2022年11月、OnePlus x 原神 コラボバージョンの『OnePlus Ace Pro』が発売された。
今回のコラボでは原神の人気キャラクター "胡桃(フータオ)" が選ばれており、胡桃らしいデザインの豪華なパッケージが用意されている。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
胡桃デザインのハイエンドスマートフォン
今回紹介する『OnePlus Ace Pro 原神限定版』は、原神の人気キャラクター "胡桃(フータオ)" をモチーフとしたハイエンドスマートフォンだ。
ブランド | OnePlus |
モデル名 | OnePlus Ace Pro |
ディスプレイサイズ | 6.7インチ |
解像度 | 2412 x 1080 (FHD+) AMOLED |
リフレッシュレート | 最高120Hz |
OS | Android 12 |
CPU(SoC) | Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 オクタコアプロセッサー |
RAM | 16GB LPDDR5 |
ストレージ | 512GB |
SIMカード | デュアル nanoSIM対応 |
マイクロSDカード | 非対応 |
搭載カメラ | フロント:16MP リア:3眼(50MPメインカメラ + 8MP超広角 + 2MPマクロ) |
生体認証 | 指紋認証・顔認証 |
バッテリー容量 | 4,800mAh(最大150W急速充電対応) |
対応通信規格 | Bluetooth 5.2 Wifi 6 NFC GPS 2G: GSM 850/900/1800/1900MHz 2G: CDMA BC0(800MHz) 3G: UMTS (WCDMA) 1/2/4/5/6/8/19 4G: TD-LTE 34/38/39/40/41 4G: FDD-LTE 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28A 5G: NR SA:n1/n3/n5/n8/n20/n28A/n38/n40/n41/n77/n78 NR NSA:n1/3/5/8/40/41/77/78B5/B8 2G:GSM: B2/B3/B5/B8 |
本体サイズ | 163.0 x 75.4 x 8.75mm |
本体重量 | 約203g |
▼OnePlus Ace Proを持った胡桃のイメージ画像も公開されている。
ベースは『OnePlus Ace Pro』であり、Qualcomm Snapdragon 8+ Gen 1 オクタコアプロセッサー搭載、16GB LPDDR5内蔵という優れたスペック構成となっている。限定版のストレージ容量は512GBだ。
Android 12ベースのOSを採用。生体認証は指紋認証・顔認証の2種類に対応している。
Samsung製だったSnapdragon 8 Gen 1とは異なり安定したTSMC製で、高性能な一方で消費電力は抑えられており、特にゲームプレイ時などのバッテリー持ちがかなり改善している。
6.7インチのAMOLEDディスプレイは2412 x 1080 (FHD+)解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、色鮮やかで滑らかな映像を楽しむことが出来る。フレーム補間に対応しており、対応ゲームであれば60FPSと同じぐらいの負荷で90FPS化したり、画質をアップスケーリングすることが可能だ。
デュアルnano SIM対応であり、マイクロSDカードの挿入には対応していない。
4,800mAhのバッテリーを内蔵。最大150Wでの急速充電に対応しており、10分で67%まで充電できるとのこと。
16MPのフロントカメラに加えて、背面には3眼構成のリアカメラ(50MPメインカメラ + 8MP超広角 + 2MPマクロ)を搭載。
以上の優れたスペック構成のスマホ本体に加えて、胡桃デザインのポスターやケースなどが付属するパッケージ内容となっており、原神や胡桃ファンにとっては垂涎ものの商品であると言えるだろう。
製品本体および付属品
▼外箱の様子。胡桃カラーに原神のロゴが入ったデザイン。
▼璃月港デザインの内箱。
▼内箱を開くと、透明ケースに入った胡桃のイラストパネルが現れる。
▼立てて飾ってみた様子。
▼イラストパネルの下には、スマホ本体が収まっている。
▼さらにその下には、付属品一式が入った小箱が収められている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- スマホ本体
- USB Type-Cケーブル
- 充電アダプタ
- 胡桃ポスター
- スマホケース
- カードスロット開閉用ピン
- フィギュア&スタンド
- 胡桃シール
- イラストパネル
- ユーザーマニュアル一式
付属品は充実しており、原神コラボらしい内容となっている。
▼フィギュア&スタンド。
▼胡桃カラーのUSBケーブル。
▼充電アダプタにも胡桃のアイコンがあしらわれている。
▼専用スマホケースのデザインもカッコいい。質感も良好だ。
▼ユーザーマニュアル一式に加えて、限定シールも付属している。
▼WELCOMと描かれた小箱の端を右に引っ張ると、ゲームデザインのSIMカードスロット開閉用ピンが現れる。
▼デザインがカッコ良くて、そこそこの高級感もある。
以上の通り、原神ファンや胡桃ファンには嬉しいパッケージ内容となっている。
スマホ本体
▼スマホ本体の外観。163.0 x 75.4 x 8.75mm、約203gの筐体で、表面だけを見ると一般的なOnePlus Ace Proと変わりない。
▼前面中央には16MPのフロントカメラを内蔵。
▼背面の様子。胡桃モチーフのデザインがなされている。
▼指紋や汚れの付着しづらい素材で、値段相応の高級感のある手触りとなっている。
▼持ち運びに適したサイズ感と重量。
▼厚みは8.75mmと薄く、ポケット等に入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いて、インターフェースについて見ていく。
▼本体右側面。電源ボタンが搭載。
▼左側面には音量調節ボタンが用意。
以上の通り、電源ボタンおよび音量調節ボタンには胡桃カラーのアクセントが入っている。
▼上部の様子。
▼下部の様子。カードスロット、Type-Cポート、Dolby Atmos対応スピーカーが内蔵。
▼付属のピンを用いてスロットを開き、デュアルnanoSIMカードの挿入が可能だ。マイクロSDカードの挿入には対応していない。
以上の通り、筐体自体も胡桃モチーフのデザインとなっている。
指紋認証・顔認証に対応
本製品は画面内指紋認証および顔認証に対応している。
複数の認証方法を選択できる点は嬉しい。
▼ちなみに、画面内指紋認証時の指を置く部分が独自のアイコンになっているなど、芸が細かい。
専用ケースが付属
上述した通り、本製品には専用ケースが付属している。
▼実際に装着した様子。
デザイン自体がカッコよく、造りもシッカリしているため、いきなりメインケースとしても十分に活用できるだろう。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
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結果として、約111万点のスコアを記録することが出来た。
当サイトで今まで紹介した端末の中でも、約102万点を記録したハイエンドスマホ『Xiaomi 12S Ultra』を超えるハイスコアを記録した。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』を含めた激重ゲームアプリでも問題なく快適に遊ぶことのできる性能の高さだ。
価格相応のパフォーマンスを実現出来ていると言える。
本格的なゲーミング用のスマホを探している方にも間違いなくオススメできるハイエンドモデルである。
それでは以下から、実際に使用した感想について紹介していく。
FHD+・120Hzの美しく滑らかな描画
▼当然ながら、デフォルトで原神がインストールされていた。
▼デフォルトの背景も胡桃モチーフ。
本機のディスプレイは 2412 x 1080 (FHD+)解像度、最高120Hzの高リフレッシュレートに対応しており、美しく非常に滑らかな映像を楽しむことが可能だ。
▼リフレッシュレートは設定アプリより切り替えることが出来る。
▼ウェブサイト閲覧時も、細かい文字まで明瞭に表示され見やすい。ページスクロールもなめらかで心地よい。
▼AMOLEDディスプレイの深みのある色合いが非常に綺麗で、ゲームはもちろん、アニメなどでもカラフルな映像を楽しめる。
ウェブブラウジングは基本的に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであってもスムーズに閲覧することが出来た。また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつ滑らかな動画再生が可能であった。
ウェブサイト閲覧や動画視聴といった一般的なスマホ用途に関しては、何の問題もなく快適に行うことが出来る性能を擁している。
▼仮想キーボードのデザインも凝っており、見ていて楽しい。
サウンド品質はそこそこレベル
本機のスピーカーについて、音質を確認してみた。
本製品ではDolby Atmos対応スピーカーによるステレオサウンドを楽しむことが出来る。
音質自体は良好で、中~高音域に関してはクリアなサウンドを楽しむことができる。
一方で、低音は潰れてしまっており、音圧も弱めだ。音の立体感もそこまで感じられないため、音質を重視したゲーミング等の際は、イヤホンを装着すると良いだろう。
高品質フロント・リアカメラ
また、本機に搭載されていカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
フロントカメラに関して、画質は概ね良好であり、全体的に明るく、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。
発色も自然で肉眼で見た場合に近い。激しく動いても気になるレベルの残像は発生しないため、見づらさを感じることもかなった。
自撮りだけでなく、ウェブ会議や授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。
▼リア(背面)カメラで撮影した画像。
▼広角撮影時
▼1倍撮影時
▼2倍撮影時
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(3.8倍)
背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。
上画像を見ても分かる通り、遠景から近景、広角まで、明瞭に撮影することができた。特に遠景撮影時に関しては輪郭がシャープに映る。
旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質だろう。
原神プレイ時のパフォーマンス
本機を用いて原神を遊んだ際のパフォーマンスについても確認してみた。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では当然のことながらスムーズにプレイすることが可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "中" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "最高" まで上げるとデバイス負荷も高まるが、依然としてスムーズな動作が可能であった。
▼最高画質設定で、とてもスムーズに原神をプレイすることができた。
▼激しく動いた場合でもカクつきや遅延を感じることはほとんどなかった。
『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。
以上の通り、ゲーミングスマホとしても圧倒的なパフォーマンスを発揮するスマホとなっている。
なお、ゲームアプリ起動時にディスプレイ左端をスワイプすると、ゲーミングに適した各種機能を利用できる。
このウィンドウでは、画面録画や各種通知OFF、ゲームパッド設定など、ゲーミングに役立つ多彩な機能にアクセスすることが出来る。
▼ゲーミング中のフレームレート(fps)等もリアルタイムで確認可能。
ちなみに、フレームレートを安定させる機能として "Ultra-steady frames" も用意されている。
Ultra-steady framesがオンの状態で最高画質設定の原神をプレイした場合、常時60fps以上での安定したゲーミングが可能であった。
長持ちするバッテリー
本製品には4,800mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、長時間の連続利用が可能だ。
実際に満充電の状態から3時間ほどゲームアプリを連続して遊んでみたところ、20%ほどしかバッテリーが減っていなかった。ただし画質などのパフォーマンスに影響を及ぼす設定によっては、バッテリー消費速度は大きく変化する。
▼長時間の連続使用後にも、筐体は気になるほどの熱は持たなかった。
また本製品は最高150W高速充電に対応しており、少しの充電時間で一気にバッテリーを回復できる。
▼ちなみに、充電中も胡桃が姿を現す。
『OnePlus Ace Pro 原神限定版』のまとめ
今回紹介した『OnePlus Ace Pro 原神限定版』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 原神限定版らしい充実したパッケージ内容
- 数々の胡桃モチーフのデザイン
- 優れたスペック構成とパフォーマンス
- 発色の良い120Hz対応ディスプレイ
- 原神アプリも最高画質設定で快適にプレイ可能
- 長持ちするバッテリー
- 付属スマホケースのデザインがカッコイイ
- 実用的なカメラ性能
悪かった点
- スピーカー品質はそこそこレベル
以上の通り、原神や胡桃が好きな方であれば、まさに必需品と言っても過言ではない限定版となっている。
ハード・ソフトの両面で胡桃モチーフのデザインを楽しむことができ、コラボの本気具合が伺える。
そしてスマホ自体の性能も実に優れており、最高画質設定の原神を快適なパフォーマンスでプレイすることが可能だ。
カメラ性能も実用的なレベルで、バッテリーも持ちも良い。普通のスマホとしてもレベルの高いモデルとなっている。
現状では中々入手しづらいモデルだが、原神や胡桃ファンの方は、是非海外サイトメインで在庫をチェックすると良いだろう。
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