世界市場、特にヨーロッパ、アフリカ、アジアで多くのモバイルデバイスをリリースしてきたBlackview(ブラックビュー)のサブブランドであるBESTTABは、パッケージ内容が非常に充実した高コスパAndroidタブレット『BESTTAB A20』を販売している。
通常価格は2万円台前半だが、割引キャンペーン時には1万円台半ばというリーズナブルな価格で購入可能。
「Unisoc T606 オクタコアプロセッサー」および24GB(8GBメモリ+16GB仮想メモリ)RAMを搭載し、一般的なタブレット作業はスムーズにこなせる性能を備える。パッケージにはキーボード・ケース・フィルム・マウス・ペン・スタンドが付属するなど、低価格ながらも汎用性・実用性に富んだモデルとなっている。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
【Amazon割引クーポンコード】
- 商品名:BESTTAB A20
- Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0DTSQMT1X
- 通常価格:22,900円(税込)
- 30%OFF割引クーポンコード:DL6YXQDR
- 最終価格:16,030円(税込)
- 割引額:30%(6,870円)OFF
- 有効期限:2025年3月17日(月)15:00~3月24日(月)12:00
ブランド | BESTTAB |
モデル名 | BESTTAB A20 |
カラー | グレー |
ディスプレイ | 10.1インチ IPS |
解像度 | 1920×1200 |
リフレッシュレート | 60Hz |
OS | Android 14 |
CPU(SoC) | Unisoc T606 オクタコアプロセッサー |
RAM | 24GB(8GBメモリ+16GB仮想メモリ) |
ストレージ | 256GB |
マイクロSDカード | 最大2TBまでサポート |
SIMカード | 非対応 |
認証機能 | 顔認証 |
Widevine | L1サポート |
スピーカー | Smart-Kデュアルボックススピーカー内蔵 |
カメラ | フロント:5MP リア:8MP+2MP |
バッテリー容量 | 5,000mAh |
搭載ポート | USB Type-C、3.5mmオーディオジャック |
対応通信規格 | 2.4G+5G Wi-Fi, Bluetooth5.0 |
本体サイズ | 実測値:242×160×8.3mm |
本体重量 | 公称値:約412g 実測値:約431g |
今回紹介する『BESTTAB A20』は、Android 14搭載の格安タブレットだ。
筐体サイズは242×160×8.3mm(実測値)、重量は約431g(実測値)であり、十分に携行性に優れている。
10.1インチIPSスクリーンは、1920×1200解像度、および60Hzのリフレッシュレートに対応。WidevineはL1サポートとなっている。
CPU(SoC)には "UNISOC T606 オクタコアプロセッサー" を採用しており、ウェブサイト閲覧や動画視聴程度であればスムーズにこなせるパフォーマンスを備えている。
8GB RAM(メモリ)を搭載し、最大16GBの仮想RAM拡張が可能だ。
ストレージは256GBを用意。マイクロSDカードを挿入することで最大2TBまでの拡張も可能。
通信規格は2.4G/5GデュアルバンドWi-FiとBluetooth5.0をサポート。一方でSIMカードの挿入には対応しておらず、モバイルデータ通信を行うことができない点に注意。
前面・背面にはそれぞれ5MP・8MP+2MPのカメラを内蔵。
そして大容量5,000mAhバッテリーを内蔵。外出先でも長時間の連続使用が可能だ
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- タブレットケース
- スタンド
- USB Type-Cケーブル
- 電源アダプタ
- ユーザーマニュアル
- 保証カード
- Bluetoothキーボード
- ワイヤレスマウス
- タブレットペン
- ガラス保護フィルム
付属品一式
▼キーボード・ケース・フィルム・マウス・ペン・スタンドが付属する、非常に充実したパッケージ内容。
▼スタンド。タブレットを好みの角度で立てかけて設置できる。
▼タブレット用ペン。質感は安っぽいが、コンパクトなサイズで携行しやすい。
▼Bluetooth接続対応のワイヤレスマウス。単四電池×2本で駆動。
▼Bluetooth接続対応のワイヤレスキーボード。US配列。Type-C充電式。
▼専用タブレットケース。装着することでディスプレイ面を保護でき、携行時や収納時に便利。
▼スタンド背面を折り曲げることで、簡易的なタブレットスタンドとしても機能する。
タブレット本体
▼タブレットの外観。10.1インチディスプレイ搭載のスタイリッシュな外観。
▼前面中央には5MPのフロントカメラを内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には8MP+2MPリアカメラを内蔵。
▼本体重量は実測で約431g。
▼本体サイズは242×160×8.3mm(実測値)で、十分に携行しやすいサイズ感。
▼背面はサラサラとした手触りで、指紋や手脂などの汚れが目立ちづらい。金属特有の鈍い光沢やヒンヤリ感もある。
▼厚みは8mm強。薄型とは言えないが、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼左側面にはスピーカー穴が2つ用意。
▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタン、3.5mmイヤホンジャックが用意。
▼上部にはType-Cポート、カードスロットが用意。最大2TBまでのマイクロSDカードの挿入をサポートしている。
▼下部の様子。
以上の通り、必要最低限のポート類のみが用意された、シンプルな設計となっている。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
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Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約22.8万点のスコアを記録した。
性能区分 | 総合スコア | 性能の目安 | |
---|---|---|---|
スマホ | タブレット | ||
エントリー | 30万点~50万点 | 20万点~40万点 | 基本的な操作や軽量アプリの使用に適している |
ミッドレンジ | 50万点~80万点 | 40万点~70万点 | 普段使いの操作、一般的なアプリ、軽めのゲームに快適に対応 |
上位ミッドレンジ | 80万点~120万点 | 70万点~100万点 | 重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作 |
ハイエンド | 120万点~150万点 | 100万点~120万点 | 高負荷な作業(動画編集、最新3Dゲーム)にも対応でき、スムーズなマルチタスクが可能 |
フラッグシップ | 150万点~170万点 | 120万点~140万点 | 最先端の性能を備え、最新ゲームやAI処理、マルチメディア作業に最適 |
ウルトラハイエンド | 170万点~ | 140万点~ | ゲーミング専用機並みの性能。最大限のパフォーマンスが必要なコンテンツや今後リリースされる最新アプリケーションに対応可能 |
1万円台の格安タブレットの中では、平均的なスコア記録できている。
ヘビーな作業には向かないが、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なタブレット用途に用いる分には問題のないエントリーモデルと言える。
▼これまでにレビューしたスマホ&タブレットのベンチマークスコア一覧はこちら
-
-
【2025年最新】スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめ(実測値)
更新履歴 2025/03/18:ベンチマーク表に「BESTTAB A20」を追加しました。 2025/03/09:ベンチマーク表に「AvidPad S60」を追加しました。 2025/03/07:ベン ...
続きを見る
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
一般的なタブレット用途は十分スムーズにこなせる
本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について確認した。
まず、ウェブブラウジングは快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することができた。
▼ほとんどのウェブサイトが素早く表示される。画像やスクリプト多めのサイトでも、読込時やスクロール時にカクつきを感じることは無く、閲覧に支障をきたすことはなかった。
▼1920×1200解像度のディスプレイでは、小さな文字の読み取りに支障をきたすことはなかった。
そして、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼発色も良好。色合い鮮やかな映像を楽しめる。
WidevineはL1サポートとなっており、ネトフリやAmazon Primeビデオなどのサービスで高画質設定の映像を楽しめる。
また、設定より最大16GBの仮想RAM拡張が可能だ。
以上の通り、一般的なタブレット作業に関しては、支障なく利用できることが確認できた。
ちなみに、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面の明るさを計測したところ、最高284nitの明るさであった。
▼明るさ最大(自動明るさ調整:オン)にした状態で、真っ白なページの中央を測定。
なお、実際の見え方ベースでの明るさの目安は以下の通り。
明るさ (nits) | 実際の見え方・使用シーン |
---|---|
0~150 nits | 真っ暗な部屋での使用に適切。明るい場所ではかなり暗く感じる。 |
150~300 nits | 暗めの室内なら十分。明るい部屋ではやや暗く感じることもある。 |
300~500 nits | 室内使用では快適。カフェやオフィスの明るさにも十分対応。 |
500~700 nits | 明るい部屋や日陰の屋外で問題なく見える。直射日光下は少し厳しい。 |
700~1000 nits | 日陰や曇りの日の屋外で快適。直射日光下では「まあ見える」レベル。 |
1000~1500 nits | 晴れた日の屋外で十分見える。直射日光下でも大きな不満はない。 |
1500~2000 nits | 強い日差しの下でも快適。HDR動画視聴時は非常に鮮やかに映る。 |
2000~3000 nits | 強烈な直射日光下でもはっきり見える。HDRピーク輝度としても十分優秀。 |
3000 nits以上 | 眩しさを感じるほど明るい。屋外でも反射を感じにくく、最高の視認性。 |
室内使用時には、タブレット使用において支障を感じることは無い。ただし、明るい日中の屋外では、画面が見づらく感じるだろう。
ノートPCのような利用方法も可能な2-in-1モデル
上述した通り、本製品はキーボード・ケース・フィルム・マウス・ペン・スタンドが付属する、非常に充実したパッケージ内容となっている。
これらをタブレットに装着・接続することで、ちょっとしたノートPCのような使い方も楽しめる。
▼ワイヤレスキーボード&マウスを接続して、ノートPCのようにタブレットを使用。ただし、PCモードは搭載していないので注意。
付属ペンの質は高いとは言えないが、描き心地は良好。画面へ直感的かつスムーズに描くことができた。
▼ペン使用の様子
パッケージにこれだけ充実した付属品が同梱されているため、本製品を購入後、すぐに本格的なタブレット使用を開始できる点は嬉しい。
スピーカー性能は及第点レベル
本機のスピーカー品質について確認してみた。
▼音質確認の様子
本製品はデュアルスピーカーを内蔵しているが、ボリュームを最大まで上げた場合でも、音圧はそこまで強くない。
中~高音域に関してはクリアに出力できている一方で、低音に関してはほとんどつぶれてしまっていた。
音質は及第点レベルと言ったところだ。普通に映像を視聴する分には問題ないが、迫力のあるサウンド体験は期待できないだろう。
満足度の高いサウンドを楽しみたい場合は、Bluetoothイヤホンや、筐体に用意された3.5mmジャックを利用して外付けスピーカー等を接続することをオススメしたい。
単純な映像記録用としては使えるカメラ
また、本機に搭載されているカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
全体的にやや暗い印象を受けるものの、撮影映像自体はクリアであり、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことができていた。発色に関しても肉眼で見た場合に近い印象を受ける。
ウェブ会議やオンライン授業に利用しても問題ない品質だろう。
続いて、リア(背面)カメラについて確認してみる。
▼実際にリアカメラで撮影した画像。
▼屋外撮影(1倍)
▼屋外撮影(4倍)
リアカメラに関して、フロントカメラ以上に鮮明な写真を撮影することができた。
ただし、ズームすると露骨に画質が低下するため、遠距離撮影には向かない。
▼リアカメラで録画した動画
録画機能に関しても、十分にクリアで発色の自然な映像を撮影することができた。
記念撮影用カメラとしての運用には適さないが、単純な映像記録用デバイスとしては活用できるだろう。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、移動や各種操作自体はスムーズに行うことができた。
▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。
▼森林など負荷のかかりやすいバイオームを移動する際には、多少のフレームレート低下やカクつきを感じることはあるものの、ゲームプレイ自体に支障をきたすレベルではなかった。
▼マインクラフトプレイの様子
アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択できた。
実際にいくつかの試合に参加してみたが、たまにテクスチャの読み込み遅延が発生する程度であり、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、スムーズなゲームプレイが可能であった。
▼HD画質設定でも、グラフィックはそこそこ良好。普通にプレイする分には支障のないレベルだと言える。
▼10.1インチディスプレイは、探索や索敵を行う際に十分役立つ大きさだ。
▼PUBGプレイの様子
以上の通り、PUBGやマインクラフトあたりのゲームアプリであれば、本機でも比較的スムーズに遊べることが確認できた。
『原神』レベルのゲームアプリはきつい
一方で、『原神』などの処理の重いゲームアプリもプレイしてみたが、画質設定を最低に落とした場合でもフレームレートが低下し、お世辞にも快適なゲームプレイが可能とは言えなかった。
さすがに『原神』レベルのゲームは動作がキツく、『PUBG』や『マインクラフト』あたりが限界だと思われる。
バッテリーの持ちは普通
本製品は5,000mAhの大容量バッテリーを内蔵している。
実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみたが、計7時間ほど充電なしで利用し続けることが可能であった。
バッテリーの持続時間としては、一般的なレベルだと言える。
外出先に持参した場合でも、よほどヘビーに使用しなければ1日中バッテリーが持続するだろう。
▼バッテリーセーバーを起動すれば、より長時間の使用が可能となる。
『BESTTAB A20』のまとめ
今回紹介した『BESTTAB A20』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 非常に充実したパッケージ内容
- 購入後すぐに本格的なタブレット使用が可能
- 3.5mmオーディオジャックが用意
- 一般的なタブレット用途はスムーズ
- Widevine L1サポート
- パッケージ内容に対してリーズナブルな価格
悪かった点
- スピーカー品質は最低限レベル
- ズーム撮影には向かない
以上の通り、1万円台(クーポン割引込)タブレットとしては非常に充実したパッケージ内容を備えた高コスパモデルとなっている。
UNISOC T606を搭載しており、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なタブレット用途は快適にこなすことができた。設定を抑えれば、マインクラフトやPUBGクラスのゲームアプリでも比較的スムーズに遊ぶべることが確認できた。
ディスプレイ自体は1,920×1,200高解像度をサポートしており、発色も良好なため、映像コンテンツ視聴にも適したタブレットだと言える。ただ、スピーカー性能は最低限レベルのため、コンテンツ視聴時にはイヤホン等の使用をオススメしたい。
カメラ性能は優れているとは言えないものの、ウェブ会議やオンライン授業用として十分活用できるレベルだ。
そして何より、パッケージにキーボード・ケース・フィルム・マウス・ペン・スタンドが付属しており、この価格帯のタブレットとしては非常にコスパが良いと言える。タブレットとしても、ノートPCのような形態でも利用できる2-in-1モデルであり、汎用性は高い。
一方で、本製品はSIMカード非対応モデルのため、外出先でモバイルデータ通信を行いたいと思っている方は注意した方が良いだろう。
タブレット購入後すぐに本格的な利用を開始したい方や、できるだけ低価格で充実したパッケージ内容のモデルを求めている方には、ぜひオススメしたい一品だ。
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- 有効期限:2025年3月17日(月)15:00~3月24日(月)12:00
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