中国の大手ミニPCブランドである "NiPoGi(ニポギ)" は、10×10×3.6 cmの超コンパクトサイズなミニPC『NiPoGi E2』を販売している。
CPUに「第12世代インテル Twin Lake N150」を採用しており、一般的なPC作業を快適にこなせる性能を備えている。また、8GB DDR4および256GB SSDを備えたうえで1万円台の非常にリーズナブルな価格を実現しており、実にコストパフォーマンスに優れたモデルであると言える。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
【限定割引クーポンコード】
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- 有効期限:2025年4月7日(月) 17:00 ~ 4月21日(月) 23:59
- 注意事項:商品ページ上の他のクーポンとの併用不可
ブランド | NiPoGi |
型名 | NiPoGi E2 |
OS | Windows 11 Pro (正規ライセンス版) |
CPU | 第12世代インテル Twin Lake N150(最大周波数3.6GHz、4コア4スレッド、6MBキャッシュ)プロセッサー |
グラフィックス | Intel Graphics |
メモリ(RAM) | 8GB DDR4 ※最大16GBまで換装可能 |
ストレージ(ROM) | 256GB M.2 2280 SATA SSD ※最大2TBまで換装可能 |
対応通信規格 | 5G Wi-Fi、Bluetooth 4.2、1000M有線LAN |
インターフェース | 【正面】 ・電源ボタン ・USB 3.2 Type-A ×2 ・3.5mmイヤホンジャック 【背面】 ・RJ45イーサーネットポート ・HDMI 2.0 ・DP(ディスプレイポート)1.4 ・USB 2.0 Type-A ×2 ・DC電源ポート |
本体サイズ | 10×10×3.6 cm |
本体重量 | 公称値:約270g 実測値:約276g |
今回紹介する『NiPoGi E2』は、Windows 11 Proを搭載した高性能な小型デスクトップパソコン(ミニPC)だ。
CPUには「第12世代インテル Twin Lake N150」を採用。RAMは8GB DDR4を搭載しており、一般的なPC作業であれば難なくこなせる性能を備えている。
ストレージには256GB M.2 2280 SATA SSDを採用。大量のデータを保存できるほか、本体起動からデータ転送まで高速で行うことが可能。
RAMは最大16GBまで、ストレージは最大2TBまでの拡張をサポート。
通信規格は5G Wi-Fi、Bluetooth 4.2、1000M有線LANをサポート。
そして10×10×3.6 cm、約276g(実測値)の非常にコンパクトかつ軽量な筐体には充実のインターフェースが用意。USBポートが複数搭載されており、幅広いデバイスとの接続が可能だ。
▼インターフェース構成
【前面】
- 電源ボタン
- USB 3.2 Type-A ×2
- 3.5mmイヤホンジャック
【背面】
- RJ45イーサーネットポート
- HDMI 2.0
- DP(ディスプレイポート)1.4
- USB 2.0 Type-A ×2
- DC電源ポート
DP(ディスプレイポート)1.4 および HDMI 2.0ポート を併用することで、最大2画面の4K同時映像出力が可能となっている。
筐体背面にはVESA規格対応の穴が空いており、付属の壁掛けブラケットを使用して、モニター裏への取り付けが可能。さらなる省スペース化を実現できる。
そして高効率冷却ファンを内蔵しており、長時間の高負荷使用時でも内部温度の過度な上昇を防ぐことが可能。静音性を実現しつつ、パフォーマンスを一定以上に保つことができる。
目次
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼箱の中身をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- NiPoGi E2本体
- ユーザーマニュアル
- 電源アダプタ
- HDMIケーブル
- 壁掛けブラケット
- ネジ&金具
▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応
▼付属の壁掛けブラケット&ネジ類を使用して、モニター裏への取り付けが可能。
▼電源アダプタはコンパクトなサイズ。
PC本体
▼PC本体の外観。シルバーを基調としたシンプルかつスタイリッシュなデザイン。
▼筐体サイズは10×10×3.6 cmと非常にコンパクト。
▼筐体外観(360度)
▼片手に収まるほどの、とてもコンパクトなサイズ感。
▼底部の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されているほか、ブラケット取り付け用の穴が空いている。
▼スマホの長辺より小さい。
▼本体重量は実測で約276g。
メモリ(RAM)&ストレージ拡張が可能
本製品はRAMを最大16GBまで、ストレージを最大2TBまで拡張(換装)できる。
換装方法はいたって簡単。
筐体背面のレバーをアンロックすることで、上部のフタを取り外せる。
▼PC内部の様子
拡張性に優れている点も、本製品の大きな魅力の一つだ。
インターフェース構成
続いて本体インターフェースについて紹介していく。
▼本体正面。画像左側から電源ボタン、USB 3.2 Type-A ×2、3.5mmイヤホンジャックが搭載。
▼両側面には大きめの通気穴が用意。
▼背面の様子。RJ45イーサーネットポート、HDMI 2.0、DP(ディスプレイポート)1.4、USB 2.0 Type-A ×2、DC電源ポート、ロックレバーが用意。
以上の通り、限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっている。LANケーブルによる安定した有線接続が可能な点も嬉しい。
そして、DP(ディスプレイポート)1.4 および HDMI 2.0ポート を併用することで、最大2画面の4K同時映像出力が可能となっている。
置き場所に困らないコンパクトデザイン
本製品のサイズは10×10×3.6 cmであり、デスク上に設置してもスペースをほとんどとらない。
▼サイズが非常にコンパクトなため、どのような場所に設置しても邪魔にならない。
▼実際に接続した様子。マウスやキーボードなどはBluetooth対応機種を使うことで、PC周りがスッキリする。
▼PCとマウスを並べてみると、コンパクトさが際立つ。
今回のレビュー時には3440×1440解像度のウルトラワイドモニターに接続して利用した。
▼映像出力情報。3440×1440・100fpsで快適に動作する。
▼256GBストレージ版では、デフォルトの状態で237GB分が使用可能領域となっていた。
▼PCのバージョン情報
▼Windowsは正規ライセンス版であることを確認。
モニター裏設置でさらなる省スペース化を実現
前述した通り、パッケージに付属する壁掛けブラケットを使用することで、VESA規格に対応したモニター裏への取り付けが可能。さらなる省スペース化を実現できる。
▼まずPC底部に付属金具を接続。
▼続いて、モニター背面に壁掛けブラケットをネジで固定。
最後に、ブラケットの穴にPC底部の金具を通すことで、設置が完了する。
これにより、PC本体を目立たせることなく、デスク上をスッキリ保つことができる。
▼『NiPoGi E2』は3.6cmの薄さのため、モニター裏に取り付けても出っ張りが少ない。
各種ベンチマークテスト結果
各種ベンチマークテストを実施した結果について紹介する。
PCMARK10(無料版)のテスト結果
PCMARK10(無料版)のテスト結果は以下の通りとなった。
▼PCMARK10(無料版)のスコア結果
項目 | スコア |
総合スコア | 3,110 |
Essentials | 6,344 |
Productivity | 4,584 |
Digital Content Creation | 2,808 |
日常的なウェブサイト閲覧や動画視聴、ビジネス用途(文書作成、メール、表計算)などであれば、十分快適にこなせる性能だと言える。一方で、本格的な動画編集・3Dグラフィック処理は厳しい。
項目 | スコア範囲 | 性能目安 |
総合スコア | 2,500~3,000 | エントリーレベル。基本操作は問題ないが、負荷の高い作業は難しい。 |
3,500~4,000 | 中級レベル。日常作業と軽いクリエイティブ作業には十分。 | |
4,500以上 | 上級レベル。高度なマルチタスクやクリエイティブ用途に適している。 | |
Essentials | 4,100以上 | ウェブブラウジング、アプリケーションの起動、ビデオ会議など、日常的な操作に必要なスコア。 |
Productivity | 4,500以上 | ワープロ、表計算、データ処理などのオフィス作業に適した性能。 |
Digital Content Creation | 3,450以上 | 真編集、動画編集、3Dレンダリングなど、クリエイティブ作業に求められる性能。 |
CrystalDiskMarkのテスト結果
CrystalDiskMarkでのテスト結果は以下の通り。
▼CrystalDiskMarkのテスト結果
項目 | Read(MB/s) | Write(MB/s) |
SEQ1M Q8T1 | 562.06 | 512.93 |
SEQ1M Q1T1 | 472.70 | 462.77 |
RND4K Q32T1 | 202.96 | 228.24 |
RND4K Q1T1 | 21.26 | 70.27 |
M.2 2280 SATA規格のSSDとしては、十分な性能を実現している。
NVMe SSDほどではないものの、PC起動から各種ファイル読み書きまで、支障なくスピーディにこなせるだろう。
項目 | Read目安値 | Write目安値 |
SEQ1M Q8T1 | 500~550 MB/s | 450~500 MB/s |
SEQ1M Q1T1 | 450~520 MB/s | 400~480 MB/s |
RND4K Q32T1 | 250~350 MB/s | 200~300 MB/s |
RND4K Q1T1 | 30~50 MB/s | 20~40 MB/s |
Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果
Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果は以下の通り。
▼Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果
項目 | スコア |
プロセッサ | 8.9 |
メモリ(RAM) | 8.9 |
グラフィックス | 6.1 |
ゲーム用グラフィックス | - |
プライマリディスク | 8.2 |
CPU・メモリ・ストレージに関してはいずれも申し分のないスコアであり、普段使いやビジネス用途には、ほとんど不満は感じないだろう。
グラフィックス性能こそ控えめなものの、軽い画像編集などのクリエイティブ作業であればこなせる、バランスの良い構成だ。
項目 | 推奨スコア値 | 説明 |
プロセッサ(CPU)性能 | 6.0以上 | 日常作業(オフィス、ウェブ会議)や軽いマルチタスクが快適に動作。8.0以上なら動画編集もスムーズ。 |
メモリ(RAM)性能 | 5.5以上 | 6.5以上なら仮想環境や高負荷作業にも対応可能。 |
グラフィックス | 5.5以上 | デスクトップ操作や基本的なビジュアルタスクがスムーズ。高解像度環境では6.5以上を推奨。 |
ゲーム用グラフィックス | 6.0以上 | 軽い3Dゲームや3Dモデリング作業に十分対応可能。7.0以上なら負荷の高い作業も快適に動作。 |
プライマリディスク | 6.5以上 | SSD搭載で達成可能。OS起動やアプリ立ち上げが高速化。NVMe SSDなら7.5以上が期待できる。 |
CINEBENCH(R23)のテスト結果
CINEBENCH(R23でのテスト結果は以下の通り。
シングルコア:683pts、マルチコア:2,772pts のスコア結果となった。
シングルコアに関しては、標準かやや控えめなスコアであり、第10世代Core i5やRyzen 3レベルと言える。日常使用には問題のないレベルだ。
マルチコアに関して、簡単な編集や軽いエンコードなら対応可能と言えるスコアだ。
これらの結果を見ると、日常的な作業やビジネス用途には十分なパフォーマンスを発揮するモデルだと言える。
近いスコアのCPUとしては、「Intel Core i5-1035G1」、「AMD Ryzen 3 5300U」あたりが挙げられる。
シングルコアスコア範囲 | マルチコアスコア範囲 | 性能クラス | 用途の目安 |
1,500以上 | 15,000以上 | 最上級(ワークステーションクラス) | 4K/8K動画編集、大規模3Dレンダリング、AI/機械学習 |
1,200~1,500 | 10,000~15,000 | ハイエンド | AAAゲーム、4K動画編集、重いマルチタスク作業 |
900~1,200 | 7,000~10,000 | アッパーミドル | ゲーミング、動画編集、配信、開発用途 |
700~900 | 4,000~7,000 | ミドルクラス | Office作業、軽めの動画編集、普段使い |
500~700 | 2,000~4,000 | エントリークラス | ブラウジング、文書作成、動画視聴 |
500未満 | 2,000未満 | ローエンド/旧世代 | 非常に軽い作業限定(ネット・メール等) |
3DMark(有料版)のテスト結果
3DMark(有料版)を使用して、各種ベンチマークテストを実行した結果は以下の通り。
※本製品は高負荷ゲーミングには適していないため、今回のレビュー時には「CPUプロファイル」「Night Raid」「Storage Benchmark」のみ実施した。
CPUプロファイル
▼CPUプロファイルのスコア結果
項目 | スコア |
最大スレッド数 | 1,217 |
16スレッド | 1,235 |
8スレッド | 1,247 |
4スレッド | 1,250 |
2スレッド | 739 |
1スレッド | 409 |
ウェブサイト閲覧、Office作業、動画視聴などの軽作業には十分対応できるスコア結果と言える。一方で、動画編集や3D制作などのクリエイティブ作業にはパワー不足だ。
省電力を重視した構成が垣間見える。
Night Raid
▼Night Raidのスコア結果
項目 | スコア |
Night Raidスコア | 5,124 |
グラフィックスのスコア | 5,577 |
CPUスコア | 3,512 |
内蔵GPUながらもNight Raidスコアで5,000点台をマーク。軽めのグラフィックス処理には十分な性能を発揮するだろう。CPUスコアも3,500点台と、日常的な作業には不足のないレベルだ。
Storage Benchmark
▼Storage Benchmarkの結果
Storage Benchmark 結果 | ||
総合スコア | 623 | |
ストレージ名 | AirDisk 256GB SSD | |
ファームウェア | SN19518 | |
平均帯域幅 | 110.10 MB/s | |
平均アクセス時間 | 297 μs | |
各テスト項目の詳細 | ||
テスト内容 | 帯域幅(MB/s) | アクセス時間(μs) |
Battlefield Vを読み込む | 206.56 | 379 |
Call of Duty: Black Opsを読み込む | 192.01 | 415 |
Overwatchを読み込む | 120.88 | 210 |
ゲームをインストール | 52.04 | 170 |
ゲームを起動 | 73.03 | 192 |
ゲームを保存 | 60.38 | 127 |
ゲームを移動 | 178.24 | 1,489 |
本製品のストレージはAirDisk製 256GB SATA SSDであり、さすがにNVMe SSDと比ると帯域が狭く、重いアプリやゲーム等の読み込み速度には遅さを感じる可能性がある。
とはいえ、ネットやオフィス用途などの軽作業であれば問題なく使用可能だ。
一般的なPC作業はスムーズにこなせる
まずは実際にいくつかのウェブサイトを閲覧し、動作を確認した。
画像の多いサイトから、Javascriptを多用した処理の重いサイトまで閲覧してみたが、いずれの場合においても、快適に閲覧することが可能であった。
ウルトラワイドモニターでスムーズなウェブブラウジングが可能。ページ読み込みからスクロールまでいたって快適だ。
▼高解像度・高リフレッシュレート出力下でのスムーズな動作が可能。
また、YouTubeやネットフリックスといったサイトにおいて動画を視聴してみた。
動画サイトにおいても、カクつくことなくスムーズに再生された。
▼高画質設定(4K)でもスムーズに動作を再生できる。
▼高解像度・高リフレッシュレートの美しく滑らかな映像視聴を楽しむことが可能だ。
また、エクセルやワードなど、Officeソフトを用いた作業を行ってみた。
作業用ソフトの動作も問題なく快適に行うことができており、スムーズな表計算・文字入力等が可能であった。
▼同時に複数ウィンドウを開いた状態でのマルチタスクも問題なし。
以上の通り、デスクトップPCとしての一般的な用途(ウェブサイト閲覧・動画視聴・作業用ソフト使用)を快適にこなせる性能だと確認できた。
リモートワークやオンライン授業用にPC購入を検討している方にも、満足度の高いパフォーマンスを提供するだろう。
ゲーミング性能について確認
ゲーミング性能についても確認してみた。
ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト
実際にゲーミング性能を確認すべく、まずは「ドラゴンクエスト10(DQ10)」のベンチマークテストを実施した。
テスト条件
- 1920×1080解像度
- 標準品質
- ウィンドウモード
フルHD解像度における標準品質設定で実行したが、スコアは3,116点で "普通" という結果が得られた。
ドラクエ10レベルのMMORPGであれば、設定次第では最低限のパフォーマンスで遊べるだろう。
ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト
続いて、『ファイナルファンタジー14(FF14)』のベンチマークテストを実施した。
テスト条件
- 1920×1080解像度
- 標準品質(デスクトップPC)
- ウィンドウモード
上記の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア1,508点、評価は "設定変更が必要" であった。
さすがにFF14クラスのゲームは、動作が厳しいという結果に。
以上から、軽めのゲームであれば設定次第で遊ぶこと自体は可能だが、ミドル~ハイクラスの負荷のゲームは動作が厳しいことが分かった。
優れた静音性&放熱性能
レビュー時には本製品を5時間ほど連続使用したが、PC本体からの発熱はかなり抑えてられており、高負荷で連続利用した場合も背面からやや暖かい廃熱を感じる程度であった。
▼筐体自体はほどんど熱を持たない。
▼排気口からわずかに温かさを感じる程度。
▼5時間ほど高負荷状態でPCを稼働させ続けた際の内部温度(CPUID HWMonitorによる測定値)。
長時間の高負荷使用後の温度はCPU・SSDともに温度は正常範囲内に収まっていた。最高温度が51℃に収まっており、非常に優れた冷却(排熱)機構を実現できていると言える。
そして静音性にも優れており、動作音は終始静かな状態を維持していた。
▼5時間連続使用時のPC稼働音の確認
上動画を確認しても、PC本体からはファンの回転音や稼働音がほとんど聞こえてこないことが確認できる。
※環境音(空調音)を拾ってしまっている点にご容赦願いたい。
優れた静音性と冷却能力を備えたミニPCとなっている。安心して長時間利用できるだろう。
『NiPoGi E2』のまとめ
今回紹介した『NiPoGi E2』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 非常にコンパクトかつ軽量なサイズ
- 携行性にも優れている
- 拡張性に優れた設計(上部カバーが外しやすい)
- 最大2画面同時出力をサポート
- 一般的なPC作業は問題なくスムーズにこなせる
- 非常に優れた静音性&排熱性能
- リーズナブルな価格
悪かった点
- ゲーミングや3D編集作業には不向き
以上の通り、1万円台のリーズナブルな価格に対して、実用的な性能と非常にコンパクトなサイズを実現した、高コスパなミニデスクトップPCとなっている。
手のひらサイズの小型PCにもかかわらず、ウェブサイト閲覧や動画視聴、仕事上の軽作業など、一般的なPC用途に用いるには十分な性能を備えている。高解像・高リフレッシュレートの美しく滑らかな描画でスムーズな動作が可能であった。
壁掛けブラケット&ネジが付属しており、モニター裏に設置することで、さらなる省スペース化を実現できる。
そして放熱性能&静音性も優れており、高負荷状態で長時間使用しても、パフォーマンスへの影響は体感できなかった。安心して長時間利用できるだろう。
一方で、グラフィックス処理性能等は低いため、ゲーミングや3D編集作業には適さないので注意したい。
何はともあれ、このサイズ感と価格でこれだけ安定したパフォーマンスを実現している点は素晴らしいの一言だ。
1~2万円前後の価格帯で、実用的なミニPCを探している方にとって、間違いなく選択肢の一つに入れても良いモデルだろう。
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- 通常価格:19,998円(税込)
- 割引後価格:16,018円(税込)
- 割引率:20%OFF
- 有効期限:2025年4月7日(月) 17:00 ~ 4月21日(月) 23:59
- 注意事項:商品ページ上の他のクーポンとの併用不可
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