今まで数多くのモバイルバッテリーをリリースしてきた中国のINIU(アイニュ)は、最新モデルの『INIU P62-E1 モバイルバッテリー』を販売している。
コンパクトな筐体サイズに20,000mAhの大容量バッテリーを内蔵。Type-Cポート2つとType-Aポート1つを搭載しており、最大3台まで同時充電できるなど、利便性に優れたモバイルバッテリーとなっている。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
ブランド | INIU(イニウ) |
モデル名 | P62-E1 |
バッテリー容量 | 20,000mAh / 74Wh |
バッテリータイプ | リチウムイオン |
本体サイズ | 11×7.1×2.9cm |
本体重量 | 約324.1g |
入力 | 最大45W |
出力 | ・USB Type-C1:最大65W ・USB Type-C2:最大36W ・USB Type-A:最大18W |
急速充電プロトコル | PS3.0、PD2.0、QC3.0、QC2.0、PPS、AFC、SCP 等 |
同時充電台数 | 最高3台 |
INlU(アイニュ)とは?
INlU(アイニュ)は、世界中で3,800万人以上のユーザーに支持され、174以上の国と地域で展開しているブランドだ。
安全性の高い製品を提供するため、6年以上の研究開発の経験を持ち、100を超える知的財産権や特許を保有している。また、INlUは3年間の製品保証を提供しており、品質に問題があった場合は3年以内なら無償で交換が可能だ。
さらに、INlUはAmazonのトランスペアレンシープログラムに参加し、すべての製品が「Climate Pledge Friendly」に認定されている。
『INIU P62-E1 モバイルバッテリー』の特徴
今回紹介する『INIU P62-E1 モバイルバッテリー』は、11×7.1×2.9cmというコンパクトな筐体サイズに20,000mAhの大容量バッテリーを内蔵した高性能バッテリーだ。
▼携行性に優れており、外出先、旅行先へ気軽に持っていくことができる。
20,000mAhの大容量でパソコンやスマートフォンなど、外出先でも様々なデバイスを満充電できる。
筐体側面にはType-Cポート2つとType-Aポート1つを搭載しており、最大3台まで同時充電できる。
▼優れた互換性を備える。低電流出力もサポートするため、イヤホンなども安心して充電できる。
Type-Cポートのうち1つは最大65Wの急速充電に対応。わずか25分で、MacBook Air 13を41%、iPhone 16を56%まで充電可能だ。また、SamsungのSuper Fast Charging 2.0にも対応している。
▼SamsungのSuper Fast Charging 2.0にも対応
そして製品には30日間の返金保証、3年間の品質保証及びライフタイムテクニカルサポートが付属。長期にわたり安心して利用できるモバイルバッテリーとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- モバイルバッテリー本体
- 専用ポーチ
- USB Type-Cケーブル
- ユーザーマニュアル
▼ユーザーマニュアルは一部日本語にも対応。
▼専用ポーチが付属。モバイルバッテリー本体およびケーブルを入れて持ち運べる。
モバイルバッテリー本体
▼モバイルバッテリーの外観。
外側ケースはマットな質感で、汚れにくく傷つきにくく、滑りづらく持ちやすい。
ピクセル調のブランドロゴが、丸みを帯びた筐体外観と相まって、全体的に可愛らしさも感じられるデザインとなっている。
筐体サイズは11×7.1×2.9cmとコンパクト。重量は約324.1gでややズッシリ感がある。手のひらにすっぽり収まるサイズ感で、携行性に優れている。
▼正面上部には、LED残量表示のためのスクリーンが搭載。
▼ズボンのポケットにもラクラク入るサイズ。
▼厚みは2.9cmほど。カバンなどに入れて持ち運んでも邪魔になりづらい。
▼背面の様子
▼背面には各ポートを利用した際の出力組み合わせが印字されている。PSE認証取得済みのマークも確認できる。
続いてインターフェースについて見ていく。
▼上部にはUSB Type-C1:最大65W出力、USB Type-C2:最大36W出力、USB Type-A:最大18W出力の計3つのポートが用意。なお、USB Type-C1は最大45Wの入力にも対応している。
▼右側面には電源ボタンが用意。
以上の通りシンプルな造りとなっている。必要最低限のボタンが搭載されているのみなので、初めて本製品に触れる方でも、迷うことなく使用を開始できるだろう。
扱い方が簡単
本製品の扱い方は非常に簡単・シンプルだ。
右側面の電源ボタンを1回押すと、前面のLEDランプが点灯してバッテリー残量が表示され、デバイスへの給電が可能な状態となる。
この状態で、上部ポートとデバイスとをケーブルで接続するだけで、充電を行うことができる。
▼Type-C1ポートを利用すれば、最大65Wの高出力で急速充電を行うことができる。
▼ノートPCなど、大容量バッテリーを備えるデバイスを充電する際にはうってつけだ。
実際にType-C1ポートでiPhone 13(3,227mAh)を充電してみたところ、約1時間ほどで残量3% ⇒ 92%まで回復させることができた。
そしてiPhone 13の満充電を完了した時点で、モバイルバッテリー自体は30%弱ほどしか電力を消耗していなかった。
スマホ等のモバイルデバイスを、外出先で何度でも充電できる、実用性の高いモデルとなっている。
多数台デバイスを同時充電可能
本製品は、3つのポートを利用して、最大3台のデバイスへ同時出力できる。
実際にスマホ2台、ノートPC1台に対して充電を行ってみた。
▼全てのポートが上部に集約されているため、全ポートを利用する場合でも、各ケーブル同士が干渉しあって邪魔になることはない。
使用ポートの組み合わせに応じて単独の最大出力が変化。Type-C1単一ポートでは最大65W出力が可能なほか、3つすべてのポートを利用する場合でも最大45Wの単一出力を実現できる。
▼出力の組み合わせ
使用ポートの組み合わせ | 出力 |
Type-C1 + Type-C2 | 45W(Max) + 20W(Max) = 65W(Max) |
Type-C1 + Type-A | 45W(Max) + 18W(Max) = 63W(Max) |
Type-C2 + Type-A | 15W(Total) |
Type-C1 + Type-C2 + Type-A | 45W(Max) + 15W(Max) = 60W(Max) |
3台同時接続状態でも、各デバイスの充電スピードが落ちることは一切なく、安定した充電を継続できていた。
このサイズでこれだけ安定した給電能力と高出力、大容量バッテリーを実現している点は、実に素晴らしい。
なお、使用中にモバイルバッテリー自体が高い熱を持ったり、異音が聞こえてくることもなかった。
モバイルバッテリーの充電方法
Type-C1ポートにケーブルを接続して、モバイルバッテリー自体の充電を行う。
最大45Wの入力に対応している。
実際に残量0の状態から充電を開始したところ、約2時間程度で満充電が完了した。
バッテリー正面にバッテリー残量がリアルタイムに表示されるので、どの程度バッテリー残量が回復したのかを正確に把握できる点は嬉しい。
『INIU P62-E1 モバイルバッテリー』のまとめ
今回紹介した『INIU P62 モバイルバッテリー』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 携行性に優れたコンパクトサイズ
- シンプルかつスタイリッシュな筐体デザイン
- 最大65Wh出力対応
- 20,000mAh大容量バッテリー
- 3台同時充電が可能
- 安定した出力
- 発熱の問題はなし
- 30日間の返金保証、3年間の品質保証及びライフタイムテクニカルサポートが付属
悪かった点
- ややズッシリ感がある
以上の通り、20,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しつつ、携行性に優れた筐体サイズを実現した、高性能・高汎用性のモバイルバッテリーとなっている。
外側ケースはマットな質感で、汚れにくく傷つきにくく、滑りづらく持ちやすい。ピクセル調のブランドロゴが、丸みを帯びた筐体外観と相まって、全体的に可愛らしさも感じられるデザインとなっている。
電源ボタンを押すだけで給電を開始できるため、扱い方は実に簡単。無駄なボタン類が無いため、使い方で困ることはないだろう。
使用ポートの組み合わせに応じて単独の最大出力が変化。Type-C1単一ポートでは最大65W出力が可能なほか、3つすべてのポートを利用する場合でも最大45Wの単一出力を実現できる。
実際に3デバイスに対して同時に給電した場合でも、各デバイスの充電スピードが落ちることは一切なく、安定した充電を継続できていた。
安全保護機能も充実しているほか、30日間の返金保証、3年間の品質保証及びライフタイムテクニカルサポートが付属。長期にわたり安心して利用できるモバイルバッテリーとなっている。
旅行先や出張先などで、スマホなどのデバイスを何度も充電したい場合には役立つだろう。
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