- 水泳中でも音楽を楽しみたい!
- ゆっくりと入浴しながら音楽を聴けたら良いのに...
上記のように考えている方に最もオススメなヘッドホンとして『AfterShokz Xtrainerz』が挙げられる。
『AfterShokz Xtrainerz』は、完全防水仕様かつ、スタンドアローンで音楽を保存・再生できる骨伝導ヘッドフォンだ。
▼本体にストレージを内蔵した、完全コードレスタイプのヘッドホン
製品名 | Xtrainerz |
バッテリー | リチウムイオン電池 |
スピーカータイプ | 骨伝導 |
対応フォーマット | MP3, WAV, WMA, FLAC, AAC |
連続再生時間 | 最大8時間 |
充電時間 | 約2時間 |
防水防塵性能 | IP68 |
内蔵ストレージ | 4GB(約1200曲相当) |
本体重量 | 約30g |
本製品はIP68等級の防水・防塵性能を擁しており、水泳や入浴時に装着して、完全に水没させても壊れることはない。
そしてスピーカー出力は骨伝導式のため、耳穴を塞ぐことなく振動で音を感じ取ることが出来る。
▼泳ぎながらでも、高音質な音楽を視聴可能!
Bluetooth接続こそ非対応なものの、内部には4GBのストレージを内蔵しており、約1200曲ほどを保存し、スタンドアローンで再生することが可能だ。
▼外部デバイスと接続せずとも、『AfterShokz Xtrainerz』本体のみで音楽を再生することが出来る。
本体重量はたったの約30グラムほどであり、締付け感も無いため、長時間装着し続けても痛みや違和感を感じづらい設計となっている。
何より、耳穴を開放しておけるため、装着感が薄くてスポーツに集中することが出来る。
以上のように、スポーツに集中しつつ音楽を楽しみたい方には、まさにうってつけの骨伝導ヘッドフォンであると言える。
なお、マイクは非搭載のため、通話等に利用することはできないので注意が必要だ。
製品本体および付属品
▼製品外箱の様子。
▼フタを開けると、ヘッドホン本体がスッポリと収まっている。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ヘッドホン本体
- 専用ポーチ
- USBケース
- 耳栓(水泳用)
- 説明書一式
- 保証書
▼説明書は日本語にも対応しており、使用方法などを簡単に理解することが出来る。
▼ヘッドホン本体。
▼本体重量は約30グラムほどと、同サイズの眼鏡よりも軽い。
▼本体素材には柔軟性のあるチタンフレームが利用されており、捻ったり曲げたりしても壊れづらくなっている。
▼どのような耳の形状にもフィットするようにデザインされている。
▼骨伝導式のため、通常のヘッドフォンやイヤホンのようなスピーカー穴は存在しない。
▼右耳側には『ボリューム調節ボタン』および『マルチファンクションボタン』が搭載されている。
この3つのボタンを活用することで、各機能を利用することが可能だ。
なお、用意されている機能は以下の通り。
機能 | 操作方法 | サウンド |
次の曲 | 音楽再生時に音量(+)ボタンを2秒間長押し | ビープ音1回 |
前の曲 | 音楽再生時に音量(-)ボタンを2秒間長押し | ビープ音1回 |
音量アップ | 音楽再生時に音量(+)ボタンを1回押し | ビープ音1回 |
音量ダウン | 音楽再生時に音量(-)ボタンを1回押し | ビープ音1回 |
充電残量チェック | 音楽再生時に音量(+)ボタン、もしくは音量(-)ボタンを1回押し | "充電されています" "およそ半分です" "残りわずかです" "充電してください" |
フォルダの選択/解除 | 音量(-)ボタンとマルチファンクションボタンを2秒間長押し | "現在のフォルダを再生します" "すべてのフォルダを再生します" |
次のフォルダ | "現在のフォルダを再生します” が選択状態のとき、音量(+)ボタンとマルチファンクションボタンを2秒間長押し | "次のフォルダです" |
言語変更 | 音量(+)ボタンと音量(-)ボタン2秒間長押し | 英語/中国語/韓国語/日本語が切り替わります |
▼そして右耳の内側には、充電や音楽データ伝送に用いる端子が備え付けられている。
このように、非常にコンパクトで洗練されたデザインとなっている。
装着した際にも、見た目的にそこまで目立たない点が嬉しい。
▼実際に装着した様子。骨伝導式のため耳穴を塞がなくても高音質なサウンドを楽しむことが出来る。
完全コードレスタイプのため、激しい運動時にも邪魔にならない。スポーツ目的で使用するには、まさにうってつけのヘッドホンだ。
その他の付属品
本製品には、USB接続式の充電アダプタが付属する。
このアダプタにヘッドホン本体をセットすることで、充電やデータ転送を行うことが可能だ。
また、水泳用の耳栓も同梱されている。
▼水泳中に骨伝導ヘッドフォンを利用する際は、耳穴を塞いでおくと、より音が聴きやすくなる。
そしてヘッドホン本体を含めたこれら付属品一式は、同梱されている専用ポーチへ全て収納し、持ち運ぶことが出来る。
▼ゴム製で防水仕様の専用ポーチ。
音楽データの入れ方
本製品には4GBのストレージが内蔵されており、音楽データをスタンドアローンで保存・再生することが可能だ。
音楽データの入れ方は非常に簡単である。
まず付属のUSB充電アダプタに、ヘッドホン本体をセットする。
▼ヘッドホン本体の端子が、アダプタ内部の端子に合うようにセット。
ヘッドホンをセットしたアダプタを、PC等のUSBポートに接続すると、LEDランプが点灯し充電が開始される。
このLEDランプの点灯具合で、ヘッドホン本体の状態を確認することが可能となっている。
点灯具合に対する本体の状態は以下の通り。
LEDランプの点灯 | 本体の状態 |
赤色(常時点灯) | 充電中 |
青色(常時点灯) | 充電完了 |
赤色(5秒毎の点滅) | 充電残量低下 |
赤色(1秒の点灯) | 電源OFF |
青色(1秒の点灯) | 電源ON |
赤色と青色が交互に点滅 | 操作を受け付けない状態(データ転送中等) |
PCに接続した場合、『XTRAINERZ』という名称でデバイスが認識される。
デバイスをクリックすると、内部ストレージが表示される。
▼初期状態では、数曲のサンプルミュージックが入っていた。
このストレージ内に音楽データを保存することで、曲の再生が可能となる。
※対応形式:MP3, WAV, WMA, FLAC, AAC
▼PCから音楽データをコピー&ペースト。
▼『XTRAINERZ』のストレージ内に音楽データが追加され、再生可能になる。
逆に曲を削除したい場合は、ストレージ内から音楽データをデリートするだけでなので簡単だ。
▼なお、フォルダ別に曲データを整理することで、ヘッドホンから任意の曲を再生しやすくなる。
以上のように、PC初心者でも問題なく扱えるシンプルさとなっている。
音楽データの管理(追加・削除)に特別なソフトなどを利用する必要が無いため、誰でも簡単に使いこなすことが出来るだろう。
非常にクリアかつ高音質なサウンドを体感可能
本製品は骨伝導式だが、同価格帯の普通のイヤホン・ヘッドホンと遜色のないサウンド品質となっている。
低音に関してはそこまで響かないものの、中~高音域に関しては透き通るような音を楽しむことが出来た。
実際に入浴中に本製品を使用してみたが、水滴で耳穴が塞がれている場合でも、安定して高音質の音楽を聴くことが可能であった。
水泳中や入浴中にも音楽を楽しみたい方には、ぜひオススメしたい製品となっている。
耳穴を塞がない快適さ
耳穴を開放したまま音楽を楽しめる快適さは、骨伝導ヘッドホンを使用したヒトにしか分からないだろう。
それほど快適な体験であり、長時間装着し続けても疲れや不快感を感じることが無い。
通常のイヤホンの場合、運動中に汗が耳穴に溜まり、音の劣化や機器の故障に繋がる恐れがある。
しかし骨伝導式ではその恐れが無いため、汗をダラダラと流している場合でも、快適に音楽を楽しむことが出来る。
この快適さを一度味わうと、もはや骨伝導ヘッドホンを手放すことができなくなるだろう。
ヘッドホンのみで音楽を持ち運べる
本製品はヘッドホン本体に音楽データを保存できるため、音楽の再生に外部デバイスを用意する必要が無い。
そのため、ランニングや水泳などの運動の際に、スマートフォンやウォークマンといったデバイスを一緒に持ち運ぶ必要が無いため、運動に集中することができる。
ストレージ容量も4GB、約1200曲ほどを保存することが可能なため、容量的には十分だろう。
特定の曲を選んで再生することが出来ない
一方で、本製品にはもちろんモニター類が搭載されていないため、特定の曲を選んで再生することが出来ない。
上述した方法で曲をフォルダ別に分けることである程度の整理は可能であるが、それでも目的の曲にたどり着くためには、ボタンを数回押し続ける必要があるだろう。
個人的には、Bluetoothにも対応して『本体内蔵ストレージからの再生』『外部デバイスからの再生』の2パターンの利用が可能であれば、間違いなく骨伝導ヘッドホンの頂点に立つことが出来ていただろうと思う。
今後発売されるモデルには、ぜひこの2パターンの利用方法が選べるような機能を実現してほしいところだ。
『AfterShokz Xtrainerz』のまとめ
今回紹介した『AfterShokz Xtrainerz』について、特長をまとめると以下の通りです。
良かった点
- 水泳や入浴時にも使用できる防水性能
- 軽量かつコンパクトな筐体デザイン
- 高音質でクリアなサウンド出力
- 曲の追加・削除が非常に簡単
- 長持ちするバッテリー
- 長時間装着し続けても疲れない骨伝導モデル
悪かった点
- 特定の曲を選んで再生できない
- Bluetooth接続に非対応
このように、水泳やランニングなど、スポーツに集中しつつ音楽を楽しむには非常にオススメの骨伝導ヘッドホンとなっている。
完全防水仕様のため、プールや入浴中に完全に水没させても壊れることはない。
音質自体もかなり良好であり、同価格帯の通常タイプのヘッドホンと比べても、低音以外は遜色のないクオリティのサウンド体験が可能だ。
そして骨伝導ヘッドホンの最大の特徴として、耳穴を開放しつつ音楽を楽しる点は、一度体験すれば二度と手放せなくなるほど快適である。
スポーツ用ヘッドフォン(イヤホン)を探している方には、ぜひ強くオススメしたい一品だ。
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