- スポーツ用のイヤホンが欲しい!
- 汗で壊れにくいモデルが良い!
- 価格もリーズナブルなものがいいな...
最近では新型コロナウイルスの影響により、ジムなどの屋内施設を避けて、屋外でランニングやウォーキングなどを楽しむ人々が増えてきた。
多くの方は運動中に音楽を聴くためのイヤホンを装着していると思う。
しかし、従来型のイヤホンでは、以下のような問題が生じることがある。
- 耳汗がスピーカー部に入り込んで、良く故障してしまう
- 耳を塞ぐと周囲の音が聞こえないため、車などに気が付かず危ない
- 激しく動くとイヤホンがズレ落ちてしまう
特に車道に近い場所を走っている場合、イヤホンのせいで周囲の音が耳に入ってこないと、事故の危険性が高まるため非常に危険だ。
そこで今回は、これら従来型イヤホンの欠点をすべて払拭することのできる、次世代 "骨伝導" 型ワイヤレスイヤホン『AfterShokz OpenMove』について紹介していこうと思う。
骨伝導ワイヤレスイヤホン『AfterShokz OpenMove』
今回紹介する『AfterShokz OpenMove』は、骨伝導で音を伝えることのできる、スポーツ対応のワイヤレスイヤホンだ。ちなみに前回の記事で紹介した『AfterShokz Aeropex』とメーカーは同じだが、OpenMoveの方が廉価モデルとなっている。
ブランド | Aftershokz |
色 | グレー |
接続方式 | 骨伝導 |
型式 | 耳掛け型 オープンイヤー |
ケーブルタイプ | USB Type-C |
本体サイズ | 12.15 x 10 x 4.54 cm |
本体重量 | 29 g |
連続使用可能時間 | 約6時間 |
防水性 | Water_resistant IP55 |
▼公式の紹介動画
『OpenMove』は骨伝導方式を採用しており、耳穴を直接塞がなくても高品質なサウンドを楽しむことが出来る。
また、高性能なノイズキャンセリングマイクも搭載されているため、ハンズフリーで会話することも可能だ。
▼頬骨を振動させて鼓膜へ音を伝える。
従来型イヤホンのように音が出力されるスピーカー部をもたないため、汗や水滴が付着しても格段に故障しづらくなっている。
IP55等級の防水性能を擁しているため、雨の日のランニングでも安心だ。
そして何より、音楽を聴きつつ耳の穴を開放しておける設計(イヤーフリー)のため、周囲の音を常に把握することが出来る点が大きなメリットだ。
▼背後から迫ってくる車や自転車の音も把握することが可能。
"汗で故障しづらい・周囲の音を把握できる" といったメリットがあるため、まさにスポーツ用のイヤホンとしてはうってつけの製品であると言える。
製品本体および付属品
製品本体および付属品について紹介していく。
▼製品外箱の様子。
▼フタを開けると、イヤホン本体および保証書が入っている。なお、保証期間は製品購入日から2年間有効だ。
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
内容物一覧
- イヤホン本体
- 専用ポーチ
- 充電用ケーブル(USB Type-C)
- 耳栓(両耳用)
- 保証書
- 説明書一式
本製品は耳穴を開放しておける点がメリットだが、もしも外部の音を遮断したい場合には、付属の耳栓を使おう。
▼付属のポーチには、イヤホン本体および充電ケーブルなど一式を収納しておくことができる。
シンプルかつスタイリッシュなデザイン
イヤホン本体の構造はシンプルで、デザインはスタイリッシュでかっこいい。
▼上から見た図。
▼横から見た図。
フレームはチタン製となっており、頭部の形状に合わせて柔軟に変化する。
重さはたったの29グラムしかなく、手に持ってもほとんど重さを感じない。
▼耳に当たる部分には、従来型イヤホンのようなスピーカー穴が開いていない。
▼右耳側には、電源/音量ボタンおよび充電ポートが搭載。
▼付属のUSB-Type-Cケーブルを挿入することで充電可能だ。
このように、コンパクトな筐体に最小限のインターフェースのみが搭載された、非常にシンプルな造りとなっている。
初めて本製品を触る方でも、問題なく扱うことが出来るだろう。
接続(ペアリング)方法
本機をデバイスへ接続する方法はいたって簡単。
右耳側の電源ボタンを5秒以上長押しすると、ランプが赤・青に点滅する。
この状態でペアリングスタンバイとなっており、デバイス側に『OpenMove by AfterShokz』の名前で表示される。
あとはデバイス側で選択するだけで、接続は完了だ。
実際に使用した感想
それでは、本機を実際に使用した感想について述べていく。
激しい動きでもまったくズレ落ちないフィット感
本製品のフィット感は素晴らしく、圧迫感を感じることもなく頭部へシッカリと固定される。
実際に私も本製品を使用して1ヶ月ほどランニングを行ってみたが、どれほど激しく頭部を揺らしてみても動くことは無かった。
また、重さ自体も30グラムに満たないため、装着していることすら忘れるほどの快適さだ。
耳汗のストレスが解消された
従来型イヤホンでは、耳穴とスピーカー部との間に汗が溜まり、故障したり音がくぐもったりと様々なストレスを感じていた。
しかしイヤーフリー構造となっている本製品の場合、そのようなストレスから完全に開放されるため、より運動に集中することが出来るようになった。
この快適さは、実際に一度体験してみると手放せなくレベルだろう。
また、長時間使用し続けても耳の疲れを感じることが無くなった。
鼓膜を直に刺激しないため、難聴の危険性も軽減されると思われる。
クオリティの高い音質
肝心の音質自体も、いたって良好だ。同価格帯の従来型イヤホンと比べても遜色ないクオリティのサウンドが楽しめるだろう。
ただし、低音に関しては従来型イヤホンより一歩劣る。
また、低音がガンガン響く音楽の場合、イヤホン自体の振動が強くなるため、ヒトによっては振動が気になる方も出てくるだろう。
マイク感度も良好
本製品にはノイズキャンセリングマイクが搭載されており、ハンズフリーでの会話を楽しむことが出来る。
実際に本製品を使用してLINE通話などを試してみたが、コチラ側の声を相手へ明瞭に伝えることが出来ていた。
周囲の環境音が雑音として入るこむこともなかったため、良質な集音性能が実現できている。
リモートワーク時のウェブ会議などの際にも、マイクスピーカーとして重宝するだろう。
音漏れは発生する
一方で、本製品の音漏れは通常のイヤホンよりも顕著だ。
音量を絞っている場合は問題ないが、一定以上に上げると音が伝わってくる。
そのため、自宅や運動中であれば問題ないが、通勤電車など不特定多数で混雑する場所で使用する際は、十分に注意した方が良いだろう。
『AfterShokz OpenMove』のまとめ
今回紹介した『AfterShokz OpenMove』について、特長をまとめると以下の通りである。
良かった点
- リーズナブルな価格
- 従来型イヤホンの欠点を解消する骨伝導方式
- コンパクトかつシンプルな筐体
- 高度な防水性能
- クオリティの高い音質
- ノイズキャンセリングマイクを搭載
悪かった点
- 音漏れは通常のイヤホンよりも発生しやすい
- 低音は弱い
上記の通り、
- 汗による不快感を感じる
- 周囲の音が聞こえなくて危険
といった従来型イヤホンの欠点を解消できる、まさに次世代型イヤホンと言うにふさわしい製品となっている。
音質自体も良好であり、ノイズキャンセリングマイクも搭載されているため、ウェブ会議用のマイクスピーカーとしても役立つだろう。
そして何より、クオリティに対して価格がリーズナブルであり、かなりコストパフォーマンに優れたイヤホンであると言える。
この快適さは、実際に体験してみないと分からないだろう。
もしもスポーツ用イヤホンを探している方は、ぜひ骨伝導イヤホンの購入を検討してみてはいかがだろうか。
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