一般的なタブレット用途におけるパフォーマンを確認してみた。
ウェブブラウジングについて、複数のウェブサイトを閲覧してみたが、いずれの場合においてもスムーズで快適に閲覧することが可能であった。
▼画像多めのサイトでもスピーディに描画される。
ページスクロール時にカクつきやフリーズ等が発生することも無く、ストレスを感じることはない。
またYouTubeやプライムビデオにおいて動画を視聴した場合も同様に、スムーズかつ滑らかに映像が再生された。
ただ、最高画質設定まで上げると、再生中にカクつきを感じることもあった。
▼映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。
ウェブサイト閲覧や動画視聴目的でタブレットを購入した場合でも、満足度の高い体験が可能であると言える。
ちなみに『NEW Fire HD 8 Plus』の方が、『NEW Fire HD 8』と比べてRAMを1GB多く搭載しているが、体感的なパフォーマンスに差はほとんど感じられなかった。
Officeなど作業アプリも快適操作
また、マイクロソフトオフィスなどの作業用アプリの動作についても確認した。
▼『エクセル』を使用した場合。各数値の計算からマクロを使った処理まで、スムーズに動作していた。
▼『パワーポイント』を使用した場合。各スライドの編集からアニメーションの再生まで、快適に操作可能。
▼『ワード』を使用した場合。タブレットの仮想キーボードで大量の文字を入力するのはキツいため、Bluetoothキーボード等を利用することをオススメしたい。
以上の通り、各種Officeソフトなどの作業用アプリにおいても、いたって快適に作業を行うことが可能であった。
外出先でもちょっとした資料作成や作業を行いたい場合には、実に便利なタブレットだろう。
高品質スピーカー
本製品には下部に2機のスピーカー(デュアルスピーカー)が内蔵されている。
スピーカーが一方向に2機のみ搭載されているため、サウンド自体に立体感は無い。
しかし音質自体は良好であり、同価格帯のタブレットの中では優れたサウンド品質を実現できている。
低音こそ響かないものの、中~高音域に関してはクリアで音が響き渡っていた。
映画やアニメなど、映像メディアを視聴する分には全く問題のない性能だろう。
持ちやすいサイズと軽さ
201.9 x 137.3 x 9.6 mm、約342gの筐体は軽量で持ちやすく、Kindleなどで書籍を長時間読み続けた場合でも、腕が疲れることはほとんどなかった。
▼読書用端末としてもオススメ。
Amazon Alexa(アレクサ)搭載
本製品はAmazon Alexa(アレクサ)を搭載しており、ハンズフリーで様々な機能を利用できる。
▼ "アレクサ" と呼びかけることでアレクサが起動し、多種多様な質問に対して回答してくれる。
アレクサ経由で音声通話やビデオ通話を行うことも可能であり、スマートデバイスとしても役立つだろう。
実用的なカメラ性能
タブレットに内蔵されているカメラの性能についても確認した。
▼前面(フロント)カメラで撮影した様子。
画質は十分にクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。
激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。
▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。
背面カメラについても、肉眼で見た場合と同様の色合いで、明瞭に撮影することが出来ていた。
ある程度の遠景についても、遠くの風景がつぶれることなく捉えることが可能だ。
当然のことながら、『NEW Fire HD 8』(2MP)と比べると、『NEW Fire HD 8 Plus』(5MP)の方が画質も良い。
カメラ性能は十分に実用的な品質であると言えるだろう。
ゲームアプリもある程度快適にプレイ可能
ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスを確認した。
▼『マインクラフト』を遊んでみた。
実際にワールドを生成してクラフター生活を送ってみたが、こちらの場合もスムーズかつ快適に操作することが出来ていた。
▼操作時やチャンク読み込み時にカク月が発生することもほとんどなかった。
マインクラフトに関しては、非常に快適に遊ぶことが出来ていた。
フレンドとマルチサーバーで一緒にプレイした場合でも、問題なく遊ぶことが可能だろう。
他にも荒野行動などのゲームアプリを遊んでみたが、多少のカクつきを感じることがある程度で、動作に問題は見られなかった。
Amazonアプリストアからインストールできるゲームアプリに関しては、おそらくFireタブレット向けにパフォーマンスが最適化されているため、いずれも快適に遊ぶことが出来るだろう。
Amazonアプリストアのバリエーションが少なめ
一方で、iOSのApp Storeや、AndroidのGoogle Playストアに相当する『Amazonアプリストア』において、アプリのバリエーションが少ない点が気になった。
たとえばNetflixアプリが無かったり、PUBGや原神など人気ゲームアプリも配信されていない。
特にゲームアプリに関してはiOS・Android端末よりも圧倒的にバリエーションが不足しており、お気に入りのゲームが遊べずに不満を感じる方も多いかもしれない。
今後のストアの充実に、是非期待したいところだ。
12世代『NEW Fire HD 8 Plus』のまとめ
今回紹介した12世代『NEW Fire HD 8 Plus』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- リーズナブルな価格
- 軽量かつコンパクトな8インチ筐体
- Alexa(アレクサ)搭載
- 一般的なタブレット用途は快適にこなせる
- ゲームアプリの動作もある程度スムーズ
- 性能の高いカメラ&スピーカー
- 『NEW Fire HD 8』と比べて若干性能が良い
悪かった点
- Amazonアプリストアのバリエーションが少ない
- SIMカード非対応
以上の通り、価格に対して非常に性能が充実したタブレットとなっている。
ウェブブラウジングや動画視聴、作業用アプリなど大抵の作業は快適にこなせるだけの性能を擁しており、ゲームアプリもある程度スムーズに遊ぶことが可能だ。
そしてアレクサを搭載しており、スマートホームデバイスのような利用方法も可能。
何より、8インチ型のコンパクトな筐体は、電子書籍や動画鑑賞用の端末としてもうってつけだ。
持ち運びに長けた格安タブレットを探している方には、是非オススメしたいモデルとなっている。
下位モデルの『NEW Fire HD 8』よりも性能がやや高く、筐体デザインの高級感も上なため、予算に余裕があるのであれば、本製品(Plus)の方をオススメしたい。
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