2014年に設立されたアメリカ発のワイヤレス充電技術ブランドBEZALEL(ベザレル)より、MagSafe対応の3-in-1ワイヤレスカーチャージャー『Omnia X』が新発売された。
同商品は、台湾最大級のクラウドファンディングサイト「Flying V」において、総支援金額6,000万円、総支援者数6,980人を達成した注目のモデルであり、日本国内向けには、2025年2月12日(水)正午12:00より、BEZALEL Japan 公式サイトにて先行予約販売が開始。
定価14,300円(税込)のところ、最大50%OFFの割引が適用された、7,150円(税込)~のお得な先行限定価格で購入できる。
今回、提携先より本製品『Omnia X』および、同時発売された『85W Charger(シガーソケットUSBチャージャー)』を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
製品名 | Omnia X |
対応機種 | ・iPhone 12/13/14/15/16シリーズ ・AirPods全世代 ・Apple Watch全世代 |
磁気吸引力 | 1.2kg以上 |
USB-C入力 | 5V/3A・9V/3A |
ワイヤレス出力 | ・フロント:5W/7.5W/10W/15W ・スロット内前面:5W ・スロット内後面:5W |
内容物 | ・Omni X本体 ×1 ・標準マウント(エアコンルーバー取付用) ×1 ・USB-C to USB-Cケーブル ×1 ・ユーザーマニュアル |
製品名 | 85W シガーソケットチャージャー |
入力 | DC12-24V/7.5A |
最大出力 | 85W |
1ポート出力 | USB-C1:5V/3A・9V/3A・12V/3A・15V/3A・20V/3.25A USB-C2:5V/3A・9V/2.22A・12V/1.67A USB-A:5V/3A・9V/2A・12V/1.5A |
2ポート出力 | USB-C2 + A:最大15W |
3ポート出力 | USB-C1 + C2 + A:最大85W |
内容物 | ・85W シガーソケットチャージャー ×1 ・ユーザーマニュアル ×1 |
『Omnia X』は、iPhone・AirPods・Apple Watchが、すべてケーブル無しで "ピタッ" とワイヤレス充電できる、3-in-1ワイヤレスカーチャージャーだ。MagSafe + Qi2規格に対応しており、スマホをピタッとくっつけるだけで充電を開始できる。
「iPhone + AirPods」もしくは「iPhone + Apple Watch」の組み合わせで、2台同時にワイヤレス充電可能。MagDafe対応のため、いちいちケーブルを抜き差しする必要はない。
なお、別売りの「Prelude XR」を使用することで、4-in-1のワイヤレスチャージャーとしても使える。
▼Omnia X
磁気吸着力1.2kg以上のホールド力を備えており、カーブや急ブレーキの際にスマホへG(重力)がかかっても落ちてしまうことはない。
パッケージに付属する標準マウントを使用して、車内のエアコンルーバーへ簡単に取り付け可能。もし他の場所へ取り付けたい場合には、計4種のオプションマウントも販売されている。
▼エアコンルーバーに取り付ける様子
縦横に柔軟な可動域を備えているため、スマホの向きを調整したり、縦横表示を切り替えるなどの操作をスムーズに行うことができる。
そして、同時発売される『85W シガーソケットチャージャー』は、Type-C×2とType-A×1の計3ポートを備え、最大85W出力に対応するという優れもの。
同じくBEZALEL Japan 公式サイトより購入が可能だ。
▼85W シガーソケットチャージャー
スマホやタブレット端末を高速充電することが可能。2ポートを同時に使用した場合でも最大15Wの出力で充電を行える。
▼最大3台のデバイスを同時充電可能
『85W シガーソケットチャージャー』から『Omnia X』に給電することで、ワイヤレスチャージャーとしてのパワーを最大限に発揮できるだろう。
複数デバイスを携行しながらのカーライフを、さらに快適なものにしてくれる2製品となっている。
『Omnia X』製品本体および付属品
▼『Omnia X』外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- Omni X本体 ×1
- 標準マウント(エアコンルーバー取付用) ×1
- USB-C to USB-Cケーブル ×1
- ユーザーマニュアル
▼ユーザーマニュアルは日本語に非対応だが、図付きなので扱い方に困ることは無いだろう。
▼パッケージには標準マウント(エアコンルーバー取付用)が付属。
標準マウントを使うことで、車内のエアコンルーバーへ簡単に取り付け可能。もし他の場所へ取り付けたい場合には、計4種のオプションマウントも販売されている。
▼Omnia X本体の外観。
▼マウントを装着していない状態の本体重量は約114g。
非常に軽量かつコンパクトなサイズのため、携行性にも優れている。
▼正面には円形のスマホ吸着部(ワイヤレス充電ポート)が用意。MagSafe + Qi2規格に対応。
▼内側にはAirPodsやApple Watchをワイヤレス充電するための空間(ポート)が用意。
▼下部には給電用のType-Cポートが用意。
▼後部にはマウント取り付け用の穴が用意されている。
このように、Omnia X本体はシンプルかつスタイリッシュなデザインとなっている。
標準マウントの取り付け方
パッケージに付属する標準マウントの取り付け方はいたって簡単だ。
まず、Omnia X後部のダイヤルを回して緩める。
続いて、標準マウントの先端(ボールジョイント)を穴に挿入する。
▼カチッとはめた状態で、ダイヤルを締めてしっかり固定する。
これだけで標準マウントの取り付けは完了だ。
▼標準マウントを取り付けた様子。
▼標準を取り付けた状態の全長は約13.7cmほど。
▼重さは約134gであり、取付前と比べて20gほどしか変わらない。
標準マウントの付け根に用意されているダイヤルを回すことで、先端のツメの位置を前後に移動させることができ、エアコンルーバーに取り付ける際によりシッカリ固定できるようになる。
▼ダイヤルを回す様子
▼なお、先端にツメを収納できる部分が用意されているため、ルーバーから取り外す際に引っかかってしまうことはない。
『85W シガーソケットチャージャー』製品本体および付属品
続いて、同時発売された『85W シガーソケットチャージャー』について紹介する。
▼『85W シガーソケットチャージャー』外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- 85W シガーソケットチャージャー ×1
- ユーザーマニュアル ×1
▼85W シガーソケットチャージャー本体の外観。
▼85W シガーソケットチャージャー本体は約40gと非常に軽量。
▼全長は約8cm。
▼正面にはType-Cポート(PD65W)、Type-Cポート(PD20W)、Type-Aポート(QC3.0)の3つのポートが用意。通電時に点灯するLEDライトも搭載されている。
▼一般的なシガーソケットに取り付け可能。
このように、85W シガーソケットチャージャーもシンプルかつスタイリッシュなデザインとなっている。
『Omnia X』とともにオシャレさがあるため、車内の雰囲気を損ねてしまうことはないだろう。
『Omnia X』および『85W シガーソケットチャージャー』の取り付け
実際に『Omnia X』および『85W シガーソケットチャージャー』を車内に取り付けてみた。
まず標準マウントを取り付けた状態の『Omnia X』を、車内のエアコンルーバーに装着する。
▼上下のホールド力が弱いエアコンルーバーだと、スマホを取り付けた際に重さで下がってきてしまうので注意したい。
▼標準マウントの先端を、エアコンルーバーの隙間に通す。
▼挿入後、マウント付け根のダイヤルを回してツメを移動させ、ルーバーにシッカリと固定する。
▼手でゆすっても揺れたり取れたりしなければ、取り付けは完了だ。
▼チャージャーの首を左右に振って、固定具合を確認しておこう。
▼取り付けると、エアコンから8cmほど前方に突出する。
続いて、シガーソケットに『85W シガーソケットチャージャー』を取り付ける。
▼なお、必ずしも同ブランドの『85W シガーソケットチャージャー』を取り付ける必要は無く、市販の一般的なシガーソケットチャージャーでも代用可能だ。
『85W シガーソケットチャージャー』に給電されると、前方のLEDライトが淡い青色で点灯する。
あとは、シガーソケットチャージャーと『Omnia X』をUSBケーブルで接続する。
以上で、『Omnia X』の使用準備は完了だ。
▼なお、『Omnia X』を回転させることで接続ポートの位置を変更することが可能。エアコンの位置や周囲の障害物に合わせて柔軟に調整できる。
強力な磁力でスマホをピタッと充電
通電状態の『Omnia X』に、MagSafe + Qi2規格に対応したスマホを近づけることでピタッと吸着し、ワイヤレス充電が開始される。
▼ワイヤレス充電中のワイヤレス充電中のiPhone 16 Pro。
▼ワイヤレス充電開始の様子
磁気吸着力はかなり強力で、結構な力を入れないと取れない。1.2kg以上のホールド力を備えており、カーブや急ブレーキの際にスマホへG(重力)がかかっても落ちてしまうことはないだろう。
▼スマホをスマートに充電可能。
▼ナビ代わりにスマホを利用する場合にも役立つ。
フロントのワイヤレスポートのみを使用する場合は、最大15W出力で充電可能。Qi規格の最大出力でスマホをあっという間に満充電できる点は実に便利だ。
▼もっと素早く充電行いたい場合には、『85W シガーソケットチャージャー』から直接給電すると良いだろう。
Apple Watch & AirPodsのワイヤレス充電も可能
『Omnia X』では、スマホと同時にApple Watch もしくは AirPodsをワイヤレス充電することが可能だ。
まず、Apple Watchを充電してみる。
▼Apple Watch SE
▼ウォッチを内側のポートにセット。
内側の充電ポートにすっぽりと収まって、最大5Wのワイヤレス充電が開始される。
▼両側面にはウォッチバンドを通すための穴が空いているため、バンドを着けたまま支障なく充電できる。
続いてAirPods Proを充電してみる。
▼AirPods Pro
▼AirPods Proを内側のポートにセット。
Apple Watchと同じく内側の充電ポートにすっぽりと収まって、最大5Wのワイヤレス充電が開始される。
▼内側ポートのサイズがAirPodsのケースと同程度のため、グラつかずにシッカリ固定できる。
このように、Apple WatchおよびAirPodsに関しても、ケーブルなしでピタッとワイヤレス充電を行うことが可能だ。複数台デバイスの充電に際して、いちいち別々のケーブルを持ち運ぶ必要がなくなる点は嬉しい。
そして各デバイスはスマホと同時充電することも可能だ。
▼スマホとAppleWatch、およびAirPodsを同時にワイヤレス充電する様子。
▼同時充電中の様子。ちょうどスマホの陰に隠れるカタチでApple Watch および AirPodsを充電できるため、景観を損なうことがない。
▼スマホ&AirPods同時充電中の供給電力を測定した様子。約16~19Wの範囲で電力が推移していた。
スマホと同時充電する場合でも、給電が不安定になることはなく、快適なワイヤレス充電を行うことができていた。
『Omnia X』のまとめ
今回紹介した『Omnia X』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- スタイリッシュかつシンプルなデザイン
- 単一15Wワイヤレス充電に対応
- 付属マウントで簡単に取り付け可能
- AirPodsおよびApple Watchとスマホの同時充電が可能
- 1.2kg以上のホールド力
- 柔軟に角度調整可能
悪かった点
- 定価がやや高め
以上の通り、強力なホールド力で安定したワイヤレス充電が可能な、高機能カーチャージャーとなっている。
『Omnia X』および『85W Charger(シガーソケットUSBチャージャー)』のいずれもシンプルかつスタイリッシュなデザインとなっており、車内のオシャレさに気を遣う方でも抵抗感なく設置できるだろう。
付属マウントを使って車内のエアコンルーバーへ簡単に取り付け可能。他の場所へ取り付けたい場合でも、計4種のオプションマウントも販売されている。
1.2kg以上のホールド力でスマホを強力に保持。運転中にカーブや急ブレーキなどでG(重力)がかかった場合でもスマホが落ちてしまうことは無かった。
給電は安定しており、AirPodsおよびApple Watchとスマホを同時充電した場合でも、高出力でスピーディにデバイスを充電できていた。ケーブル無しでこれだけの高出力充電が可能な点はGOOD。
このように、複数のAppleデバイスを携行しながら運転する機会の多い方々にとって、実に利便性に優れた製品となっている。
ただ低下が1万円超えとやや高めのため、興味のある方は早期割引価格での購入をオススメしたい。
▼こちらの記事もオススメ
-
-
『Omnia X』発売、MagSafe対応の3-in-1ワイヤレスカーチャージャー、12日正午より早割価格で予約購入可能
2025年2月13日(木)追記 ▼『Omnia X』のレビュー記事を投稿しました。 2014年に設立されたアメリカ発のワイヤレス充電技術ブランドBEZALEL(ベザレル)より、MagSafe対応の3- ...
続きを見る
-
-
『Ottocast OttoAibox P3』レビュー、カーナビを簡単にスマホ化できる便利ツール
自動車関係のガジェットを数多くリリースしてきたOttocast(オットキャスト)は、繋げるだけでカーナビを簡単にスマホ化できる便利ツール『Ottocast OttoAibox P3』を販売している。 ...
続きを見る