2023年10月24日(火)、日本国内向けにAmazfitの最新フラグシップスマートウォッチ『Amazfit Balance』(アマズフィット バランス)がリリースされた。
一般販売価格は41,900円(税込)となっている。
同ブランドのフラッグシップモデルであるGTR & GTSシリーズの先進機能、最先端技術をベースにしつつ、「オールラウンドなウェルネス(健康)」にフォーカスした新機能を多く取り入れた最新モデルだ。インテリジェントな機能、最先端のセンサー、先進のAIを搭載した本製品は、仕事、生活、ウェルネスの調和を実現するために設計されている。
今回、メーカーより本製品(サンセットグレー色)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
性能・機能充実度・デザインのいずれも優れた高性能スマートウォッチ
今回紹介する『Amazfit Balance』は、性能・機能充実度・デザインのいずれも優れた高性能スマートウォッチだ。
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ブランド | Amazfit(アマズフィット) |
モデル名 | Amazfit Balance(アマズフィット バランス) |
カラー | サンセットグレー、ミッドナイト |
画面サイズ | 1.5インチ AMOLED |
解像度/PPI | 480×480 / 323ppi |
最大輝度 | 1,500nit |
画面常時表示 | 対応 |
内蔵センサー | 健康:バイオトラッカー™5.0 PPG(血中酸素、8PD+2LED)、生体電気インピーダンスセンサー(BIA) 運動:加速度センサー、ジャイロセンサー、地磁気センサー、気圧センサー、環境光センサー、温度センサー |
測位システム | デュアルバンド&6衛星測位(GPS、GLONASS、GALILEO、BDS、QZSS、NavIC) ※屋内位置サービスは非サポート |
通信規格 | 無線LAN 2.4GHz、Bluetooth 5.0 |
防水規格 | 5ATM |
対応OS | Android 7.0 以上、 iOS 14.0 以上 |
対応アプリ | Zepp |
マイク | サポート |
スピーカー | 内蔵 |
内部ストレージ | 約2GB(音楽データ保存用) |
本体サイズ | 46×46×10.6mm(心拍ベース除く) |
本体重量 | ナイロン:約45g(バンド込)/ 約35g(バンド除く) リキッドシリコン:約52g((バンド込)/ 約35g(バンド除く) |
タッチスクリーン | 強化ガラス+アンチグレアガラスベゼル+指紋防止コーティング |
ボディ素材 | アルミニウム合金製ミドルフレーム、繊維強化ポリマー製ボトムシェル |
バンド素材 | リキッドシリコン(ミッドナイト) ナイロン(サンセットグレー) |
バンド幅 | 22mm |
対応手首サイズ | リキッドシリコン:140mm-215mm ナイロン:150mm-210mm |
バッテリー容量 | 475 mAh |
バッテリー持続期間 | 省電力モード:最大25日間 通常使用:最大14日間 ハード使用:最大7日間 |
▼前機種(Amazfit GTR4)との比較
46×46×12.7mmの筐体に1.5インチの大きめなディスプレイを搭載。480×480 / 323ppi解像度対応のディスプレイは見やすく、操作しやすい。強化ガラス+指紋防止コーティングの施されたアンチグレアガラスのおかげで、汚れにも強く、常に綺麗で見やすい状態で利用できる。
▼公式アプリより、ウォッチフェイスを好みのテーマに変更することも可能。
ボディ素材にはアルミニウム金属ケース、強化繊維ポリマーボトムシェルを採用。バンドはリキッドシリコン / ナイロンで構成されており、外観的には実にスマート。高級感を保ちつつ、バンド込みで約45~52gという軽さを実現している。
コンパクトかつ軽量な筐体サイズに対して機能は充実しており、独自開発の「BioTrackerTM 5.0 PPG 生体認証センサー」により、心拍数や消費カロリーの計測といったヘルスケア機能はもちろん、血中酸素レベル測定や睡眠モニタリングなどの健康管理機能をもれなく利用可能だ。
▼フィジカルとメンタルの健康スコアを表示。自身の健康状態を視覚化できる。
▼体組成の測定も可能。本格的なフィットネスや肉体改造に臨む方にもうってつけだ。
そしてスポーツ時の運動計測機能も充実しており、150を超える種類の運動に対応している。5ATMの高い防水規格に対応しているため、水泳などのウォーターアクティビティ計測にも利用できる。
6衛星測位システム(GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS、NavIC)に対応。ビルが密集する都市部や、郊外の山間部などにおいても、高精度の位置測位が可能だ。
Google FitやApple Healthなど、サードパーティのフィットネスアプリと連携してデータを同期することも出来る。
そしてAIの力を活用し、ユーザーの現在のランニングレベル、目標とするレースの日付と距離、およびレースの目的に基づいて、ベストパフォーマンスに導くランニングプランを自動生成してくれる「Zepp Coach」も搭載。
▼オーバートレーニングを避けるための休息や、適切なトレーニングのステップアップまでAIが提案する。
「オフラインマップ機能」にも対応しており、Zeppアプリからエリアを検索し、周辺マップをウォッチへダウンロード可能。インポートしたルートと組み合わせることで、初めての地域でもどの順路をとるべきか、分かりやすいマップでスムーズなナビゲート機能を利用できる。
スマートウォッチ自体にZepp OS3.0が搭載されており、スマホ通知確認、天気、コンパス、気圧高度計、Alexa(日本語対応)、通知クイック返信(Androidのみ)、リモート撮影、会員カード(お気に入り店舗のショップカードのポイントコードなどをウォッチに追加)、TO-DOリスト、アラームなど、実用性の高い多くの機能を豊富に取り揃えている。アプリストアから最新のアプリを自由にインストールすることも可能だ。
▼スピーカー&マイクを搭載しており、ウォッチ越しに通話を楽しんだり、Amazon Alexa(アレクサ)を利用することも可能。
また、2.2GBの音楽用ストレージを内蔵しており、お気に入りの楽曲データをウォッチ内に保存し、オフライン環境で再生することも可能となっている。
このように、日常生活からビジネスの場面、本格的な運動まで、幅広い場面で役立つ機能を豊富に搭載した高性能スマートウォッチとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子。今回のレビュー時にはサンセットグレー色を提供していただいた。
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- スマートウォッチ本体
- ユーザーマニュアル
- 充電ケーブル
▼スマートウォッチ本体の外観。46×46×10.6mmの筐体に、1.5インチの大きなタッチスクリーンが搭載されている。
▼タッチスクリーンには強化ガラス+アンチグレアガラスベゼル+指紋防止コーティングが施されており、頑丈だ。
▼真横から見た様子
▼右側面にはファンクションボタンと回転式クラウンが搭載。ボタンの機能は自由にカスタマイズ可能だ。
▼後ろから見た様子。サンセットグレー色のバンドはナイロン製でオシャレな柄のデザインだ。
▼ナイロン製のバンドはベルクロ式(マジック・テープ)となっており、瞬時に着脱できるうえ、手首の太さに柔軟にフィットする。
▼裏面の手首にあたる部分には、装着者の生体情報を読み取る端子と、充電ポートが用意。
マグネット式充電でバッテリーを高速回復
本製品付属の充電ケーブルは、マグネット吸着式となっている。
充電の際は、スマートウォッチ背面のポートにケーブル端子を近づけるだけでカチッと磁石で吸着し、充電が開始される。
いちいち端子を手探りで探して接続する必要もないため、普段からストレスなく充電を開始出来る。
充電速度は非常に速く、バッテリー残量がゼロでも、2時間ほど給電を行うことで満充電まであっという間に回復させることが可能だ。
ちなみにバッテリー自体の持ちも良く、筆者の場合は1週間~10日間に1時間ほど充電を行うだけで、支障なく使用継続できた。
いちいち頻繁にバッテリー残量を気にする必要が無い点は非常に嬉しいし、実用的だ。
公式アプリのインストールでスマホと同期
本製品の利用を開始する際は、スマートウォッチと連携したいスマホやタブレット端末へ、事前に公式アプリをインストールしておこう。
▼公式アプリ(iOS・Android対応)
側面のファンクションボタンを長押しするとスマートウォッチが起動し、ペアリングスタンバイ状態となる。
▼インターフェースは当然、日本語にも完全対応している。
アプリ(スマホ・タブレット端末)とのペアリングが完了すると、端末上でスマートウォッチの状態を確認したり、データの分析や機能のカスタマイズなどを行うことが可能となる。
▼本製品を使いこなすうえで必須のアプリなので、初起動時に必ずインストール&ペアリングする必要がある。
▼アプリ上には、ウォッチの機能に関わる非常に豊富な設定項目が用意。自身の使い勝手が良くなるよう、柔軟な調節が可能だ。
非常に快適な着け心地
本製品の装着感は実に快適であり、ナイロン製のバンドが手首へ柔軟にフィットする。
▼強めに締め付けた場合でも、皮膚との擦れなどはほとんど生じなかった。
▼アルミニウム合金製ミドルフレーム、繊維強化ポリマー製ボトムシェルの筐体には高級感がある。
▼どのような太さの手首にも柔軟にフィットする。
このように、普段から自然な気分で装着し続けることが可能となっている。
本体重量がバンドを含めて約45gと非常に軽いため、長時間装着し続けても腕の疲れを生じなかった。
そして5ATMの防水規格で設計されているため、装着した状態で手洗いを行ったり、シャワーを浴びても故障することはない。ただし温水はNGのため、風呂場やサウナ等での使用は避けよう。
Zepp OS搭載で非常に豊富な機能を利用可能
本製品には、一般的なスマートウォッチ以上に豊富な機能が用意されている。
▼ホーム画面から上下左右にスワイプすることで、各アプリや機能を利用可能。
ディスプレイ上に表示するウィジェットは、連携済みの公式アプリ上で自由にカスタマイズ可能だ。
ヘルスケア機能全般からアラーム、メッセージ&着信通知、天気予報、そのほか便利機能など、一般的なスマートウォッチで利用できるほとんどの機能が用意されている。
▼Amazonアカウントと連携することで、Alexa(アレクサ)を利用可能。
▼音楽操作機能も搭載。連携中のスマホの音楽に対し、再生/停止、音量調整、曲送り/戻しといった操作を行うことが出来る。
また、本製品は音楽保存用の2GBストレージを内蔵しており、好みの楽曲データをウォッチ内に保存してスタンドアローン再生することも可能だ。
そして本製品はZepp OSを搭載しているため、アプリ上のストアから様々な機能を自由に追加することが出来る。
▼公式アプリストアから、豊富な機能を自由に追加可能。
ユニークな機能も用意されており、新しいものがどんどん更新されている。今後も新機能が続々と更新されることが予想され、デフォルトで多機能なだけでなく、拡張性にも優れたスマートウォッチとなっている。
カスタマイズ可能なダイヤル&物理ボタン
ウォッチ右側面のダイヤルおよび物理ボタンは、長押しした際の機能を、アプリから自由に変更することが出来る。
▼好みの機能をショートカットに割り当てることが可能。
各機能へ瞬時にアクセル出来る便利なボタンなので、最も利用頻度の高い機能を割り当てておくと良いだろう。
なお、クラウンを回転させるとウォッチ上の表示を拡大&縮小、スクロールすることが可能だ。
▼手袋などを装着していて、スクリーンをタッチ操作しづらい時などに便利。
バリエーション豊かな時計版
アプリから200種類を超える無料テーマをインストールすることで、スマートウォッチのホーム画面(時計盤)のデザインを自由に変更することも可能だ。
▼公式が配布するテーマを、オンライン上から無料でインストールすることが出来る。
クール系からビジネス系、デザイナーズ系まで幅広いバリエーションが用意されており、常に新しいテーマが更新されている。
▼デザイン性を重視するか、見やすさを重視するか、好みのテーマを適用しよう。
高度な健康管理が可能
本製品では、公式アプリと組み合わせることで高度な健康管理を行うことが出来る。
運動(ワークアウト)計測
本製品は150種類以上の運動(ワークアウト)の記録・計測に対応している。
▼メジャースポーツからマイナースポーツまで、豊富な種類のワークアウトに対応。
▼5ATM等級の防水規格を備えているため、水泳などのマリンアクティビティ計測にも活用できる。
運動終了後は、ワークアウトデータを保存し、スマートウォッチ上やアプリ上でいつでも過去の記録を閲覧することが出来る。
▼アプリ上では、GPS機能を利用したルートトラッキングなど、詳細なワークアウト情報を確認できる。
このように、自身がどの程度の運動を行ったかを詳細に確認できるようになっている。
記録として積み上げていくことで、今後のモチベーション維持にもつながるだろう。
健康モニタリング機能
本製品には健康モニタリング機能が備わっており、ストレス・睡眠・心拍数・血中酸素飽和濃度などの数値を24時間監視(トラッキング)し、データとして可視化・保存しておくことが出来る。
▼危険値を検出するとアラート(警告)を発する機能も搭載。
▼自身の健康パラメータをワンタッチで簡単に計測できる。
日々の健康状態が可視化されることで、体調管理を意識することができ、生活習慣を正すことで健康促進にもつながるだろう。
上記で紹介した以外にも、ストレス管理機能や、女性の方向けに生理周期の記録機能なども用意されている。
本製品を使いこなすことで、日々の健康習慣を改善・向上させることが出来るだろう。
Zepp Coach ™でランニングプランを作成
Amazfit Balanceは「Zepp Coach ™」に対応しており、 AI の力を利用して、ユーザーの目標に合わせた個別のランニングプランを提供する。
公式アプリからZeppコーチを起動し、自身に最適なランニングプランを作成してみた。
▼AIが様々な質問をしてくるので、順に答えていく。
回答が完了すると、AIが最終的なランニングプランを作成してくれる。
このように、AIの指示に従って回答していくことで、自身の身体状態と目標に最適なランニングプランを自動生成してもらうことが可能だ。
むやみに運動するよりも、プランに従って規則正しい運動を行うことで、最短で目標を達成できるだろう。
「体組成測定」機能が新たに追加
そして本製品はシリーズ初となる「体組成測定」機能を搭載しており、わずか10秒ほどで体脂肪・骨格筋・筋肉量・水分量などの組成値を高い精度で測定することが出来る。
上述した「Zepp Coach ™」と組み合わせることで、自身の理想的な体形・体調を最短で実現できるようになっている。
通知連動機能がとても便利
スマートウォッチを利用している中で、個人的に最も重宝している機能が "スマホ通知連動" である。
これはスマホ上に通知された着信、メッセージ受信、その他SNSアプリ等のプッシュ通知を、スマートウォッチ上でも確認できる機能だ。
この機能を利用すると、音声着信はもちろん、メッセージ受信時に内容を確認することも可能となる。LINEやSkype、E-mailなど、メッセージアプリで届いたテキストの内容をディスプレイで確認することもできる。
▼大きな高解像度ディスプレイのおかげで、小さな文字まで明瞭に描画されて見やすい。
各種通知をスマートウォッチ上で確認できるため、スマホを出さずとも内容を把握することが出来るようになる。
▼アプリごとに通知のON/OFFを切り替えられる点もGOOD。
実際に利用してみると、実に便利で重宝する機能だ。
ウォッチ越しでの通話に対応
本製品はマイク&スピーカーを内蔵しており、スマートウォッチ越しに会話(通話)を楽しむことが出来る。
▼通話機能を利用する場合、専用のBluetooth接続を行う必要がある。
▼アプリ側でBluetooth通話をオンに。
▼スマートウォッチ上で番号を入力してコールをかけることも出来る。
実際に通話を行ってみたが、マイク&スピーカーの質は良好。スマホのスピーカーフォン状態で会話する場合と同様の、明瞭な会話を楽しむことができた。
スマホをいちいち手繰り寄せずとも、通話を楽しめる点は魅力的だ。
『Amazfit Balance』のまとめ
今回紹介した『Amazfit Balance』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 軽量で快適な装着感
- 高級感のあるデザイン
- 通気性の良いバンド
- 大きめで操作しやすいディスプレイ
- Zepp OS搭載で非常に充実した機能を利用可能
- 5ATMの高い防水規格に対応
- 24時間の健康モニタリング機能
- 長持ちするバッテリー
- ワークアウトに最適な「Zepp Coach ™」に対応
- 「体組成測定」機能を搭載
- 通話機能に対応
- 2GBの音楽保存用ストレージを内蔵
悪かった点
- 決済機能に非対応
以上の通り、性能・機能充実度・デザインのいずれも優れた高性能スマートウォッチとなっている。
血中酸素測定や睡眠モニタリング機能をはじめとした多くの健康管理ツールが用意されており、普段から自然と健康を意識出来るようになるだろう。何よりZepp OS搭載で、続々と配信される新機能を追加できるため、拡張性にも優れている。
Amazfitシリーズで初となる「体組成測定」機能を搭載しており、「Zepp Coach ™」と組み合わせることで、自身の理想の身体を効果的に目指すことが出来るだろう。
バッテリーの持ちも良好で、よほどヘビーに利用しない場合は、1週間以上は充電なしで利用し続けることが可能だ。
今回レビューしたサンセットグレー色のバンドは、ナイロン製でオシャレな柄のデザインとなっており、ベルクロ式(マジック・テープ)で瞬時に着脱できるうえ、手首の太さに柔軟にフィットする。見た目的にも機能的にも素晴らしいバンドであった。
全体的にクオリティが高く、価格的にも買って後悔しないモデルだと感じられた。
4万円前後の価格帯で、決済機能の有無にこだわらず、実用的な性能のスマートウォッチを探しているのであれば、ぜひ本製品を試してみてはいかがだろうか。
【Amazon限定割引クーポンコード】
- 割引クーポンコード:Amazfitkgad
- 有効期限:2023年10月24日(火)~ 11月24日(金)
- クーポンコード割引率:5%OFF
- 商品ページ割引クーポン:2,000円OFF
- 合計割引額:4,095円OFF
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