2025年3月21日(金)、無線型のイヤホンを数多く手掛けるSoundPEATS(サウンドピーツ)は、同ブランドの最新ワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS Air5 Pro』を発売した。
2023年10月にリリースされた「SOUNDPEATS Air4 Pro」の後継にあたるモデルであり、高音質で低遅延なサウンド再生を可能にする最新技術「Qualcomm Snapdragon Sound(Snapdragon Sound)」に同じく対応しつつ、バッテリー持続時間を10時間以上も向上させることに成功している。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
【Amazon割引クーポンコード】
- 対象商品:SOUNDPEATS Air5 Pro
- 商品ページ:amazon.co.jp/dp/B0DWDWL25T
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- 利用期限:2025年3月21日(金)12時 ~ 4月30日(水)23時59分
- 注意事項:本クーポンコードは、Amazon商品ページに掲載されているクーポンと併用可能です。
ブランド | SOUNDPEATS |
製品名 | SOUNDPEATS Air5 Pro |
カラー | ブラック |
タイプ | ワイヤレス |
形状 | カナル型 |
本体操作 | タッチ |
素材 | プラスチック |
ドライバー | 10mm径ダイナミックドライバー |
Bluetoothチップ | QCC3091 |
再生周波数帯域 | 20Hz - 40KHz |
対応コーデック | SBC/AAC/LC3/LDAC/aptX/aptX Adaptive/aptX Lossless |
対応プロファイル | HSP/HFP/A2DP/AVRCP |
Bluetoothバージョン | 5.4 |
最大持続時間 | イヤホン単体:最大7.5時間 ケース込み:最大37時間 |
重量 | イヤホン(片側):約4.93g ケース+イヤホン:約51.22g |
サイズ | イヤホン単体:34.60×19.87×23.50mm ケース:66.88×48.33×26.92mm |
充電コネクタ | USB Type-C |
内蔵マイク | 片側3基 |
急速充電 | 対応(10分の充電で2時間使用可能) |
イヤホンを探す機能 | 対応 |
ダイナミックEQ | 対応 |
通話用ノイズキャンセリング(CVC) | 対応 |
マルチポイント接続 | 対応 |
ゲームモード(低遅延) | 対応(60ms) |
専用アプリ | PeatsAudio |
防水性能 | IPX5 |
受賞歴 | VGP2025 金賞 |
発売日 | 2025年3月21日(金) |
今回紹介する『SOUNDPEATS Air5 Pro』は、Bluetooth接続対応の完全ワイヤレス型イヤホンだ。
前モデルの「SOUNDPEATS Air4 Pro」と同じく、最新の技術ソリューションである「Qualcomm Snapdragon Sound(Snapdragon Sound)」に対応。「音質」「接続の安定性」「遅延」「通話品質」などといった、オーディオに重要な各性能を向上させることに成功している。
▼VGP2025 金賞を受賞
Qualcommの最新世代チップ「QCC3091」を採用し、最大96kHz/24bitのハイレゾワイヤレス再生が可能な「LDAC」と「aptX Adaptive」、そしてCD品質のオーディオデータを損失なく伝送できる「aptX Lossless」に対応。楽曲の細部までクリアに再現し、スタジオクオリティのサウンドを楽しめる。
10mm径ダイナミックドライバーを搭載。振動板には、耐熱性・強度に優れ、内部損失性にも長けたポリエーテルエーテルケトン(PEEK)とポリウレタン(PU)の複合素材を採用している。コストパフォーマンスを意識しつつもクオリティには妥協しない造りだ。
▼低音から高音までバランスの取れた歪みの少ないクリアな音を実現。
Bluetoothオーディオの新しい標準規格「LE-Audio」に対応。低データレートでも高音質を実現できるようになっている。
周囲の状況に応じてノイズ低減レベルが変動するAI適応型(アダプティブ)ノイズキャンセリングを搭載し、最大55dB のノイズ低減を実現。SOUNDPEATS史上最強ノイズキャンセリングを謳っている。
▼周囲の雑音(環境音)を気にせずに、音楽に没入できる。
「ノイズキャンセリングモード」だけでなく「外部音取り込みモード」も用意されており、シーンやニーズに合わせてモードを自由に調整可能。
そして、イヤホン本体単体では最大7.5時間の連続再生が可能であり、充電ケースとの併用で最大37時間の使用が可能。これは前モデルの「SOUNDPEATS Air4 Pro」を大きく上回っている。
専用アプリ「PeatsAudio」に対応し、イヤホンのステータス表示や設定変更が可能。EQ(イコライザー)機能も搭載しており、低音や高音を強調/抑制したり、プリセットのサウンドモードを変更することで、ユーザーに最適なリスニング環境を提供する。
目次
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- イヤホン本体(左右)
- チャージケース
- ユーザーマニュアル
- USB Type-Cケーブル
- 予備イヤーチップ
チャージケース
製品には収納とイヤホンの充電器を兼ねた、チャージケースが付属する。
▼チャージケースの外見。肌触りが良く艶があり、スタイリッシュなデザインだ。
▼イヤホンを格納した状態のケース重量は、実測で約51.22g。
▼ケースのサイズは66.88×48.33×26.92mmとコンパクト。携行性に優れている。
▼コンパクトかつ薄型のため、ズボンのポケット等にも簡単に収まる。
▼下部にはペアリングボタン、Type-Cポートが用意。
ケーブ上部のフタを開けると、左右のイヤホンがスッポリ収まっている。
イヤホン本体
▼イヤホン本体を取り出した様子
イヤホン本体も34.60×19.87×23.50mmのコンパクトなサイズとなっている。
▼イヤホン単体は実測で約4.93gと非常に軽量。
▼形状自体は一般的なカナル型イヤホンと同様。
▼側面にタッチ式の操作パネルを内蔵。左右イヤホンのタッチパネルを利用して、各機能へ瞬時にアクセスすることが可能だ。
AirPods Proとの比較
▼「SOUNDPEATS Air5 Pro」(画像右)と「AirPods Pro」(画像左)を並べた様子。SOUNDPEATS Air5 Proの方がケースサイズがやや大きめ。
▼イヤホン本体の大きさや重さも、AirPods Proと体感的には大差ない。
デバイスとの接続(ペアリング)方法
『SOUNDPEATS Air5 Pro』はBluetoothによるワイヤレス接続に対応しており、接続(ペアリング)方法はいたってシンプルだ。
イヤホンを収納した状態で、ケース下部のペアリングボタンを長押しするとインジケーターが白色に点滅し、ペアリングスタンバイ状態となる。
するとデバイス側で "SOUNDPEATS Air5 Pro" が表示されるので、選択することで接続(ペアリング)が完了する。
これだけの手順で接続を完了できる。
次回以降は、ケースのフタを開くだけで自動的に接続されるようになるため、この手のデバイスの扱いが苦手な方でも、全く問題なく使用することができるだろう。
専用アプリのインストールを推奨
本製品にはiOS・Android対応の公式アプリ(無料)「PeatsAudio」が用意されており、デバイスにインストールしておくことで様々な調節を行うことが可能だ。
▼公式アプリ『PeatsAudio』
スマホにイヤホンを接続(ペアリング)した後、アプリを起動すると接続中のデバイスが自動で認識される。
▼アプリのメイン画面。イヤホンの充電残量や接続状態、音質に関する各種パラメータの調節などを行うことが可能。
EQ(イコライザー)プリセットの変更やサウンドモードの切り替え、マルチポイント接続設定など、用途に応じてカスタマイズできる。
▼ファームウェアのアップグレードや「イヤホンを探す」等の機能も利用可能。
「LDAC」や「LE-Audio」のオン・オフもアプリから切り替えることができる。
LDAC(エルダック)をオンにすると、より高音質な音楽を楽しめるようになる一方で、マルチポイント接続ができなくなる。
また、LE-AudioはBluetooth Low Energy(BLE)をベースに接続することで、電力消費を抑えながら音楽を再生できるようになる。ただし、現時点でiOSデバイスはLE-Audioをサポートしていないので注意。
▼音声ガイダンスの言語はデフォルトで英語に設定されているが、日本語に変更可能。
マルチポイント接続が可能
本製品はマルチポイント接続に対応しており、イヤホンを最大2台のデバイスと接続できる。
そして一台目のデバイスに接続した状態でイヤホンをケース内に収納し、ケース前面のペアリングボタンを長押しすることで、二台目のデバイスでもBluetooth接続を行うことができる。
サウンドを聴くデバイスを変更したい場合に、いちいち接続解除⇒再接続の面倒な作業を繰り返す必要がないので便利な機能だ。
ただし、2デバイス同時再生(2つのデバイスのサウンドを同時に聴くこと)はできず、最初に再生したデバイス側の音声が優先される点に注意したい。
耳にシッカリとフィットする装着感
実際にイヤホンを装着してみた。
ペアリング済みのイヤホンをケースから取り出し、両穴にはめる。
イヤホンは片耳で約5gほどしかなく、装着しても重さや不快感などは一切感じない。
カナル型であるぶん、装着時の安定性は抜群だ。
装着した状態で動き回った場合でも落ちてしまうことはなかった。長時間装着し続けても耳が痛くなったり、疲れることもない。
十分に快適な装着性を実現できていると言える。
低音から高音までバランスのとれた、高解像度サウンド
実際に本製品を使用して様々な楽曲を視聴してみた。
音質は実に良好であり、1万円未満の比較的安いワイヤレスイヤホンとは思えないほどのクオリティだ。
Qualcomm製の最新チップ「QCC3091」の搭載により、LDAC、aptX Lossless、aptX Adaptiveといった高品質コーデックに対応。LDACをオンにすることで最大96kHz/24bitのハイレゾ音質を実現、楽曲の細部までクリアに再現され、スタジオクオリティのサウンドを楽しむことができた。
▼マルチポイント接続を行わないのであれば、LDACは常にオンにしておくことをオススメしたい。
▼aptX Losslessにも対応しており、ワイヤレスながらも有線接続に匹敵するクオリティを実感できる。
そして「10mm径のダイナミックドライバー」とPEEKとPUを組み合わせた振動板を採用したことにより、中高音域だけでなく、低音域までバランスの取れた音を楽しめる点がGOOD。特にボーカルやアコースティック楽器の音が際立って聞こえる。
中~高音域に関して、爽快に響き渡る一方で耳がキンキンと痛くなるような不快感は無く、長時間聴き続けていても疲れやストレスを感じることはなかった。ホワイトノイズ等も特になく、高音でも割れることはなかった。
ボリュームの調整幅も広く、音量を7割ほどに調整しても十分な音圧を感じることが可能であった。
繊細なクラシック音楽から、迫力のあるEDMまで、幅広い楽曲の視聴に対応できるワイヤレスイヤホンであると言える。
▼なお、アプリ上からゲームモード(60ms低遅延)をオンにすることで、ゲーミングに適した低遅延サウンドを楽しめるようになる。
若干の音漏れがあるが、あまり気にならないレベル
本製品は完全に音漏れを防ぐタイプではないため、ボリュームをMAX近くまで上げると若干の音漏れが生じる。
▼高音がやや漏れ聴こえてくる。
ただし、実際に使用した限りでは、通常の音量(50〜70%程度)であれば音漏れはほとんど感じられず、周囲の人に迷惑をかけることはないと感じられた。よほど周囲が静かな環境でなければ、公共交通機関で使用しても特に問題にはならないと思われる。
音漏れに敏感な環境での使用を検討している場合は、付属のイヤーチップに交換して可能な限り装着感(耳穴へのフィット感)を高めるか、ノイズキャンセリング機能を併用することで、必要以上に音量を上げることなく音楽を楽しめるようにすると良いだろう。
イコライザー(EQ)による調節が可能
公式アプリにはイコライザー(EQ)調節機能が用意されており、イヤホンの音質を自分好みにカスタマイズできる。
▼イコライザーによる詳細なカスタマイズが可能。
また、イコライザーを細かく調節するのが面倒な方向けに、複数のEQプリセットも用意されている。
EQプリセットでは、低音抑制や低音強調、ヒップホップ、クラシックなど、視聴する音楽種別に最適なサウンド環境をワンタッチで実現することが出来る。
選択するプリセットによって全く異なる傾向のサウンドを楽しむことが出来る。しかも微々たる違いではなく、同じ楽曲でも体験がガラリと変わるほど、各プリセットが差別化されていた。
音響にあまり詳しくない方にとって、イコライザーをイジるのは敷居が高い。しかしアプリ上でプリセットが用意されていることにより、音の変化を気軽に楽しめるのは優れた機能であると感じた。なお、どの設定が最適か分からない場合は「アダプティブイコライザー機能」を利用して自動調整を行っても良いだろう。
▼テスト実行後、最適な音質を実現できる「アダプティブイコライザー機能」。
優れたノイズキャンセリング能力
アプリより「ノイズキャンセリング」をタップするか、左イヤホン側面を長押しする(初期設定)ことで、ノイズキャンセリングモードを起動できる。
ノイズキャンセリングモードは複数種類から選択可能。使用シーンに応じて、ノイキャン強度を調整できる点は嬉しい。
特に「AI適応型(アダプティブ)ANC」では、周囲の騒音レベルを自動で検知し、それに応じて最適なノイズキャンセリング強度をリアルタイムで調整してくれる。最大で55dBものノイズ低減を実現できるため、これまでにない圧倒的な静音環境を提供してくれる。公共交通機関やイベント会場などの騒がしい環境下において、特に高いパフォーマンスを発揮するだろう。
また、耳栓代わりにイヤホンを使用する場合にも有効だ。
▼外部からのノイズを高度にシャットアウトして、音楽のみに集中できる。
逆に、イヤホンを装着しつつ外部の音にも気を配りたい時のために、外部音取り込み機能も用意されている。
外音取り込みに関しても、2種類のモードから選択可能だ。
外部音取り込み機能も効果が高く、イヤホンサウンドを楽しみつつ、外部音を効果的に聴き取ることが可能であった。
この機能を利用すれば、駅のアナウンスや街中での会話など、必要な情報を逃さずにキャッチできる。また、外でジョギングやランニングを行う際にも、車や他の歩行者の接近音に気を付けつつ、音楽を楽しめるだろう。
高品質ノイキャン対応マイク内蔵
本製品には片耳3基ずつの通話用ノイズキャンセリング(CVC)対応マイクが内蔵されており、イヤホン越しに高品質なハンズフリー通話を行うことが可能だ。
ノイキャン効果は高く、周囲のノイズを効果的に取り除き、装着者の声のみをクリアに拾い上げることができていた。
▼SOUNDPEATS Air5 Proで収録した音声
上動画は、スマホで撮影した映像の音声を、SOUNDPEATS Air5 Proの内蔵マイクで収録した音声に置き換えたものだ。
さすがに専用のハイエンドマイクと比べると録音品質は劣るものの、普通に通話するには十分に優れた性能となっている。
▼SOUNDPEATS Air5 Proの内蔵マイクで拾った音声単体
音声プレーヤー周囲の環境ノイズ(空調音や屋外の音)を効果的に除去し、発言内容を明瞭に拾い上げることができていることが分かる。
通話だけでなく、オンライン会議などにも利用できるだけの品質となっている。
タッチで様々な操作が可能
本製品では、両耳イヤホンの側面に搭載されたタッチパネルに触れることで、様々な機能へ瞬時にアクセスできる。
そしてアプリ上では、タッチ操作を行った際の機能を自由にカスタマイズすることができる。
▼タッチ操作時に利用できる機能を自由にカスタマイズ可能。ワンタップ、ダブルタップ、トリプルタップ、長押しなど、各操作方法ごとに異なる機能を割り当てられる。
▼曲送り/戻し、ボリューム調整、音楽再生/停止など、好みの機能を割り当てることができる。
これらの機能をうまく活用することで、より快適に本製品を活用できるだろう。
なお、タッチ機能が邪魔な場合には、機能を「なし」に設定することで、タッチ操作自体を無効にすることも可能だ。
「イヤホンを探す」機能を用意
本製品では、紛失を防ぐための機能「イヤホンを探す」を利用できる。
アプリ上で「イヤホンを探す」画面を起動すると、接続中のイヤホンの位置がマップ上に表示される。
そして「○○側のイヤホンが鳴ります」をタップすることで、イヤホンから大音量の電子音を流し、近くに隠れているイヤホンを見つけ出すことができる。
▼電子音を鳴らしている様子
小さなイヤホンの紛失を防ぐことのできる、有用性の高い機能だ。
扱い方が簡単
実際に『SOUNDPEATS Air5 Pro』を使用すると、取り回しが実に楽なことに気が付くだろう。
まずケースからイヤホンを取り出すと瞬時にペアリングされ、耳に装着する頃にはサウンドを出力する準備が完了している。ワイヤレスイヤホンによってはペアリングに時間のかかるタイプもあるが、本製品はその点でストレスに感じることは無い。
そして使い終わった際は、チャージケースに収納することでBluetooth接続が解除され、充電が行われる。
この流れが非常にシンプルでラクなため、日常の中でストレスなく自然に使用し続けることが可能だ。ユーザービリティに優れた設計が成されていると感じられた。
長時間持続するバッテリー
本製品は、イヤホン単体のスタンドアローン状態で最大7.5時間のあいだ利用でき、ケースを含めると最大37時間の連続使用が可能となる。
これは前モデル「SOUNDPEATS Air4 Pro」(最大6.5時間+最大26時間)を大きく上回るバッテリー持続力だ。この点は大きな進化と言えるだろう。
よほどヘビーに利用しなければ、1週間ほどは連続して使用できる。実際に1週間ほど試用してみたが、1日に4時間程度使用する分には、1週間で1回充電を行うだけで事足りた。いちいち充電する手間を省くことが出来る点は実に嬉しい。
▼なお、チャージケースは急速充電にも対応しており、わずか10分の充電で2時間使用できる分のバッテリーを回復できる点がGOOD。
『SOUNDPEATS Air5 Pro』のまとめ
今回紹介した『SOUNDPEATS Air5 Pro』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトで携行性に優れたケースサイズ
- 耳にシッカリとフィットする装着感
- 低音から高音までバランスのとれた、高解像度サウンド
- LDACオンにより、音質(解像度)の底上げが可能
- イコライザー(EQ)による音質調節が可能
- これまで以上に優れたノイズキャンセリング能力
- 高品質ノイキャン対応マイク内蔵
- タッチ操作のオン・オフ切り替えに対応
- 「イヤホンを探す」機能を用意
- 最大37時間バッテリーが持続
- 急速充電にも対応
悪かった点
- ケースがワイヤレス充電に非対応
- (イコライザーカスタマイズ中に1度だけ、大ボリュームのノイズが走った)
以上の通り、1万円未満の比較的リーズナブルな価格に対して、前モデル以上に優れた音質と、バッテリーの長寿命化を実現したワイヤレスイヤホンとなっている。
LDACをオンにすることで最大96kHz/24bitのハイレゾ音質を実現、楽曲の細部までクリアに再現され、スタジオクオリティのサウンドを楽しむことができた。「10mm径のダイナミックドライバー」とPEEKとPUを組み合わせた振動板を採用したことにより、中高音域だけでなく、低音域までバランスの取れた音を楽しめる。
ノイズキャンセリング強度は実に高く、これまでにない圧倒的な静音環境を提供してくれる。公共交通機関やイベント会場などの騒がしい環境下において、特に高いパフォーマンスを発揮するだろう。
イヤホンからの音漏れは若干あるものの、周囲の人に迷惑をかけるレベルではなかった。
タッチ機能のカスタマイズ性は優れているだけでなく、オン・オフを切り替えられる点は嬉しい。
内蔵マイクの質は良好。オンライン会議やゲーミング時のボイスチャット用としても活用できるレベルであった。
そして何より、バッテリー持続時間が前モデルと比べて最大10時間以上延長されており、利便性が大きく向上した。チャージケースは急速充電にも対応しており、わずか10分の充電で2時間使用できる分のバッテリーを回復できる点がGOOD。
一方、筆者のレビュー機のみの現象かは不明だが、アプリを使用してイコライザーをカスタマイズしている最中に、一度だけAir5 Proから大ボリュームのノイズが発生した。すぐにケースに収めることでノイズは消え、再び同現象が発生することは無かった。ハード・ソフトのどちらが原因かは不明だが、もしソフト面が原因の場合は、ファームウェアアップデートの配信が望まれる。
なにはともあれ、相変わらずコスパに優れた一品であり、音質・バッテリー持続時間・カスタマイズ性のあらゆる点で高レベルに造りこまれている。
安価で性能の良い完全ワイヤレスイヤホンを探している方には、是非オススメしたい製品だ。
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