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『BALDR ポータブル電源500W』レビュー | 実用的な大容量の家庭用蓄電池

2021-03-22

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

  • 地震や台風などで停電した時のために蓄電池を用意しておきたい!
  • でも出来るだけ持ち運びやすいサイズのものが良い...

日本は地震大国であり、2011年に東北地方太平洋沖地震が発生して以降、災害用電源(蓄電池)を確保する必要性が高まっている。

しかし、一般的な蓄電池は大型かつ値段も高く、一般家庭では手が出しづらい。

そこで最近大きな人気を博しているのは、家庭向けに価格・サイズともにコンパクトな『ポータブル電源』である。

ポータブル電源は片手で持ち運べる大きさであるにもかかわらず、スマートフォンやタブレットを何十回も満充電できるほどの大容量電気を溜めておくことのできる、便利な蓄電池だ。

▼災害時のみならず、アウトドアな場面でも重宝する。

今回は数あるポータブル電源の中でも、特に価格と容量のバランスが優れた『BALDR ポータブル電源500W』について、実際に使用した感想を元に紹介していこうと思う。

実用性に富んだ大容量家庭用蓄電池『BALDR ポータブル電源500W』

『BALDR ポータブル電源500W』は、片手で持ち運ぶことが出来るサイズに対して、140000mAh/519Whという大容量の電気を溜めることのできる、実用性に優れた家庭用蓄電池だ。

ブランド §B∞BaLDR
容量 140000mAh/519Wh
定格出力 500W、瞬間最大1000W
MPPT制御方式 対応
AC100Vコンセント 2口(純正弦波)
USBポート QC3.0USB-A:3口
USB-PDポート 5-20V, 最大3A, 最大60W:1口
シガーソケット出力 14V 5A: 1口
ワイヤレスチャージャー 10W: 1口
充電方式 AC、シガ-ソケット、ソーラーパネル
本体重量 6.7kg

定格出力は500Wであり、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末だけでなく、小型冷蔵庫や扇風機などの家電も動作させることが出来る。

▼FCC、RoHS、PSEといった安全認証を取得しているので安心だ。

本体前面には非常に多くの出力ポートが搭載されており、幅広い機器に対して互換性がある

▼ノートPCからテレビ、ゲーム機まで、あらゆる電子機器に対応可能。ワイヤレス充電にも対応しており、一般的なスマートホンであれば44回、タブレットであれば24回ほどの満充電が可能となっている。

そして電源自体に対する充電方法として、『コンセント』『ソーラーパネル』『車載シガーソケット』の3つの方法に対応している。

▼特にソーラーパネルに対応している点は、非常用電源としては実用的であると言える。

▼オススメの120Wソーラーパネルはコチラ

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このように、持ち運び性能・容量・搭載ポートのいずれの点においても、非常に実用性の高い構成となっている。

地震や台風による停電時だけでなく、キャンプなどのアウトドアな場面にも活用できる、オールマイティなポータブル電源だ。

▼より小型な『330W型』はコチラの記事で紹介している。

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本体および付属品

▼本体外箱の様子。

▼箱の中ではポータブル電源がしっかり固定されているため、運搬時に故障する心配はない。

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • ポータブル電源本体
  • 説明書一式
  • 保証書一式
  • 100VCAアダプター
  • MC4充電ケーブル
  • 車載用充電シガーソケットケーブル

説明書および保証書は日本語に完全対応しており、図解も掲載されているため、使い方などは簡単に理解できる。

幅広いデバイスに対応できるケーブル類が付属しており、いちいち自分で買い揃える必要は無い。

▼自宅コンセントからポータブル電源に充電を行うための『100VCAアダプター』。

▼ソーラーパネル等から充電を行うための『MC4充電ケーブル』。

▼車両のシガーソケットから給電するための『車載用充電シガーソケットケーブル』。

このように、購入してすぐに利用を開始できる付属品が揃っている。

保証も付帯するため、仮に故障したり、動作に不具合がみられる場合でも安心だ。

ポータブル電源の外観

ポータブル電源の外観について紹介していく。

ポータブル電源自体はコンパクトなサイズだが、本体は6.6キログラムとやや重め。女性でも難なく持ち運ぶことが出来るが、お年寄りや子供などにはキツく感じられるかもしれない。

▼本体正面には各入出力ポートが集約されている。

搭載ポート一覧

  • DC出力×2
  • シガーソケット×1
  • USB-PD出力×1
  • USB QC3.0×3
  • AC(コンセント)出力×2
  • DC入力×1
  • PV(アンダーソン)入力×1

▼本体上部。ワイヤレス充電に対応しており、対応デバイスを置くだけで充電可能。

▼側面には内部の熱を逃がすための排気口が開いている。

▼本体側面にはゴム製の滑り止めが施されており、斜面に設置しても滑り落ちづらくなっている。

本体自体の耐久度も強固であり、デザイン的にも扱いやすいものになっている。

重量自体は重めであるものの、家庭用蓄電池としても実に軽くてコンパクトなサイズであるため、収納場所にも困ることは無いだろう。

多機能LEDライトを搭載

本製品の上部には、強力なLEDライトが搭載されている。

▼停電時などに非常用電源として活用できる便利な機能。

また、このLEDライトは単なる照明以外にも、SOSモールス信号を発信する機能も搭載されている。

照明ボタンを2回連続で押すことで、モールス信号機能が起動する。

▼実際の点灯の様子 ※強い点滅に注意

山間部で遭難した際などにも、SOS信号を伝えるために重宝するだろう。

外部への出力機能

ポータブル電源を用いて、外部機器へ出力(給電)する方法について紹介していく。

AC(コンセント)出力の場合

外部出力の方法はいたって簡単だ。

まずAC(コンセント)出力の場合、ACボタンを押したうえで、デバイスとケーブルで接続するだけだ。

これだけで、デバイスへの給電が開始される。

▼給電状況などはポータブル電源のモニター上で確認できる。

AC出力でノートPCの充電を試した場合は、1時間半ほどで満充電を行うことが出来た。

その際、ポータブル電源本体の電気は10%しか使用しなかったため、電気を満タンに溜めておけば、ノートPCを10回ほどは満充電できるだろう。

USB出力の場合

USB出力の場合も、AC充電と同様にUSBボタンを押した状態でケーブル接続を行うだけだ。

これだけで、デバイスへの給電が開始される。

なお、iPad Air2で試した場合、15~20分ほどで50%分の充電が可能だった。

通常の家庭用コンセントに引けをとらないくらいの充電速度であり、十分実用的であると言える。

ちなみに、複数ポートを同時に使用して充電を行うことも当然可能だ。

▼同時に多数台のデバイスを充電できる。

QI(ワイヤレス)出力の場合

ポータブル電源としては珍しく、本製品はQI(ワイヤレス)充電に対応している。

▼本体上部に対応デバイスを置くだけで、充電が開始される。

いちいちケーブルで接続する必要が無く、その分使えるポート数を稼ぐことも出来るため、非常に便利な機能であると言えるだろう。

ポータブル電源への充電

続いてポータブル電源自体への充電方法について紹介していく。

AC(コンセント)入力の場合

最も一般的な充電方法として、ACケーブルを使用して自宅コンセントから充電する方法が挙げられるだろう。

▼自宅の100Vコンセントであれば、5~7時間ほどで満充電を完了することが出来る。

アウトドアな場面にポータブル電源を持参するときなど、電気を充電する余裕のある場合は、この方法でポータブル電源を充電すると良いだろう。

ソーラーパネル入力

そして本製品はソーラーパネルを用いた充電も可能だ。

▼今回は私が所有している120Wソーラーパネルを使って、実際に太陽光充電を行ってみた。

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パネルに太陽光が当たっていれば、アンダーソンコネクタ付きケーブルを接続した途端に充電が開始される。

▼太陽光発電の出力状況はモニター上に表示される。

【充電テストを行った条件】

  • 春先(3月15日)
  • 快晴
  • 気温18℃
  • 午前10時~ 

上記の条件下で太陽光充電を行ってみたところ、1時間半ほどで20%分の電気を溜めることが出来ていた。

今回のテスト時のような恵まれた天候であれば、5~7時間ほどで満充電が可能だ。

災害による停電時でも、『ポータブル電源』と『ソーラーパネル』の2つのアイテムを所有していれば、電子機器の充電残量を心配する必要も軽減されるだろう。日々を安心して過ごすためには、まさに必要不可欠なアイテムであると言える。

『BALDR ポータブル電源500W』のまとめ

今回紹介した『BALDR ポータブル電源500W』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 実用的な大容量蓄電池
  • 持ち運び可能なサイズ
  • 非常に多くの入出力ポートを搭載
  • ワイヤレス充電に対応
  • 多機能LEDライトを搭載
  • 耐久性に優れた構造
  • 家庭用コンセントと大差ない素早い充電が可能

悪かった点

  • 収納・持ち運び用のケース類が付属しない
  • お年寄りや子供には若干持ち運びづらい重さ

以上のように、充電容量・持ち運び性・互換性のいずれの点においても優れた、オススメ度の高いポータブル電源となっている。

多くの入出力ポートを搭載しており、ワイヤレス給電にも対応している点は実用性が高い。

多機能LEDライトも搭載されているため、遭難などの緊急時にも活用することが出来る。

そして何よりソーラーパネルからの充電が可能であるため、災害時の非常用電源としてはうってつけだろう。

災害への備えを行っておきたい方は、ぜひ『ポータブル電源(本製品)』と『ソーラーパネル』の2点を一家にワンセット用意しておくことをオススメする

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