晩酌などでちょうど良い大きさの氷が必要になった時、手軽かつスピーディに氷をつくことの出来るツールがあると便利だ。
今回紹介する『FREE VILLAGE 小型高速製氷機』(Z5812H)を利用すれば、ワンタッチであっという間に使い勝手の良い大きさの氷を作ることが可能だ。
今回は本製品について、提携先より提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
製品名 | FREE VILLAGE 小型高速製氷機 |
型番 | J00Z5812H |
品番 | Z5812H |
騒音レベル | ≦45dB |
電源 | 100V 50/60Hz |
定格消費電力 | 120 W |
タンク容量 | 1.9L |
製氷能力 | 12(kg/24H, 使用環境温度25度の場合) |
製氷時間 | 6〜12分 / 9個 |
本体重量 | 約6.4kg |
本体サイズ | 22D x 29W x 29.4H cm |
今回紹介する『FREE VILLAGE 小型高速製氷機』は、水を入れて電源を入れるだけで、最短6分で製氷を行うことの出来るコンパクトな製氷機だ。以前紹介した『FREE VILLAGE 小型製氷機』の廉価版モデルにあたる。
両手で持って移動できるほどのコンパクトな筐体サイズと重量で、一般家庭はもちろん、飲み会の場に持参したり、酒場などにおける業務利用にも適した製氷機だ。
▼取っ手が付属しており、キャンプやバーベキューなどのアウトドアな場面へ気軽に持参できる。
▼シンプル操作で、誰でも簡単に使用可能。
▼透明な窓付きで、製氷した氷の量をいつでも確認できる。氷がコロコロと落ちてくる様子はユニークで、見ていて心地よい。
最短6分で氷の塊を作り出すことが出来る。製氷される氷は中が空洞になっており、液体との接触面積が大きくとられていることで、スピーディに冷やすことが可能となっている。
動作音も静かで、場所や時間帯を問わず稼働させることが可能だ。
このように、日常的に晩酌を楽しんでいる方や、アウトドア飲み用に手軽な製氷機を探している方にはうってつけの製品となっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- 製氷機本体
- 氷バスケット
- 氷スコップ
- 取っ手
- ユーザーマニュアル
▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応している。
▼製氷機本体の外観。22D x 29W x 29.4H cmのコンパクトな筐体サイズ。
▼真上から見た様子。
▼上部には画像左から、水不足表示、製氷満タン表示、電源表示、開/閉キーが用意。
▼左側面の様子。吸気口が空いている。
▼右側面の様子。排気口が空いている。
▼背面の様子。
▼背面下部からは電源コードが延びている。
▼底部の様子
▼底部には排水口が用意されており、キャップで保護されている。
▼上部のフタを開けると、アイスバスケットとアイスシャベルが入っている。
▼製氷機内部のタンクには最大1.9Lの水が入る。
▼製氷機の奥。氷が作られる場所だ。
▼奥に取り付けられている円柱状の金属棒に水が纏わりつき、氷結することで氷が生成される。
このように、製氷機自体の構造は非常にシンプルだ。
余計なボタンやインターフェースもないため、初めて触れる方でも問題なく使用できるだろう。
持ち運びに便利な取っ手が付属
なお本製品には取っ手が付属しており、製氷機に装着することで持ち運びがラクになる。
▼取っ手
▼製氷機両側面の穴に装着。
製氷機本体の重量は約6.4kgであり、取っ手を装着すれば片手で支障なく持ち運ぶことが可能だ。
使用手順
本製品の使用手順はいたってシンプルだ。
まず製氷機背面から伸びる電源コードをコンセントに接続する。
▼動作電圧は100V、定格消費電力は120Wのため、一般的な家庭用コンセントにそのまま接続して問題ない。
筐体サイズがコンパクトなため、設置しても場所を取らない点が嬉しい。
▼コンセントに繋ぐとインジケータが点灯し、電源が入る。
続いて、製氷機のタンクへ水道水を注ぎ込む。
ここで注意したいのは、水道水を利用すると言う点だ。消毒殺菌された水道水ではなくミネラルウォーターなどを入れると、逆にタンク内で細菌が繁殖してしまう事態につながりかねない。
▼かならず水道水を利用しよう。
タンク内に記載された "MAX" という印の7~8割あたりまでが、注ぎ込む目安として推奨されている。
水を入れ終わったら、アイスバスケットを装着してフタを閉める。
そして上部の "開/閉" ボタンを押すことで、製氷が開始される。なお、本製品は氷の大きさを調整することは出来ない。
ブォーという排気音とともに製氷が開始される。
▼製氷中は側面の排気口から暖かい風が吹き出される。周囲の温度が若干上がるため、なるべく広い場所に設置しておくと良いだろう。
あとは放置しておくだけで、氷が生み出されていく仕組みだ。
動作音は静か
公式は優れた静音性をうたっており、実際、動作音はいたって静かであった。
▼実際に動作させている様子
多少ブォーンという音が聞こえる程度であり、そこまで耳障りな音量ではなかった。
深夜遅くに使用しても、近隣住民の安眠を妨げてしまう心配は無いだろう。
製氷ペースは6~12分に9個
氷は6分~12に9個のペースで製氷される。
私が実際に使用した際は、初回の製氷には10分程度かかったが、2回目以降は5~6分程度で新たな氷が作り出された。
製氷された氷は奥の金属部より剥がれ落ち、アイスバスケットに落とされる。この時の様子を窓から眺めるのが、個人的には中々面白かった。
▼製氷され、バスケットに落とされる瞬間
メダルゲームのような感覚で、小さな子供などが見たら喜ぶのではないだろうか。
▼バスケットへ氷が溜まっていく。
このサイズの小型製氷機としては、まあまあ優れた製氷ペースであると言えるのではないだろうか。製氷ペースは製氷機の周囲温度にも左右されるため、早く氷が欲しい場合はできるだけ直射日光を避け、温度の低い場所に設置すると良い。
なお、製氷中に水が足りなくなったり、アイスバスケットが満タンになった場合は、上部インジケータが点灯して知らせてくれる。
スピーディに冷やすことの出来る穴あき氷
前述した製氷機構により、製氷された氷は下画像のような中央穴あき構造になっている。
この構造により、液体へ氷が触れる面積が大きくなり、一般的な氷よりもスピーディに冷やすことが可能となる。
▼実際に使用してみた
体感的にも、非常に素早くコーヒーを冷やすことができ、すぐに冷え冷えのアイスコーヒーを飲むことができた。1つ1つの氷が丁度良いコンパクトサイズのため、多くの氷を入れられる。
ただし、氷が液体に触れる面積が大きい分、氷が解けるスピードも速い。
▼早く飲まないと、飲み物が薄まってしまう。
飲み物が薄まってしまうのが嫌な場合は、氷が溶けてしまう前に飲み干す必要があるだろう。
製氷後の片づけ
製氷完了後、下部の排水口を空けてタンク内に残った水道水を排水しよう。
あとは製氷機内部をよく乾燥させて、片づけは完了だ。
たまにはタンク内をクエン酸洗浄剤などで洗うことで、カビなどの繁殖を防ぐことができるだろう。
『FREE VILLAGE 小型高速製氷機』のまとめ
今回紹介した『FREE VILLAGE 小型高速製氷機』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ軽量な筐体サイズ
- 持ち運びに便利な取っ手が付属
- 扱い方が簡単
- 素早い製氷ペース
- 製氷中の様子が見ていて楽しい
- スピーディに冷やすことができる穴あき構造の氷
- 後処理もスムーズ
- 動作音が静か
悪かった点
- 氷のサイズは調整できない
- 穴あき構造の氷は、溶けるのも早い
以上の通り、これだけのコンパクトなサイズ・重量としては、優れた製氷ペースを実現した製氷機であると言える。
どこにでも設置しやすい大きさのため、場所を取らない点も嬉しい。持ち運びに便利な取っ手が付属しており、一人で持ち運ぶことも十分に可能なため、外出先へ持参して使用することも可能だ。
水を入れてサイズ選択の2ステップで製氷できるシンプル設計のため、誰でも簡単に利用できるだろう。製氷スピードも早く、30分ほど放置しておけば、多人数で使用できる分の氷を作ることが出来る。
ただし、空洞構造の氷は液体を素早く冷やせる分、氷が溶けるのも早い。飲み物が薄まってしまうため、早めに飲み干す必要があるだろう。
何はともあれ、実用的でコンパクトサイズの製氷機を探している方には、是非オススメしたい小型高速製氷機であると言える。
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