新型コロナウイルスの影響により、自宅で仕事や授業を行う人々が増えてきた。
大型PCはスペースの邪魔になり、コストも高いため、中々購入に踏み出せない方もいるのではないだろうか。また一方で、小型PCは高価な割に性能がイマイチであり、実用性に欠けると考える方も多いだろう。
そこで今回は、省スペース性・実用的な性能・優れた静音性の3点を満たしたミニデスクトップPC『Blackview MP60』について紹介したいと思う。
デュアル4K出力対応のWin11 Pro搭載ミニデスクトップPC
今回紹介する『Blackview MP60』は、デュアル4K出力対応のWin11 Pro搭載ミニデスクトップPCだ。
以下の2モデルが用意されている。
- 8GB ROM + 256GB RAM:通常価格29,999円(税込)
- 16GB ROM + 512GB RAM:通常価格35,990円(税込)
今回のレビュー時には16GB + 512GBモデルを使用している。
【限定割引クーポンコード】
当サイト限定で、大幅割引が適用されるAmazon割引コードを提供していただきました。
8GB RAM + 256GB RAMモデル
割引コード:MP60BV8G
割引額:12,000円OFF
最終価格:29,998円(税込)
16GB RAM + 512GB ROMモデル
割引コード:MP60BV16
割引額:10,000円OFF
最終価格:35,990円(税込)
※利用期限:2022年12月31日(土)まで
ブランド | Blackview |
型名 | MP60 |
OS | Windows 11 Pro (64bit) |
CPU | Intel 11th Gen Celeron Processor N5095 |
RAM | 16GB LPDDR4 |
ストレージ | 512GB SSD(最大2TBの拡張可能) |
対応通信規格 | Dual-Band Wi-Fi 2.4G+5G Bluetooth 4.2 有線LAN |
グラフィック | Intel UHD Graphics (VRAM 128MB) |
インターフェース | 電源コネクタ ×1 USB3.0 ×2 USB2.0 ×2 HDMI ×2 有線LANポート ×1 3.5mm オーディオジャック ×1 |
本体サイズ | 128mm×128mm×52mm |
本体重量 | 約390g |
128mm×128mm×52mmというコンパクトかつ軽量な筐体サイズとなっており、付属の金具を利用してモニター裏などへ取り付けたり、カバンに入れて外出先へ持ち運ぶ用途にも対応可能だ。
▼コンパクトな筐体に充実したインターフェースを搭載。
OSには現時点で最新の Windows 11 Pro (64bit) を採用。
CPUにはIntel 11th Gen Celeron Processor N5095を採用。RAMを16GB搭載するなど充実したスペック構成となっており、リモートワークやテレワーク仕事はもちろん、簡単なクリエイティブ作業にも適している。
ストレージには512GB SSDを用意しており、必要に応じて最大2TBまでのストレージ拡張も可能だ。
そしてグラフィック処理はオンボードだが、筐体のHDMIポート2つを併用することで、2画面同時出力も可能だ。
▼4K解像度出力に対応。
有線LANポートを備えるほか、2.4G+5GのデュアルバンドWi-Fiにも対応。
▼高速通信によるストレスのない作業が可能だ。
そして独自の冷却機構により、優れた廃熱性能と静音性を実現している。
このように、手のひらに載るほどコンパクトな筐体サイズに対して、通常のタワー型デスクトップPCにも勝るとも劣らない、実用的なミニデスクトップPCとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- PC本体
- ユーザーマニュアル
- 電源アダプタ
- HDMIケーブル
- VESAマウントブラケット
- ビス×2
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応している。
▼電源アダプタはコンパクトなサイズ。
▼VESAマウントブラケットとビスが付属しており、モニター裏などへ取り付けることが出来る。
▼PC本体の外観。黒を基調としたシンプルかつスタイリッシュなデザイン。
▼片手に収まるほどのコンパクトさ。
▼128mm×128mm×52mmの軽量かつコンパクトな筐体。片手でラクラク掴めるほど小さい。
▼厚みは5.2cmと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
▼底部の様子。左右にゴム製の滑り止めが施されているほか、マウント取り付け用の穴が空いている。
▼ドライバーで底部のカバーを取り外すことで、ストレージ(SSD)の拡張を行うことが出来る。
また、底部のロックトリガーを切り替えることで底部を取り外し、さらなるコンパクト化を図ることが可能となっている。
他に類を見ない、ユニークな設計と言えるだろう。
続いて本体インターフェースについて紹介していく。
▼本体正面には何もない。
▼右側面の様子。画像左側から電源ボタン、USB3.0ポート×2、USB2.0ポート×1が用意。
▼背面の様子。画像左からDC電源ポート、USB2.0ポート×1、HDMIポート×2、LANポート、盗難防止用ロック穴が用意されている。
以上の通り、限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっている。
USBポートが計4つ用意されているため、多くのデバイスを同時接続することが可能だ。
また、背面に用意されたHDMIポート2つを利用することで、2画面同時出力も可能となっている。LANケーブルによる安定した有線接続が可能な点も嬉しい。
一般的なサイズのデスクトップと遜色ない利便性を実現していると言える。
一般的な作業は問題なくこなせる性能
本製品をいくつかの用途で実際に使用して、パフォーマンスを確認してみた。
▼サイズが非常にコンパクトなため、デスク上に設置しても邪魔にならない。
▼マウスと並べると、コンパクトさが一層際立つ。
▼場所を取らないため、様々な場所へ簡単に設置できる。
今回のレビュー時にはウルトラワイドモニター(3440×1440:UWQHD解像度)に接続して利用した。
▼HDR出力に対応。
▼デフォルトの状態で476GB分が使用可能領域となっている。
▼デバイスの仕様表
まずは実際にいくつかのウェブサイトを閲覧し、動作を確認した。
▼電源ONの状態では、筐体上部の隙間が青色に点灯する。
画像の多いサイトから、スクリプトを多用した処理の重いサイトまで閲覧してみたが、いずれの場合においても、快適に閲覧することが可能であった。
▼ウルトラワイドモニターでスムーズなウェブブラウジングが可能。ページ読み込みからスクロールまでいたって快適だ。
また、YouTubeやネットフリックスといったサイトにおいて動画を視聴してみた。
動画サイトにおいても、カクつくことなくスムーズに再生された。
▼高画質設定(4K)でもスムーズに動作を再生できる。
また、エクセルやワードなど、Officeソフトを用いた作業を行ってみた。
作業用ソフトの動作も問題なく快適に行うことができており、スムーズな表計算・文字入力等が可能であった。
▼同時に複数ウィンドウを開いた状態での作業も問題なし。
以上の通り、デスクトップPCとしての一般的な用途(ウェブサイト閲覧・動画視聴・作業用ソフト使用)は概ね快適にこなせるだけの性能だと確認できた。
リモートワークやオンライン授業用にPC購入を検討している方にも、満足度できるパフォーマンスを提供するだろう。
ゲーミング性能について確認
続いて、ゲーミング性能についても確認してみた。
今回は試しに『ファイナルファンタジー14』のベンチマークテストを実施した。
テスト条件①
- 1920×1080解像度
- 高品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
- DirectX 11
上記①の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア687点、評価は "動作困難" であった。
さすがに高画質設定では、快適な動作を期待できないパフォーマンスだ。
続いて、品質設定を落として再テストを行ってみた。
テスト条件②
- 1920×1080
- 標準品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
- DirectX 11
上記②の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア1348点、評価は "設定変更が必要" であった。
設定を落とした場合でも、快適なパフォーマンスは得られなかった。
ブラウザ上で動作するゲームであればそこそこ遊べるとは思われるが、本格的なPCゲームを遊ぶのはキツいという結果だ。
優れた放熱性能と静音性
レビュー時には本製品を4時間ほど連続使用したが、PC本体からの発熱はかなり抑えてられており、高負荷で連続利用した場合も背面からやや暖かい廃熱を感じる程度であった。
▼筐体自体はほどんど熱を持たない。
▼側面からわずかに温かい熱を感じる程度。
また、PC本体からの動作音も非常に静かであり、耳を近づけると多少のファン回転音が聞こえる程度であった。
▼耳を近づけると、小さな "フォーン" という回転音が聞こえる程度。
このように優れた静音性と排熱性能を実現しており、長時間の利用にも安心だ。
『Blackview MP60』のまとめ
今回紹介した『Blackview MP60』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトで軽量な筐体サイズ
- 充実したインターフェース構成
- 優れた拡張性
- 一般的な作業はスムーズにこなせる性能
- HDR出力対応
- 優れた静音性と放熱性能
悪かった点
- 3D処理能力を要求されるゲーミングやクリエイティブ用途には向かない
以上の通り、手のひらサイズのコンパクトな筐体に対して、実用的な性能を発揮する小型デスクトップPCとなっている。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、作業用ソフトを用いた仕事にも問題なく活用することが可能だ。ただし3D処理能力を要求されるゲーミングやクリエイティブ用途には向かないので注意したい。
インターフェース構成も充実しており、多くのデバイスを同時接続できるため実用的な構成であると言える。
そして何より静音性は実に優れており、動作音はほぼ無音。周囲に気を使う環境でも問題なく使用できるだろう。
コンパクトなサイズで実用的な性能を擁するミニPCを求めている方には、ぜひオススメしたい一品だ。
【限定割引クーポンコード】
当サイト限定で、大幅割引が適用されるAmazon割引コードを提供していただきました。
8GB RAM + 256GB RAMモデル
割引コード:MP60BV8G
割引額:12,000円OFF
最終価格:29,998円(税込)
16GB RAM + 512GB ROMモデル
割引コード:MP60BV16
割引額:10,000円OFF
最終価格:35,990円(税込)
※利用期限:2022年12月31日(土)まで
▼こちらの記事もオススメ
-
『Blackview A85』レビュー | 2万円以下で使える性能の高コスパAndroidスマホ
中国のスマートフォンブランドであるBlackviewは、同ブランドの最新スマートフォン『Blackview A85』を2022年11月24日(木)より販売開始する。 リーズナブルな価格に対してAuTu ...
続きを見る
-
『Blackview BV7200』レビュー | 背面LEDパネル搭載の実用的なタフネススマホ
新型コロナウイルスの影響により、最近ではグランピングやキャンプ、釣りなどのアウトドアアクティビティが人気を博している。 現代では出かける際にも漏れなくスマートフォンを持ち歩くことが当たり前となっており ...
続きを見る