2022年9月、キーボードで有名なブランドであるJamesDonkeyは、同社の最新モデルとして『JamesDonkey RS6』を発売した。通常価格は119.99USD。
96鍵のコンパクトなレイアウトを備えたメカニカルキーボードであり、マルチメディアボリュームノブを搭載、トリプル接続モードをサポートするなど、ソフト・ハード両面で優れた設計の最新モデルとなっている。
今回は提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
ブランド | JamesDonkey |
モデル名 | RS6 |
対応OS | Windows, iOS, Mac, Android |
キーレイアウト | 96キー |
材質 | PBTキーキャップ |
対応通信規格 | Bluetooth, 2.4GHzワイヤレス, Type-C(有線) |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
『JamesDonkey RS6』は中国の有名キーボードメーカーが開発した新製品だ。
カラフルな透明筐体とメタルバックプレートを採用した96鍵のコンパクトメカニカルキーボードであり、高性能Gateron G proメカニカル スイッチを採用。非常に満足度の高いタイピング体験を実現している。有線接続と無線接続の両方をサポートするトリプル接続モードに対応しており、同時に最大3台のデバイスと接続が可能。
EVAコットンパッド層、ホットスワップ可能な PCBソケット、大型リチウム イオンバッテリーを内蔵しているなど、ハード・ソフトの両面で品質の高い設計がなされている。
製品には赤・黒の2種類のカラーバリエーションが用意。
Android、iOS、Windows、および macOSデバイスのいずれにも接続可能。高速ワイヤレス 2.4GHz 接続、ワイヤレス Bluetooth接続、および有線USB Type-C接続をサポートしている。Bluetooth接続時には、最大 3 台のデバイスに同時に接続できる。必要に応じていつでもデバイスをすばやく切り替えることが可能だ。
筐体には頑丈な構造の金属製バックプレートを採用。洗練された96 キーレイアウトにより、市場に出回っている標準的なフルサイズキーボードよりも約20%コンパクトな筐体サイズを実現している。また多機能ボリュームノブを備えており、いつでも簡単に音量を調整できる。
プレミアムGateron G proメカニカルスイッチを搭載。Gateron G Pro BrownおよびGateron G Pro Redメカニカル スイッチにより、スムーズな操作性と高い耐久性を実現している。キーボードには、PCB プレートとポジショニング プレートの間に複数層の EVA 吸音綿が用意。この吸音層は、キーストロークの雑音を効果的に低減し、タイピング中に発生する音を大幅に抑えることが出来る。
1680万色のフル RGBバックライトも備えており、ゲーミングデバイスのようにカラフルな点灯パターンを楽しむことも可能だ。
5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、充電なしで長時間の連続使用が可能。
優れたユーザーエクスペリエンスを提供する、最新型メカニカルキーボードとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- キーボード本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- ワイヤレスUSB2.4GHzアダプタ
- キーキャッププーラー
▼説明書は英語&中国語表記のみだが、図付きのため理解はしやすいだろう。
▼ケーブルやアダプタ類に加えて、キーキャッププーラーも付属している。
▼キーボード本体の外観。半透明な筐体にメタルバックプレートを備え、そこそこ高級感のあるデザインに仕上がっている。なお今回のレビュー時には黒色verを提供して頂いた。
▼96キーレイアウトでテンキーも用意。右上にはマルチボリュームノブが搭載されている。
▼シッカリとした打鍵感がある。
▼スペースキーは大きくて打ちやすい。
▼左側面の様子。
▼接続切替スイッチと、OS切替スイッチが用意されている。
▼右側面には特に何もない。
▼背面の様子。
▼背面中央には有線接続用のType-Cポートが用意。
▼底面の様子。
▼また、底面足を展開することで、8度と11度の2段階の角度で設置することが可能。
▼右側の脚の下にはUSBドングルが収納されており、デバイスに接続することでBluetooth接続が可能となる。
各キーが隙間なく詰め込まれているため、キー数に対して比較的コンパクトな筐体サイズとなっている。
▼本体はややズッシリ感がある。
独自のGateron G proメカニカル スイッチを採用
キーの軸には独自の "Gateron G proメカニカル スイッチ" を採用しており、心地よい打鍵感を実現。
また、付属のキーキャッププーラーを用いることで、簡単に各キーを取り外すことができる。
スムーズな接続
本製品は3種類の接続方法(Bluetooth, 2.4GHzワイヤレス, Type-C有線)に対応しており、プラグアンドプレイ対応のためいずれの方法でもスムーズに接続可能だ。
▼付属のType-Cケーブルで有線接続が可能。
▼ワイヤレス接続の場合、接続するデバイスのOSに合わせてMAC/WINスイッチを切り替え、BT(Bluetooth)、2.4GHzワイヤレスのいずれかにスイッチを入れる。
有線接続時は内蔵バッテリーに対して給電も行われる。5000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、充電なしでも長時間の連続使用が可能だ。
▼使用可能状態になった様子(RGBバックライト点灯)。
▼テンキー横のインジケータにより、本体の接続ステータスを確認することが出来る。
RGBライト点灯調節が可能
本製品はキー裏にRGBバックライトが仕込まれており、電源がONの状態で点灯する。
▼まさにゲーミングキーボードらしい点灯。
そしてRGBライトの点灯速度、輝度なども簡単に調整することが可能となっている。
▼点灯の様子(点灯速度:遅)
▼点灯の様子(点灯速度:速)
ただし、変更できるのが輝度と速度のみで、点灯パターン自体は変更することが出来ない点がやや残念だ。
タイピングが楽しくなる軽快な打鍵感
本製品のキーストロークは深めであり、キーを押した際に満足感の高い打ち心地がある。
スイッチの押下圧は軽すぎず、重すぎない軽快な打鍵感を実現している。
本製品に採用されているGateron G Pro BrownおよびGateron G Pro Redメカニカル スイッチにより、スムーズな操作性と高い耐久性を実現している。キーボードには、PCB プレートとポジショニング プレートの間に複数層の EVA 吸音綿が用意。吸音層はキーストロークの雑音を効果的に低減し、タイピング中に発生する音を大幅に抑えることが出来ている。
そのため、一般的なゲーミングキーボードと比較すると、タイピング時のカチカチ音が若干静かめであると感じた。
▼実際にタイピングした際の様子
ただし、各キーにしっかりとした押し込み感があるため、1つ1つのキーを意識してタイプすることができ、ミスタッチを起こしづらいと感じた。
見た目も手触りも良く、打鍵感も心地よいため、タイピングを楽しくしてくれるキーボードだ。ゲーマーにはもちろんのこと、私のようなライターやブロガーの方にもオススメできるキーボードであると言える。
ボリュームノブが便利
右上に用意されたボリュームノブを回すことで、デバイスの音量を調節することができる。
このノブのおかげで、ゲーム中や作業中でもスムーズに音量をスムーズに調節できるため、サウンド面でのストレスが軽減された。
特に、私のように在宅ワーク中に電話やオンライン通話を行う機会の多い方にとって、音量を素早く調節できる機能は実に便利に感じた。
『JamesDonkey RS6』のまとめ
今回紹介した『JamesDonkey RS6』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 比較的コンパクトな筐体サイズ
- やや高級感もあるデザイン
- 美しいRGBライト点灯
- 心地よい打鍵感
- 有線・無線両方の接続方法に対応
- 長持ちするバッテリー容量
- 便利なボリュームノブ
悪かった点
- 日本語配列ではない(英語配列)
- バックライトの点灯パターン自体は1種類のみ
以上のように、タイピングを楽しくしてくれる心地よい打鍵感を実現したメカニカルキーボードとなっている。
キーストロークが深く、1つ1つに確実な押し込み感があるため、文字入力作業などに用いても心地よいタイピングを楽しむことができた。
RGBライトによる点灯も美しく、点灯速度や輝度などをワンタッチで調節できる点も魅力的だ。
そして独自のGateron G proメカニカルスイッチを採用したことにより、心地よい打鍵感の一方でタイピング音が比較的小さく抑えられている(静音性)ため、ゲーミングだけでなく作業用キーボードとしても十分に活用できるだろう。
無心の作業になりがちなタイピングを、少しでも楽しくしてくれるキーボードとしてオススメの一品だ。
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