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PC・モニター ガジェットレビュー

『Beelink SEi 8』レビュー | 手のひらサイズで実用的な性能のミニPC

2022-04-15

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

昨今、新型コロナウイルスの影響により、自宅で仕事や授業を行う人々が増えてきた。

リモートワークなどで本格的な作業を行う場合、効率的に進めるためには是非デスクトップPCを用意しておきたいところだ。

しかし大型のPCはスペースの邪魔になり、またコストも高いため、中々手が出しづらいと考えている方も多いのではないだろうか。

そこで今回は、リーズナブルな価格・省スペース性・実用的な性能の3点を満たしたオススメのミニPCBeelink SEi 8について紹介したいと思う。

▼手のひらサイズのミニデスクトップPC

Beelink SEi 8 ミニPC、Mini PC Windows11、第8世代インテルi5-8279 U(最大4.1 GHz)、4コア、16GB RAM 500GB SSD NVMe、WiFi、4KデュアルHDMI、ほぼ無音、小型PC、デスクトップパソコン
Beelink
ブランド Beelink
メーカー AZW
型名 SEi 8
OS Windows 11 Pro
CPU Intel Core i5-8279U, 4.1 GHz
RAM 8GB/16GB DDR4 SDRAM
ストレージ 256GB/500GB ‎SSD
グラフィック ‎Intel Iris Plus 655
USB3.0用ポート数 4
本体サイズ ‎12.4 x 11.3 x 4.1 cm
本体重量 770g

『Beelink SEi 8』は、最近流行りの小型デスクトップPCだ。

記事執筆時点で以下の2モデルが販売されている。

  • 8GB RAM + 256GB SSD
  • 16GB RAM + 500GB SSD

なお、今回のレビューでは16GB RAM + 500GB SSDモデルを使用している。

CPUにはIntel Core i5-8279Uを、RAM(メモリ)は16GB搭載しており、12.4 x 11.3 x 4.1 cm: 770gという非常にコンパクトな筐体サイズに対してパワフルなパフォーマンスを発揮する。

‎OSはWindows11 Proを採用。グラフィック処理はオンボード(Intel Iris Plus 655)だが、軽めのブラウザゲームくらいなら問題なく遊べる。

ストレージは512GB ‎SSDを採用しており、大量のデータを保存できると同時に、起動もスピーディでストレスを感じない。

そして筐体の前面・後面には充実したポート類が用意されており、幅広い用途に活用できる充実のインターフェース構成となっている。

▼背面のHDMIポートを2つ利用したデュアルスクリーン出力も可能。

スペック構成的には同価格帯のデスクトップPCに引けを取っておらず、これだけの性能をこの筐体サイズで実現できているのは素晴らしいと言える。

今回、本製品を提供して頂いたので、実際に利用した感想について述べていく。

製品本体および付属品

▼外箱の様子。

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧

  • PC本体
  • 説明書
  • 電源アダプター
  • HDMIケーブル(長・短)
  • ブラケット&ネジ

▼説明書は日本語にも対応しているので安心だ。

▼付属のネジおよびブラケットを利用することで、モニター裏面にPC本体を取り付けて省スペース化を図ることも可能。

▼電源アダプタも、比較的コンパクトなサイズに収まっている。

『Beelink SEi 8』本体の外観

『Beelink SEi 8』本体はシンプルでスタイリッシュなデザインとなっており、独特な光沢を見せる筐体表面もどことなく高級感を醸し出している。

本体サイズは12.4 x 11.3 x 4.1 cm、本体重量は約770グラムであり、片手にスッポリと収まるほどのコンパクトさだ。

▼持ち運びにも便利なサイズ。

▼マウスと横に並べた様子。本体のコンパクトさが改めて分かる。

▼本体裏面の様子。四隅にゴム製の滑り止めが施されている。

▼厚みは4.1 cmほど。カバンなどに入れて持ち運んでも邪魔にならない薄さとなっている。

搭載インターフェース

続いて、本体インターフェースについて紹介していく。

▼本体前面。左から『USB3.0ポート ×2』『USB Type-Cポート』『3.5mmオーディオジャック』『電源ボタン』などが用意。

なお本製品にはスピーカーが内蔵されていないため、オーディオ出力のためには3.5mmポートを利用して、別途スピーカーを外付けする必要がある。

▼本体背面。左から『LANポート』『USB3.0ポート ×2』『HDMIポート ×2』『電源ポート』が用意。また、上部には排気(排熱)用の穴が空いている。

▼本体の両側面には吸気口が開いている。

以上の通り、限られたスペースに必要なポート類が集約されたインターフェース構成となっている。

USBポートが計4つ用意されているほか、Type-Cポートも用意されているため、多くのデバイスを同時接続することが可能だ。

また背面に2つ用意されたHDMIポートを利用することで、デュアルモニター出力も可能となっている。LANケーブルによる有線接続が可能な点も嬉しい。

一般的なサイズのデスクトップと遜色ない利便性を実現していると言える。

ウェブブラウジングから動画視聴まで、非常に快適な動作

本製品をいくつかの用途で使用して、実際にパフォーマンスを確認した。

▼実際にケーブル類を繋いだ様子(マウス・キーボード・HDMI・LAN・電源)。普通にデスク上に設置するとコードが目立つため、Bluetooth対応のワイヤレス機器の利用をオススメする。

▼デバイスの仕様。今回のレビューでは16GB RAM・512GBストレージモデルを提供して頂いた。

▼500GBモデルでは、初期状態で約475GB分が利用可能領域として用意されている。

▼ウルトラワイドモニターに接続して、2580×1080解像度で本製品を使用した。

まずは実際にいくつかのウェブサイトを閲覧し、動作を確認した。

画像の多いサイトから、Javascriptを多用した処理の重いサイトまで閲覧してみたが、いずれの場合においても、快適に閲覧することが可能であった。

▼ページスクロール時にも重くなることもなく、スムーズなウェブブラウジングが可能。

また、YouTubeやネットフリックスといったサイトにおいて動画を視聴してみた。

この場合も、画質を最高設定に上げた状態でスムーズに視聴することが可能であった。

また、エクセルやワードなど、Officeソフトを用いた作業を行ってみた。

作業用ソフトの動作も問題なく快適に行うことができており、スムーズな表計算・文字入力等が可能であった。

▼複数ウィンドウを表示して同時に作業を行うことも、問題なくできた。

以上の通り、デスクトップPCとしての一般的な用途(ウェブサイト閲覧・動画視聴・作業用ソフト使用)は概ね快適にこなせるだけの性能だと確認できた。

リモートワークやオンライン授業用にPC購入を検討している方にも適しているだろう。

ゲーミング性能について確認

続いて、ゲーミング性能についても確認してみた。

今回は『ファイナルファンタジー14』のベンチマークテストを行った。

テスト条件

  • 1920×1080解像度
  • 標準品質(デスクトップPC)
  • ウィンドウモード
  • DirectX 11

上記の条件でベンチマークテストを行った結果、スコア3993点、評価は "設定変更を推奨" であった。FF14を遊ぶことは可能であるが、最低限のパフォーマンスしか期待できないという結果だ。

しかしオンボード型のミニPCでこれだけの結果を出せたのは結構頑張っているのではないだろうか。FF14レベルのゲームはキツいものの、他の軽めのタイトルであれば問題なく遊ぶことが可能だろう。

仕事の合間のちょっとした休憩にゲームで息抜きしたい場合にもオススメだ。

優れた静音性と放熱機構

レビュー時には本製品を4時間ほど連続使用したが、PC本体からの動作音はいたって静かであり、耳を近づけると多少のファン回転音が聞こえる程度であった。

▼耳を近づけると、小さな "キーン" という回転音が聞こえる程度。

また長時間稼働後の本体を触ってもほとんど熱を感じることも無かった

▼長時間使用し続けても熱くならない。

▼背面の排熱口を触れるとやや温かさを感じるが、気になるほどのレベルではない。

このように優れた静音性と排熱性能を実現しており、長時間の利用にも安心だろう。

『Beelink SEi 8』のまとめ

今回紹介した『Beelink SEi 8』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 手のひらサイズのコンパクトな筐体サイズ
  • 充実したインターフェース構成
  • 一般的なPC用途は快適にこなせる
  • 軽めのゲームタイトルであれば遊ぶことも可能
  • 優れた静音性と排熱性能

悪かった点

  • UWQHD(3440x1440)出力に非対応

以上の通り、手のひらサイズのコンパクトなサイズに対して、通常サイズのPCにも引けを取らない性能を実現したミニPCとなっている。

本体のインターフェースも充実しており、多くのデバイスを同時接続できるため実用的な構成であると言える。

そして実際にウェブブラウジングや動画視聴、各種ソフトウェアを使用してみたが、いずれの場合もスムーズかつ快適に操作することが可能であった。

ゲーミングは向いているとは言えないが、マイクラ(MODなし)などある程度軽めのタイトルであれば遊ぶことも出来るだろう。

コストを可能な限り抑えつつ作業もこなせるミニPCを探しているのであれば、本製品を選択肢の1つに入れても良いと思われる。

Beelink SEi 8 ミニPC、Mini PC Windows11、第8世代インテルi5-8279 U(最大4.1 GHz)、4コア、16GB RAM 500GB SSD NVMe、WiFi、4KデュアルHDMI、ほぼ無音、小型PC、デスクトップパソコン
Beelink

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