『OUKITEL WP22』レビュー | アウトドア利用に特化した頑丈＆多機能なタフネススマホ

現代では出かける際にも漏れなくスマートフォンを持ち歩くことが当たり前となっており、キャンプや登山といったアウトドアな場面から仕事まで、スマホはもはや必須となっている。

しかし、水辺や砂塵の巻き起こるような環境でスマホを使用すると、故障や不具合の原因にもなりかねない。

そこで今回オススメするのが、高い防水・防塵・耐衝撃性能を備えたタフネススマホ『OUKITEL WP22』である。

▼以前紹介した『OUKITEL WP20』に次ぐ最新モデルだ。

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アウトドア利用に特化した頑丈＆多機能なタフネススマホ

今回紹介する『OUKITEL WP22』は、IP68 & IP69K等級の高い防水・防塵性能と、MIL-STD-810G規格の非常に強固な耐衝撃性能を備えた、アウトドア利用にはうってつけのタフネススマートフォンだ。

ブランド	OUKITEL
モデル名	WP22
ディスプレイサイズ	‎6.58インチ
解像度	2408 × 1080 (FHD+)
リフレッシュレート	90Hz
OS	Android 13
CPU（SoC）	MediaTek Helio P90 オクタコアプロセッサー
RAM	8GB（最大13GBまでの拡張可能）
ストレージ	256GB
防水・防塵・耐衝撃	IP68 & IP69K & MIL-STD-810H規格
マイクロSDカード	対応（最大1TBまで）
SIMカード	デュアルnano SIM対応
対応通信規格	Bluetooth, Wi-Fi、GPS、NFC
対応バンド	3G：W-CDMA：1 / 2 / 4 / 5 / 8 4G LTE： FDD LTE：1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 66 TD-LTE：38 / 40 / 41 5G NR：非対応
おサイフケータイ	非対応
搭載カメラ	フロント：16MPフロントカメラ リア：48MPメイン + 20MP暗視 + 2MPマクロカメラ
内蔵バッテリー容量	10,000 mAh
筐体サイズ	‎174×83.5×19mm
筐体重量	398g

IP68 & IP69K等級の筐体は、4m以上の水深への水没や落下、空気中を舞い散るチリなどが入り込むことによる故障を防ぐことができるため、アウトドアな場面など過酷な環境での使用に適した設計となっている。

耐衝撃面においても、米軍規格のMIL-STD-810Hを採用しており、落下や衝突などによる衝撃にも非常に強い。キャンプやグランピング、釣り、登山など、過酷な環境に持参するにはうってつけのモデルと言える。

‎6.58インチディスプレイは2408 × 1080 (FHD+)解像度および90Hzリフレッシュレートに対応。大きな画面で綺麗な映像を楽しむことが出来る。

OSはAndroid13を採用。CPUにはMediaTek Helio P90 オクタコアプロセッサーを採用し、RAM（メモリ）は8GBを積むなど、一般的なスマホ作業であれば、比較的スムーズにこなすことができる性能を擁している。RAMは最大13GBまでの拡張が可能だ。

ストレージには256GBを用意。マイクロSDカードの挿入で最大1TBまでのストレージ拡張が可能となっている。

通信規格はWi-FiとBluetooth、GPSに加えて、主要なグローバルバンドを利用したLTE回線通信にも対応。デュアルnano SIMカードの挿入に対応しており、Wi-Fiのない環境でもインターネット接続を行うことが出来るため、アウトドアな場面でも安心だ。

本体前面には16MP（メガピクセル）のフロントカメラを、背面には48MPメイン + 20MP暗視 + 2MPマクロの3眼構成カメラを搭載しており、ウェブ会議やオンライン授業、外出時の記念撮影用ツールまで幅広い用途で活躍するだろう。

▼赤外線暗視カメラを搭載しており、暗所での撮影にも対応可能。

筐体背面には125dBの大型スピーカーを搭載。騒がしい工事現場などの屋外環境でも、音を聴きとれるようになっている。

そして何より、10,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、充電なしで長時間の連続使用が可能だ。

▼アウトドアな場面でも、バッテリー切れを心配せず利用し続けることが可能。

このように、抜群のタフネスさと大容量バッテリー備えた、アウトドアな場面に持参するにはうってつけの格安スマホとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

• スマートフォン本体
• ユーザーマニュアル一式
• 電源アダプター
• USB Type-Cケーブル

▼スマホの外観。‎6.58インチディスプレイを搭載したゴツい見た目。

▼前面中央には16MPのフロントカメラが内蔵。

▼背面の様子。

▼背面中央には125dBの大型スピーカーが内蔵。スピーカーを取り囲むように、48MPメイン + 20MP暗視 + 2MPマクロの3眼構成カメラが搭載されている。

筐体はかなりガッシリとした造りになっており、ケース等に入れずにこのまま持ち運んでも問題ないだろう。

▼筐体サイズは174×83.5×19mm、重量は約398gと大型であり、手で持つと結構なズッシリ感がある。

▼手に取ると頑強さが伝わってくる。

無骨なデザインにカッコよさを感じる方も多いだろう。

▼汚れやキズが付着しづらい素材で造られている。

▼高所からの落下による衝撃にも耐えうる、頑強な造り。

筐体下部の左端には穴が空いており、落下防止ストラップ等を装着出来るようになっている。

▼厚みは約1.9cm。一般的なスマホの2倍ほどの厚みがあり、ポケットに入れて持ち運ぶにはやや大きいかもしれない。

続いて、本体のインターフェースについて紹介していく。

▼右側面の様子。

▼右側面には音量調節ボタン、電源ボタンが搭載。電源ボタンは指紋認証に対応している。

指紋認証精度は優れており、電源ボタンに指を軽く触れるだけでパッとロックが解除される。

▼WATERPROOF（防水）の印字が見られる。

▼左側面の様子。

▼左側面にはカードスロット、サイドキーが用意。サイドキーは好きな機能を割り当てることが出来る（後述）。

▼SHOCKPROOF（耐衝撃）の印字。

カードスロットを開くことで、最大1TBのマイクロSDカード、もしくはデュアルnano SIMカードの挿入が可能だ。

ただ、水滴や粉塵の侵入を防ぐためであろうが、カードスロットのフタが非常に硬く、指で開けようとすると爪を割りかねない。そのため、マイナスドライバーなどで開けることを推奨したい。

▼上部の様子。

▼下部の様子。Type-Cポートがキャップで厳重に保護されている。

このように、端子・ポート類の露出を極力最小限に抑えることで、IP68＆69K等級の高い防水・防塵性能を実現している。

筐体自体はどのような過酷な環境でも耐えうる強固な設計がなされていると言えるだろう。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

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結果として、約20万点のスコアを記録した。

スコア的にはミドルレンジといったところ。ウェブサイト閲覧や動画視聴などを快適に行うことが出来るほか、軽めのゲームアプリ程度であれば支障なくスムーズに動作するだろう。

屋外での緊急時において、パフォーマンスの低さで悩まされることなどはないだろう。

一般的なスマホ用途はスムーズ

本機のパフォーマンスを確認すべく、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。

▼画像多めのサイトでも瞬時に読み込まれる。

▼2408 × 1080 (FHD+)解像度のディスプレイでは、細かな文字まで見やすい。

画像やスクリプトが多めのサイトだと、スクロール時に遅延やカクつきを感じることが多少あった。

YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合も、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。

▼高画質設定の映像を、スムーズに視聴することが出来る。

発色も良好。映像はカラフルで美しく、映画やアニメなどを視聴しても満足度の高い体験が可能だ。

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴に関しては、問題なくスムーズに行うことが出来た。

音圧の強い125dB大型スピーカー

本機には、背面に125dB大型スピーカーが搭載されている。

実際に音楽をいくつか再生してみたが、さすが125dB大型スピーカーだけあって、音圧は抜群だ。最大音量設定時の音圧は中々のもので、環境音のウルサイ工事現場でも映画の登場人物のセリフを聴きとれるほどだ。

アウトドア環境や工事の現場などにおいて、環境音や騒音に負けない音圧を実現できている。

音質に関しても良好で、低音こそ潰れてしまっている者の、中～高音域に関してはクリアに響きわたる。ハイエンドモデルと比べると音質自体は劣るが、タフネススマホにしては十分に頑張ったレベルであると言える。

実用的な性能のカメラ

また、本機に搭載されていカメラについても確認してみた。

▼実際にフロント（前面）カメラで撮影した画像。

フロントカメラに関して、画質は概ね良好であり、ヒトの輪郭から表情までクリアに映し出すことが出来ていた。

ウェブ会議やオンライン授業など、オンライン通話用途に利用しても問題のない品質だ。

▼続いてリア（背面）カメラで撮影した画像。

背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。

上画像を見ても分かる通り、遠景から近景、広角まで、明瞭に撮影することができた。ただし、5倍以上のズーム撮影時は流石に画質が悪くなる。

それでも、旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質だと言える。

アウトドア・作業用途に適した便利機能の数々

本機にはタフネススマホらしく、アウトドア・作業用途に適した便利機能の数々が用意されている。

▼スクリーンリーダーや自動字幕起こしは、画面を見ていられない場合や、周囲の音がうるさくて音声を聴きとりづらい場合などに役立つ。

▼緊急情報と緊急通報の機能も搭載。緊急時や有事の場合に重宝する機能だ。

そしてデフォルトでプリインストールされている「ツールボックス」の中には、騒音試験や方位磁針、高さ測定、分度器など、屋外作業に活用できる便利ツールが多数用意されいる。

便利なサイドキー

本製品の左側面には、ユーザーが自由な機能を割り当てることのできるサイドキーが用意されている。

▼オレンジ色のボタン。

▼設定アプリよりキーの設定が可能。

ワンクリック時・ダブルクリック時・長押し時の３種類の操作方法に対して、それぞれ好みの機能を割り当てることができる。

このボタンを上手く活用することで、スマホ自体の利便性を向上させることが可能だ。

SOS機能などを割り当てておくと、瞬時にそれらにアクセスできる。

他のスマホ機種にも是非採用してほしい機能であると感じた。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『PUBG』プレイ時

まずは『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択できた。

実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。

▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。

激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。90Hz高リフレッシュレートのおかげで、全体的に動きが滑らかに描画される。

▼画面も大きく、十分に迫力のあるゲーミングを楽しめる。

スマホゲーを楽しみたい場合にも、そこそこ満足度の高い体験が可能だろう。

『統合版マインクラフト（旧PE）』プレイ時

続いて『統合版マインクラフト（旧PE）』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。

▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。

▼大規模なチャンクの読み込みなどに多少の時間はかかるが、移動自体は比較的スムーズだ。

▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。

クリエイティブやサバイバル、またはマルチサーバーに参加した際などにも、パフォーマンスは非常に安定しており終始スムーズなゲーミングが可能であった。

多くのアドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズな動作を実現することが出来るだろう。

以上の通り、『PUBG』や『マインクラフト』レベルのゲームアプリであれば、ほとんど問題なく快適に遊べることが確認できた。

『原神』レベル激重ゲームには向かない

激重ゲームアプリの代表格でもある『原神』をプレイしてみたが、画質設定 "最低" でもフレームレート低下が頻発し、お世辞にも快適なゲーミングとは言えなかった。

『原神』レベルの激重ゲームには向かないだろう。

非常に長持ちする大容量10,000mAhバッテリー

本製品には10,000mAhの大容量バッテリーが内蔵されており、非常に長時間の連続利用が可能だ。

▼公式は52時間を超える待機時間を謳っている。

実際に満充電の状態から3時間ほど処理の重いゲームアプリを連続して遊んでみたところ、10%ほどしかバッテリーが減っておらず、2～3日以上持続可能な充電残量を残していた。

普通に利用する分には、2～3日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないだろう。

登山などで遭難した場合でも、安心できる大容量バッテリーとなっている。

『OUKITEL WP22』のまとめ

今回紹介した『OUKITEL WP22』について、特長をまとめると以下の通りだ。

以上の通り、過酷な環境でも使用に耐えうる強固な造りと、実用的な性能を両立したタフネススマホとなっている。

ただ頑丈なだけでなく性能も充実しており、動画視聴や仕事目的、ゲーミングに至るまで大抵の作業を快適にこなすことが可能だ。

ディスプレイの発色はカラフルで美しく、ウェブブラウジングからゲームプレイ、動画視聴まで満足度の高い体験が可能であった。

125dB大型スピーカーの音圧はかなり強く、騒音レベルの高い環境でも音声を聴きとることが出来るだろう。

前面・背面搭載のカメラによって撮影された画像（映像）も綺麗で、アウトドアな場面での撮影用端末としても重宝するだろう。

何より、10,000mAh大容量バッテリーの持ちが良好で、いちいちバッテリー残量を気にせずに外出先でも安心して利用できる。グローブモード対応にも対応。作業補助アプリもプリインストールされているなど、アウトドア用途に適した機能が充実している点が非常に魅力的だ。

実用的な性能と、強固な造りを併せ持つスマホを探している方には、是非オススメしたい一品だ。

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