世界市場、特にヨーロッパ、アフリカ、アジアで多くのモバイルデバイスをリリースしてきたBlackviewは、同社の最新タブレット『Blackview Tab 9 WiFi』をリリースした。
パッケージにはタブレットケース&保護フィルムが付属。実用的な性能、Widevine L1サポート、スマートKデュアルボックススピーカー内蔵、大容量バッテリー内蔵など、リーズナブルな価格に対して優れた構成の高コスパモデルとなっている。
今回、メーカーより本製品(ブルー色)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
ケース&保護フィルム付属、実用的な性能の格安タブレット
今回紹介する『Blackview Tab 9 WiFi』は、DokeOS 4.0(Android 14ベース)を採用した11インチ型のAndroidタブレットだ。
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ブランド | Blackview |
モデル名 | Blackview Tab 9 WiFi |
カラー | グレー, ブルー, ピンク |
ディスプレイサイズ | 11インチ IPSディスプレイ |
解像度 | 1,920×1,200(FHD+) |
リフレッシュレート | 不明 |
OS | DokeOS 4.0(Android 14ベース) |
CPU(SoC) | Unisoc T606 オクタコアプロセッサー |
RAM | 6GB LPDDR4X(最大12GBの仮想RAM拡張が可能) |
ストレージ | 256GB UFS2.1 |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
SIMカード | 非対応 |
バッテリー容量 | 8,200mAh(10W高速充電対応) |
スピーカー | スマートKデュアルボックススピーカー内蔵 |
搭載カメラ | フロント:8MP リア:13MP |
対応通信規格 | デュアルバンドWi-Fi 5, Bluetooth5.0 |
本体サイズ | 厚み:9.1mm |
本体重量 | 約512g |
11インチIPSディスプレイは1,920×1,200(FHD+)解像度に対応。筐体にはスマートKデュアルボックススピーカー内蔵を内蔵。Widevine L1をサポートするなど、メディア視聴用途にも適したタブレットだ。
CPU(SoC)にはUnisoc T606 オクタコアプロセッサーを、RAMは6GBを採用。一般的なタブレット用途は問題なくスムーズにこなせるだけの性能を擁している。なお、最大12GBの仮想RAM拡張が可能で、よりスムーズなタブレット操作を楽しめるようになる。
内蔵ストレージに関しては256GBが用意。カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの拡張が可能だ。
通信規格は2.4/5GHz デュアルバンドWi-Fi 5および Bluetooth5.0に対応。一方、SIMカードの挿入には対応しておらず、モバイルデータ通信を行うことができない点に注意したい。
筐体前面には8メガピクセルのフロントカメラを、背面には13メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能。
バッテリー容量は8,200mAhと大きめであり、長時間の連続使用が可能。外出先でも安心して長時間利用でき、利便性に優れていると言える。10高速充電にも対応しており、わずかな時間でバッテリー残量をあっという間に回復させることが可能だ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- タブレットケース
- ユーザーマニュアル
- ディスプレイ保護フィルム
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- カードスロット開閉用ピン
▼タブレットの外観。11インチディスプレイ搭載のスタイリッシュな見た目。
▼正面中央には8MPフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には13MPリアカメラが内蔵。
▼本体重量は約512gとサイズの割に比較的軽く、長時間持ち続けても疲れづらい。
▼背面の手触りはサラサラしており、指紋や手脂などの汚れも目立ちづらい。
▼厚みは9.1mmであり、昨今のハイエンドモデルと比べるとやや分厚めだが、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼上部の様子。電源ボタン、音量調節ボタンに加えて、スピーカーを内蔵。
▼下部の様子。スピーカーに加えて、Type-Cポート、カードスロット、3.5mmジャックが用意。
▼付属のピンでスロットを開き、最大1TBまでのマイクロSDカード挿入が可能。
▼右側面の様子。
▼左側面の様子。
このように、必要最低限のインターフェースが詰め込まれたデザインとなっている。
タブレットケース&保護フィルムが付属
本製本のパッケージにはタブレットケース&保護フィルムが同梱されており、購入後すぐに本格的なタブレット利用を開始できる点が嬉しい。
▼タブレットケースを装着した様子。
▼持ち運び時に便利。
また、ケース背面を折りたたむことで、簡易スタンドとしても機能する。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
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結果として、約26万点のスコアを記録した。
同価格帯のタブレットとしては、優れたスコア結果であると言える。
ウェブサイト閲覧から動画視聴はもちろん、ゲームアプリも設定次第である程度スムーズに動作するだろう。
一般的なタブレット用途は快適
本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
画像やスクリプト多めのサイトでも、読み込み時に遅延を感じたり、スクロール時にカクつきを感じることも無かった。
▼1,920×1,20(FHD+)解像度のおかげで、細かな文字まで鮮明に描画される。
また、YouTubeなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。
▼ディスプレイの発色も良く、映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。
▼設定アプリにて、色温度および画面の最適化を行うこともできる。
なお、WidevineはL1サポートとなっており、Amazon PrimeビデオやHulu、ネットフリックスなどのサービスにおいて高画質設定の映像を楽しめる。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。
▼ちなみに、設定アプリより最大12GBの仮想RAM拡張が可能だ。
スピーカー性能はそこそこレベル
本機のスピーカー品質について確認してみた。
音質に関してはそこそこレベルといった感想だ。
中~高音域はある程度響くものの、低音に関しては完全につぶれてしまっている。ただ、上下に計2基のスピーカーを内蔵していることもあり、音に多少の立体感はある。音圧も強めだ。
映画やアニメ等でセリフの聞き取りに支障をきたすレベルでは決してないが、音質には過度の期待はしない方が良いだろう。
PCモードに対応
本製品はPCモードに対応しており、Windowsのようなインターフェース配置でタブレットを利用できる。
▼PCモード利用時。
Bluetooth接続などで外付けキーボードと連携すれば、タブレットPCのような利用方法が可能となる。
タブレットでの作業効率を上げたい場合には、役立つ機能となっている。
ちなみに、タブレットにはデフォルトで幾つかの便利機能アプリがプリインストールされている。
実用的なフロント・リアカメラ
また、本機に搭載されているカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
全体的に画質がクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。
激しく動いても残像などはほとんど発生しなかった。ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。
▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。
リアカメラに関しても、明瞭な写真を撮影できた。色合いも自然で、肉眼で見た場合に近い。さすがに5倍拡大撮影などを行うと輪郭が激しくぼやけるが、近景は問題なくクリアに撮影できていた。
記念撮影用カメラとしては画質がやや心もとないが、映像記録用カメラとしては十分に実用的なレベルだと言えるだろう。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。
▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。
▼カクつきもなく、スムーズに移動可能。処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できた。
アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択できた。
実際にいくつかの試合に参加してみたが、たまにテクスチャの読み込み遅延が発生する程度であり、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、スムーズなゲームプレイが可能であった。
▼画質もそこそこ良い。普通にプレイする分には支障のないレベルだと言える。
▼11インチディスプレイは、探索や索敵を行うには十分な大きさだ。
HDグラフィック設定ではビジュアルに多少荒い点が目立つが、それでも普通にゲームを楽しむ分には問題のないパフォーマンスを実現できていた。
『原神』プレイ時
最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
▼画質設定はデフォルトで "最低" に設定されている。
▼"低" 画質設定に上げると、フレームレート低下が生じてカクつくようになる。
▼"中" 画質設定以上に上げるとフレームレートが顕著に低下して、さすがにプレイには適さない。
本機で原神を快適にプレイしたいのであれば、最低画質設定までが限界と言えるだろう。
▼ "最低" 画質設定プレイ時。画質は荒いが、普通にプレイする分には支障はあまりなかった。
以上の通り、マイクラやPUBGクラスのゲームアプリであれば、快適にプレイすることが可能であった。
原神クラスの激重ゲームでも、設定次第では最低限のパフォーマンスで遊ぶことは可能であった。
大容量バッテリー内蔵
本製品は8,200mAhの大容量バッテリーを内蔵している。
実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみたが、計10時間ほどは充電なしでも利用し続けることが可能であった。
▼バッテリーセーバーなど、バッテリー寿命を延ばすための機能も充実。
バッテリーセーバー等の機能を活用すれば、外出先に持参した場合、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつだろう。
また、10W高速充電で素早いバッテリー回復が可能である点もうれしい。
『Blackview Tab 9 WiFi』のまとめ
今回紹介した『Blackview Tab 9 WiFi』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- スタイリッシュなデザイン
- 汚れの目立ちづらい筐体素材
- 充実のパッケージ内容
- 一般的なタブレット用途はスムーズ
- 実用的なカメラ性能
- 画質を妥協すれば、ゲームアプリもある程度快適に遊べる
- 長持ちする大容量バッテリー
- 3.5mmオーディオジャックが用意
悪かった点
- やや厚みがある
- 処理の重めなゲームアプリには向かない
以上の通り、2万円台の格安タブレットとしては優れたパフォーマンスのモデルとなっている。
基本性能がそこそこ優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神などのゲームアプリも設定次第ではスムーズに遊ぶことが出来た。Widevine L1をサポートしているため、Amazon PrimeビデオやHulu、Disney+などの動画サイトにおいて高画質映像を楽しめる点も嬉しい。
カメラ性能もそこそこ良く、ウェブ会議やオンライン授業用としても十分活用できるレベルだと言える。デュアルスピーカーの質は及第点だが、音に立体感があり音圧も強いため、ゲーミングや動画視聴時にそこそこ迫力のあるサウンド体験が可能だ。
そして何より、タブレットケース&保護フィルムが付属しており、購入後すぐに本格的なタブレット利用を開始できる点もうれしい。
2万円台の比較的リーズナブルな価格で、実用的な性能のタブレットを求めている方には、現時点で最もオススメしたい一品だ。
【当サイト限定割引クーポンコード】
- 10%OFFクーポンコード:W2YQ6F4J
- 割引後価格:21,900円(税込)
- 有効期限:2024年6月24日(月)~ 7月31日(水)
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