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『Blackview Tab10 WiFi』レビュー | スタイラスペン・保護フィルム・ケース付属のエントリータブレット

2023-10-16

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

世界市場、特にヨーロッパ、アフリカ、アジアで多くのモバイルデバイスをリリースしてきたBlackviewは、同社の最新タブレット『Blackview Tab10 WiFi』を2023年10月より販売開始した。

パッケージにはスタイラスペン・保護フィルム・タブレットケースが付属しており、購入後すぐに本格的なタブレット利用を開始できるエントリーモデルとなっている。

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

実用的な性能の10.1インチ型Androidタブレット

今回紹介する『Blackview Tab10 WiFi』は、10.1インチのディスプレイを搭載したタブレットだ。OSはAndroid13ベースのDokeOS_P3.0を採用。

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ブランド Blackview
モデル名 Blackview Tab10 WiFi
カラー グレー
ディスプレイサイズ 10.1インチ IPSディスプレイ
解像度 1,280×800(HD+)
リフレッシュレート 60Hz
OS DokeOS_P3.0(Android 13ベース)
CPU MediaTek MT8788 オクタコアプロセッサー
RAM 8GB(最大16GBまでの拡張に対応)
ストレージ 256GB
マイクロSDカード 対応(最大2TBまで)
SIMカード 非対応
バッテリー容量 7,680 mAh
スピーカー スマートPAデュアルボックススピーカー内蔵
搭載カメラ フロント:5MP
リア:13MP
対応通信規格 2.4/5GHz Wi-Fi(IEEE‎802.11a/b/g/n/ac), Bluetooth5.0
本体サイズ 212 x 124 x 8.4mm
本体重量 約338g

ディスプレイは1,280×800(HD+)解像度、60Hzのリフレッシュレートに対応している。

筐体にはスマートPAデュアルボックススピーカーを内蔵。メディア視聴用途にも適したタブレットだ。

CPU(SoC)にはMediaTek MT8788 オクタコアプロセッサーを、RAMは8GBを採用。一般的なタブレット用途は問題なくスムーズにこなせるだけの性能を擁している。RAMは最大16GBまでの拡張が可能で、よりスムーズなタブレット操作を楽しめるようになる。

▼GMS認証取得済み。

内蔵ストレージに関しては256GBが用意。カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大2TBまでの拡張が可能だ。

▼大容量ストレージ内蔵でデータ保存には困らない。

通信規格は2.4/5GHz デュアルバンドWi-Fi(IEEE‎802.11a/b/g/n/ac)および Bluetooth 5.0に対応。一方、SIMカードの挿入には対応しておらず、モバイルデータ通信を行うことができない点に注意したい。

筐体前面には5メガピクセルのフロントカメラを、背面には13メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能。

バッテリー容量は7,680 mAhと大きめであり、長時間の連続使用が可能。外出先でも安心して長時間利用でき、利便性に優れていると言える。

そしてパッケージには「保護ケース」「保護フィルム」「タッチペン」が付属しており、タブレット購入後すぐに本格的な利用を開始できるだろう。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • タブレット本体
  • ユーザーマニュアル
  • 電源アダプタ
  • USB Type-Cケーブル
  • SIMカードピン
  • 保護フィルム
  • タブレットケース
  • スタイラスペン

▼タブレットの外観。10.1インチディスプレイ搭載のスタイリッシュな見た目。

▼正面中央には5メガピクセルのフロントカメラが内蔵。

▼背面の様子。

背面には13メガピクセルのリアカメラを搭載。

▼本体重量は約338gと軽く、長時間持ち続けても疲れづらい。

▼厚みは8.4 mmと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

続いてインターフェースについて紹介していく。

▼上部の様子。スピーカーが内蔵されているほか、電源ボタン音量調節ボタンが用意。

▼下部にもスピーカーが内蔵されているほか、Type-Cポートカードスロット3.5mmオーディオジャックが用意。

▼付属のピンを用いてスロットを開き、マイクロSDカードを挿入することが可能だ。

▼左側面の様子。

▼右側面の様子。

コンパクトな筐体に必要最低限のインターフェースが詰め込まれたデザインとなっている。

スタイラスペン・保護フィルム・タブレットケースが付属

本製品のパッケージにはスタイラスペン・保護フィルム・タブレットケースが付属しており、購入後すぐに本格的なタブレット利用を開始できるようになっている。

▼スタイラスペン

▼タブレットケース

▼ケースを装着した状態。

▼ケースはディスプレイを保護できるだけでなく、簡易的なスタンドとしても機能する。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

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結果として、約23万点のスコアを記録した。

同価格帯のタブレットとしては、優れたスコア結果であると言える。

ウェブサイト閲覧から動画視聴はもちろん、ゲームアプリもある程度スムーズに動作するだろう。

大抵のタブレット用途は快適

本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。

▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。

画像やスクリプト多めのサイトでも、読み込み時に遅延を感じたり、スクロール時にカクつきを感じることも無かった。

▼1,280×800(HD+)解像度ディスプレイでは、細かな文字でも十分明瞭に描画された。

また、YouTubeなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。

▼高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。

▼ディスプレイの発色も良く、映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。

なお、WidevineはL3サポートとなっている。

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。

▼ちなみに、設定アプリより最大8GBの仮想RAM拡張が可能だ。

PCモードに対応

本製品はPCモードに対応しており、Windowsのようなインターフェース配置でタブレットを利用できる。

▼PCモード利用時。

Bluetooth接続などで外付けキーボードと連携すれば、タブレットPCのような利用方法が可能となる。

タブレットを用いた作業効率を上げたい場合には、役立つ機能となっている。

スピーカー性能はそこそこレベル

本機のスピーカー品質について確認してみた。

音質に関してはそこそこレベルといった感想だ。

中~高音域はある程度響くものの、低音に関しては完全につぶれてしまっている。

映画やアニメ等でセリフの聞き取りに支障をきたすレベルでは決してないが、音質にはそこまで期待しない方がよいだろう。

実用的なカメラ性能

また、本機に搭載されていカメラについても確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

全体的に画質がクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。

激しく動くと多少の残像が発生するが、それでもウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。

▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。

リアカメラに関しても、明瞭な写真を撮影できた。色合いも自然で、肉眼で見た場合に近い。さすがに10倍拡大撮影などを行うと輪郭が激しくぼやけるが、近景は問題なくクリアに撮影できていた。

記念撮影用カメラとしては画質がやや心もとないが、映像記録用カメラとしては十分に実用的なレベルだと言えるだろう。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。

▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。

▼カクつきもなく、スムーズに移動可能。処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できた。

アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。

『PUBG』プレイ時

続いて『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択できた。

実際にいくつかの試合に参加してみたが、たまにテクスチャの読み込み遅延が発生する程度であり、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、スムーズなゲームプレイが可能であった。

▼画質もそこそこ良い。普通にプレイする分には支障のないレベルだと言える。

▼10.1インチディスプレイは、探索や索敵を行うには十分な大きさだ。

HDグラフィック設定ではビジュアルに多少荒い点が目立つが、それでも普通にゲームを楽しむ分には問題のないパフォーマンスを実現できていた。

『原神』プレイ時

最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では設定を抑えることである程度スムーズにプレイすることが可能であった。

▼画質設定はデフォルト状態で "" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。

▼画質設定を "" に設定した場合、デバイス負荷は "非常に高い" となるが、ゲーム自体はそこそこスムーズに遊ぶことが可能であった。

画質設定を "" 以上に設定すると、さすがにフレームレート低下や描画遅延が顕著に発生し、スムーズなゲームプレイはできなかった。

「中」画質設定であれば、原神レベルの激重ゲームアプリでも比較的スムーズに遊ぶことができた。

▼比較的満足度の高いビジュアルで原神を楽しめる。

多少のカクつきを感じることもあるが、ゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではなかった。

以上の通り、原神クラスの激重ゲームアプリでも、画質設定を抑えることである程度スムーズに遊ぶことが可能だ。

大容量バッテリー内蔵

本製品は7,680mAhの大容量バッテリーを内蔵している。

実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみたが、2日間ほど(計12時間ほど)は充電なしでも利用し続けることが可能であった。

外出先に持参した場合、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつだろう。

専用スタイラスペンで直感的な描画が可能

本製品に付属する専用のスタイラスペンを用いることで、直感的な描画が可能となる。

スタイラスペンを利用することで、タブレット上のお絵かきアプリなどへ直接書き込んだり、メモ帳アプリに手書き調のメモを残すことができる。正直、ペンの感度や入力精度は最低限レベルだが、普段紙に描いている場合と同様の、直感的な感覚でメモ書きを行うことが可能であった。

タブレットをちょっとしたメモ帳として利用したい場合にも役立つだろう。

『Blackview Tab10 WiFi』のまとめ

今回紹介した『Blackview Tab10 WiFi』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • リーズナブルな価格
  • 充実したパッケージ内容
  • 一般的なタブレット用途はスムーズ
  • PCモードに対応
  • 実用的なカメラ性能
  • 画質を妥協すれば、ゲームアプリもある程度快適に遊べる
  • 長持ちする7,680mAh大容量バッテリー
  • 3.5mmオーディオジャックが用意

悪かった点

  • SIMカード非対応

以上の通り、2万円前後のタブレットとしては優れたパフォーマンスを発揮するモデルとなっている。

基本性能が良く、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神クラスのゲームアプリでも画質設定を調節することでそこそこスムーズに動作した。

カメラ性能に関しても、ウェブ会議やオンライン授業用として十分活用できるレベルだと言える。

バッテリーの持ちも良く、普通にウェブブラウジングなどに使用している分には、まる1日充電しなくても大丈夫であった。

何よりパッケージ内容が充実しており、ガラス保護フィルムとタブレットケース、そしてスタイラスペンが同梱されているため、購入後すぐに本格利用が可能な点は嬉しい。

2万円前後の価格帯で使い物になる性能のタブレットを求めている方には、ぜひオススメしたい一品だ。

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