NiPoGi E2レビューのメイン画像
※ 記事内にアフィリエイト広告が含まれています

PC・モニター ガジェットレビュー

『NiPoGi E2』レビュー、安価・超小型で実用的なパフォーマンスを提供する高コスパミニPC

2025-04-08

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

中国の大手ミニPCブランドである "NiPoGi(ニポギ)" は、10×10×3.6 cmの超コンパクトサイズなミニPC『NiPoGi E2』を販売している。

CPUに「第12世代インテル Twin Lake N150」を採用しており、一般的なPC作業を快適にこなせる性能を備えている。また、8GB DDR4および256GB SSDを備えたうえで1万円台の非常にリーズナブルな価格を実現しており、実にコストパフォーマンスに優れたモデルであると言える。

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

NiPoGi E2のアイコン画像

【限定割引クーポンコード】

  • Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0DRY23ZDW
  • クーポンコード:JR5Q8URS
  • 通常価格:19,998円(税込)
  • 割引後価格:16,018円(税込)
  • 割引率:20%OFF
  • 有効期限:2025年4月7日(月) 17:00 ~ 4月21日(月) 23:59
  • 注意事項:商品ページ上の他のクーポンとの併用不可
ブランド NiPoGi
型名 NiPoGi E2
OS Windows 11 Pro (正規ライセンス版)
CPU 第12世代インテル Twin Lake N150(最大周波数3.6GHz、4コア4スレッド、6MBキャッシュ)プロセッサー
グラフィックス Intel Graphics
メモリ(RAM) 8GB DDR4 ※最大16GBまで換装可能
ストレージ(ROM) 256GB M.2 2280 SATA SSD ※最大2TBまで換装可能
対応通信規格 5G Wi-Fi、Bluetooth 4.2、1000M有線LAN
インターフェース 【正面】
・電源ボタン
・USB 3.2 Type-A ×2
・3.5mmイヤホンジャック
【背面】
・RJ45イーサーネットポート
・HDMI 2.0
・DP(ディスプレイポート)1.4
・USB 2.0 Type-A ×2
・DC電源ポート
本体サイズ ‎10×10×3.6 cm
本体重量 公称値:約270g
実測値:約276g

NiPoGi E2のパッケージ内容

今回紹介する『NiPoGi E2』は、Windows 11 Proを搭載した高性能な小型デスクトップパソコン(ミニPC)だ。

CPUには「第12世代インテル Twin Lake N150」を採用。RAMは8GB DDR4を搭載しており、一般的なPC作業であれば難なくこなせる性能を備えている。

第12世代インテル Twin Lake N150

ストレージには256GB M.2 2280 SATA SSDを採用。大量のデータを保存できるほか、本体起動からデータ転送まで高速で行うことが可能。

RAMは最大16GBまで、ストレージは最大2TBまでの拡張をサポート。

RAM&ストレージ仕様

通信規格は5G Wi-Fi、Bluetooth 4.2、1000M有線LANをサポート。

そして‎10×10×3.6 cm、約276g(実測値)の非常にコンパクトかつ軽量な筐体には充実のインターフェースが用意。USBポートが複数搭載されており、幅広いデバイスとの接続が可能だ。

NiPoGi E2のインターフェース構成

▼インターフェース構成

【前面】

  • 電源ボタン
  • USB 3.2 Type-A ×2
  • 3.5mmイヤホンジャック

【背面】

  • RJ45イーサーネットポート
  • HDMI 2.0
  • DP(ディスプレイポート)1.4
  • USB 2.0 Type-A ×2
  • DC電源ポート

DP(ディスプレイポート)1.4 および HDMI 2.0ポート を併用することで、最大2画面の4K同時映像出力が可能となっている。

VESAマウントの取り付けイメージ

筐体背面にはVESA規格対応の穴が空いており、付属の壁掛けブラケットを使用して、モニター裏への取り付けが可能。さらなる省スペース化を実現できる。

最大2画面の4K同時映像出力

そして高効率冷却ファンを内蔵しており、長時間の高負荷使用時でも内部温度の過度な上昇を防ぐことが可能。静音性を実現しつつ、パフォーマンスを一定以上に保つことができる。

冷却機構のイメージ画像

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

箱の中身

▼箱の中身をすべて取り出した様子

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • NiPoGi E2本体
  • ユーザーマニュアル
  • 電源アダプタ
  • HDMIケーブル
  • 壁掛けブラケット
  • ネジ&金具

▼ユーザーマニュアルは日本語に完全対応

ユーザーマニュアル

▼付属の壁掛けブラケット&ネジ類を使用して、モニター裏への取り付けが可能。

壁掛けブラケット&ネジ

▼電源アダプタはコンパクトなサイズ。

電源アダプタ

電源アダプタの仕様表記

PC本体

▼PC本体の外観。シルバーを基調としたシンプルかつスタイリッシュなデザイン。

PC本体の外観-斜め上部視点

▼筐体サイズは10×10×3.6 cmと非常にコンパクト。

PC本体の外観-上部視点

PC本体の外観-前方視点

▼筐体外観(360度)

▼片手に収まるほどの、とてもコンパクトなサイズ感。

NiPoGi E2を片手で掴む様子-上部

NiPoGi E2を片手で掴む様子-正面

NiPoGi E2を片手で掴む様子-側面

▼底部の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されているほか、ブラケット取り付け用の穴が空いている。

底部の様子

▼スマホの長辺より小さい。

PCとスマホを並べた様子

▼本体重量は実測で約276g。

NiPoGi E2の本体重量計量の様子

メモリ(RAM)&ストレージ拡張が可能

本製品はRAMを最大16GBまで、ストレージを最大2TBまで拡張(換装)できる。

換装方法はいたって簡単。

筐体背面のレバーをアンロックすることで、上部のフタを取り外せる。

筐体背面のレバー

PC上部のフタを外す様子

PC上部のフタを外した様子

▼PC内部の様子

PC内部の様子

拡張性に優れている点も、本製品の大きな魅力の一つだ。

インターフェース構成

続いて本体インターフェースについて紹介していく。

▼本体正面。画像左側から電源ボタンUSB 3.2 Type-A ×23.5mmイヤホンジャックが搭載。

正面インターフェース

▼両側面には大きめの通気穴が用意。

右側面の様子

左側面の様子

▼背面の様子。RJ45イーサーネットポートHDMI 2.0DP(ディスプレイポート)1.4USB 2.0 Type-A ×2DC電源ポートロックレバーが用意。

背面インターフェース

以上の通り、限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっている。LANケーブルによる安定した有線接続が可能な点も嬉しい。

そして、DP(ディスプレイポート)1.4 および HDMI 2.0ポート を併用することで、最大2画面の4K同時映像出力が可能となっている。

置き場所に困らないコンパクトデザイン

NiPoGi E2をデスク上に設置した様子

本製品のサイズは‎10×10×3.6 cmであり、デスク上に設置してもスペースをほとんどとらない。

▼サイズが非常にコンパクトなため、どのような場所に設置しても邪魔にならない。

NiPoGi E2をデスク上に設置した様子

NiPoGi E2をデスク上に設置した様子-ズーム

▼実際に接続した様子。マウスやキーボードなどはBluetooth対応機種を使うことで、PC周りがスッキリする。

NiPoGi E2をモニターに接続した様子

▼PCとマウスを並べてみると、コンパクトさが際立つ。

PCとマウスを並べた様子

今回のレビュー時には3440×1440解像度のウルトラワイドモニターに接続して利用した。

▼映像出力情報。3440×1440・100fpsで快適に動作する。

映像出力情報

▼256GBストレージ版では、デフォルトの状態で237GB分が使用可能領域となっていた。

ストレージ情報

▼PCのバージョン情報

バージョン情報

▼Windowsは正規ライセンス版であることを確認。

Windowsライセンスの確認

モニター裏設置でさらなる省スペース化を実現

前述した通り、パッケージに付属する壁掛けブラケットを使用することで、VESA規格に対応したモニター裏への取り付けが可能。さらなる省スペース化を実現できる。

▼まずPC底部に付属金具を接続。

PC底部に付属金具を接続した様子

▼続いて、モニター背面に壁掛けブラケットをネジで固定。

モニター背面に壁掛けブラケットをネジで固定する様子

最後に、ブラケットの穴にPC底部の金具を通すことで、設置が完了する。

ブラケットの穴にPC底部の金具を通す様子

これにより、PC本体を目立たせることなく、デスク上をスッキリ保つことができる。

▼『NiPoGi E2』は3.6cmの薄さのため、モニター裏に取り付けても出っ張りが少ない。

モニター裏にPCを取り付けた様子-真上視点

各種ベンチマークテスト結果

各種ベンチマークテストを実施した結果について紹介する。

PCMARK10(無料版)のテスト結果

PCMARK10(無料版)のテスト結果は以下の通りとなった。

PCMARK10(無料版)のテスト結果

▼PCMARK10(無料版)のスコア結果

項目 スコア
総合スコア 3,110
Essentials 6,344
Productivity 4,584
Digital Content Creation 2,808

日常的なウェブサイト閲覧や動画視聴、ビジネス用途(文書作成、メール、表計算)などであれば、十分快適にこなせる性能だと言える。一方で、本格的な動画編集・3Dグラフィック処理は厳しい。

参考までに、2025年4月時点におけるPCMARK10(無料版)のスコア目安値は以下の通りだ。
項目 スコア範囲 性能目安
総合スコア 2,500~3,000 エントリーレベル。基本操作は問題ないが、負荷の高い作業は難しい。
3,500~4,000 中級レベル。日常作業と軽いクリエイティブ作業には十分。
4,500以上 上級レベル。高度なマルチタスクやクリエイティブ用途に適している。
Essentials 4,100以上 ウェブブラウジング、アプリケーションの起動、ビデオ会議など、日常的な操作に必要なスコア。
Productivity 4,500以上 ワープロ、表計算、データ処理などのオフィス作業に適した性能。
Digital Content Creation 3,450以上 真編集、動画編集、3Dレンダリングなど、クリエイティブ作業に求められる性能。

CrystalDiskMarkのテスト結果

CrystalDiskMarkでのテスト結果は以下の通り。

CrystalDiskMarkのテスト結果

▼CrystalDiskMarkのテスト結果

項目 Read(MB/s) Write(MB/s)
SEQ1M Q8T1 562.06 512.93
SEQ1M Q1T1 472.70 462.77
RND4K Q32T1 202.96 228.24
RND4K Q1T1 21.26 70.27

M.2 2280 SATA規格のSSDとしては、十分な性能を実現している。

NVMe SSDほどではないものの、PC起動から各種ファイル読み書きまで、支障なくスピーディにこなせるだろう。

参考までに、2025年4月時点におけるCrystalDiskMarkのスコア目安値は以下の通りだ。下記数値を超えていれば、十分に実用的な速度であると言える。
項目 Read目安値 Write目安値
SEQ1M Q8T1 500~550 MB/s 450~500 MB/s
SEQ1M Q1T1 450~520 MB/s 400~480 MB/s
RND4K Q32T1 250~350 MB/s 200~300 MB/s
RND4K Q1T1 30~50 MB/s 20~40 MB/s

Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果

Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果は以下の通り。

Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果

▼Windowsエクスペリエンスインデックスの測定結果

項目 スコア
プロセッサ 8.9
メモリ(RAM) 8.9
グラフィックス 6.1
ゲーム用グラフィックス -
プライマリディスク 8.2

CPU・メモリ・ストレージに関してはいずれも申し分のないスコアであり、普段使いやビジネス用途には、ほとんど不満は感じないだろう。

グラフィックス性能こそ控えめなものの、軽い画像編集などのクリエイティブ作業であればこなせる、バランスの良い構成だ。

参考までに、2025年4月時点におけるWindowsエクスペリエンスインデックス(WEI)の推奨スコア値は以下の通りだ。下記数値を超えていれば、各作業において支障のないスムーズな動作を期待できる。
項目 推奨スコア値 説明
プロセッサ(CPU)性能 6.0以上 日常作業(オフィス、ウェブ会議)や軽いマルチタスクが快適に動作。8.0以上なら動画編集もスムーズ。
メモリ(RAM)性能 5.5以上 6.5以上なら仮想環境や高負荷作業にも対応可能。
グラフィックス 5.5以上 デスクトップ操作や基本的なビジュアルタスクがスムーズ。高解像度環境では6.5以上を推奨。
ゲーム用グラフィックス 6.0以上 軽い3Dゲームや3Dモデリング作業に十分対応可能。7.0以上なら負荷の高い作業も快適に動作。
プライマリディスク 6.5以上 SSD搭載で達成可能。OS起動やアプリ立ち上げが高速化。NVMe SSDなら7.5以上が期待できる。

CINEBENCH(R23)のテスト結果

CINEBENCH(R23でのテスト結果は以下の通り。

CINEBENCH(R23)のテスト結果

シングルコア:683pts、マルチコア:2,772pts のスコア結果となった。

シングルコアに関しては、標準かやや控えめなスコアであり、第10世代Core i5やRyzen 3レベルと言える。日常使用には問題のないレベルだ。

マルチコアに関して、簡単な編集や軽いエンコードなら対応可能と言えるスコアだ。

これらの結果を見ると、日常的な作業やビジネス用途には十分なパフォーマンスを発揮するモデルだと言える。

近いスコアのCPUとしては、「Intel Core i5-1035G1」、「AMD Ryzen 3 5300U」あたりが挙げられる。

参考までに、2025年4月時点におけるCINEBENCH(R23)の目安スコア値は以下の通りだ。
シングルコアスコア範囲 マルチコアスコア範囲 性能クラス 用途の目安
1,500以上 15,000以上 最上級(ワークステーションクラス) 4K/8K動画編集、大規模3Dレンダリング、AI/機械学習
1,200~1,500 10,000~15,000 ハイエンド AAAゲーム、4K動画編集、重いマルチタスク作業
900~1,200 7,000~10,000 アッパーミドル ゲーミング、動画編集、配信、開発用途
700~900 4,000~7,000 ミドルクラス Office作業、軽めの動画編集、普段使い
500~700 2,000~4,000 エントリークラス ブラウジング、文書作成、動画視聴
500未満 2,000未満 ローエンド/旧世代 非常に軽い作業限定(ネット・メール等)

3DMark(有料版)のテスト結果

3DMark(有料版)を使用して、各種ベンチマークテストを実行した結果は以下の通り。

※本製品は高負荷ゲーミングには適していないため、今回のレビュー時には「CPUプロファイル」「Night Raid」「Storage Benchmark」のみ実施した。

CPUプロファイル

CPUプロファイルのテスト結果

▼CPUプロファイルのスコア結果

項目 スコア
最大スレッド数 1,217
16スレッド 1,235
8スレッド 1,247
4スレッド 1,250
2スレッド 739
1スレッド 409

ウェブサイト閲覧、Office作業、動画視聴などの軽作業には十分対応できるスコア結果と言える。一方で、動画編集や3D制作などのクリエイティブ作業にはパワー不足だ。

省電力を重視した構成が垣間見える。

Night Raid

Night Raidの結果

▼Night Raidのスコア結果

項目 スコア
Night Raidスコア 5,124
グラフィックスのスコア 5,577
CPUスコア 3,512

内蔵GPUながらもNight Raidスコアで5,000点台をマーク。軽めのグラフィックス処理には十分な性能を発揮するだろう。CPUスコアも3,500点台と、日常的な作業には不足のないレベルだ。

Storage Benchmark

Storage Benchmarkのスコア結果

▼Storage Benchmarkの結果

Storage Benchmark 結果
総合スコア 623
ストレージ名 AirDisk 256GB SSD
ファームウェア SN19518
平均帯域幅 110.10 MB/s
平均アクセス時間 297 μs
各テスト項目の詳細
テスト内容 帯域幅(MB/s) アクセス時間(μs)
Battlefield Vを読み込む 206.56 379
Call of Duty: Black Opsを読み込む 192.01 415
Overwatchを読み込む 120.88 210
ゲームをインストール 52.04 170
ゲームを起動 73.03 192
ゲームを保存 60.38 127
ゲームを移動 178.24 1,489

本製品のストレージはAirDisk製 256GB SATA SSDであり、さすがにNVMe SSDと比ると帯域が狭く、重いアプリやゲーム等の読み込み速度には遅さを感じる可能性がある。

とはいえ、ネットやオフィス用途などの軽作業であれば問題なく使用可能だ。

一般的なPC作業はスムーズにこなせる

ウェブサイト閲覧の様子

まずは実際にいくつかのウェブサイトを閲覧し、動作を確認した。

画像の多いサイトから、Javascriptを多用した処理の重いサイトまで閲覧してみたが、いずれの場合においても、快適に閲覧することが可能であった。

ウルトラワイドモニターでスムーズなウェブブラウジングが可能。ページ読み込みからスクロールまでいたって快適だ。

▼高解像度・高リフレッシュレート出力下でのスムーズな動作が可能。

ウェブサイト閲覧の様子-ズーム

また、YouTubeやネットフリックスといったサイトにおいて動画を視聴してみた。

動画サイトにおいても、カクつくことなくスムーズに再生された。

▼高画質設定(4K)でもスムーズに動作を再生できる。

ゲーム動画視聴の様子1

▼高解像度・高リフレッシュレートの美しく滑らかな映像視聴を楽しむことが可能だ。

ゲーム動画視聴の様子2

また、エクセルやワードなど、Officeソフトを用いた作業を行ってみた。

Excel作業の様子

作業用ソフトの動作も問題なく快適に行うことができており、スムーズな表計算・文字入力等が可能であった。

▼同時に複数ウィンドウを開いた状態でのマルチタスクも問題なし。

2ウィンドウ同時表示の様子

以上の通り、デスクトップPCとしての一般的な用途(ウェブサイト閲覧・動画視聴・作業用ソフト使用)を快適にこなせる性能だと確認できた。

リモートワークやオンライン授業用にPC購入を検討している方にも、満足度の高いパフォーマンスを提供するだろう。

ゲーミング性能について確認

ゲーミング性能についても確認してみた。

ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト

ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト実行中の様子

実際にゲーミング性能を確認すべく、まずは「ドラゴンクエスト10(DQ10)」のベンチマークテストを実施した。

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 標準品質
  • ウィンドウモード

ドラゴンクエスト10のベンチマークテスト実行結果

フルHD解像度における標準品質設定で実行したが、スコアは3,116点で "普通" という結果が得られた。

ドラクエ10レベルのMMORPGであれば、設定次第では最低限のパフォーマンスで遊べるだろう。

ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト

ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト実行中の様子

続いて、『ファイナルファンタジー14(FF14)』のベンチマークテストを実施した。

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 標準品質(デスクトップPC)
  • ウィンドウモード

ファイナルファンタジー14のベンチマークテスト結果

上記の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア1,508点、評価は "設定変更が必要" であった。

さすがにFF14クラスのゲームは、動作が厳しいという結果に。

以上から、軽めのゲームであれば設定次第で遊ぶこと自体は可能だが、ミドル~ハイクラスの負荷のゲームは動作が厳しいことが分かった。

優れた静音性&放熱性能

動作中のPCの様子

レビュー時には本製品を5時間ほど連続使用したが、PC本体からの発熱はかなり抑えてられており、高負荷で連続利用した場合も背面からやや暖かい廃熱を感じる程度であった。

▼筐体自体はほどんど熱を持たない。

筐体発熱の確認-上部

▼排気口からわずかに温かさを感じる程度。

筐体発熱の確認-背面

▼5時間ほど高負荷状態でPCを稼働させ続けた際の内部温度(CPUID HWMonitorによる測定値)。

CPUID HWMonitorによる測定値

長時間の高負荷使用後の温度はCPU・SSDともに温度は正常範囲内に収まっていた。最高温度が51℃に収まっており、非常に優れた冷却(排熱)機構を実現できていると言える。

そして静音性にも優れており、動作音は終始静かな状態を維持していた。

▼5時間連続使用時のPC稼働音の確認

上動画を確認しても、PC本体からはファンの回転音や稼働音がほとんど聞こえてこないことが確認できる。

※環境音(空調音)を拾ってしまっている点にご容赦願いたい。

優れた静音性と冷却能力を備えたミニPCとなっている。安心して長時間利用できるだろう。

『NiPoGi E2』のまとめ

NiPoGi E2のアイコン画像

今回紹介した『NiPoGi E2』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 非常にコンパクトかつ軽量なサイズ
  • 携行性にも優れている
  • 拡張性に優れた設計(上部カバーが外しやすい)
  • 最大2画面同時出力をサポート
  • 一般的なPC作業は問題なくスムーズにこなせる
  • 非常に優れた静音性&排熱性能
  • リーズナブルな価格

悪かった点

  • ゲーミングや3D編集作業には不向き

以上の通り、1万円台のリーズナブルな価格に対して、実用的な性能と非常にコンパクトなサイズを実現した、高コスパなミニデスクトップPCとなっている。

手のひらサイズの小型PCにもかかわらず、ウェブサイト閲覧や動画視聴、仕事上の軽作業など、一般的なPC用途に用いるには十分な性能を備えている。高解像・高リフレッシュレートの美しく滑らかな描画でスムーズな動作が可能であった。

壁掛けブラケット&ネジが付属しており、モニター裏に設置することで、さらなる省スペース化を実現できる。

そして放熱性能&静音性も優れており、高負荷状態で長時間使用しても、パフォーマンスへの影響は体感できなかった。安心して長時間利用できるだろう。

一方で、グラフィックス処理性能等は低いため、ゲーミングや3D編集作業には適さないので注意したい。

何はともあれ、このサイズ感と価格でこれだけ安定したパフォーマンスを実現している点は素晴らしいの一言だ。

1~2万円前後の価格帯で、実用的なミニPCを探している方にとって、間違いなく選択肢の一つに入れても良いモデルだろう。

【限定割引クーポンコード】

  • Amazon商品ページ:https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0DRY23ZDW
  • クーポンコード:JR5Q8URS
  • 通常価格:19,998円(税込)
  • 割引後価格:16,018円(税込)
  • 割引率:20%OFF
  • 有効期限:2025年4月7日(月) 17:00 ~ 4月21日(月) 23:59
  • 注意事項:商品ページ上の他のクーポンとの併用不可

▼YouTubeにショート動画を投稿しました

▼こちらの記事もオススメ

『NIPOGI AK1Plus』レビュー | 第12世代Intel N95搭載、そこそこ使える性能のミニPC

2023年、これまで数多くのミニPCを手掛けてきたNipogi社は、第12世代のAlder Lake N95プロセッサーを搭載したミニPC(小型デスクトップPC)として『NIPOGI AK1Plus』 ...

続きを見る

『NiPoGi GK3 Plus』レビュー | 12世代Intel N95搭載の高コスパ小型デスクトップPC

新型コロナウイルスの影響により、最近では自宅で仕事や授業を行う人々が増えてきた。 テレワークやリモートワークにおいて作業を効率的に進めるためには、性能の高いデスクトップPCを用意しておきたいところだ。 ...

続きを見る

この記事をシェアする

\ SNSもチェックしてね!/

スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめページのバナー画像
当サイト厳選ガジェットセール(実施中のみ)
割引率 商品名(記事リンク)
割引価格
(セール詳細は記事参照)
ミニPC
GMKtec M3 PLUSのアイコン画像
30%オフ
『GMKtec M3 PLUS』を大幅割引価格で購入可能、当サイト限定の楽天割引クーポン配布(4/30まで)
84,480円
超お得59,136
4/30まで
ミニPC
GMKtec Nucbox M6のアイコン画像
30%オフ
『GMKtec M6』を大幅割引価格で購入可能、当サイト限定の楽天割引クーポン配布(4/30まで)
68,960円
超お得48,272
4/30まで
ミニPC
GMKtec K10のアイコン画像
30%オフ
『GMKtec K10』を大幅割引価格で購入可能、当サイト限定の楽天割引クーポン配布(4/30まで)
97,300円
超お得68,110
4/30まで
スマホ
Blackview WAVE 8のアイコン画像
23%オフ
『Blackview WAVE 8』レビュー、1万円台で充実のパッケージ内容、サブ機にうってつけの格安スマホ
21,900円
超お得16,900
4/30まで
ミニPC
GEEKOM GT1 MEGAのアイコン画像
6%オフ
『GEEKOM GT1 MEGA』レビュー、Intel Core Ultra搭載、仕事からゲームまで快適にこなせる高性能ミニPC
149,900円
140,906
4/30まで
小型エアコン
BougeRV ポータブルエアコン 3500BTUのアイコン画像
37%オフ
『BougeRV ポータブルエアコン 3500BTU』レビュー、工事不要で利用可能、持ち運び式の高性能エアコン
59,980円
超お得37,985
5/3まで
モニター
KTC H24F8のアイコン画像
25%オフ
『KTC H24F8 ゲーミングモニター』レビュー、最高190Hz対応、超薄型ベゼルデザインも魅力的な高コスパモニター
19,980円
超お得15,116
5/31まで
プロジェクター
Yaber L2sのアイコン画像
40%オフ
『Yaber L2s』レビュー、JBLスピーカー内蔵、低価格で実用的な高コスパプロジェクター
34,990円
超お得21,240
5/31まで
電動カート
楽GoWagonのアイコン画像
45%オフ
『楽GoWagon 電動カート』レビュー、200kg運搬可能、折りたたんでコンパクトに収納できる高機能モデル
99,800円
超お得54,890
6/12まで
モニター
KTC M27T6 ゲーミングモニターのアイコン画像
22%オフ
『KTC M27T6 ゲーミングモニター』レビュー、180Hzリフレッシュレート対応、画面回転も可能な高性能モデル
59,699円
超お得46,529
7/31まで
ランタン
BougeRV AL01 ランタンのアイコン画像
30%オフ
『BougeRV AL01 ランタン』レビュー、超小型&軽量なのに強力照度、人感センサーも備えた高機能ライト
3,980円
超お得2,786
8/15まで
イヤホン
EarFun Air Pro 4のアイコン画像
25%オフ
『EarFun Air Pro 4』レビュー、Snapdragon Sound対応の高コスパなワイヤレスイヤホン
9,990円
超お得7,491
終了日未定
続きを見る

実施中セールをすべて見る

ガジェットレビュー 一覧

  • この記事を書いた人

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

-PC・モニター, ガジェットレビュー
-, , , , ,

S