これまでに数多くのタブレット端末をリリースしてきたTeclast(テックラスト)は、2025年1月15日(水)20:00より、同ブランドの最新モデル『TECLAST T60AI』を発売した。
OSには最新Android 15を採用。2000×1200解像度、90Hzリフレッシュレート対応の12インチ大型ディスプレイを搭載。CPU(SoC)には「Allwinner A733 オクタコアプロセッサー」を搭載するなど、2万円台の比較的リーズナブルな価格に対して実用的なスペック構成を備えたモデルとなっている。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
▼TECLAST T60AI
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ブランド | Teclast |
モデル名 | TECLAST T60AI |
ディスプレイ | 12インチ IPS |
解像度 | 2000×1200 |
リフレッシュレート | 最高90Hz |
OS | Android 15 |
CPU(SoC) | Allwinner A733 オクタコアプロセッサー |
RAM | 6GB LPDDR5(最大10GBの仮想RAM拡張サポート) |
ストレージ | 128GB UFS3.0 |
マイクロSDカード | サポート(最大1TBまで) |
SIMカード | 非対応 |
対応通信規格 | Wi-Fi 6(2.4GHz/5GHz)、Bluetooth 5.4 |
搭載カメラ | フロント:5MP リア:13MP |
搭載ポート | USB Type-C×2、3.5mmヘッドフォンジャック |
スピーカー | デュアルスピーカー内蔵 |
バッテリー容量 | 8,000mAh |
Widevine | L1サポート |
本体サイズ | 実測値:約282×177×8mm |
本体重量 | メーカー公表値:約620g 実測値:約623g |
2024年11月8日(金)にリリースされ、大きな人気を博した「TECLAST P50Ai」の後継に当たるモデルとなっている。
最新OSのAndroid 15を搭載し、PCモードをサポート。別売りのBluetoothキーボードを接続することで、タブレットPCのような利用方法が可能となる。
前モデル(TECLAST P50Ai)と同じく、姿勢認識やジェスチャー操作などのAI機能が充実。セキュリティ保護機能が強化され、よりパーソナライズされた機能を利用できるようになっている。
厚み8mm、約620gのややズッシリ感のある筐体は、チェリーレッド色のメタルボディで包まれており、高級感が感じられるデザインだ。
12インチIPSスクリーンは2000×1200解像度、および最高90Hzのリフレッシュレートに対応。WidevineはL1サポートとなっている。
▼最大180Hzのタッチサンプリングレートをサポート。
サウンド出力用にはデュアルスピーカーを内蔵。3.5mmヘッドフォンジャックに加え、2つのType-Cポートを搭載。うち1つはフル機能ポートとなっており、データ伝送、映像・オーディオ出力、充電に対応している。
CPU(SoC)にはと同じく "Allwinner A733 オクタコアプロセッサー" を採用しており、AIによるパフォーマンス最適化を実現。
6GB LPDDR5 RAM(メモリ)を搭載し、ウェブサイト閲覧や動画視聴、軽めのゲームアプリ程度の用途であれば、快適にこなせる性能を備えている。なお、最大10GBの仮想RAM拡張が可能だ。
ストレージは128 GB UFS3.0を用意。マイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの拡張も可能。
通信規格は2.4G/5GデュアルバンドWi-Fi 6とBluetooth5.4をサポート。一方でSIMカードの挿入には対応しておらず、モバイルデータ通信を行うことができない点に注意。
前面・背面にはそれぞれ5メガピクセル・13メガピクセルのカメラが内蔵。テレワークやオンライン授業用デバイスとしても活用できるだろう。
そして大容量8,000mAhバッテリーを内蔵。外出先でも長時間の連続使用が可能だ。
▼前モデル(TECLAST P50Ai)とのスペック比較は以下の記事を参照。
-
【27%OFF】TECLAST T60AI 発売、スペックや価格、発売日などを分かりやすく紹介
2025年1月20日追記 ▼『TECLAST T60AI』のレビュー記事を投稿しました。 これまでに数多くのタブレット端末をリリースしてきたTeclast(テックラスト)は、2025年1月15日(水) ...
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製品本体および付属品
▼外箱の様子。普段の白色を基調としたTeclastの箱とは異なり、チェリーレッド色に金色の印字が施されており、高級感がある。
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- TECLAST T60AI本体
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- 電源アダプタ
▼タブレットの外観。12インチディスプレイ搭載のスタイリッシュな外観。
▼前面中央には5MPのフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には13MPリアカメラが内蔵。
▼本体重量は実測で約623g。
▼手に持つとややズッシリ感があるが、携行性に支障をきたすレベルではない。
▼本体サイズは実測値で約282×177×8mm。
▼チェリーレッド色の筐体背面からは鈍い光沢が見られ、そこそこの高級感がある。手触りもサラサラもサラサラと心地よいが、手脂などの汚れが若干目立つ。
▼厚みは8mm。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼上部には3.5mmオーディオジャック、カードスロット、およびデータ伝送、映像・オーディオ出力、充電に対応するデュアルType-Cポートを搭載。
カードスロットには最大1TBまでのマイクロSDカードを挿入できる。
▼下部の様子。
▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタンが用意。
▼左側面には2つのスピーカー穴が用意。
インターフェース構成自体は、前モデル(TECLAST P50Ai)とまったく同じだ。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約32万点のスコアを記録した。
性能区分 | 総合スコア | 性能の目安 | |
---|---|---|---|
スマホ | タブレット | ||
エントリー | 30万点~50万点 | 20万点~40万点 | 基本的な操作や軽量アプリの使用に適している |
ミッドレンジ | 50万点~80万点 | 40万点~70万点 | 普段使いの操作、一般的なアプリ、軽めのゲームに快適に対応 |
上位ミッドレンジ | 80万点~120万点 | 70万点~100万点 | 重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作 |
ハイエンド | 120万点~150万点 | 100万点~120万点 | 高負荷な作業(動画編集、最新3Dゲーム)にも対応でき、スムーズなマルチタスクが可能 |
フラッグシップ | 150万点~170万点 | 120万点~140万点 | 最先端の性能を備え、最新ゲームやAI処理、マルチメディア作業に最適 |
ウルトラハイエンド | 170万点~ | 140万点~ | ゲーミング専用機並みの性能。最大限のパフォーマンスが必要なコンテンツや今後リリースされる最新アプリケーションに対応可能 |
2万円前後の格安タブレットの中ではそこそこ優れたスコア記録できている。一般的なタブレット用途に用いる分には、十分に実用的な性能のエントリーモデルと言える。
前モデル「TECLAST P50Ai」のスコアが298,854点であったため、比べると約2万点のスコア向上を果たしている。
ゲームアプリに関しても、設定を抑えることである程度スムーズに動作させることができるだろう。
▼これまでにレビューしたスマホ&タブレットのベンチマークスコア一覧はこちら
-
【2025年最新】スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめ(実測値)
更新履歴 2025/01/17:ベンチマーク表に「TECLAST T60AI」を追加しました。 2025/01/17:ベンチマーク表に「Blackview WAVE 8」を追加しました。 2025/0 ...
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それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
一般的なタブレット用途はスムーズにこなせる
本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について確認した。
まず、ウェブブラウジングは快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することができた。
▼ほとんどのウェブサイトが素早く表示される。
画像やスクリプト多めのサイトでも、読込時やスクロール時にカクつきを感じることは無く、閲覧に支障をきたすことはなかった。
▼ベゼル幅は公式イラストと比べて太めな点に注意。
▼2000×1200(FHD+)解像度では、細かな文字まで明瞭に描画されて見やすい。
▼最高90Hzのリフレッシュレートに対応しているため、ページスクロール時も滑らかに描画される。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼高画質映像を、スムーズに視聴することができる。
▼IPSパネルの発色は良好。実写からアニメまで、色鮮やかで満足度の高い視聴体験が可能だ。
WidevineはL1サポートとなっている。
なお、設定より最大10GBの仮想RAM拡張が可能だ。
以上の通り、一般的なタブレット作業に関しては、支障なく利用できることが確認できた。
PCモードに対応
本製品はPCモードに対応しており、Windowsのようなインターフェース配置でタブレットを利用できる。
▼PCモード利用時のインターフェース。
▼複数ウィンドウを同時表示して、マルチタスクをこなせる。
タブレットを用いた作業効率を向上させたい場合には、役立つ機能となっている。
別売りのBluetoothキーボードを接続すれば、簡易的なラップトップPCのような利用方法も可能となるだろう。
スピーカー性能は及第点レベル
本機のスピーカー品質について確認してみた。
▼音質確認の様子
本製品は左側面に計2基のスピーカー(デュアルスピーカー)を内蔵しており、ボリュームを最大近くまで上げた際の音圧は十分に強い。そして中~高音域に関してはクリアに出力できていた。
一方、低音に関してはほとんどつぶれてしまっていた。スピーカー穴が用意されているのが筐体の一方向のみのため、サウンドに立体感もない。
音質は悪くはないが、それほど良いとも言えない及第点レベルと言ったところだ。普通に映像を視聴する分には問題ないが、満足度の高いサウンドを楽しみたい場合は、3.5mmジャックを利用して外付けスピーカー等を利用すると良いだろう。
ジェスチャー操作対応カメラ
また、本機に搭載されているカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
フロントカメラに関して、画質自体はクリアであり、、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことができていた。発色に関しても肉眼で見た場合に近い印象を受ける。
ウェブ会議やオンライン授業に利用しても問題ない品質だろう。
ただ、タブレットを素早く動かした際に多少の残像が生じる点と、カメラ位置に対して被写体が少し左側にずれてしまう点が気になった。
なお、カメラの設定画面からジェスチャー機能をオンにすることで、カメラの前で "OK" のジェスチャーを作ることで、3秒カウントダウンを起動して撮影することができる。
▼笑顔を認識すると、自動的に撮影する機能も用意。
▼"OK" のジェスチャーで自動撮影。ジェスチャーの認識精度は高く、笑顔を作った際にも逃さずにシャッターを切ってくれる。
続いて、リア(背面)カメラについて確認してみる。
▼実際にリアカメラで撮影した画像。
リアカメラについて、フロントカメラ以上に鮮明な写真を撮影することが可能であった。
発色はフロントカメラよりも良く、肉眼で見た場合に近い自然な色合いを実現できている。そしてフロントカメラのような残像などは生じていなかった。
▼リアカメラで録画した動画
※たまに映像がぼやけるのは、通過する車両にリアカメラのフォーカスが反応しているため。
録画機能に関しても、十分にクリアで発色の自然な映像を撮影することができた。
旅行時の記念撮影用としては心もとないが、単純な映像記録用デバイスとしては活用できるだろう。
AIを活用した豊富な便利機能を利用可能
Android 15を搭載した本製品には、Teclastの様々なAI機能が用意されている。
エアジェスチャー
設定から「エアジェスチャー」をオンにすることで、タブレット画面に手のひらを向けて、手首を上下にスワイプしたり、裏返したり、握ったりすることで、画面スクロールやスクリーンショット撮影などを機能を利用できる。
▼手のひらが認識されると、画面上部にアイコンが表示される。
▼ジェスチャー操作を行う様子
前モデル(TECLAST P50Ai)にも同様の機能が用意されていたが、そちらではジェスチャーの認識精度がお世辞にも高いとは言えず、手の動きが正しく認識されないことが多々あった。
しかし今回の『TECLAST T60AI』では認識精度の向上が感じられ、一部のジェスチャー(掌を裏返す)を除けば、ほぼ意図通りにジェスチャー操作を行うことができていた。
ディスプレイを触って汚したくない場合や、ワケあってディスプレイに触れられない場合などに、役立つレベルには達している。
AI姿勢認識
「AI姿勢認識」は、タブレット使用時のユーザーの姿勢を正すための機能だ。
この機能をオンにすると、頭を下げ、首に負担のかかる姿勢のままタブレットを使用している場合に、画面上部に警告が表示されるようになる。
しかし認識精度を上げ過ぎたせいなのか、少しでも首を下に向けると、いちいち警告が表示されて正直うっとおしい。
個人的には、オンにする意味はあまり無いように思う。
AI画像強化
「AI画像強化」は、ゲームプレイや映像コンテンツ視聴時、画像表示時の描画を改善することができる機能だ。
AIビデオアップスケーリング
「AIビデオアップスケーリング」は、映像コンテンツの解像度を底上げできる機能だ。
この機能をオンにすると、540pのビデオ解像度は1080pで出力でき、720pのビデオ解像度は1440pで出力されるようになる。Teclast公式によると、トム&ジェリーやドラえもんなど、特に昔のアニメ動画において高い効果を発揮するとのこと。
▼往年の名作を高画質映像で楽しめる
▼動画再生時に、AIビデオアップスケーリングの適用効果が表示される。
▼アップスケーリング前
▼アップスケーリング後
上の比較画像では効果が分かりづらいが、実際のタブレット画面では、アップスケーリング後に、画像の粗さ(特に線の細かなジャギ)が微妙に低減されたように感じられた。
アップスケーリング効果に過度の期待を持たない方が良いが、少しでも綺麗な画質でコンテンツを楽しみたい場合には、オンにしておくと良いだろう。
プライベートスペース
「プライベートスペース」とは、公開したくないアプリやファイルを、パスワード入力後のみ表示されるプライベートスペースに保存できる機能だ。
▼プライベートスペース機能をオンにすると、アプリ一覧画面の下部にロックアイコンが表示されるようになる。
▼事前に設定したパスワードを入力することで、隠しアプリやファイルを保存できるプライベートスペースが表示される。
他人には隠しておきたい秘密のアプリやファイルを保存しておきたい場合には、非常に役立つ機能だ。
AIテキスト抽出
プリインストール済みの「AIテキスト抽出」アプリを起動することで、文字認識機能を利用できる。
多言語のテキストを認識して翻訳したり、検索したり、テキストに起こして保存することが可能だ。
以上のように、いくつかの便利なAI機能を利用できる。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
なお、パフォーマンス確認時には「ゲームモード」をオンにしている。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。
▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。
▼カクつきもなく、スムーズに移動可能。処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できた
アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択できた。
実際にいくつかの試合に参加してみたが、たまにテクスチャの読み込み遅延が発生する程度であり、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、スムーズなゲームプレイが可能であった。
▼HD画質設定でも、グラフィックはそこそこ良好。普通にプレイする分には支障のないレベルだと言える。
▼12インチディスプレイは、探索や索敵を行う際に役立つ大きさだ。
『原神』プレイ時
最後に、比較的大きな負荷のかかるゲームアプリとして知られる『原神』の場合について。
高スペックを要求される『原神』であるが、本機では設定を抑えることでプレイすること自体は可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "最低" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "低" に設定した場合、デバイス負荷が上昇し、フレームレート低下やカクつきが目立つようになってくる。
▼画質設定を "中" に設定した場合、さすがに負荷が大きすぎて映像がカクカクになってしまい、まともなゲームプレイはできなかった。
画質設定を "最低~低" に設定すれば、原神クラスのゲームアプリでも、最低限のパフォーマンスではあるが、遊ぶこと自体は可能であった。
以上の通り、さすがにゲーミング専用端末としての運用は厳しいものの、設定次第では軽~中負荷のゲームアプリをスムーズなパフォーマンスで遊べることが確認できた。
1日中持続するバッテリー
本製品は8,000mAhの大容量バッテリーを内蔵している。
実際に軽めの動画視聴、ウェブサイト閲覧などを行ってみたが、計10時間ほどは充電なしでも利用し続けることが可能であった。
▼バッテリーセーバーを利用すれば、より長いタブレット利用が可能になる。
一般的なタブレット利用であれば、丸1日はバッテリーが持続するだろう。
なお、前モデル「TECLAST P50Ai」では高負荷での連続使用時に、タブレット背面(Type-Cポート付近)が高い熱を持つことがあったが、本製品では、少なくとも筆者がレビューした際には、その現象は発生しなかった。
『TECLAST T60AI』のまとめ
今回紹介した『TECLAST T60AI』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- リーズナブルな価格
- 高級感のある筐体デザイン
- 2000×1200解像度サポート
- デュアルType-Cポート搭載
- メディア視聴に適した12インチ大画面
- 一般的なタブレット用途はスムーズ
- 8,000mAh大容量バッテリー搭載
- 3.5mmオーディオジャックを搭載
- 豊富なAI機能を利用可能
- ジェスチャー操作の精度が向上
- 前モデルの弱点を全体的に解消
悪かった点
- 公式イラストに比べてベゼル幅が太い
- フロントカメラの品質が低い
- SIM非対応
以上の通り、2万円前後というリーズナブルな価格に対して、幅広い用途に活用できる性能と、高級感のある筐体デザインを実現した、高コスパなAndroid 15タブレットとなっている。
パッケージの時点で高級感があり、格安タブレットの中でも高い所有感を感じられるモデルとなっている。チェリーレッド色の筐体背面からは鈍い光沢が見られ、手触りもサラサラもサラサラと心地よいが、手脂などの汚れが若干目立つ。
基本性能はそこそこ優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神クラスのゲームアプリでも画質設定を調節すればそこそこスムーズに動作した。
リアカメラに関しては十分に実用的な品質であり、映像記録からウェブ会議、オンライン授業用としても活用できるだろう。ただしフロントカメラに関しては、タブレットを素早く動かした際に多少の残像が生じる点と、カメラ位置に対して被写体が少し左側にずれてしまう点が気になった。
バッテリーの持ちも良好。通常のタブレット利用であれば丸1日持続する。
そして何より、前モデル「TECLAST P50Ai」で感じられた、ジェスチャー認識精度が低い、高負荷使用時に発熱が気になる、大きめの画面サイズに対して解像度が低いといった弱点をほとんど解消することができており、正当な進化版であると言って良いだろう。
適切に弱点を克服しつつ、筐体デザインにも力を入れたことで、Teclastの同価格帯の従来モデルよりワンランク上のパフォーマンスと満足度を提供してくれるモデルとなっている。
2万円前後でメディア視聴にも適したタブレットを求めているのであれば、選択肢の1つに入れても良いだろう。
ただし、SIM非対応な点に注意したい。おもにWi-Fi環境でメディア視聴を楽しみたい方にオススメだ。
【Amazon割引セール】
- Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DQBCFCTR
- 通常価格:27,900円(税込)
- 割引価格:20,400円(税込)
- 商品ページ割引クーポン:7,500円OFF
- 割引率:27%OFF
- 有効期限:2025年1月19日(日) 00:00 ~ 2月3日(月) 23:59
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