最近では新型コロナウイルスの影響により、ジムなどの密な場所よりも、屋外でランニング等を行う人々が増えている。
運動する際、ほとんどの方はイヤホンで音楽を聴きながら動き回るのではないだろうか?
しかし運動中のイヤホンに関して、以下のような悩みを持つ方も多いと思う。
- 耳穴を塞いでしまうと周囲の音が聞こえない
- イヤホンのスピーカー部に汗が入り込んで音声が劣化する
- イヤホンと耳のあいだに汗が溜まってストレスになる
通常のイヤホンであればどうしても耳の穴を塞いでしまうため、このような問題が発生してしまうだろう。
そこで今回オススメするのが、耳を塞ぐことなく音楽を聴ける、
骨伝導式ワイヤレスイヤホン『AfterShokz Aeropex』だ。
今回は本製品について、実際に使用した感想を紹介していこうと思う。
骨伝導式ワイヤレスイヤホン『AfterShokz Aeropex』
『AfterShokz Aeropex』は、骨伝導によって音を伝える次世代型のイヤホンだ。Bluetoothによるワイヤレス接続に対応しており、防水仕様。まさに運動用としてはうってつけの製品であると言える。
ブランド | Aftershokz |
型式 | 耳掛け型オープンイヤー |
音声感度 | 105 dB |
連続使用可能時間 | 8時間 |
防水性 | Waterproof IP67 |
メーカー | SHENZHEN VOXTECH CO.,LTD |
素材 | オールチタンフレーム |
本体サイズ | 13.5 x 9.36 x 16.9 cm |
本体重量 | 26 g |
本製品はメガネを逆向きに装着したような形状であり、以下の写真を見ても分かる通り、耳の穴を塞がない。
▼耳前部の骨を振動させることで、音を伝えることが出来る。
本体重量はたったの26グラムであり、オールチタンフレームの素材は頭の形状に完全にフィットする。激しい運動でもズレ落ちない、人間工学に基づいた設計となっている。
▼チタン製のフレームは柔軟でしなやか。
IP67等級の防水仕様で設計されており、汗はもちろん、激しい雨に打たれても故障の心配はない。
汗でスピーカーが壊れる、耳の穴が塞がって周囲の音が聞こえないといった、従来型イヤホンの欠点をカバーすることのできる次世代イヤホンとなっている。
ちなみにスピーカー以外に、マイクとしての機能も備わっている。
リモートワークでのウェブ会議用のマイクとしても使うことが出来るだろう。
製品本体および付属品について
製品本体および付属品について紹介していく。
▼外箱の様子。
▼フタを開けるとイヤホンがスッポリ収まっている。
▼箱バイブには専用ポーチと説明書一式が入っています。
▼付属品一式。外の騒音をシャットダウンしたい場合の耳栓や充電用コードがスペアも含めて2本付属している。
▼マグネット吸着式のUSB充電ケーブル。
付属品一式
- イヤホン本体
- 充電ケーブル × 2本
- 耳栓(両耳用)
- 専用ポーチ
- 説明書一式
非常にコンパクトでシンプルな本体
上述した通り本体重量はたったの26グラムであるため、手に持ってみるとほとんど重さを感じない。
▼チタン製のフレームを防水性のゴムで覆っているため、手触りはしなやかだ。
▼通常のイヤホンとは異なり、耳に当てる部分にスピーカー穴は開いていない。右耳の外側に、小さな集音用のマイク穴が開いているのみだ。
左側面にはメーカーロゴが入っている。
そして右側には 音量調整/電源 の両機能をもったボタン、および 充電用のポート が搭載されている。
Type-C端子などとは異なり、充電部に水気が入り込んでも壊れにくい設計となっている。
このように必要最低限のインターフェースのみを備えた非常にシンプルな設計となっており、誰でも簡単に扱うことが出来ます。
デバイスへの接続(ペアリング)方法
本機をデバイスへ接続する方法はいたって簡単。
右耳側の電源ボタンを5秒以上長押しすると、ランプが赤・青に点滅する。
この状態でペアリングスタンバイとなっており、デバイス側に『Aeropex by AfterShokz』の名前で表示される。
あとはデバイス側で選択するだけで、接続は完了だ。
耳への抜群のフィット感
『AfterShokz Aeropex』を実際にランニングなどの際に使用してみた。
装着してみると、想像以上のフィット感に驚かされた。
26グラムの軽さは、まるで装着していないかのような感覚になる。後頭部の形状に合わせてフレームが柔軟に変化するため、激しく動き回ってもズレ落ちることは無かった。
ランニングを含め、激しい動きを伴う運動に関してはうってつけのイヤホンであると言える。
汗をかいたときの不快感がない
私はランニングの際によく耳汗をかく。
その汗が耳穴とイヤホンのスピーカー部との間に入り込み、音が聞こえづらくなるという不快な経験をよくした。
しかし『AfterShokz Aeropex』の場合は、そもそも耳の穴を塞がずに音楽を聴くことができるため、汗に関わるストレスはほぼゼロになった。
耳穴が解放されているのに音楽を楽しめるという感覚は、一度体験すると病みつきになること間違いなした。
音質は良好、通常のイヤホンと変わらない体験が可能
本製品を使用して様々な音楽を聴いてみたが、音質は良好、通常の1万円クラスのイヤホンと変わらないサウンド体験が可能であった。
骨伝導方式における音質を疑問視する声もあるだろうが、さすがは値段相応というべきか、音質に関してはほとんど不満を感じない。
ただし、低音に関しては、あまりにボリュームを上げ過ぎるとかなりの振動が響くため、気になる人にとってはストレスに感じるだろう。
音漏れはする
骨伝導 = 音漏れをしない と考えがちだが、実際は通常のイヤホンよりも音漏れが生じる。
小さなボリュームで楽しむ分には問題ないが、中程度までボリュームを上げると、近づかなくても聞こえるほどの音漏れが発生する。
運動しているときや、自宅で使用する分には問題ない。
ただし、電車内など、不特定多数が居る環境での使用には注意した方が良いだろう。
『AfterShokz Aeropex』のまとめ
今回紹介した『AfterShokz Aeropex』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 軽くてシンプルなデザイン
- 後頭部にフィットするチタンフレーム
- 耳が塞がる違和感が無い
- 高度な防水仕様
- 汗による不快感を感じない
- 良好な音質
悪かった点
- 音漏れは発生する
- 低音を響かせると振動が気になる
私は初めて骨伝導イヤホンを使用したが、あまりの便利さに驚かされた。
この便利さと快適さは、一度体験すると手放せなくなるだろう。
特に耳汗に悩まされなくなった点は、ランニングを日課としている私のような人間には非常に助かるだろう。
音質自体も良好、満足度の高いサウンド体験が可能となっている。
運動用のイヤホンを探している方には、是非オススメしたいイヤホンだ。
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