- 1万円台で購入できる、出来るだけ安いタブレットが欲しい!
- だけどスペックが低いのもイヤ...
最近では、1万円台で購入可能な格安タブレットが多く出回るようになってきた。
新型コロナウイルスの影響により、リモートワークや自宅学習用としてタブレットを購入する方が増えている。
iPadなどの高価な機種よりも、1~2万円ほどで購入可能なモデルが人気を博している。
しかし、下手に安価なタブレットに手を出すと『性能が低すぎて使い物にならなかった』という事態にもなりかねない。
そこで今回は、1万円台というリーズナブルな価格に加え、ウェブブラウジングから動画視聴まで快適に行うことが出来るスペックを擁した、Androidタブレット『VUCATIMES N20』を紹介したいと思う。
高コスパの格安Androidタブレット『VUCATIMES N20』
今回紹介する『VUCATIMES N20』は、1万円台で購入できるタブレットの中でも、圧倒的にコストパフォーマンスに優れたモデルだ。
価格は18,000ほどであり、Amazonの割引クーポンを利用することで 約15,000円 で購入することが可能。
ブランド | VUCATIMES |
モデル名 | VucaPad N20 |
OS | Android 10 |
CPU | UNISOC Cortex オクタコア |
RAM | 3GB DDR DRAM |
ストレージ | 64GB(マイクロSDカード対応) |
ディスプレイ | 10.1インチ |
解像度 | 1920×1200(FHD) |
通信規格 | Wi-Fi, Bluetooth, GPS |
本体サイズ | 24.5 x 15.2 x 0.95 cm |
本体重量 | 480 g |
カメラ | フロント:5MP, リア:13MP |
『VUCATIMES N20』はオクタコアプロセッサーのCPUを搭載しており、3GBのRAM(メモリ)を積んでいるため、ウェブブラウジングから動画視聴まで快適にこなすことが出来る。
ストレージには64GB分を用意しているほか、別売りのマイクロSDカードを挿入することで、最大256GBの拡張が可能となっている。
通信規格はWi-Fi、Bluetoothに対応する一方で、SIMカードによる4G・5G通信には対応していない。
そのため、Wi-Fi環境の無い外出先でもインターネット通信を行いたい場合は、同じく1万円台のAndroidタブレットである『Teclast P20HD』の方をオススメしたい。
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10.1インチ・1920×1200(フルHD)解像度 のディスプレイを搭載しており、大きな画面で美しい映像を楽しむことが出来る。
▼視野角も広く、家族や友人と一緒に映像を視聴することもに適している。
そして前面・後面に計2機のカメラ(5メガピクセル・13メガピクセル)を搭載しており、リモートワークやウェブ会議、自宅学習といった用途にも使用可能だ。
このように、SIMカード非対応という点を除けば、機能面に関しては上位機種と同等の構成となっている。
今回、メーカーより本製品の提供を受けたので、実際に使用した感想を元に利点・欠点等を紹介していく。
本体および付属品について
▼製品外箱の様子。
▼内容物をすべて取り出した様子。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- 充電用コンセントアダプタ
- USB Type-Cケーブル
- 説明書一式
本体外観はスッキリとしたデザインとなっており、本体重量はたったの480グラムであるため、長時間持ち続けても疲れにくい。
なお、購入時にはディスプレイ部に保護シートが貼ってあり、これが結構高性能なので、気にならないのであれば貼られたままにしておくことをオススメする。
▼厚みは9ミリほど。下手なノート本よりも薄い。
▼本体裏面。金属特有の光沢とヒンヤリ感が感じられる、高級感のあるデザインとなっている。
このように、筐体自体は 非常に持ち運びに適したデザインだ。
カバンに入れて持ち運んでも、支障に感じることは無いだろう。
本体の搭載ポートについて
▼本体上部には、『Type-Cポート』および『SDカードスロット』が用意されている。
▼SDカードスロットは、先の細いピンを挿し込むことで開けられる。しかし何故か本製品にはピンが付属していない。別途自分で用意する必要があるのが難点だ。
▼本体右側。左から『リセット穴』『電源ボタン』『ボリューム調整ボタン』『3.5mmオーディオジャック』が搭載。
▼本体下部。音声出力用のオーディオ穴が2基分開いている。
▼そして本体前面・背面にはそれぞれ5メガピクセル・13メガピクセルのカメラが搭載。背面には発光用のライトも用意されている。
搭載ポート類は、一般的なタブレットと同様の構成だ。
AnTuTuベンチマークスコアについて
本製品『VUCATIMES N20』について、AnTuTuベンチマークテストを実施した結果は以下の通り。
スコアは10万点を超えており、同価格帯のタブレットとしては高めのスコアとなっている。
重いゲームアプリをプレイするには心もとないが、ウェブ閲覧や動画視聴など、通常の用途でタブレットを利用するには十分なスコアだ。
実際に使用した感想
それでは、実際に様々な機能を試した感想について紹介していく。
ウェブ閲覧や動画視聴は快適
まずはウェブブラウジングの際のパフォーマンスについて確認。
ブラウザアプリで様々なウェブサイトを閲覧してみたが、いずれのサイトにおいても快適に閲覧することが出来た。
画像が多めのサイトでは表示まで若干時間がかかることもあるが、それほど支障に感じるレベルではない。
ページスクロール時にも、カクつきなどは感じられなかった。
続いて動画視聴時について。
YouTubeやNetflixなどの動画配信アプリにおいて、様々な動画を視聴してみた。
YouTubeにおいては、1080p(フルHD)画質の綺麗な映像を、スムーズに視聴することが出来た。
また、ネットフリックスでも、映像の選択から視聴まで、何の支障をきたすこともなくスムーズに行うことが出来た。
▼実機におけるスクリーンショット画像。
ただし、発色に関しては若干弱め(薄め)に感じた。メディア視聴に特段の支障があるワケではないが、iPad上位機種のような色鮮やかさは期待しない方が良いだろう。
このように、ウェブブラウジングや動画視聴に関しては、ほとんど何の支障もなく快適に行うことが出来た。
ネットサーフィンや動画視聴目的でタブレットを探している方にもオススメできる。
スピーカー性能はそこそこ
スピーカー性能についても確認するため、Spotifyなどの音楽配信アプリで視聴してみた。
結論として、サウンド品質に関してはそこそこといった感じ。
2機のスピーカー穴が一辺(下部)にしかないため、サウンドの出力方向に偏りが生まれている。
また中~高音に関しては明瞭に聞き取れるものの、低音は完全につぶれてしまっており、迫力は半減している。
通話時や動画視聴時には問題は無いだろうが、低音をバリバリ効かせたEDMなどの音楽視聴には向かないだろう。
もしも音質に不満のある場合は、イヤホンなど外部出力機器の使用をオススメする。
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カメラ性能は必要最低限
そしてカメラに関しては、必要最低限のクオリティであると言える。
人の姿を明瞭に映し出すことは可能であるため、ウェブ会議や自宅学習といった用途には十分利用できる。
一方で、本体を動かした際の映像遅延(残像の発生)が激しいため、動体に対する映像撮影には向かないだろう。
また、公称値(13メガピクセル)に対して、実感できる解像度もイマイチであるため、風景撮影用としてもオススメできない。
あくまで、ウェブ会議などで自身の姿を伝えることのできる、最低限の品質であることを念頭に置いておいた方が良い
軽めのゲームアプリであれば十分快適にプレイ可能
そして、肝心の ゲーミング性能 についても確認した。
まずは『PUBG』プレイ時のパフォーマンスについて。
グラフィック設定では、クオリティを『標準』まで指定できた。
実際に試合に参加してみたが、プレイヤーが大量に集まる場所で若干のラグを感じる点以外は、スムーズで快適に遊ぶことが出来ていた。
グラフィックに関しても、オブジェクトにジャギ(ギザギザ)が感じられるものの、決して見れないクオリティではない。
▼周囲を把握するには十分な画質。
もちろん、高スコアを狙うランカーの方々にとっては満足できるパフォーマンスであるとは言えないだろう。
しかし、普通に遊べれば良いというエンジョイ勢にとっては、特に問題のないパフォーマンスを実現できていた。
続いて『マインクラフトPE』も試してみた。
マイクラPEの場合も、森林・樹林など処理の重いバイオームを除けば、スムーズに行動することが出来た。
フルHDで描画されるグラフィックも十分綺麗であり、満足度の高いゲーミングが可能だろう。
ただし、チャック読込時や、TNT爆発時などにおいては一時的にフレームレートが低下する。
マイクラPEの場合も、『普通にゲームが遊べれば良い』という方にとっては問題のないパフォーマンスとなっている。
他には『原神』や『CODモバイル』などのゲームアプリを試してみたが、これら重いアプリではカクカクして満足にプレイできなかった。
そのため、軽めのゲームアプリであれば、ある程度快適に遊ぶことが出来る性能となっている。
『VUCATIMES N20』のまとめ
今回紹介した『VUCATIMES N20』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 手ごろな価格
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- AnTuTuスコア10万点超えのパフォーマンス
- 軽めのゲームアプリであれば快適に遊べる
- ウェブブラウジングや動画視聴に関しては支障なく楽しめる
悪かった点
- SIMカード非対応
- スピーカー出力に偏りが感じられる
- カメラ性能はイマイチ
以上のように、1万円台というリーズナブルな価格に対して、安定したパフォーマンスを実現した格安タブレットとなっている。
SIMカードが非対応であるという点を除けば、同価格帯のモデルの中でもコストパフォーマンスに優れていると言えるだろう。
ウェブブラウジングや動画視聴に関しては問題なく楽しむことができ、軽めのゲームアプリであれば快適に遊ぶことが可能だ。
1万円台で一定以上の性能を擁するタブレットを探している方は、ぜひAmazonにおいて割引クーポンが配布されている時に本製品を購入しておこう。
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