これまでに数多くのタブレットを世界中にリリースしてきたPlimpton(プリントン)は、2025年の同ブランド最新タブレットである『PlimPad P2』を販売している。
Android 15を搭載した10.1インチタブレットであり、CPU(SoC)には「Allwinner A733オクタコアプロセッサー」を、RAMには8GB LPDDR5を採用。7500mAh大容量バッテリーを備えるなど、2万円前後(割引前提)のリーズナブルな価格に対して実用的な構成のモデルとなっている。
今回、提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
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ブランド | Plimpton |
モデル名 | PlimPad P2 |
ディスプレイ | 10.1インチ IPS |
解像度 | 1280×800 |
リフレッシュレート | 60Hz |
OS | Android 15 |
CPU(SoC) | Allwinner A733オクタコアプロセッサー |
RAM | 8GB LPDDR5(最大16GBの仮想RAM拡張サポート) |
ストレージ | 128GB UFS3.1 |
マイクロSDカード | 対応(最大1TBまで) |
SIMカード | 非対応 |
対応通信規格 | Wi-Fi 6, Bluetooth 5.4 |
搭載カメラ | フロント:5MP(f/2.0) リア:5MP(f/2.0) |
搭載ポート | USB Type-C |
スピーカー | ステレオスピーカー内蔵 |
バッテリー容量 | 7,500mAh |
Widevine | L1サポート(NETFLIX除く) |
本体サイズ | 239mm×158mm×8.5mm |
本体重量 | 公称値:約530g 実測値:約495g |
今回紹介する『PlimPad P2』は、Android15搭載のタブレットだ。
筐体サイズは239mm×158mm×8.5mm、重量は約495g(実測値)であり、十分に携行性に優れている。
10.1インチIPSスクリーンは1280×800解像度、および60Hzのリフレッシュレートに対応。WidevineはL1サポートとなっている(ネットフリックス除く)。
CPU(SoC)には、同じ時期にリリースされた『TECLAST T60AI』と同じく "Allwinner A733 オクタコアプロセッサー" を採用しており、AIによるパフォーマンス最適化を実現。
8GB LPDDR5 RAM(メモリ)を搭載し、ウェブサイト閲覧や動画視聴、軽めのゲームアプリ程度の用途であれば、快適にこなせる性能を備えている。なお、最大16GBの仮想RAM拡張が可能だ。
ストレージは128GB UFS3.1を用意。マイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの拡張も可能。
▼Plimpton AI搭載により、タブレット使用をサポートする様々な便利機能を利用できる。
通信規格は2.4G/5GデュアルバンドWi-Fi 6とBluetooth5.4をサポート。一方でSIMカードの挿入には対応しておらず、モバイルデータ通信を行うことができない点に注意。
前面・背面にはそれぞれ5メガピクセル・5メガピクセルのカメラが内蔵。
そして大容量7,500mAhバッテリーを内蔵。外出先でも長時間の連続使用が可能だ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- カードスロットピン
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。
▼タブレットの外観。10.1インチディスプレイ搭載のスタイリッシュな外観。
▼前面中央には5MPのフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には5MPリアカメラが内蔵。
▼本体重量は実測で約623g。
▼本体サイズは239mm×158mm×8.5mmで、十分に携行しやすいサイズ感。
▼背面はサラサラとした手触りで、指紋や手脂などの汚れが目立ちづらい。金属特有の鈍い光沢やヒンヤリ感もあり、リーズナブルな価格の割に安っぽさはない。
▼厚みは8.5mm。薄型とは言えないが、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼上部にはスピーカー穴が用意。
▼下部にもスピーカー穴が用意されているほか、Type-Cポートが備わっている。
▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタン、カードスロットが用意。
▼付属のピンでスロットを開き、最大1TBのマイクロSDカード挿入が可能。SIMカードはサポートしていない。
▼左側面には特に何もない。
以上の通り、必要最低限のポート類のみが用意された、シンプルな設計となっている。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
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Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約32.4万点のスコアを記録した。
性能区分 | 総合スコア | 性能の目安 | |
---|---|---|---|
スマホ | タブレット | ||
エントリー | 30万点~50万点 | 20万点~40万点 | 基本的な操作や軽量アプリの使用に適している |
ミッドレンジ | 50万点~80万点 | 40万点~70万点 | 普段使いの操作、一般的なアプリ、軽めのゲームに快適に対応 |
上位ミッドレンジ | 80万点~120万点 | 70万点~100万点 | 重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作 |
ハイエンド | 120万点~150万点 | 100万点~120万点 | 高負荷な作業(動画編集、最新3Dゲーム)にも対応でき、スムーズなマルチタスクが可能 |
フラッグシップ | 150万点~170万点 | 120万点~140万点 | 最先端の性能を備え、最新ゲームやAI処理、マルチメディア作業に最適 |
ウルトラハイエンド | 170万点~ | 140万点~ | ゲーミング専用機並みの性能。最大限のパフォーマンスが必要なコンテンツや今後リリースされる最新アプリケーションに対応可能 |
2万円前後の格安タブレットの中ではそこそこ優れたスコア記録できている。一般的なタブレット用途に用いる分には、十分に実用的な性能のエントリーモデルと言える。
ゲームアプリに関しても、設定を抑えることである程度スムーズに動作させることができるだろう。
▼これまでにレビューしたスマホ&タブレットのベンチマークスコア一覧はこちら
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【2025年最新】スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめ(実測値)
更新履歴 2025/02/08:ベンチマーク表に「PlimPad P2」を追加しました。 2025/01/24:ベンチマーク表に「Blackview MEGA2」を追加しました。 2025/01/17 ...
続きを見る
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
一般的なタブレット用途はスムーズにこなせる
本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について確認した。
まず、ウェブブラウジングは快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することができた。
▼ほとんどのウェブサイトが素早く表示される。画像やスクリプト多めのサイトでも、読込時やスクロール時にカクつきを感じることは無く、閲覧に支障をきたすことはなかった。
▼1280×800解像度のディスプレイでは、やや粗さを感じる部分はあるものの、小さな文字の読み取りに支障をきたすことはなかった。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼高画質映像を、スムーズに視聴することができる。
▼ただ、ディスプレイの発色がやや薄い印象を受けた。
▼設定では「超高画質」という項目の一応用意されているが、オンにしても大きな差は感じられなかった。
WidevineはL1サポートとなっている(ただしNetflixではL3扱いとのこと)。
また、設定より最大16GBの仮想RAM拡張が可能だ。
以上の通り、一般的なタブレット作業に関しては、支障なく利用できることが確認できた。
スピーカー性能は及第点レベル
本機のスピーカー品質について確認してみた。
▼音質確認の様子
本製品はステレオスピーカーを内蔵しており、上下のスピーカー穴よりサウンドが出力される。ボリュームを最大近くまで上げた際の音圧は十分に強い。そして中~高音域に関してはクリアに出力できていた。
一方、低音に関してはほとんどつぶれてしまっていた。
音質は悪くはないが、良いとも言えない及第点レベルと言ったところだ。普通に映像を視聴する分には問題ないが、満足度の高いサウンドを楽しみたい場合は、Bluetoothイヤホンやスピーカー等を利用すると良いだろう。
ジェスチャー操作対応カメラ
また、本機に搭載されているカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
タブレットを素早く動かした際に多少の残像は生じるものの、撮影映像自体はクリアであり、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことができていた。発色に関しても肉眼で見た場合に近い印象を受ける。
ウェブ会議やオンライン授業に利用しても問題ない品質だろう。
なお、カメラの設定画面からジェスチャー機能をオンにした状態で、カメラの前で "OK" のジェスチャーを作ることで、3秒カウントダウンを起動して撮影することができる。
▼笑顔を認識すると、自動的に撮影する機能も用意。
▼"OK" のジェスチャーで自動撮影。ジェスチャーの認識精度は高く、笑顔を作った際にも逃さずにシャッターを切ってくれる。
▼ジェスチャー撮影の様子
続いて、リア(背面)カメラについて確認してみる。
▼実際にリアカメラで撮影した画像。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(ズーム)
リアカメラに関して、画質自体はスペックの通り、フロントカメラと同等だ。
遠景ズーム撮影時には写真にノイズが乗るようになるが、それ以外の場合であれば、比較的クリアな写真撮影を行うことができた。
▼リアカメラで録画した動画
※映像が多少揺れているのは、筆者の手の揺れによるものである。
録画機能に関しても、十分にクリアで発色の自然な映像を撮影することができた。
記念撮影用カメラとしての運用には適さないが、単純な映像記録用デバイスとしては活用できるだろう。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、移動や各種操作自体はスムーズに行うことができた。
▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。
▼森林など負荷のかかりやすいバイオームを移動する際には、多少のフレームレート低下を感じることはあるものの、ゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではなかった。
アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択できた。
実際にいくつかの試合に参加してみたが、たまにテクスチャの読み込み遅延が発生する程度であり、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、スムーズなゲームプレイが可能であった。
▼HD画質設定でも、グラフィックはそこそこ良好。普通にプレイする分には支障のないレベルだと言える。
▼10.1インチディスプレイは、探索や索敵を行う際に十分役立つ大きさだ。
『原神』プレイ時
最後に、比較的大きな負荷のかかるゲームアプリとして知られる『原神』の場合について。
高スペックを要求される『原神』であるが、本機では設定を抑えることで最低限のプレイ自体は可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "最低" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "低" に設定した場合、デバイス負荷が上昇し、フレームレート低下やカクつきが目立つようになってくる。
▼画質設定を "中" に設定した場合、さすがに負荷が大きすぎて映像がカクカクになってしまい、まともなゲームプレイはできなかった。
画質設定を "最低~低" に設定すれば、原神クラスのゲームアプリでも、最低限のパフォーマンスではあるが、遊ぶこと自体は可能であった。
以上の通り、さすがにゲーミング専用端末としての運用は厳しいものの、設定次第では軽~中負荷のゲームアプリをスムーズなパフォーマンスで遊べることが確認できた。
7,500mAh大容量バッテリー内蔵
本製品は7,500mAhの大容量バッテリーを内蔵している。
実際に軽めの動画視聴、ウェブサイト閲覧などを行ってみたが、計8~10時間ほどは充電なしでも利用し続けることが可能であった。
▼バッテリーセーバーを利用すれば、より長いタブレット利用が可能になる。
一般的なタブレット利用であれば、丸1日はバッテリーが持続するだろう。
▼充電時の確認。最大10W程度での充電が可能であった。
『PlimPad P2』のまとめ
今回紹介した『PlimPad P2』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- スタイリッシュな筐体デザイン
- 汚れの目立ちづらい筐体背面素材
- 携行しやすい10.1インチサイズ
- 一般的なタブレット用途は快適
- 7,500mAh大容量バッテリー内蔵
- 比較的リーズナブルな価格
悪かった点
- ディスプレイの発色がやや薄め
- フロント・リアカメラ撮影時にやや残像が生じる
以上の通り、2万円前後というリーズナブルな価格に対して、実用的なパフォーマンスと大容量バッテリーを備えた、高コスパなAndroid 15タブレットとなっている。
AnTuTu32万点超えの基本性能はそこそこ優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神クラスのゲームアプリでも画質設定を調節すればそこそこスムーズに動作した。
フロント・リアカメラともに高画質とは言い難いが、単純な映像記録用として、もしくはウェブ会議、オンライン授業用端末としての用途を果たせるだけの品質は備えている。
7,500mAh大容量バッテリーの持ちも良好。通常のタブレット利用であれば丸1日持続する。
一方で、解像度が1280×800と低めである点、画面の発色がやや薄めである点には注意したい。
何はともあれ、2万円前後で携行性に優れ、そこそこ実用的なパフォーマンスを実現したタブレットを求めているのであれば、選択肢の1つに入れても良いだろう。
ただし、SIM非対応な点に注意したい。おもにWi-Fi環境でメディア視聴を楽しみたい方にオススメだ。
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- 通常価格:32,890円(税込)
- 割引価格:20,890円(税込)
- 割引率:37%OFF
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