数々のPCキーボード関連製品をリリースしてきたEpomaker(エポメーカー)は、2025年1月の最新モデル『Epomaker TH99』を販売している。
US配置の102キーを備えた、1800コンパクトレイアウトのメカニカルキーボードだ。有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0の3種類の接続方法をサポートしており、幅広いシーン・用途で活用できる。
Mac、Windows、Androidなどのデバイスとの接続に対応。
今回、メーカーより本製品(ブラック色)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
【Amazon割引セール】
- 商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DPMH2Z53
- 配布中の割引クーポン:15%OFF
- 通常価格:15,639円(税込)
- 割引後価格:13,293円(税込)
- 有効期限:~2025年1月23日(木)まで
ブランド | Epomaker(エポメーカー) |
モデル名 | Epomaker TH99 |
カラー | ブラック、ホワイトブルー |
接続方法 | 有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0 |
対応デバイス | Mac、Windows、Android(PS4/PS5/Switchには非対応) |
レイアウト | 96% QWERTY ANSI US |
キー数 | 102 |
筐体素材 | ABSプラスチック |
プレート素材 | ポリカーボネート |
キーキャップ素材 | PBTプラスチック |
マウント構造 | ガスケットマウント |
キーキャッププロファイル | Cherry Profile |
ホットスワイプ | 対応(3ピン/5ピンのメカニカルスイッチ) |
RGBライト | 搭載 |
ポーリングレート | USB、2.4GHz接続時:1000Hz Bluetooth接続時:125Hz |
入力遅延 | USB接続時:2ms 2.4GHz接続時:5ms Bluetooth接続時:11ms |
アンチゴースト機能 | Nキー・ロールオーバー |
マクロ機能 | 対応 |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
キーボード寸法 | 402×303×375mm |
キーボード重量 | 約1,129g(実測値) |
パッケージ重量 | 約2kg |
今回紹介する『Epomaker TH99』は、1800コンパクトレイアウトと高機能性を兼ね備えたメカニカルキーボードだ。
従来の96%キーボードを踏襲しつつ、機能性と内部構造、そしてデザインをアップグレードしており、ゲーミングからクリエイティブな作業、一般的なオフィスワークまで、幅広い用途に活用できるモデルとなっている。
▼背面にキックスタンドを備え、手首への負荷を最小限に抑えた角度で使用可能。
US配置の102キーを備えており、独立したファンクションキーやテンキーなども用意。
キーには3ピンおよび5ピンのメカニカルスイッチ対応ホットスワップソケットを採用し、パッケージに付属するキーキャッププーラーを利用することで簡単にスイッチの交換が可能。
ガスケットマウント構造を採用することで、柔らかく心地よい打鍵感を実現。タイピング時には軽快でクセになる打鍵音を聴かせてくれる。
▼キーには耐久性と油分耐性に優れたダブルショットPBT素材を使用しており、長期間の使用でも色褪せない。
RBGバックライトを内蔵しており、計102個のLEDが華やかなライティングを演出。点灯パターンや明るさ、スピードなどは自由に調節できる。
アンチゴースト機能を搭載、Nキー・ロールオーバーも備えているため、高速タイピングやゲームプレイで誤入力を防ぎ、スムーズな操作性を実現している。
有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0の3種類の接続方法をサポート。
4,000mAh大容量バッテリーを内蔵しており、バックライトオフ時には最大800時間もの連続使用が可能だ。
▼USB接続時は2ms、2.4GHz接続時は5ms、Bluetooth接続時は11msの低遅延を実現。
Mac、Windows、Androidなどのデバイスと接続が可能。ただしPS4/PS5/Switchには非対応とのことなので注意したい。
そして公式が配布する無料ドライバーをインストールすることで、キーボード機能やRGBバックライト点灯を詳細にカスタマイズしたり、マクロ機能を設定することも可能となっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- キーボード本体
- ユーザーマニュアル
- キーキャッププーラー
- USB Type-Cケーブル
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。
▼キーキャッププーラーが付属。
キーボード本体
▼キーボード本体の外観。今回のレビュー時にはブラック色を使用している。
筐体素材にはABSプラスチックを採用。手触りは良好であり、そこそこの高級感もある。
▼102キーUS配列。
▼PBTプラスチック素材のキーキャップは手触りが良く、耐久性にも優れている。
▼キーキャッププーラーを使用して、キーキャップやスイッチを簡単に取り外せる。
▼両側面の様子。特にボタン類などはない。
▼後部の様子
▼後部にはType-Cポート、接続方法切替ボタン、接続先切替ボタン、USBドングル(2.4GHz無線接続用)が用意。
▼後部の穴にUSBドングルを装着して収納でき、紛失の危険性を減らせるようになっている。
▼接続先切替ボタンを利用することで、キーボードの接続先をWindows ⇔ Macデバイス間でスピーディに切り替えられる。
▼底部の様子
底部後方にはキックスタンドが2つ用意されており、展開することで、手首への負荷を最小限に抑えた角度でキーボードを利用できるようになる。
▼キックスタンド展開時
キーボード本体の重量は実測で約1,129gと、ややズッシリ感がある。
1800コンパクトレイアウトにより、102キーを備えたキーボードとしては、比較的コンパクトな全長(402×303×375mm)に収まっている。
▼一般的なキーボード(上)とEpomaker TH99(下)を並べた様子。
3種類の接続方法をサポート
本製品は3種類の接続方法(Bluetooth, 2.4GHzワイヤレス, Type-C有線)に対応しており、プラグアンドプレイ対応のため、いずれの方法でもスムーズに接続可能だ。
有線接続の場合
有線接続の場合は、付属するType-Cケーブルでキーボードとデバイスを接続するだけで、使用可能状態となる。
最も簡単で安定した接続方法だ。
Bluetooth接続の場合
Bluetooth接続を行う場合、まず後部の接続方法切替スイッチを「BT」に合わせる。
そして「Fnキー」+「Q/W/Eキー」のいずれかを同時押しすることで、ペアリングスタンバイ状態に入る。
後はデバイス側で「TH99 BT-2」を選択することで、Bluetooth接続が完了する。
2.4GHzワイヤレス接続の場合
2.4GHzワイヤレス接続を行う場合、まずキーボード後部に付属するUSBドングルを、接続先デバイスのUSB-Aポートに接続する。
そして後部の接続方法切替スイッチを「2.4G」に合わせる。
これだけで、ワイヤレス接続が完了する。
上述したようにプラグアンドプレイ対応のため、いずれの接続方法でも専用ドライバーやソフトウェアのインストール無しで即座にキーボード使用を開始できる点は実に便利だ。
▼ワイヤレス使用時にはケーブルが邪魔にならず、デスク周りもスッキリと収められる点がGOOD。2.4GHz接続時にはポーリングレートや入力遅延も犠牲にならない。
最大800時間もの連続使用が可能
4,000mAh大容量バッテリーを内蔵しており、ワイヤレス利用時でもバックライトオフ状態であれば、最大800時間もの連続使用が可能となっている。
いちいち充電する手間を省ける点も、実用性に優れていると言える。
滑らかで軽快さがクセになる打鍵感
実際にデスクトップPCにキーボードを接続して利用してみた。
本製品はガスケットマウント構造を採用しており、各キー(スイッチ)を押下した際に、手や指に優しい打鍵感を実現している。
▼プレートマウントスタビライザーが搭載され、スペースバーなど特に大きなキーで安定した打鍵感を味わえる。
ダブルショットPBT素材のCherryプロファイルキーキャップは、表面が滑りにくく、安定したタイピングが可能となっている。キーには耐久性と油分耐性にも優れており、長期間利用し続けても色あせることがないとのこと。
▼実際のタイピングの様子(真上視点)
▼実際のタイピングの様子(手前視点)
上動画を観ても分かる通り、静音性とタイピング感のバランスがとれた、カタカタと軽快で耳障りの良い打鍵音を響かせてくれる。
なお、公式の製品説明文には「5層の防音素材を使用しており打鍵音を抑えている」との記載があるが、タイピング時にカタカタ音はしっかりと生じるので、静音性に期待はしない方が良い。ただし不快な音では決してない。
▼各キーにしっかりとした押し込み感があるため、1つ1つのキーを意識してタイプすることができ、ミスタッチを起こしづらいと感じた。
▼プレート素材にポリカーボネートを採用しており、底打ち感は実にソフト。
全体的に滑らかでソフトな打鍵感を実現しており、手や指への負担が効果的に軽減されるため、ゲーミングはもちろん、長時間の文章作成やプログラミングにも適しているだろう。
▼ゲーミングに利用している様子①
▼ゲーミングに利用している様子②
ゲーミングの場合も反応が良く、思い通りの操作を遅延なく実行できた。
なお、前述したようにスイッチはホットスワップ交換できるため、好みに合わせてカスタマイズすることも可能だ。
入力遅延はまったく感じられない
本製品では、USB接続時は2ms、2.4GHz接続時は5ms、Bluetooth接続時は11msの低遅延を実現している。
USB接続および2.4GHz接続は、ゲーミングや高速タイピングを求められる場面での使用に適しており、遅延を感じることはほとんどないだろう。
一方でBluetooth接続の場合、上記2種類の接続方法と比べると多少の遅延が感じられる場合もあるが、一般的なキーボード用途では十分な性能を実現している。
▼特にUSB、2.4GHz接続時には1000Hzのポーリングレートに対応。
見た目も手触りも良く、打鍵感も心地よいため、タイピングを楽しくしてくれるキーボードだ。ゲーマーにはもちろんのこと、私のようなライターやブロガーの方にもオススメできるキーボードであると言える。
RGBライト内蔵で多彩な点灯パターンを楽しめる
本製品はキー裏にRGBバックライトが仕込まれており、多彩な点灯パターンを楽しめる。
▼点灯の様子
点灯パターンや速度、輝度などは、ファンクションキー(Fn)と任意のキーを同時押しすることで簡単に調整することが可能だ。
▼RGBライトの調整・変更方法
キーの組み合わせ | 機能 |
FNキー + Backspaceキー | RGBライトのオン/オフ切替 |
Fnキー + Insertキー | RGBライトの点灯エフェクト切替(前後) |
FNキー + Del | RGBライトの点灯色変更 |
FNキー + ←/→キー | RGBライトの点灯速度変更 |
FNキー + ↑/↓キー | RGBライトの明るさ変更 |
▼RGBライトを調整・変更する様子
好みの点灯パターンを設定することで、手元を賑やかにできるほか、キーボードへの愛着を増すことができるだろう。
▼なお、「Capsキー」や「Numキー」を有効化した際には、バックライトが点灯して分かりやすくなっている。
公式ドライバーで詳細なカスタマイズが可能
公式が配布している無料ドライバーをインストールすることで、キーボードの機能をより詳細にカスタマイズできる。
上記リンクにアクセスし、ドライバーのインストーラーをダウンロード。
インストール後、キーボードを有線接続した状態でドライバーを起動すると、接続中のキーボードが画面上に表示される。
公式ドライバー上では、おもに以下の機能を利用できる。
- キーの再割り当て(リマッピング)
- マクロ設定
- RGBバックライトのカスタマイズ
- 複数の設定プロファイルを作成・保存
- スリープ時間の調整
- ファクトリーリセットなどその他の機能
▼詳細なマクロ設定が可能。遅延時間(ディレイ)の設定やループも調整できる。
▼RGBバックライトのカスタマイズ画面では、プリセットのエフェクトを選択したり、102個のキーごとに個別の色を設定することができる。
▼その他、スリープモードに移行するまでの時間や、キーレスポンス時間なども調節できる。
カスタマイズ性に優れており、自身の利用方法に最適な作業環境を実現できる点は嬉しい。
『Epomaker TH99』のまとめ
今回紹介した『Epomaker TH99』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 重厚感のあるスタイリッシュな筐体デザイン
- キックスタンド搭載
- 有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0の接続方法をサポート
- 最大800時間の連続使用可能
- タイピングが楽しくなる軽快な打鍵音
- 入力遅延はまったく感じられない
- RGBライトの多彩な点灯パターンを楽しめる
- 公式ドライバーで詳細なカスタマイズが可能
悪かった点
- 英語配列モデルのみ(日本語配列モデルは未発売)
以上の通り、機能性・デザイン性・接続性・カスタマイズ性・バッテリー持続力のあらゆる点が優れた、高機能メカニカルキーボードとなっている。
1800レイアウトを採用しており、102キーを備えつつ、全長が比較的コンパクトなサイズに収まっている。有線(Type-C)、2.4GHzワイヤレス、Bluetooth 5.0の3種類の接続方法をサポートしており、特に2.4GHzワイヤレス接続時には、入力遅延を犠牲にすることなくケーブルレス使用できるため、デスク上をスッキリとさせることができて嬉しい。
USB接続時には2ms、2.4GHz接続時には5msという低遅延により、実際の入力遅延は一切感じれらず、触れたキーの情報がほぼリアルタイムにPC上へ反映される。さすがにプロゲーミング仕様とまではいかないが、普通に快適なゲーミングを楽しむ分には十分なパフォーマンスだと言える。
RGBライトの点灯パターンも多数用意されており、様々な点灯パターンを楽しめる。
そして公式ドライバーを利用することで、キーの再割り当て(リマッピング)やマクロ設定、RGBバックライトのカスタマイズなど、非常に幅広い調整を行うことが可能。カスタマイズ性に優れており、自身の利用方法に最適な作業環境を実現できる点は嬉しい。
販売されているモデルが英語配列のみな点がやや残念だが、上述したように公式ドライバーでキーの理マッピングを行うことで、日本語配列モデルのような扱い方を実現することも可能だろう。
ゲーミングからクリエイティブ作業、オフィスワークまで、幅広い用途を快適にこなせるメカニカルキーボードを探している方には、ぜひオススメしたい一品だ。
【Amazon割引セール】
- 商品ページ:https://www.amazon.co.jp/dp/B0DPMH2Z53
- 配布中の割引クーポン:15%OFF
- 通常価格:15,639円(税込)
- 割引後価格:13,293円(税込)
- 有効期限:~2025年1月23日(木)まで
▼YouTubeに簡単な紹介動画を投稿しています。
▼こちらの記事もオススメ
-
『Zaopin Z2 Mini 4K』レビュー、PAW3950センサー&交換可能スイッチ搭載の高性能ワイヤレスマウス
数多くの高性能マウスをリリースしてきたZaopinは、NORDIC 52840チップ&PAW3395センサー、および交換可能スイッチを搭載した高性能マウス『Zaopin Z2 Mini』をリリースした ...
続きを見る
-
『GMKtec NucBox G2 Plus』レビュー、超小型&低価格でそこそこ実用的な性能を備えたミニPC
数多くのPC関連商品を手掛けるメーカー「GMKtec」(中国)は、第12世代 Intel Twin Lake N150を搭載した超小型のミニPC『GMKtec NucBox G2 Plus』を販売して ...
続きを見る