世界中に数多くのオーディオデバイスをリリースしてきたOneOdio(ワンオーディオ)は、有線/ワイヤレスの両方の接続方法に対応したヘッドフォン『OneOdio Focus A5』を販売している。
600mAhバッテリーを内蔵し、最大75時間のワイヤレスでの連続使用が可能。専用に開発された40mmドライブユニットを採用、高音質コーデックLDACに対応することで、ワイヤレスでもハイレゾ級の原音の細かい表現まで忠実に再現された音質を楽しめるヘッドホンとなっている。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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ブランド | OneOdio(ワンオーディオ) |
モデル名 | OneOdio Focus A5 |
カラー | ブラック、ブルー、ホワイト |
接続方式 | Bluetooth 5.4、USB Type-C |
型式 | オーバーイヤー |
遅延 | 0.065秒(ゲームモード) |
ドライバー | 40mmドライブユニット |
Bluetoothプロファイル | HFP/ACRCP/A2DP/BLE/SPP |
コーデック | 高音質コーデックLDAC / AAC / SBC |
ノイズキャンセリング | 対応(-45dB) |
ハイレゾ | 対応(有線接続時) |
周波数応答 | 20Hz - 40kHz |
バッテリー容量 | 600mAh |
バッテリー持続時間 | ANCオン:約45時間 ANCオフ:約75時間 |
充電時間 | 約1.5時間(10分充電 = 10時間再生可能) |
マイク | ノイズキャンセリングマイク内蔵 |
本体重量 | 約265g |
『OneOdio Focus A5』は、専用に開発された40mmドライブユニットを採用。高音質コーデックLDACに対応し、 従来のコーデックの最大約3倍のデータを伝送可能。これにより、有線はもちろん、ワイヤレスでもハイレゾ級の原音の細かい表現まで忠実に再現された音質で楽しむことができる。
Bluetooth接続時でも最高990kbpsビットレートをサポート。
-45dBのアクティブノイズキャンセリング機能を備えており、優れた密閉型イヤーカップデザインと組み合わせることで、外音ノイズを高度にシャットアウト。飛行機、地下鉄、バスなど、人の多い場所でも音楽に集中できるようになっている。
洗練されたデザインで快適な装着感を実現。イヤーパッドには耳にフィットしやすい、形状を記憶するフォーム素材を採用しており、長時間の装着時でも快適だ。
そして600mAhバッテリーを内蔵し、最大75時間のワイヤレスでの連続使用が可能。いちいち充電する手間を省くことができ、旅行先や外出先でもバッテリー残量を気にせずに利用できるだろう。
▼急速充電をサポートしており、わずか10分間の充電で10時間の再生が可能となる。
ワイヤレス使用可能、快適な装着感などを備えた、幅広いシーンで活躍してくれるヘッドホンとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- ヘッドホン本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。
▼ヘッドホン本体。オーソドックスなオーバーイヤー型デザイン。
▼耳全体を優しく包み込むイヤーパッド。柔軟性と通気性に優れており、長時間装着し続けてもストレスを感じないよう設計されている。R・Lと大きく表示されており、左右が分かりやすい。
▼左右のイヤーカパッドを90度回転させることで、使用可能形態となる。
▼イヤーパッドを展開した様子。
▼頭頂に当たる部分(ヘッドバンド)にはクッション性があり、頭のカタチに合わせて柔軟にフィットする。
▼頭の大きさに応じて、アームは0~3cmの範囲で長さを調節可能。
続いて、搭載インターフェースについて紹介していく。
▼右耳側に、音量調節ボタン、多機能ボタン、LEDインジケーター、ANCボタン、Type-Cポートが用意。また、手前側の小さな穴にノイズキャンセリングマイクが内蔵されている。
▼左耳側の様子。手前側の小さな穴にノイズキャンセリングマイクが内蔵、奥側の大きな穴はベントチューニングホールとなっている。
このように、コンパクトかつ軽量な筐体に、必要最低限のインターフェースのみが用意された、シンプルなデザインとなっている。
ボタンの押し方で各種機能を利用可能
各ボタンを押す時間や回数に応じて、様々な機能を利用できる。
▼ボタン操作と機能一覧
操作 | 機能 |
多機能ボタンを1回クリック | 再生/一時停止 |
多機能ボタンをダブルクリック | 音声アシスタントを起動 |
多機能ボタンを再度ダブルクリック | 音声アシスタントを解除 |
ボリュームダウンボタンを2秒長押し | 前のトラックへ移動 |
ボリュームアップボタンを2秒長押し | 次のトラックへ移動 |
ボリュームダウンボタンを1回クリック | ボリュームダウン |
ボリュームアップボタンを1回クリック | ボリュームアップ |
ANCボタンを2秒間長押し | 音楽モード⇔ゲームモードの切り替え |
操作と対応する機能を憶えるのは大変かもしれないが、慣れれば複数の機能へ瞬時にアクセスできるようになる。
有線・無線接続に対応
本製品は有線・ワイヤレス(Bluetooth)接続のいずれにも対応している。
有線接続の場合
有線接続の場合、Type-Cケーブルで、ヘッドホンとデバイスとを接続するだけで、瞬時に利用可能状態となる。
▼プラグアンドプレイ対応のため、ヘッドホンの使用にあたり、ソフトウェアやドライバのインストールは不要だ。
ワイヤレス(Bluetooth)接続の場合
ワイヤレス(Bluetooth)接続の場合、多機能ボタンを長押しして電源をオンにすると、自動的にペアリングスタンバイ状態となる。
▼ペアリングモード中、インジケータが白色点滅する。
するとデバイス上で『OneOdio Focus A5』が検出される。
あとはペアリング(接続)を完了することで、ヘッドホンの利用が可能になる。以降は、ヘッドセットの電源をONにすると自動的に接続が完了する。
快適な装着感
実際にヘッドホンを装着してみた。
装着感は率直に良好。ヘッドホン自体は200g程度の軽さで、頭頂に当たる部分も柔らかく、長時間装着し続けても頭や首の痛み・疲れを感じることは無かった。
イヤーパッドには耳にフィットしやすい、形状を記憶するフォーム素材を採用しており、耳全体を優しく包み込んでくれる。耳が痛くなるなどの不快感は生じなかった。
▼イヤーパッドの通気性はまずまず。1~2時間程度装着しても蒸れは感じられない。
十分に快適な装着感を実現できていると言える。
解像度の高いクリアなサウンドを楽しめる
実際に様々な楽曲を再生して、音質を確認してみた。
音質自体は良好。中~高音域はクリアに響き渡り、解像度の高い音を楽しめる。爽快に響き渡る一方で、耳がキンキンと痛くなるような不快感は無く、長時間聴き続けていても疲れやストレスを感じることはなかった。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。
一方で低音はそこまで強く響かないが、ボリュームを上げると十分な音圧を感じられる。
▼40mmドライブユニットを採用。高音質コーデックLDACに対応することで、ワイヤレスでもハイレゾ級の原音の細かい表現まで忠実に再現された音質で楽しむことができる。
ワイヤレス接続時でも十分にクリアなサウンドを楽しめるが、有線接続時には、音の解像度が明らかに増す。特にオーケストラ楽曲を視聴すると差を感じやすく、一つ一つの楽器の音色をより明確に聴き分けることができた。
音楽以外にも映画やアニメなどを視聴してみたが、有線接続時・ワイヤレス時ともに遅延やラグはほとんど体感できなかった。
なお、密閉型イヤーカップデザインのおかげで、ボリュームを上げても音漏れはそこまで気になるレベルではなかった。外出先でも安心して利用できるだろう。
1万円未満の比較的リーズナブルなヘッドホンの中でも、優れたパフォーマンスを発揮するモデルだと言える。
(参考)音質の確認
参考までに、ヘッドホンから聞こえるサウンドを録音したデータを掲載する。
▼ヘッドホンにマイクを近接させて録音。
※あくまで低音・高音の強さをなんとなく分かってもらうためのものであり、実際の聴こえ方とは異なるので注意。
▼録音サウンド①
▼録音サウンド②
ヘッドホンから様々な操作が可能
前述した通り、本製品はイヤーカップに用意されている物理ボタンを押すことで、様々な機能へ瞬時にアクセスできる。
▼ボタン操作と機能一覧
操作 | 機能 |
多機能ボタンを1回クリック | 再生/一時停止 |
多機能ボタンをダブルクリック | 音声アシスタントを起動 |
多機能ボタンを再度ダブルクリック | 音声アシスタントを解除 |
ボリュームダウンボタンを2秒長押し | 前のトラックへ移動 |
ボリュームアップボタンを2秒長押し | 次のトラックへ移動 |
ボリュームダウンボタンを1回クリック | ボリュームダウン |
ボリュームアップボタンを1回クリック | ボリュームアップ |
ANCボタンを2秒間長押し | 音楽モード⇔ゲームモードの切り替え |
操作と対応する機能を憶えるのは大変かもしれないが、慣れれば複数の機能へ瞬時にアクセスできるようになる。
接続中のデバイス側をいちいち操作する必要が無い点は非常に便利だ。
優れたANCモードを搭載
本製品は、右耳側ⓌのANCボタンを押すことで、外音取り込みモード ⇒ 環境音(アンビエントサウンド)モード ⇒ ANC(アクティブノイズキャンセリング)モードの順に切り替えることができる。
▼ANCボタンを2秒間長押しすることで、音楽モード⇔ゲームモード(低遅延)の切り替えも可能。
-45dBのアクティブノイズキャンセリング機能を備えているという製品説明の通り、優れたノイズキャンセリングパフォーマンスを発揮。優れた密閉型イヤーカップデザインと組み合わせることで、ANCモードオン時には、周囲の環境音やノイズが高度にシャットアウトされ、音楽のみに集中できる。
デスク上を手で叩いても、音がほとんど聞こえないレベルだ。飛行機、地下鉄、バスなど、人の多い場所で音楽を楽しみたい際には最適だ。
長時間持続するバッテリー
本製品はフル充電状態から最大75時間(ANCオフ時)の連続使用が可能と謳っている。
実際に使用してみたところ、1日に3時間ほどの頻度で使用するケースでは、約3週間ほどは充電せずに利用し続けることが可能であった。いちいち充電残量を気にせずに使用し続けられる点は非常に嬉しい。外出先に持参しても、安心して長時間利用できるだろう。
また、バッテリー残量が低下した場合はType-Cポート経由で、わずか10分間の充電で10時間もの再生が可能となる。充電器に繋いでおく時間が短く済む点も素晴らしい。
▼Type-Cポートがケース下部に位置しており、充電時にデスク上へ置きやすい点もGOOD。
『OneOdio Focus A5』のまとめ
今回紹介した『OneOdio Focus A5』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 性能に対して比較的リーズナブルな価格
- シンプルかつスタイリッシュな外観
- 物理ボタンで様々な機能へ瞬時にアクセス可能
- 有線/ワイヤレスの両方の接続方法に対応
- ペアリングが簡単(スムーズ)
- 快適な装着感
- 優れた音質
- 高品質なANCモード
- 長持ちするバッテリー
- わずかな時間で充電が完了
悪かった点
- 持ち運びや収納用のポーチが付属してほしかった
- アプリによるカスタマイズ等には非対応
以上の通り、優れた音質とANCモードを備えた、価格以上のパフォーマンスを発揮するヘッドホンとなっている。
1万円未満のリーズナブルな価格に対して音質が優れており、特に中~高音域に関しては満足度の高いサウンド体験が可能だ。中~高音域が爽快に響き渡る一方で、耳がキンキンと痛くなるような不快感は無く、長時間聴き続けていても疲れやストレスを感じることはなかった。
ワイヤレス接続時でも十分にクリアなサウンドを楽しめるが、有線接続時には、音の解像度が明らかに増す。特にオーケストラ楽曲を視聴すると差を感じやすく、一つ一つの楽器の音色をより明確に聴き分けることができた。
装着感は率直に良好。ヘッドホン自体は200g程度の軽さで、頭頂に当たる部分も柔らかく、長時間装着し続けても頭や首の痛み・疲れを感じることは無かった。イヤーパッドには耳にフィットしやすい、形状を記憶するフォーム素材を採用しており、耳全体を優しく包み込んでくれる。耳が痛くなるなどの不快感は生じなかった。
バッテリー持続力も非常に優れており、一般的な利用頻度であれば2~3週間ほど充電しなくても済む。また、バッテリー残量が低下した場合はType-Cポート経由で、わずか10分間の充電で10時間もの再生が可能となる。充電器に繋いでおく時間が短く済む点も素晴らしい。
1万円未満のモデルの中では優れたコスパを発揮するモデルといっても良いだろう。比較的リーズナブルで音質と利便性にも優れたヘッドホンを探している方には、是非オススメしたい製品だ。
【Amazon割引クーポンコード】
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- 割引クーポンコード:A5Dec2024
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- 割引後価格:6,799円(税込)
- 有効期限:~2025年1月31日(金)
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