2024年10月、無線型のイヤホンを数多く手掛けるSoundPEATS(サウンドピーツ)は、同社の最新モデル『SOUNDPEATS Breezy』の販売を開始した。
耳穴を塞がないオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンであり、可動式イヤーフックを備え、非常に快適な装着感を実現している。小型かつ軽量な筐体には、12mmデュアル磁気回路ダイナミックドライバーが内蔵されており、クリアで力強いサウンドが楽しめる。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきます。
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- 対象商品:SOUNDPEATS Breezy
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- 有効期限:2024年10月14日(月)00:01 ~ 2024年11月10日(日)23時59分まで
ブランド | SOUNDPEATS |
モデル名 | SOUNDPEATS Breezy |
タイプ | 無線(ワイヤレス) |
形式 | オープンイヤー型 |
本体操作 | タッチ式 |
ドライバー | 12mmデュアル磁気回路ダイナミックドライバー |
再生周波数帯域 | 20Hz—40KHz |
対応プロファイル | A2DP 1.4, AVRCP 1.6.2, HFP 1.8, SPP 1.2.4 |
対応コーデック | AAC, SBC |
Bluetoothバージョン | Bluetooth 5.4 |
マイク | 内蔵 |
最大持続時間 | イヤホン単体:約10時間 ケース込み:約40時間 |
本体サイズ | ケース込み:82.62×54.06×27.43mm |
本体重量 | イヤホン/片側:約16.86g 充電ケース+イヤホン両側:約103g |
バッテリー容量 | イヤホン単体:54mAh×2 ケース本体:500mAh |
充電時間 | 約2時間 |
充電ポート | Type-C |
マルチポイント | 対応 |
ゲームモード | 対応 |
専用アプリ | Google Play「PeatsAudio」はこちら App Store「PeatsAudio」はこちら |
防水性能 | IPX4 |
受賞実績 | VGP 2024 SUMMER 金賞・企画賞 |
耳穴を塞がないオープンイヤータイプのワイヤレスイヤホンであり、快適さとフィット感の完璧な融合を実現。可動式イヤーフックを備えており、耳の形状に完全にフィットする。
圧倒的な装着時の快適さと、周囲の環境を把握できる認識性の高さを両立したモデルとなっている。Bluetooth5.4接続対応。
耳穴を塞がないオープンイヤー型モデルのため、外部の音を認識しつつ音楽を楽しめる。
▼耳穴を完全に塞がず、不快感が軽減され快適な装着感を実現。音漏れも最小限に抑えている。
IPX4等級の防水性能に対応しており、スポーツ時に汗をかいても、雨が降っても、水しぶきがかかっても、壊れづらいタフネスな設計となっている。
マルチポイント接続にも対応。スマホやPCなど、2台のデバイス間でシームレスにオーディオを切り替えることができる。
小型かつ軽量な筐体には、12mmデュアル磁気回路ダイナミックドライバーが内蔵。音楽から映画、ゲームまで非常にクリアなサウンドを楽しめる。
▼DynamicEQ(ダイナミックイコライザー)を搭載しており、音量や音の変化に応じて自動的に調整され、自然でバランスのとれたサウンドを楽しめる。
なお、高品質マイクも搭載しており、ハンズフリーでの通話を楽しめる。
そして大容量バッテリーを内蔵しており、イヤホン単体で約10時間、充電ケースを使用すれば、最大40時間もの連続再生が可能だ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- チャージケース
- イヤホン本体
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
- ブランドシール
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応しているので安心。
チャージケース
▼チャージケースの外観。82.62×54.06×27.43mmの楕円形デザイン。
製品には収納とイヤホンの充電器を兼ねたチャージケースが付属する。Type-Cケーブルによる有線充電に対応。ワイヤレス充電には対応していない。
▼手のひらに収まるほどのサイズ。
▼チャージケースとイヤホンを合わせて約103gほどと非常に軽量。
▼コンパクトかつ薄型のため、ズボンのポケット等にも簡単に収まる。
▼抜群の携行性。
▼ケース上部には充電用のType-Cポートが用意。
イヤホン本体
ケースのフタを開けると、左右のイヤホンがスッポリ収まっている。
▼チャージケース内部には、手動ペアリングやリセット用のファンクションボタンが用意されている。
▼イヤホン本体を取り出した様子
▼イヤホン本体はオーソドックスな耳掛けデザイン。
▼イヤホン裏面には、充電用端子とスピーカー穴が確認できる。
▼約16.86gという軽さ。
▼イヤホン側面にはタッチパネルが内蔵されている。
可動式イヤーフック
そして本製品の特徴として、イヤホンが可動式イヤーフックを備えている。
▼イヤホンを耳にかけるイヤーフック部分を、最大90度の角度まで調節可能。
▼両耳の展開の様子
イヤーフックが無段階に角度調整できるため、あらゆるユーザーに最適な装着感とサウンド体験を提供できるようになっている。
デバイスとの接続(ペアリング)方法
『SOUNDPEATS Breezy』はBluetooth5.4によるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。
初回起動時は、イヤホンをケースに収納した状態でフタを開くだけで、ペアリングスタンバイ状態となる。
デバイス側で "SOUNDPEATS Breezy" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する。
これだけの手順で接続を完了できる。
次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになる。
この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。
専用アプリのインストールを推奨
ちなみに、本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)が用意されており、デバイスにインストールしておくことで様々な調節を行うことが可能だ。
▼公式アプリ『PeatsAudio』
▼アプリメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが可能。
ゲーミングや音楽視聴など、用途に応じてカスタマイズすることが可能。ダイナミックEQ(イコライザー)の切り替えもここで行うことができる。
▼ゲームサウンドの聞き取りに最適な「ゲームモード」が用意。遅延を低減し、動画視聴やゲームプレイの体験を向上させることができる。
▼映画視聴に最適な「ムービーモード」では、演者のセリフが聴き取りやすくなる。
柔軟な使い方が出来る点も、本製品の魅力の1つだ。
▼音質を自動調整する新機能「アダプティブイコライザー機能」も用意。
非常に快適な装着感
実際にイヤホンを装着してみた。
まずペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、イヤーフックを耳にかけて装着する。
イヤホンは非常に軽量で、装着しても重さや不快感などは一切感じない。可動式イヤーフックのおかげで、イヤホン本体を耳の形状に最適な位置で固定できるため、長時間装着し続けても耳が痛くなったり、疲れることは無かった。
シッカリと耳に固定されるため、激しく動き回ってもズレ落ちることはない。IPX4等級の防水規格に対応していることもあり、激しい動きや発汗を伴う運動にもうってつけのイヤホンであると言える。
そして何より、耳穴を塞がず、耳の上に当てる感じで装着できるため、耳の閉塞感や圧迫感といった、インナーイヤー型で特有の不快感を感じることが一切なかった。
▼耳穴の上にイヤホンが軽く "当たる" 程度の装着感のため、耳穴を完全に塞がず、装着した状態でも外部の声や音をシャットアウトしてしまうことはない。
この快適さを一度味わうと、もはやオープンイヤー型のイヤホンを手放すことができなくなるだろう。
解像度の高いクリアなサウンドを楽しめる
実際に本製品を使用して様々な楽曲を視聴してみたが、リーズナブルな価格に対して音質は実に良好で、1万円未満の比較的リーズナブルなオープンイヤー型イヤホンとは思えないほどのクオリティを実現出来ていると感じた。
中~高音域に関しては、AirPodsなどのハイエンドモデルと比べても遜色ないほど、実にクリアなサウンドを実現できている。特にボーカル音の響きが良く、生歌に近い印象を受ける。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。20Hz~40kHz(従来のコーデックは20Hz~20kHz)という広い再生帯域をカバーすることで、ボーカルや背景の楽器の音までを繊細に描き出すことができている。
低音に関しても、大型ドライバーを搭載しているおかげで、そこそこ心地よい響きを聴かせてくれる。ただ、ハイエンドモデル並みにズンズンと重く響く音を期待してはいけない。
音漏れに関してはあまり気にならない。オープンイヤー型イヤホンの欠点として、インナーイヤー型イヤホンを比べて音が外部へ漏れやすいといった欠点が一般的に挙げられる。しかし本製品ではボリュームを大きめに設定しても、一般的なインナーイヤー型と同等かそれ以下の音漏れが生じるのみであり、特段気になるレベルではなかった。外出先や周囲に人が居る環境でも安心して利用できるだろう。
また、本製品にはマイクが内蔵されており、これ一台でハンズフリー通話を行うことが可能だ。マイクの質はそこそこレベルであり、最低限の通話品質は保証されている。
汗をかいたときの不快感が皆無
筆者は日課のランニングの時に、よく耳汗をかく。その汗が耳穴とイヤホンのスピーカー部との間に入り込み、音が聞こえづらくなるという不快な経験をよくした。
しかしオープンイヤー型イヤホンである『SOUNDPEATS Breezy』の場合は、そもそも耳の穴を塞がずに音楽を聴くことができるため、汗に関わるストレスはほぼゼロになった。
耳穴が解放されているのに音楽を楽しめるという感覚は、一度体験すると病みつきになること間違いなしだ。
運動用イヤホンを探している方にも、うってつけのモデルだと言える。
イコライザー(EQ)による調節が可能
公式アプリにはイコライザー(EQ)調節機能が用意されており、イヤホンの音質を自分好みにカスタマイズすることが出来る。
▼イコライザーによる詳細なカスタマイズが可能。
また、イコライザーを細かく調節するのが面倒な方向けに、複数のEQプリセットも用意されている。
Qプリセットでは、低音抑制や低音強調、ヒップホップ、クラシックなど、視聴する音楽種別に最適なサウンド環境をワンタッチで実現することが出来る。
選択するプリセットによって全く異なる傾向のサウンドを楽しむことが出来る。しかも微々たる違いではなく、同じ楽曲でも体験がガラリと変わるほど、各プリセットが差別化されていた。
音響にあまり詳しくない方にとって、イコライザーをイジるのは敷居が高い。しかしアプリ上でプリセットが用意されていることにより、音の変化を気軽に楽しめるのは優れた機能であると感じた。なお、どの設定が最適か分からない場合は、前述した「アダプティブイコライザー機能」を利用して自動調整を行ってもらっても良いだろう。
扱い方が簡単
実際に『SOUNDPEATS Breezy』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。
まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。
ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。
そして使い終わった際は、チャージケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われる。
この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。ユーザービリティに優れた設計が成されていると感じられた。
タッチパネルの機能カスタマイズが可能
アプリ上では、イヤホン側面のタッチパネルを操作した際の機能を自由にカスタマイズすることができる。
▼イヤホンタップ時に利用できる機能を自由にカスタマイズ可能。各操作方法ごとに異なる機能を割り当てられる。
▼豊富な機能を設定可能。楽曲操作時にいちいちスマホに触れる必要はない。
ただ、ユーザーによってはイヤホンに搭載されたタッチパネルを誤って触れてしまい、誤操作を起こしてしまい、ストレスを感じることがあるかもしれない。
そのような場合には、設定画面でタッチ操作をOFFにしておくことも可能だ。
長時間持続するバッテリー
このサイズにしては、本製品の充電はかなり長持ちする部類だ。
イヤホン本体のスタンドアローン状態で約10時間、チャージケースを併用することで約40時間もの使用が可能になり、外出先に1週間ほど持って行っても平気で充電が持続する。
ケース本体のバッテリーが低下した場合は、Type-Cケーブルを接続して充電できる。
▼Type-Cポートがケース側面に位置しており、充電時にデスク上へ置きやすい点もGOOD。
実際に1週間ほど試用してみたが、1日に3~5時間程度使用する分には、1週間で1回ほど充電を行うだけで事足りた。いちいち充電する手間を省くことが出来る点は実に嬉しい。
ただ、個人的にはワイヤレス充電にも対応していてほしかったところだ。
『SOUNDPEATS Breezy』のまとめ
今回紹介した『SOUNDPEATS Breezy』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 優れた音質
- 低音から高音まで解像度の高いサウンド
- 軽量かつコンパクトで、携行性に優れたチャージケース
- バッテリー持続時間が長い
- 可動式イヤーフックで快適な着け心地を実現
- 長時間装着し続けても疲れない・痛くない
- ペアリングが簡単(スムーズ)
- 便利なEQプリセット
- マルチポイント接続に対応
- ゲームモード搭載
悪かった点
- ケースはワイヤレス充電に非対応
- 内蔵マイクの質はそこそこレベル
以上の通り、優れたコストパフォーマンスを発揮するワイヤレスイヤホンとなっている。
12mmデュアル磁気回路ダイナミックドライバーを搭載することで、優れた音質を実現。特に中~高音域に関しては満足度の高いサウンド体験が可能だ。今まで数多くの有線・無線タイプのイヤホンを試用してきたが、この価格帯でこれほどの音質を実現できているワイヤレスイヤホンは他に類を見ないレベルだ。
中~高音域が爽快に響き渡る一方で、耳がキンキンと痛くなるような不快感は無く、長時間聴き続けていても疲れやストレスを感じることはなかった。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。
ゲームモードをオンにすることで遅延を低減し、動画視聴やゲームプレイの体験を向上させることができる。
バッテリー持続力も非常に優れており、外出先でもケース携行で長時間の連続利用が可能。
イヤホン側面のタッチ操作パネルを無効化出来る点も嬉しい。
一方、欲を言えばケース自体がワイヤレス充電に対応していてほしかったところだ。
そして何より、可動式イヤーフックのおかげで、イヤホン本体を耳の形状に最適な位置で固定できるため、長時間装着し続けても耳が痛くなったり疲れることは無かった。
なにはともあれ、1万円未満では最高クラスのコスパを発揮するモデルといっても過言ではないだろう。この価格帯で、できるだけ性能の良いオープンイヤー型の完全ワイヤレスイヤホンを探している方には、是非オススメしたい製品だ。
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- 対象商品:SOUNDPEATS Breezy
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- 有効期限:2024年10月14日(月)00:01 ~ 2024年11月10日(日)23時59分まで
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