- 大画面で映画やアニメを楽しみたい!
- でも大型テレビは高くて手が出ない...
- 持ち運び可能なモニターのようなものが欲しい...
ゲームやアニメ視聴が趣味の方の中には、上記のように考えている方も多いのではないだろうか。
同じ映画やアニメでも、大きな画面になればなるほど迫力が増し、通常よりも満足度の高い映像体験が可能になる。
しかし、大型モニター・大型テレビともなると価格が数十万円にもなるため、コスト的になかなか手を出しづらい方も多いだろう。置き場所もとるため、スペースに限りのある部屋には設置しづらいという欠点もある。
そこで今回は、コンパクト&軽量・リーズナブルな価格・大型画面でのメディア出力、の3点を満たすオススメのプロジェクター『YABER E1』について、メーカーより提供していただいたので紹介したいと思う。
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ブランド | YABER |
モデル名 | YABER E1 |
ディスプレイ最大解像度 | 3840×2160(4K) |
タイプ | ポータブル |
明るさ | 11000ルーメン |
入出力ポート | HDMI×2, USB 2.0, USB Type-C, 3.5mmオーディオ出力ポート, ミニAV入力ポート |
通信規格 | 2.4GHz+5GHz Wi-Fi, Bluetooth5.2 |
その他の機能 | 電動フォーカス, ±40°垂直台形補正調整 |
スピーカー | 8Wスピーカー×2 |
本体重量 | 約0.95kg |
本体サイズ | 160 x 125 x 130 mm |
『Yaber E1』は、小さな本体に大きなパワーを秘めたプロジェクターだ。最高輝度11000ルーメン※の高出力に対応しており、微細な毛髪でもクリアに再現し、映画やサッカーの試合を観る際に臨場感を味わうことができる。
※ANSIルーメン値ではない。
▼超高輝度により、昼間でもクリアな画面を実現。
1080P,最大4K解像度対応により、鮮やかな色彩と精巧な画像を楽しむことができ、家にいながら高精細な映画を鑑賞することが可能になる。フォーカス機能や台形補正機能も当然備えており、どのような照射場所でも最適な画質で満足度の高い映像を楽しめる。
筐体背面にはHDMIポート、USB Type-Aポート、オーディオポートを備えており、ゲーム機やパソコン、Fireスティックにいたるまで、幅広いデバイスとの接続に対応している。
デュアルスピーカーを内蔵しており、プロジェクターのみでサウンドを楽しめるようになっている。
通信規格は2.4G+5GデュアルバンドWiFi、およびBluetooth5.2に対応。幅広い外部デバイスに接続し、ワイヤレスで映像・音声を伝送できる。
▼iOS・Androidスマホの映像をミラーリングすることも可能。
▼外部サウンドデバイスと有線・無線での接続が可能。
そして充実のスペックに対して超小型の筐体サイズを実現しており、持ち運びも簡単で、いつでもどこでも携帯式の映画館を楽しむことができる。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- プロジェクター本体
- リモコン
- 電源コード
- HDMIケーブル
- クリーニング布
- レンズカバー
- 説明書
▼メンテナンス用器具が付属。
▼ユーザーマニュアルは日本語にも完全対応。
▼専用リモコンも付属。
▼リモコンを利用してプロジェクターを遠隔操作できる。
▼リモコンは単四電池(別売り)で稼働する。
プロジェクター本体
▼プロジェクター本体。白を基調としたスタイリッシュなデザイン。
正面にはレンズとセンサーが仕込まれており、レンズはレンズカバーで保護されている。
▼上部の様子。
▼上部には電源ボタン、フォーカス(+/-)ボタンが用意。
▼両側面の様子。片側には換気口が空いており、プロジェクター内部の加熱を防ぐ役割がある。
▼背面の様子。
▼背面にはオーディオジャック、HDMIポート、USB Type-Aポート×2、センサー、電源ポートが用意。それらの下部には着脱式防塵フィルターが用意されており、付属のメンテナンス器具を用いて掃除できる。
▼底部の様子。中央に1/4インチネジ穴が用意されており、三脚等を接続できる。
▼このような三脚を取り付けることで、角度や方向調整が容易になる。
このように、プロジェクター自体はスタイリッシュなデザインとなっている。
軽くてコンパクト、持ち運びに適したサイズ
本製品は160 x 125 x 130 mm、約0.95kgという非常に軽くてコンパクトな筐体サイズとなっており、持ち運びに適したプロジェクターだと言えるだろう。
▼片手で掴めるほどのサイズ。
ただ、個人的にはパッケージに持ち運び用のキャリーバッグ等が付属していてほしかったところだ。
シンプルなセットアップ手順
本製品は設置から利用開始まで、簡単な手順で行うことが可能だ。
まず付属の電源ケーブルをコンセントに接続したうえで、プロジェクター上部の電源ボタンを押す。
▼プロジェクターが起動し、映像が投影される。
なお、参考までに本製品における照射面からの設置距離と目安画面サイズは以下の通りとなっている。
アスペクト比 16:9 | |
距離(m) | サイズ(インチ) |
1.3 | 45 |
1.8 | 60 |
2.3 | 80 |
3.0 | 100 |
初期状態では焦点が合っておらず映像がぼやけるため、リモコンか本体上部のフォーカスボタンを操作して、映像がクッキリと映るよう焦点距離を調節しよう。
▼映像がクッキリと映るように、焦点距離を調節する。
また、照射映像がきれいな長方形になっていない場合(台形になってしまっている場合)、設定画面を開き、台形補正機能を利用しよう。
▼自動補正機能は用意されていないため、手動で調節する必要がある。
▼映像が綺麗な長方形になるように、補正値を調節。
▼天井から吊るして、上下逆さまに照射する場合のための投影法も用意。
映像が最も鮮明に映るよう、これらの設定項目を調節しよう。
なお、設定画面ではほかにも充実した項目が用意されており、自身に最適な映像体験を実現できるようになっている。
設定が完了したら、好みの映像を楽しもう。
▼メイン画面。シンプルで分かりやすいインターフェース。
最高11000ルーメンの輝度による、鮮明な映像を楽しめる
本プロジェクターに「Fire TV Stick 4K Max」を接続して、様々な動画配信サービスの映像を再生してみた。
▼Fire TV Stickを接続した様子。
▼Fire TV Stickへの給電は、プロジェクター背面のUSBポートから行うことが出来る。
▼照射した様子。
『Yaber E1』は最高輝度11000ルーメン※の高出力に対応していることもあり、プロジェクターを壁面から2メートルほど離し80インチほどのサイズで照射した場合でも、非常にクッキリと鮮明な映像を楽しむことが出来た。
※ANSIルーメン値ではない。
▼照射された映像は鮮明で見やすく、気になるぼやけも生じておらず、目が疲れることはなかった。
▼色温度はやや低い(薄い)印象を受けた。
ただ、さすがに部屋が明るい状態でもクッキリとした映像を得ることが出来るほどではなく、鮮明な照射映像を楽しむには室内を十分に暗くする必要がある点に注意が必要だ。
▼部屋の照明を1つ点けてやや明るくした状態。
▼明所でもクッキリとした映像を楽しめるほどの輝度は無い。
何はともあれ、部屋を十分に暗くしておけば、大画面で満足できるクオリティの映像を視聴する役割を十分に果たすことができていた。
▼実際にプロジェクターで上映した際の様子
ゲームも快適にプレイ可能
ニンテンドースイッチなどのゲーム機を接続した場合でも、満足できるゲーム体験が可能であった。
▼ニンテンドースイッチと接続してゲームを遊んでみた。
▼大画面で迫力のあるゲーミングを楽しめる。
▼Switchプレイ時の様子。
▼映像は鮮明で、文字も読み取りやすい。
激しい操作を伴うアクションゲームプレイ時にも、映像に操作遅延は一切感じられなかった。
大画面で最新ゲームタイトルを遊びたい場合にも、満足できる映像体験を提供してくれるだろう。
そこそこ満足度の高い内蔵デュアルスピーカー
本製品は8Wデュアルスピーカーを内蔵しており、スタンドアローンでのサウンド出力が可能となっている。
実際に様々な映像・音楽を再生してみたところ、中~高音域に関しては明瞭に響き渡り、実にクリアなサウンドを楽しむことが出来た。普通に映像を視聴して、台詞等を聴き取る分には支障のないサウンド品質だと感じた。
実際にサウンドを再生している様子。
ただし、低音の響きはそこまで良くなく、ズンズンと迫力のある音を楽しみたい方には物足りないだろう。
より優れたサウンド体験を求める場合は、筐体背面のオーディオポートへ外付けスピーカーを有線接続するか、Bluetoothでスピーカーとペアリングして再生することも可能だ。
排気音はそこそこ大きい
本製品は筐体側面に空いた穴から、内部の熱気が排気される機構となっている。
▼長時間使用し続けても、筐体自体はあまり熱をもたない。
発熱に関しては問題ないが、排気音はやや大きく、静かな室内でユーザーのそばにプロジェクターを設置していると、内部ファンの回転音とフォーンという排気音が目立つ。
▼排気音の確認。
プロジェクターの設置場所を3mほど離せばほぼ聴こえない程度の排気音だが、視聴者の間近に設置する場合は、サウンド体験が多少損なわれる可能性があるため、設置場所と視聴者との位置関係には注意した方が良いだろう。
『YABER E1 プロジェクター』のまとめ
今回紹介した『YABER E1 プロジェクター』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ軽量で持ち運びに適した筐体サイズ
- 暗い部屋でクッキリと鮮明な映像を楽しめる
- 内蔵デュアルスピーカーによる満足度の高いサウンド体験
- リーズナブルな価格
- 価格に対して、全体的に優れたスペック
悪かった点
- 室内が明るいと映像の鮮明さが損なわれる(明所でもクッキリ映るほどの輝度ではない)
- 色温度は低め(薄め)
- キャリーバッグが付属してほしかった
- 排気音がやや大きめ
以上の通り、1万円前後という、プロジェクターとしては実にリーズナブルな価格に対して、実用的な性能・デザインを併せ持った高コストパフォーマンスなプロジェクターとなっている。
筐体自体は軽くてコンパクトなデザインとなっており、設置場所に困らないほか、持ち運びにも適している。
11000ルーメンの輝度のおかげで、100インチ以上の大きな画面で映像を出力した場合でも、そこそこ暗い部屋であればクッキリと明瞭かつカラフルな映像を楽しむことが出来た。
内蔵デュアルスピーカーの品質もそこそこ優れており、スタンドアローンで満足度の高いサウンドを楽しめるだろう。
この価格帯のプロジェクターとしては、全体的に優れたバランスの良モデルであると言える。メディア視聴用にメイン利用するにはやや物足りないが、1度限りのプレゼンなどで投影機を急遽用意する必要が出来た場合などには、非常に適したモデルだと言える。
出来るだけリーズナブルな価格で実用的な性能のプロジェクターを探している方には、是非オススメしたい一品だ。
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- 通常価格:15,999円(税込)
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