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PlayStation 5(PS5)実際に使用した感想 - 外観からゲームプレイまでレビュー

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく紹介していきます!

2020年11月12日(木)、遂に次世代ゲーム機の1つである『プレイステーション5』(PS5)が発売されました。

▼ディスクエディション(左)と デジタルエディション(右)

旧世代機(PS4・Xbox One)から更に向上したゲーム体験が可能になるゲーム機として、予約開始時点から激しい争奪戦となり、発売から数週間が経過した現時点(記事執筆時点)においても入手が困難な状況となっています。

筆者は運良くAmazonで予約できたため、発売日にデジタルエディション版のPS5を入手することができました

▼ダウンロード版のタイトルのみをプレイできるDigital Edition(定価:3万9,980円+税)

付属品一覧

  • PS5本体 × 1
  • デュアルセンスコントローラ × 1
  • HDMIケーブル × 1
  • 電源コード × 1
  • 説明書 × 1

待ちに待った次世代機ということもあり、実際にPS5タイトルをいくつか購入し、数週間のあいだ夢中になってプレイしました。

そこで今回は、現在絶賛話題になっているPS5について、実際に使用してみた感想を、様々な観点から紹介(レビュー)していきたいと思います。

PS5の本体スペック・外観

本体スペック詳細

PS5の本体スペック・データは以下の通りです。

ディスクエディション デジタルエディション
外形寸法(高さ×幅×奥行) 約390mm×104mm×260mm 約390mm×92mm×260mm
質量 約4.5kg 約3.9kg
最大消費電力 350W 340W
入出力 ・USB Type-A 端子(Hi-Speed USB)
・USB Type-A 端子(Super-Speed USB 10Gbps) x2
・USB Type-C 端子(Super-Speed USB 10Gbps)
通信規格 ・Ethernet(10BASE-T, 100BASE-TX, 1000BASE-T)
・IEEE 802.11 a/b/g/n/ac/ax
・Bluetooth 5.1
映像出力 ・HDMI OUT端子
・4K 120Hz TV、8K TV、VRR 対応(HDMI2.1規格による)
オーディオ “Tempest” 3Dオーディオ技術
SSD 825GB
読み込み速度:5.5GB/s Read Bandwidth(Raw)
CPU ・x86-64-AMD Ryzen “Zen 2”
・8コア/ 16 スレッド
・周波数:最大3.5GHz まで可変
システムメモリ ・GDDR6 16GB
・バンド幅:448GB/s
GPU ・AMD Radeon RDNA 2-based graphics engine
・レイトレーシングアクセラレーション
・周波数:最大2.23GHz まで可変(10.3 TFLOPS)

【驚きに満ちたゲーム体験】

  • 驚異のグラフィックや新機能を体感できる、PS5™ならではのゲームラインアップ。

【レイトレーシング】

  • 本機能に対応するPS5™タイトルでは、物体への光の当たり方を個別にシミュレートすることにより、まるで現実世界のような陰影や反射を再現。新次元のリアリズムがもたらすゲームへの没入体験を実感できます。

【4Kテレビ対応】

  • お気に入りのPS5™タイトルを鮮明で美しい4Kテレビで遊べます。

【最大120FPS、120Hz出力】

  • 対応タイトルでは 、120fpsの高フレームレートで滑らかなゲームプレイを楽しめます。120Hz/4Kモニターにも対応。

【HDR技術】

  • 対応するPS5™タイトルでは、HDR対応テレビで驚くほど鮮やかで自然な色調を表現できます。

【8K出力】

  • PS5™は8K出力にも対応。4320pの高解像度でプレイできます。

大型ながらスタイリッシュで美しいフォルムデザイン

上表の通り、PS5の本体寸法は高さ約40cmとなっており、旧世代機であるPS4 Proよりも一回り大きなサイズです。

しかし全体的に角ばった幾何学デザインの従来機とは異なり、今回は流線形のデザインが取り入れられた白黒のおしゃれなフォルムとなっています。

▼デジタルエディションはディスク挿入口が無い分、底部がスマートな形状に収束している。

そのため、比較的大きな筐体にもかかわらず目の支障になることはなく、逆にインテリアとして飾っておいても違和感がありません。

筐体の大きさは廃熱性能に関連して重要な要素であるため、サイズ感とデザイン性を両立させたPS5のフォルムは素晴らしいの一言です。

▼ハイタワー型PC(画像右)との比較。いかにPS5が大きいかが分かる。

PS5の全面にはUSB端子と電源ボタンが搭載。PS4とは異なり、Type-C USB端子に対応しているのがポイント。

背面は廃熱を考慮した網目状の構造になっており、底部に電源ポートを含む各種端子が用意されている。

▼本体を上から見た図。デザイン的には素晴らしいが、埃がたまりやすい構造のため、定期的に掃除したほうが良いと思われる。

本体動作時は、前面の内エッジ部分が青く点灯する。近未来的でカッコいい。

▼背面から見た図。左側上部にプレイステーションのロゴが刻印されている。

本体重量はディスクエディションで約4.5kg、デジタルエディションで約3.9kgとなっており、決して片手で持てない重さではないが、軽くもない。ただし、両手を使えば女性や子供でも楽々持ち運び可能。

デュアルセンスコントローラ外観

PS5から新たに採用されたコントローラー『デュアルセンス』について紹介します。

従来コントローラと比べ流線形を取り入れたデザインとなっており、実際に手に持ってみると吸い付くようにフィットする。

裏面には滑り止めコーディングが施されているため、手汗をかいても落としづらくなっている。

ネット上では大きすぎるのでは?という意見も目にするが、実際に手に持ってみるとPS4以前のコントローラとサイズ感・重量感は大差ない。

デュアルセンスに搭載されている各種ボタンは以下の通り。

ボタンの役割

  • クリエイトボタン:PS4における "SHAREボタン" と同様の機能があり、スクリーンショットやプレイ映像の撮影・シェアなどが可能。
  • オプションボタン:PS4におけるオプションボタンと同様。
  • マイクミュート切替ボタン:チャット時にコントローラのマイク機能のON/OFFを切り替える。OFF(ミュート時)には、上画像のように黄色ランプが点灯する。

▼配色に関しては賛否あると思うが、個人的に筆者は、指紋が目立ちにくい白色の方が好ましいと思う。

トリガー(R2・L2)にはデュアルセンスコントローラの新機能である『アダプティブトリガー』が搭載されている。使用感については後述する。

コントローラ上部の充電用端子には、PS3・PS4の『USB 2.0 Micro B』とは異なり、『Type-C USB』が採用されている。総にゅむきに関係なくケーブルを接続できるため、ユーザービリティが大幅に向上した。

本体・コントローラの両デザインに関しては、大型ながら室内の景観を損ねることなく、ユーザーの所有感を高めてくれる洗練されたデザインになっているように感じた。

本体サイズは確かに大きいものの、数日設置していると慣れてくるため気にはならない。

ただし、本体の黒色部分にホコリが付着すると結構目立つため、定期的に掃除をしてあげた方が良いだろう。

無駄を省いて洗練されたインターフェース

それでは実際にPS5を起動してみる。

なお、本体の起動は従来通りコントローラ中央のPSアイコンを押すことで可能だが、初回起動時およびペアリングが解除されている際は、USBケーブルで本体と接続する必要がある。

▼公式が公開しているインターフェース体験動画

ホーム画面

PS5を起動すると、粒子のパーティクルが飛び交う起動画面を経て、ホーム画面が表示される。

▼私の実際のホーム画面。

PS3やPS4をプレイした経験のあるユーザーであればわかると思うが、タブが "ゲーム" と "メディア" の2種類のみに集約されており、インターネットブラウザやチャットルームなどのアイコンはメインメニュー上から取り除かれている。

▼メディアタブでは、ネットフリックスやアマゾンプライムなど、各種オンデマンドサービスの映像をPS5から視聴することが可能(各サービスに対しての契約が必要)。

ゲームコンテンツを購入するためのPlayStation Storeのデザインも大幅に変更されており、コンテンツごとのサムネイルが大きく強調されることで、各作品がより目立ちやすいデザインとなっている。

なお、事前情報で知っている方も多いだろうが、PS5では 決定ボタンが "×(クロス)"キャンセルボタンが "〇(ラウンド)" の海外仕様に統一されている。

そのため慣れていないうちは、特にストアにおいてコンテンツをキャンセルしたつもりが、誤って購入手続きに進んでしまった、といった間違いを起こさないように気を付けたほうが良い。

コントローラのホームボタンを押すと、画面下部にツールバーが表示される。音量調整やパーティ作成、電源オプションなど主なシステム操作はここから行うことができる(ゲーム中でも操作可能)。

システム画面

ホーム画面上部の歯車アイコンより、PS5のシステム画面にアクセスできる。

システム画面の項目はPS4とほとんど変わらない。インターネット接続設定やストレージの確認などもここで行うことができる。

▼4Kモニターに接続している場合、自動的に4K(3840×2160)解像度が適用される。なお、HDRは対応モニター利用時にしか適用されない。

続いてストレージについて確認してみる。スペック上ではSSD容量は825GBとなっているが、あらかじめシステムデータに容量の一部が利用されているため、ユーザーが実際に使用できるのは約670GB分となっている。

利用可能容量に不満のある場合は、USBドライブを拡張ストレージとして利用することも可能。PS4に限って、拡張ストレージ上から直接起動することができるため、当該の利用方法を考えている場合は、高速転送に対応した外付けUSBストレージを用意しておくと良いだろう。

このように、PS5のホームインターフェースは意外なほどにシンプルなデザインとなっている。

今後のアップデート次第ではコンテンツやアイコンが増えていくことが予想されるが、あくまでソニーはユーザービリティ向上のため、シンプルさ・使いやすさを重要視しており、大幅に変更されることはないのではなかろうか。

個人的には、雑多なアイコンが散乱しているよりも、PS5のさっぱりと洗練されたホーム画面の方が見やすくて、コンテンツを探すときに迷子になりにくいため好ましいと感じた。

PS5によるゲーム体験 - 高速ローディングと光源処理の素晴らしさ

そして最も肝心な『ゲーム体験』について感想を紹介する。

今回は購入したローンチタイトルの中でも、現時点において最もPS5の性能を有効活用できていると感じた『デモンズソウル』(リメイク)をプレイした感想に基づいて、感想を述べようと思う。

現実と見まがうほどリアルな光源処理

どのPS5ゲームを起動しても真っ先に目がいくのが、実にリアルに表現された光源処理だ。個人的に旧世代機との最たる違いは陰影のクオリティであると思う。

画像では分かりづらいかもしれないが、遠景の細部に至るまでテクスチャが非常にくっきりと映し出されており、光源に対して生じる影の伸びや減衰具合も、現実の光景と見まがうほどリアルに表現されている。

▼旧世代機ではPS4 Proですが遠景がぼやけがちだったが、PS5ではシャープに描画される。

▼光源の明るさとは対照的に、影になる部分の暗さがより引き立てられることで、より臨場感を生み出している。

また画像では分かりづらいが、方向によって金属光沢が反射する光の強弱が異なったり、波打つ水面の光が、波によって伸びたり滲んだりする様子が実に素晴らしい。これはぜひ実機と4Kモニターで実際に確認してほしい点だ。

ほぼゼロに近いロード時間

PS3版の『デモンズソウル』の場合、ステージ ⇔ 拠点 間のワープの際に、専用のロード画面を挟まなくてはならないほど長い読み込み時間を要した。

しかしリメイク版ではPS5の超高速SSDを活かすことで、ほぼゼロに近いロード時間を実現している。

▼ステージ上から拠点への移動を選択する

PS3版ではここで10秒近いロード時間を挟んだが、PS5版ではそれが省略されている。

▼一瞬で拠点への移動が完了する

長大なロード時間はプレイヤーの大きなストレスとなる。特にトライ&エラーが基本的なデモンズソウルのようなタイトルでは、ユーザービリティに与える影響は致命的であるともいえる。

しかしPS5の高速SSDの実力は予想以上のものであり、ここ数週間のゲームプレイを通じて、まったくと言っていいほど読み込みで待たされた記憶がない

もはや次世代機の世代において、"ロード画面" という概念そのものが無くなりつつあると感じた。

高FPSを取るか、高グラフィックを取るか

多くの次世代機対応タイトルには、おもに2種類のグラフィック設定が用意されている。

▼デモンズソウルリメイクにも、同様の設定が用意。

  • パフォーマンスモード:FPS(映像の滑らかさ)を優先するモード
  • グラフィックモード:レイトレーシングを活かし、高画質化を優先するモード

どちらの設定を選べばよいのか迷う方も多いと思うが、個人的には『パフォーマンスモード』をオススメする。

理由として第一に、画質に与える影響がそこまで大きくないことが挙げられる。

▼『パフォーマンスモード』設定時。

▼『グラフィックモード』設定時。

上記2つの画像を確認すると、確かにグラフィックモード時の方が環境光が強く表現されているように感じるが、実際にプレイしてみるとそこまでの違いを感じない。

そして第二の理由だが。グラフィックモード時におけるFPS低下が予想以上に深刻であったことが挙げられる。

オブジェクト量の多いステージなどを訪れた場合、グラフィックモードにしているとフレームレート低下が顕著に発生し、率直に言ってゲームプレイに大幅な支障をきたした

わずかな画質の違いのためにフレームレートを犠牲にする必要は無いし、パフォーマンスモードでも十分高画質を堪能できるため、PS5購入時には迷うことなく『パフォーマンスモード』でプレイすることを推奨したい。

ゲーム内の衝撃をリアルに伝える『ハプティックフィードバック』機能

そしてPS5の目玉機能の1つでもある、デュアルセンスコントローラの『ハプティックフィードバック』機能について体験してみた。

ゲーム内の衝撃や質感をリアルにプレイヤーへ伝えるというものだが、予想以上に面白いものであった

例えば、金属製のフィールドを歩いている場合は、金属の質感が非常にリアルに感じられるよう、振動が調整される。

また、泥沼のようなヌメヌメした場所では振動が鈍くなりキャラクターの足取りの重さがこれでもかというほど伝わってくる。

一回体験するとクセになるような感覚だが、ローンチ時点ではタイトルによって十分に活用できているものと、そうでないものとがある

PS5に無料でインストールされている『アストロプレイルーム』は、同機能を最大限に活用しているため、まずはこちらをプレイしてみることをお勧めする。

引き金の重さを感じ取れる『アダプティブトリガー』

また、同じくデュアルセンスコントローラの機能の1つである『アダプティブトリガー』も素晴らしい。

銃や弓矢など、ゲーム内でツールを引き絞る感覚がR2・L2トリガーに反映されることで、プレイヤーは本当に銃や弓矢を引き絞っている感覚になる。

トリガーの重さもワンパターンではなく、銃の種類によって引き金の重さが変わる点も面白い。

FPSのランカーにとっては邪魔になる機能かもしれないが、不要であれば機能をOFFにすることも可能だ。

こちらも『ハプティックフィードバック』機能と同様、一度体験したら他のコントローラを使ったときに物足りなく感じてしまうほど、中毒性の高い感覚を提供してくれる機能となっている。

進化したパーティー機能

PS4と同様に、PS5ではツールバーから『ゲームベース』を選択することで、フレンドとパーティを組むことができる。

パーティを組むと、主に以下のことが可能になる

パーティ機能

  • ボイスチャット
  • テキストチャット
  • スクショ・映像のシェア
  • ゲーム画面シェア(相互)
  • ゲームのシェアプレイ

この中でも特に "ゲーム画面シェア" についてはPS4時より大幅に機能が向上している。

旧世代機であれば、どちらか一方が、もう一方のゲーム画面を一方的に視聴することしかできなかった。

しかしPS5では、双方の映像をお互いの画面に映し出すことができ、互いにゲームプレイの現状を確認することが可能になった

このため、例えばCo-opプレイ時に、相方の状況を一目で確認することができるため、より連携がしやすくなる等のメリットがある。

さらに、ピクチャーインピクチャー機能により、画面上の好きな箇所にシェア画面を配置することができるようになった

この点も、画質同様にPS5で強化された大きな機能の1つだろう。

PS5を2週間実際に使用した感想まとめ

PS5を実際に利用した感想について、大まかなポイントとしてまとめると以下の通りである。

良かった点

  • スタイリッシュで所有感のあるデザイン
  • 洗練されたインターフェース
  • 遠景までクッキリと映し出される4Kグラフィック
  • 進化した光源処理
  • 中毒性の高いデュアルセンスコントローラの新機能
  • フレンドとのゲームがより楽しくなったパーティ機能の拡張

悪かった点

  • PS5上部の隙間にはホコリがたまりやすいため、定期的な掃除が必要
  • 『グラフィックモード』ではFPSが顕著に低下する

以上がPS5の感想となる。

発売から2週間の間、みっちりとPS5を遊びつくしたわけだが、総合的に評価してもPS5はこの価格帯としては素晴らしいゲーミングデバイスであると言える。

特にデュアルセンスコントローラの新機能と、パーティ機能の進化については、ゲーム体験に新たな可能性を見出した革新的な要素であると感じた。

現在はまだ入手困難な状態となっているPS5だが、もしも購入できた暁には、ぜひ4K対応モニターを一緒に購入することを強くオススメしたい。

4Kモニター + PS5 で、次世代ゲーム体験を隅々まで味わってほしい。

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レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく紹介していきます!

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