Amazfit Active 2レビューのメイン画像
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ガジェットレビュー スマートウォッチ・バンド

『Amazfit Active 2』レビュー、オフラインマップ&GPS対応、2万円以下で買える高コスパスマートウォッチ

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

数多くのスマートウォッチを世界中にリリースしてきたAmazfit(アマズフィット)は、2025年3月14日(金)に同ブランドの最新モデルとして『Amazfit Active 2』をリリースする。

※スタンダードバージョンの発売は3月14日(金)、プレミアムバージョンは4月11日(金)

希望小売価格は、それぞれ以下の通り。

Amazfit Active 2 価格(税込)
スタンダードバージョン 18,900円
プレミアムバージョン 21,890円

1.32インチ AMOLEDスクリーンを搭載するほか、マイク&スピーカー内蔵でウォッチ越しに通話を楽しむことが可能。通常使用で最大10日間持続可能なバッテリーを備え、5衛星システムによる位置測位もサポート。

そして何より、オフラインマップのダウンロードにも対応するなど、2万円前後のスマートウォッチとしては、非常に優れた機能性を実現した高コスパモデルとなっている。

今回、提携先より本製品(スタンダードバージョン)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

Amazfit Active 2のアイコン画像

ブランド Amazfit(アマズフィット)
モデル名 Amazfit Active 2(アマズフィット アクティブ ツー)
カラー ブラックシリコン, ブラックレザー(プレミアムバージョン)
画面サイズ 1.32インチ AMOLED
ピーク輝度 2,000nit
解像度/PPI 466×466
内蔵センサー ・健康:BioTrackerTM 6.0 PPG 生体センサー (5PD + 2LED)
・移動:加速度センサー、ジャイロスコープ、温度センサー、環境光センサー、地磁気センサー、気圧高度計センサー
測位システム 5衛星システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)円偏波アンテナ技術
モーター 回転子モーター
通信規格 Bluetooth 5.2 BLE
防水規格 5ATM
対応OS ・Android 7.0 以上
・iOS 14.0 以上
対応アプリ Zepp
マイク 内蔵
スピーカー 内蔵
音声通話 対応(Bluetooth)
サイズ 43.9×43.9×9.9mm
重量 ・プレミアムバージョン:31.65g
・スタンダードバージョン:29.5g
タッチスクリーン ・プレミアムバージョン:サファイヤガラス
・スタンダードバージョン:2.5D 強化ガラス + 指紋防止コーティング
ボディ素材 ・フレーム:ステンレススチール
・ケース:繊維強化樹脂
バンド素材 ・プレミアムバージョン:レザーバンド
・スタンダードバージョン:クイックリリースシリコンバンド
バンド幅 20mm
手首周り長さ ・レザー:150-210mm
・シリコン:135-195mm
バックル素材 クラシックピンバックル
バッテリー容量 270mAh
バッテリー持続時間 ・通常使用:最大10日間
・バッテリーセーブモード:最大19日間
・ヘビー利用:最大5日間
・GPS継続使用モード:最大21日間
充電時間 約2時間
充電方法 マグネット充電

今回紹介する『Amazfit Active 2』は、2万円前後の比較的リーズナブルな価格に対して、高級感のある筐体デザインと、あらゆる用途に活用できる多機能性を併せ持った、高コスパなスマートウォッチだ。

2025年1月に米国で開催された世界最大級の技術展示会「CES(Consumer Electronics Show)」において、「Top Tech of CES 2025」など多数のメディア賞を受賞したモデルとなっている。

ダブル受賞説明画像

1.32インチ AMOLEDディスプレイを搭載。ピーク輝度は2,000nit、解像度は466×466を誇り、日中の明るい屋外でも画面表示の見やすさを保つことができる。

Amazfit Active 2の筐体デザイン説明画像

▼ウォッチフェイスも、400種類を超えるテーマから自由に変更可能。

ウォッチフェイスのカスタマイズ性説明画像

本製品には「プレミアムバージョン」と「スタンダードバージョン」の2種類のモデルが用意されている。機能自体に差は無いが、プレミアムバージョンはサファイアガラスと本革レザーバンドを採用しており、より高級さを感じられる筐体デザインになっている。

▼スタンダードバージョン

Amazfit Active 2のアイコン画像

▼プレミアムバージョン

プレミアムバージョンのアイコン画像

いずれのモデルも5ATMの防水仕様となっており、手洗いや洗濯の際に水が付いても大丈夫。水辺でのアウトドアアクティビティ時にも安心して装着できる。

また、実質的な前モデルである「Amazfit GTR Mini」と比較して、物理ボタンが1つから2つに増えており、操作性が大幅に向上している。

搭載機能は非常に充実しており、心拍数や消費カロリーの計測といったヘルスケア機能はもちろん、血中酸素レベル測定や睡眠モニタリングなどの健康管理機能をもれなく利用可能だ。

▼BioTrackerによる優れたトラッキング精度。

BioTrackerによる優れた計測精度

スポーツ時の運動計測機能も充実しており、160を超える種類の運動に対応している。5ATM等級の高い防水規格に対応しているため、水泳の計測にも利用できる。Google FitやApple Healthなど、サードパーティのフィットネスアプリと連携してデータを同期することも可能。

160を超える種類の運動に対応

5衛星システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)を搭載しており、高精度な位置トラッキングが可能。

そして、2万円前後のスマートウォッチとしては珍しく「オフラインマップ」にも対応しており、オフライン環境でも使えるマップデータを無料でダウンロード可能。ベースマップ、スキーマップの2種類から好みのマップを保存できるため、運動時のルート案内から、アウトドアアクティビティの際の位置確認まで、幅広い場面で活用する。

GPS機能の説明画像

また、OpenAIのGPT-4o技術を搭載した「Zepp Flow」を内蔵しており、音声でスマートウォッチを自在に操作可能。Androidデバイスと連携すれば、LINEやSMSの返信入力を音声で行うこともできる。

バッテリー仕様説明画像

270mAhのバッテリーを内蔵しており、通常利用であれば最大10日間、バッテリーセーブモードであれば最大19日間もの連続使用が可能。充電速度も素早く、2時間程で満充電を完了できるなど、全体的に利便性に優れたスマートウォッチとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子。今回のレビュー時にはスタンダードバージョン(ブラックシリコン色)を使用している。

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • Amazfit Active 2本体
  • 充電アダプタ
  • ユーザーマニュアル

ウォッチ本体

▼スマートウォッチ本体の外観。

Amazfit Active 2の外観

43.9×43.9×9.9mmの筐体に、円形の1.32インチ AMOLEDタッチスクリーンが搭載されている。

Amazfit Active 2の外観-正面

▼スタンダードバージョンのスクリーンには2.5D 強化ガラス + 指紋防止コーティングが施されている。

Amazfit Active 2のディスプレイ

▼真横から見た様子

Amazfit Active 2の外観-右側面

Amazfit Active 2の外観-左側面

▼左側面には2つの物理ボタンが用意。公式アプリで機能を自由にカスタマイズできる。

Amazfit Active 2の外観-左側面の物理ボタン

▼後ろから見た様子。クラシックピンバックル式となっており、スタンダードバージョンではバンド素材にクイックリリースシリコンバンドを採用。

Amazfit Active 2の外観-背面

▼バンドを展開した様子。

バンドを展開した様子

バンドは、手首周り長さ135-195mmに対応。

バンドを展開した様子-上部

バンドを展開した様子-下部

▼裏面の手首にあたる部分には、装着者の生体情報を読み取る端子と、充電ポートが用意。

ウォッチ裏面の端子

▼裏面縁には、マイク穴&スピーカー穴も用意されている。

マイク穴

スピーカー穴

快適な着け心地&高級感のあるデザイン

『Amazfit Active 2』の装着感は実に快適であり、クイックリリースシリコンバンドが手首へ優しくフィットする。

▼強めに締め付けた場合でも、皮膚との擦れなどはほとんど生じなかった。

Amazfit Active 2を装着した様子-正面

▼余裕のあるバンド長で、どのような太さの手首にも柔軟にフィットする。

Amazfit Active 2を装着した様子-側面

▼バンドには穴が無数に空いており、通気性は良好。長時間の装着後でも蒸れて痒くなったり、不快感を覚えることは無かった。

Amazfit Active 2を装着した様子-裏側

普段から自然な気分で装着し続けることが可能となっている。

また、ステンレススチール製のフレームと、繊維強化樹脂製のケースで構成されたウォッチボディは綺麗で艶のある光沢を放っており、スタイリッシュさと高級館とを併せ持っている。

Amazfit Active 2を装着した様子-手前側視点

▼高級感を持つ一方で、下手に主張しすぎないデザインのおかげで、仕事から社交の場まで、幅広いシーンで装着できるだろう。

Amazfit Active 2を装着した様子-筐体素材の確認

また、5ATMの防水規格で設計されているため、装着した状態で手洗いを行ったり、シャワーを浴びても故障することはない。

Amazfit Active 2に冷水シャワーを浴びせる様子-正面

Amazfit Active 2に冷水シャワーを浴びせる様子-裏面

公式アプリのインストールでスマホと同期

本製品の利用を開始する際は、スマートウォッチと連携したいスマホやタブレット端末へ、事前に公式アプリをインストールしておこう

▼公式アプリ(iOS・Android対応)

Zepp

Zepp
開発元:Zepp Inc.
無料
posted withアプリーチ

側面の物理ボタンを長押しするとスマートウォッチが起動し、ペアリングスタンバイ状態となる。

▼インターフェース言語は日本語にも完全対応。

言語選択画面

アプリでQRコードを読み取り、ペアリングを開始。アプリ画面上の手順に従って接続を完了させよう。

ペアリングが完了すると、端末アプリ上でスマートウォッチの状態を確認したり、データの分析や機能のカスタマイズなどを行うことが可能となる。

▼アプリのメイン画面。

アプリメイン画面

▼アプリ上には、ウォッチの機能に関わる非常に豊富な設定項目が用意。自身の使い勝手が良くなるよう、柔軟な調節が可能だ。

デバイス設定画面

▼2つ用意されている物理ボタンを押した際の機能も、自由にカスタマイズ可能。

物理ボタンの機能設定画面

非常に豊富な機能を利用可能

本製品には、一般的なスマートウォッチ以上に豊富な機能が用意されている。

ホーム画面から上下左右にスワイプしたり、計2つの物理ボタンを押すことで、各アプリや機能を利用できる。

▼高輝度ディスプレイのおかげで、屋外でも画面が見やすい。

屋外でウォッチを使用する様子

ディスプレイ上に表示するウィジェットは、連携済みの公式アプリ上で自由にカスタマイズ可能だ。

▼アプリアイコン一覧から、好みの機能にアクセス。

アプリアイコン一覧1

アプリアイコン一覧2

アプリアイコン一覧3

ヘルスケア機能全般からアラーム、メッセージ&着信通知、天気予報、そのほか便利機能など、一般的なスマートウォッチで利用できるほとんどの機能が用意されている。

▼現在地のリアルタイムの天気、週間天候情報を確認できる。

天気情報確認画面

天候情報確認画面

快適指数確認画面

▼現在地の気圧も確認できる。

気圧確認画面

音楽操作機能も搭載。連携中のスマホの音楽に対し、再生/停止、音量調整、曲送り/戻しといった操作を行うことができる。

音楽操作機能

また、「会員カード」という機能が用意されており、登録済みのQRコードをウォッチ上へ瞬時に表示させることが出来る。

▼アプリ上で、会員証などのQRコード、もしくはバーコードを登録。

会員カード設定画面

そしてスマートウォッチと同期することで、ウォッチ上で会員証のQRコードやバーコードを表示させることができる。

会員カード表示画面

この機能をうまく活用することで、電子名刺交換や、一部のQRコード決済などをスムーズに行えるようになるだろう。

GPT-4o技術を搭載した「Zepp Flow」を内蔵

Zeppflow利用画面

本製品はOpenAIのGPT-4o技術を搭載した「Zepp Flow」を内蔵しており、音声でスマートウォッチを自在に操作することが可能となっている。

利用方法は簡単。ウォッチより「Zepp Flow」を起動すると音声聴き取りが開始されるので、利用したい機能を声で伝えよう。

Zeppflowに指示を出した様子

話し終えると、内蔵AIが自動で内容を発言内容を識別し、最適な機能を案内してくれる

Zeppflowからの回答内容

2025年の最新モデルらしい、最先端機能が盛り込まれている。

いちいち画面をタッチ操作せずとも、声で目的の機能を起動できるため、両手が塞がっている場面などにおいても役立つ機能だ。

Zeppのアプリストアから機能を自由に追加可能

本製品はZepp OSを搭載しているため、アプリ上のストアから様々な機能を自由に追加することが出来る。

▼公式アプリストアから、豊富な機能を自由に追加可能。

公式アプリストア

ユニークな機能も用意されており、新しいものがどんどん更新されている。今後も新機能が続々と更新されることが予想され、デフォルトで多機能なだけでなく、拡張性にも優れたスマートウォッチとなっている。

バリエーション豊かなウォッチフェイステーマ

アプリからテーマをインストールすることで、ウォッチフェイスのデザインを自由に変更することが可能だ。

▼有料/無料を含め、公式が配布するテーマを自由にインストールできる。

ウォッチフェイステーマのダウンロード画面

クール系からビジネス系、デザイナーズ系まで幅広いバリエーションが用意されており、常に新しいテーマが更新されている。

▼デザイン性を重視するか、見やすさを重視するか、好みのテーマを適用しよう。

ウォッチフェイステーマ(イエロー系)

ウォッチフェイステーマ(オレンジ系)

ウォッチフェイステーマ(ブルー系)

常時表示に対応

『Amazfit Active 2』はディスプレイの常時表示に対応しており、設定から切り替えが可能だ。

常時画面表示設定

▼通常表示

通常表示

▼常時表示

常時表示

常時表示画面のテーマは複数種類から選択可能。いずれも最低限の情報のみを表示する簡易的なデザインとなっている。

常時表示をオンにすることでバッテリー消耗スピードは上がるが、時刻情報を常に表示しておけるため、必要に応じてオン・オフを切り替えると良いだろう。

高度な健康管理が可能

運動計測の様子

本製品では、アプリと組み合わせることで高度な健康管理を行うことができる。

運動(ワークアウト)計測

本製品は160種類以上の運動(ワークアウト)の記録・計測に対応している。

ワークアウト選択画面1

▼思いつく限りの多彩なアクティビティ計測に対応。

ワークアウト選択画面2

5ATM等級の防水規格を備えているため、水泳などのウォーターアクティビティ計測にも活用できる。

ワークアウト選択画面3

運動終了後は、ワークアウトデータを保存し、スマートウォッチ上やアプリ上でいつでも過去の記録を閲覧できる。

ワークアウトデータの確認画面

なお、本製品は5衛星システム(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)を搭載しており、高精度な位置トラッキングが可能だ。

▼ワークアウトルートの保存が可能。

ワークアウトルートの確認画面

このように、自身がどの程度の運動を行ったかを詳細に確認できるようになっている。

記録として積み上げていくことで、今後のモチベーション維持にもつながるだろう。

ルートデータの共有が可能

記録したルートデータはエクスポート(出力)して、他の人と共有できる。

ルートデータの出力

他の人から共有してもらったルートトラッキングデータを基に、ナビゲーション機能を利用して同じルートを辿って運動することも可能だ。

ルート選択画面

運動ルートを共有しあって、互いにタイムを競う楽しみ方も良いだろう。

Zepp Coach ™でランニングプランを作成

『Amazfit Active 2』は「Zepp Coach ™」に対応しており、 AI の力を利用して、ユーザーの目標に合わせた個別のランニングプランを提供する。

公式アプリからZeppコーチを起動し、自身に最適なランニングプランを作成してみた。

Zepp Coach起動画面

▼目的に応じて、2種類のトレーニングプランから選択可能。

トレーニングプランの選択画面

▼AIが様々な質問をしてくるので、順に答えていく。

AIが様々な質問をしてくる様子

回答が完了すると、AIが最終的なランニングプランを作成してくれる。

Zepp Coach計画生成画面

このように、AIの指示に従って回答していくことで、自身の身体状態と目標に最適なランニングプランを自動生成してもらうことが可能だ。

むやみに運動するよりも、プランに従って規則正しい運動を行うことで、最短で目標を達成できるだろう。

健康モニタリング機能

本製品には健康モニタリング機能が備わっており、ストレス・睡眠・心拍数・血中酸素飽和濃度などの数値を24時間監視(トラッキング)し、データとして可視化・保存しておくことが出来る。

▼危険値を検出するとアラート(警告)を発する機能も搭載。

ヘルスモニター設定画面1

ヘルスモニター設定画面2

▼自身の健康パラメータを簡単に計測できる。

心拍数確認画面

血中酸素濃度確認画面

また、ワンタッチで全ての健康指標を測定できる機能も用意されている。

ワンタッチで全ての健康指標を測定できる機能

健康指標確認画面

日々の健康状態が可視化されることで、体調管理を意識することができ、生活習慣を正すことで健康促進にもつながる。

▼アプリ上では、より詳細な健康データを閲覧できる。

アプリ上の健康データ確認画面

上記で紹介した以外にも、ストレス管理機能や、女性の方向けに生理周期の記録機能なども用意されている。

本製品を使いこなすことで、日々の健康習慣を改善・向上させることが出来るだろう。

外部アカウントとの連携も可能

Zeppアプリはヘルスケアやadidas Running、Stravaといったサードアプリアカウントとの連携に対応しており、今までに記録してきた健康データ、運動データを共有できる。

外部アカウントとの連携画面

複数アカウント間で健康管理データを共有したい場合に便利な機能だ。

「Zepp Aura」機能を利用可能

Zepp Aura起動画面

アプリから、「Zepp Aura」機能を利用できる。

「Zepp Aura」とは、音の健康効果とAI技術を組み合わせ、リアルタイムで個人に合わせた音風景を提供し、ユーザーが睡眠、休息、集中し、最終的にはより良いホリスティックな健康を実現するのを支援するサービスだ。

▼AIを駆使して個人に合わせた音楽を作成し、素早く眠りに就くのをサポートし、睡眠品質の改善を図る。

Zepp Aura管理画面

なお、Zepp Auraを利用するためには有料サブスクリプションへの登録が必要となる(新規ユーザー限定で、最大14日間の無料特典が用意)。

日々のストレスを軽減したい方、睡眠の質を改善したい方は利用を検討してみても良いだろう。

オフラインマップのダウンロードが可能

本製品はアプリ経由でオフラインマップをダウンロードし、ウォッチ上で表示することができる。

記事執筆時点において、市場で販売されている2万円以下のスマートウォッチでは、このような本格的なオフラインマップ機能を搭載している製品はほとんど存在しないため、本製品は貴重だと言える。

▼ダウンロードしたい地域をマップ上で枠内に収め、マップ種類をベースマップ・スキーマップの2種類から選択し、ダウンロード。

オフラインマップのダウンロード画面

オフラインマップの種類

  • ベースマップ:ランニングやウォーキングなどで使用する、道路や基本的な地形が表示されたマップ
  • スキーマップ:世界10,000箇所以上のゲレンデに対応し、スキー場のコースを表示するマップ

▼ウォッチにマップをダウンロード

ウォッチにマップをダウンロードする様子

ウォッチにマップデータを保存することで、オフライン環境でもマップを呼び出して表示できるようになる。

オフラインマップを表示する様子

▼もちろん、マップの拡大・縮小や、表示位置の移動なども自由自在。

マップを移動した様子

マップを縮小した様子

マップを事前にダウンロードしておくことで、ランニングやスキーなどのアクティビティを最大限楽しむのに役立つだろう。遭難対策としても重宝する。

通知連動機能がとても便利

スマートウォッチを利用している中で、個人的に最も重宝している機能が "スマホ通知連動" である。

通知機能の設定画面

これはスマホ上に通知された着信、メッセージ受信、その他SNSアプリ等のプッシュ通知を、スマートウォッチ上でも確認できる機能だ。

ウォッチ上でGmail通知を確認する様子

この機能を利用すると、音声着信はもちろん、メッセージ受信時に内容を確認することも可能となる。LINEやSkype、E-mailなど、メッセージアプリで届いたテキストの内容をディスプレイで確認することもできる。

ウォッチ上でLine通知を確認する様子

▼高輝度・高解像度ディスプレイのおかげで、小さな文字まで明瞭に描画されて見やすい。

メール本文をウォッチ上で読む様子

各種通知をスマートウォッチ上で確認できるため、スマホを出さずとも内容を把握できるので便利だ。

▼アプリごとに通知のON/OFFを切り替えられる点もGOOD。

通知アプリ選択画面

実際に利用してみると、実に便利で重宝する機能だ。

ウォッチ越しでの通話に対応

通話通知画面

本製品はマイク&スピーカーを内蔵しており、スマートウォッチ越しに会話(通話)を楽しむことができる。

▼通話中の様子

通話中の様子

マイクとスピーカーの品質は良好で、スマホでスピーカー越しに通話するのと同じ感覚で、相互の発言内容をハッキリと聞き取ることができていた。

▼ウォッチ越しの通話の様子

スマホをいちいち手繰り寄せずとも、通話を楽しめる点は魅力的だ。

▼なお、スマートウォッチ上で番号を入力してコールをかけることも可能。

スマートウォッチ上で番号を入力してコールをかける様子

長持ちするバッテリー

付属の専用充電ベースを利用することで、ウォッチを充電できる。

▼ウォッチ裏面へ、磁力でカチッと吸着する。

ウォッチに充電アダプタを近づける様子

ウォッチに充電アダプタを装着した様子

充電スピードは非常に素早く、残量がゼロに近い状態からでも、2時間足らずで満充電を完了できる。

▼あっという間に充電完了。

充電中のウォッチ

そしてバッテリー持続力が非常に優れており、一般的なウォッチ利用であれば、充電なしで3~4週間程度は連続使用することが可能だ。

実際に筆者が、満充電状態から毎日就寝時以外は常に装着し続けてみたところ、ちょうど1週間経ったいまでも残量が21%残っていた(常時表示機能はオフ)。

いちいち充電する手間を省ける点は、非常に嬉しい。アウトドア利用にもうってつけのウォッチだと言える。

『Amazfit Active 2』のまとめ

Amazfit Active 2のアイコン画像

今回紹介した『Amazfit Active 2』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • スタイリッシュで高級感のある筐体デザイン
  • 軽量で快適な装着感
  • 高輝度・高解像度で、明るい屋外でも見やすいディスプレイ
  • 非常に充実した機能を利用可能
  • GPT-4o技術を搭載した「Zepp Flow」を内蔵
  • オフラインマップのダウンロードが可能
  • 優れたトラッキング精度
  • ワークアウトマップデータの共有が可能
  • オフラインマップの保存が可能
  • 24時間の健康モニタリング機能
  • マイク&スピーカー内蔵でウォッチ越しの通話が可能
  • 長持ちするバッテリー
  • 比較的リーズナブルな価格

悪かった点

  • 決済機能に非対応

以上の通り、2万円前後という比較的リーズナブルな価格に対して、高級感のある筐体・優れた機能充実度・高精度位置トラッキング・オフラインマップ対応などを実現した、高コスパなスマートウォッチとなっている。

装着感は実に快適であり、クイックリリースシリコンバンドが手首へ柔軟にフィットする。軽量かつ薄型の筐体は主張しすぎないスタイリッシュなデザインとなっており、職場から社交の場にまで、装着して行っても違和感はないだろう。

スマートウォッチとして基本的な機能は一通り用意されている。5衛星システムにより、運動時の正確なルートトラッキングを行えるため、スポーツ用ウォッチとしても十分に活用できる。

バッテリー持続時間も長く、一般的な利用方法であれば1週間以上充電なしで使用し続けることが可能であった。いちいち充電する手間を省くことができる点は実に嬉しい。

マイク&スピーカー内蔵で、ウォッチ越しに通話可能。着信のたびにいちいちスマホを手繰り寄せる必要は無くなるだろう。

そして何より、この価格帯のスマートウォッチとしては珍しく「オフラインマップ」の機能を利用できる点は注目だ。ウォッチにマップを保存しておくことでモバイルデータ通信の圏外でアウトドアアクティビティを楽しむ際に位置を確認したり、遭難対策として活用することができるだろう。

ハード・ソフトの両面でクオリティが高く、買って後悔しない高コスパウォッチだと感じられた。

決済機能の有無にこだわりが無いのであれば、本製品は間違いなくスマートウォッチを探している方々の選択肢として最適な一品だ。

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