最近では新型コロナウイルスの影響により、自宅でオンライン学習やリモートワークに従事する方々が増えてきました。
その影響もあって、直感的に文字やイラストを描くことのできる『ペンタブレット』(通称:ペンタブ)というガジェットの需要が高まりつつある。
▼イラスト作成だけでなく、オンライン授業用などにも重宝するガジェット。
しかしペンタブには様々な種類が存在しており、どの製品を選べば良いのか迷っている方も多いだろう。
数あるペンタブの中でも、リーズナブルな価格に対して満足度の高い性能を発揮するオススメの製品が『Acepenペンタブレット』(モデル:AP906)だ。
今回は『Acepen AP906』について、実際に使用した感想を元に紹介していく。
ペンタブのエントリーモデル『Acepen AP906』
今回紹介する『Acepen AP906』は、約6,000円というリーズナブルな価格に対して、充実したパッケージ内容と多機能性を誇るオススメのペンタブだ。
ブランド | Acepen |
本体サイズ | 26.3 x 19.7 x 0.9 cm |
本体重量 | 380 g |
モデル番号 | AP906 |
対応OS | Windows 7以降、Mac OS X 10.11以降、Android6.0以降 |
解像度 | 5080 lpi |
読取高さ | 10 mm |
読取精度 | ±0.1 mm |
読取速度 | 266 pps |
同梱物 | ・ペンタブレット ・スタイラスペン ・USB2.0 ケーブル ・OTGアタプタ(TypeCµUSB)×2 ・替え芯×8 ・二本指グローブ ・日本語取扱説明書 ・ニブクリプ |
本製品は、初心者向けのエントリーモデルとして人気の高いペンタブである。
厚み約9mm、重量約380gと非常に軽量かつコンパクトであり、ノート本のように看板に入れて簡単に持ち運ぶことが可能。
8192レベルの筆圧検知システムにより、線の濃淡・明暗・太さ・明暗・立体感色相などを段階的に変えることが出来る。
まるで本当のペンのような感触で、思い通りのデザインを直感的に描くことが可能だ。
▼もちろんスタイラスペン自体も商品に付属。
そして何より、WindowsからMac OS、そしてAndroidに至るまで幅広いOSに対応しており、PC・スマートフォン・タブレット問わず様々な端末への接続に対応している点は嬉しい。
▼USB OTGが付属しており、Android端末への接続にも対応。
そしてソフトに関しても、ペイントやPhotoshop等のAdobe関連に至るまで、幅広い互換性を擁している。
このように、機種・OS・端末種別を問わず利用できる、利便性の高い高性能ペンタブレットである。
製品本体および付属品
▼製品外箱の様子。
▼フタを開けるとペンタブが収まっている。
▼ペンタブの下には付属品一式が収まっている。
付属品一覧は以下の通り。
付属品一覧
- ペンタブ本体
- ペン
- OTGアダプター×2
- 説明書
- USBケーブル
- 替え芯×8
- 芯抜き
- 二本指グローブ
ペンタブ本体とペン以外にも充実した付属品が揃っている。まさにエントリーモデルとしてはうってつけのセット内容だ。
説明書は英語のほか日本語にも対応しているため、使い方で迷うことは無いだろう。
▼ペンタブ本体。重さは約380グラムである、ヘタなノート本よりも軽い。
▼上部には好みの機能を設定できるファンクションボタンが搭載(設定方法は後述)。
▼厚みは0.9ミリほどの薄さ。カバンなどに入れて持ち運んでも支障にはならないだろう。
▼本体の左側面にはUSB Type-Cポートが用意。
▼本体裏面の様子。四方の隅にゴム製の滑り止めが施されているため、傾斜のあるデスクに設置しても滑り落ちることはないだろう。
付属のペンは電気駆動式ではないため、充電残量等を気にせずに使い続けることが可能だ。
▼ペンの先端には様々な機能を設定できるファンクションボタンが搭載。
なお、ペンはペンタブ本体の上部に取り付けて一緒に持ち運ぶことが出来る。
そして本製品にはPC以外のデバイスに接続できるように、2種類のOTGアダプターが付属している。
このアダプターを用いることで、スマートフォンやタブレットなどの端末に接続して使用することが可能だ。
このように、本体自体は非常にコンパクトかつシンプルなデザインとなっている。
軽量で薄いため、外出先への持ち運び用とにも適している。
また、アダプタやグローブ、替え芯など付属品も充実しているため、まさにペンタブ初心者が初めて購入するにはうってつけの製品であると言える。
端末に接続するだけで使用開始
本製品はプラグアンドプレイに対応しており、ドライバやソフトウェア等をインストールせずとも、端末に接続するだけで使用を開始することが出来る。
▼付属のUSB Type-CケーブルでPCなどの端末に接続。
▼すると自動的にデバイスのセットアップが完了する。
▼ペンのサポートが有効化されていれば、ペンタブの使用を開始できる。
ソフトやドライバのインストールが不要なため、PC初心者でも簡単に利用を開始することが可能だ。
社外ソフトのインストールが許可されていない社用PCでも使用できる点が嬉しい。
専用ソフトで機能を詳細にカスタマイズ可能
なお、専用ソフトをネット上からインストールすることで、ペンタブの各機能を詳細にカスタマイズすることが可能だ。
上記リンク先の "AP906" から、専用ドライバをインストールすることが出来る。
ソフト上では、様々なパラメータの調節を行うことが出来る。
▼ペンのファンクションボタンに機能を割り当てたり、筆圧の調整を行うことが可能。
▼ペンタブ上部の各ファンクションボタンに対し、好みの機能(キー)を割り当てることも出来る。
▼また、ペンタブが反応するディスプレイ上の範囲を好みに指定することも可能だ。
このように、自身の使い勝手が良くなるように、自由なカスタマイズを行うことが可能だ。
可能であれば、最初に本ソフトをインストールしておくことをオススメする。
非常にスムーズな書き心地
実際に本製品を使用して、Photoshopでイラストを編集してみた。
▼筆者には絵心が無いため、実際には文字をイラスト上に直接描く用途で使用感を試してみた。
使用した感想としては、実にスムーズな書き心地を実現できていると感じた。
ペンタブの上にペンを滑らせる感覚は、紙と似た感覚を実現できており、反応性も良いため軽く滑らせただけでも思い通りの文字を描くことが出来た。
▼途中で文字が途切れるといったこともなく、快適に描くことが可能だ。
また上述した通り、本製品は 8192レベルの筆圧検知システム を搭載している。
そのため、線の濃淡・明暗・太さ・明暗・立体感色相などをペンの押し具合で直感的に変化させることが出来るのだ。
私は普段イラストなどを描いたことはないが、このペンタブがあればある程度高度なイラストでも制作することは可能だろう。オンライン学習用途としても、ちょっとしたメモ書きをスラスラと行うことにも適している。
スマホ・タブレットに対しても使用可能
また、付属のアダプタを用いることで、Androidのスマホ・タブレットと接続して使用することも可能だ。
▼USBケーブルの先端にアダプタを装着
実際にAndroidタブレットと接続して使用してみたが、PCの場合と同様、スラスラとイラスト編集を行うことが出来た。
ただしAndroid端末の場合、専用ソフトが対応していないため、各種ファンクションボタンは使用することが出来ない点が残念だ。
指紋や汚れは目立ちやすい
一方で、ペンタブ本体の素材の問題で、汚れや指紋はベタベタと目立ちやすい。
手汗や手脂が一度付着すると、ゴシゴシ拭いてもなかなか落ちることが無い。
そのため、可能な限り本製品に付属する二本指グローブを装着してペンタブを使用することをオススメする。
『Acepen ペンタブレットAP906』のまとめ
今回紹介した『Acepen ペンタブレットAP906』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- リーズナブルな価格
- 持ち運びやすいサイズ感
- 専用ドライバで自由にカスタマイズ可能
- スラスラと快適な書き心地
- Android OSのスマホ・タブレットとの接続も可能
悪かった点
- Android端末向けのドライバが無い
- 汚れや指紋が付着しやすい ⇒ 二本指グローブの使用を推奨
以上の通り、約6,000円というリーズナブルな価格に対して、高機能・洗練されたデザイン性を両立したオススメのペンタブとなっている。
PCのみならずAndroidのスマホ・タブレットに接続して使用できるため、オンライン学習時のメモ書き用としても重宝するだろう。
サイズ的にも持ち運びに適しており、プラグアンドプレイに対応しているため、外出先で他者PCに接続して使用する用途にも向いている。
初めてペンタブの購入を検討している方は、ぜひ本製品を購入してみてはいかがだろうか。
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