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『AGM PAD T1』レビュー、2万円前後でUNISOC T606搭載、ケース&保護フィルム付属の高コスパモデル

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

世界中に数多くのタブレット端末をリリースしてきたAGM(中国)は、2024年8月に同ブランドの最新モデル『AGM PAD T1』をリリースした。

Android14搭載、CPU(SoC)にはUNISOC T606 オクタコアプロセッサーを採用。AnTuTuベンチマークテストで20万点超えのスコアを記録するほどの性能を備えたうえで、価格を2万円前後に抑えた、高コストパフォーマンスなモデルとなっている。

今回はメーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

2万円前後でUNISOC T606搭載、ケース&保護フィルム付属の高コスパモデル

今回紹介する『AGM PAD T1』は、Android14搭載の10.95型タブレットだ。

AGM PAD T1のアイコン画像

ブランド AGM
モデル名 AGM PAD T1
OS Android 14
CPU(SoC) UNISOC T606 オクタコアプロセッサー
RAM 4GB(最大4GBの仮想RAM拡張に対応)
ストレージ 128GB
ディスプレイサイズ 10.95インチ
解像度 1920×1200(FHD+)
リフレッシュレート 60Hz
ピーク輝度 350nits
Widevine L1
SIMカード デュアルnanoSIMカード対応
マイクロSDカード 対応(最大1TBまで)
対応通信規格 Wi-Fi 6 2.4G Hz/5G Hz (802.11 a/b/g/n/ac)
Bluetooth 5.0
GPS/GLONASS/BDS
4G LTE
対応バンド GSM: 850 900 1800 1900
HSDPA: 850 900 1900 2100 HSPA+
LTE-FDD: 800, 850, 900, 1800, 2100, 2600
LTE-TDD: 1900, 2000, 2300, 2500, 2600
バッテリー容量 7,000mAh
スピーカー デュアルボックスステレオスピーカー内蔵
搭載カメラ フロント:5MP
リア:13MP
本体サイズ 256.59 x 168.14 x 7.35 mm
本体重量 約477g

Android14仕様

筐体サイズは256.59 x 168.14 x 7.35 mm、重量は約477gとやや大型。ただ厚みは7.35mmと薄いため、カバンなどに入れて外出先へ持ち運ぶ用途にも適している。

筐体デザイン説明画像

パッケージにはタブレットケースとガラス保護フィルムも同梱されているため、購入後すぐに本格的なタブレット利用を開始できる。

▼簡易スタンドとしても機能するケースが付属。キーボードは別売りだ。

簡易スタンドとしても機能するケースが付属

CPUには "UNISOC T606 オクタコアプロセッサー" を採用しており、4GB RAM(メモリ)を搭載。一般的なタブレット作業を快適にこなすことが可能だ。なお、最大4GBの仮想RAM拡張にも対応している。

10.95インチディスプレイは1920×1200(FHD+)解像度に対応。60Hzのリフレッシュレートにも対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが出来る。

▼デュアルボックスステレオスピーカーを内蔵。立体感のあるサウンドを楽しめる。

デュアルボックスステレオスピーカー

Widevine L1サポートにより、HuluやAmazonプライムビデオなどの配信サービスにおいて、高画質設定の映像を楽しむことが可能だ。

Widevine L1サポート

ストレージは128GBを用意。多くのデータやアプリを保存しておくことができ、必要に応じてマイクロSDカードを挿入することで最大2TBの拡張も可能だ。

通信規格はWi-FiとBluetoothに対応。またデュアルnano SIMカードの挿入にも対応しており、GPSや4G LTE通信を利用することも出来る。

バッテリー容量は満足度の高い7,000mAh。外出先でも長時間の利用が可能だ。

前面・背面にはそれぞれ5メガピクセル・13メガピクセルのカメラが内蔵。テレワークやオンライン授業用デバイスとしても活用できるだろう。

搭載カメラ性能

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • タブレット本体
  • タブレットケース
  • ガラス保護フィルム
  • 電源アダプタ
  • USB Type-Cケーブル
  • ブランドシール
  • ユーザーマニュアル
  • SIMカードピン

▼タブレットの外観。10.95インチディスプレイ搭載のシンプルかつスタイリッシュな外観。

タブレット正面

▼正面中央には5MPのフロントカメラが内蔵。

フロントカメラ

▼背面の様子。

タブレット背面

▼背面には13MPのリアカメラが内蔵。

リアカメラ

▼背面には鈍い光沢が見られ、サラサラした手触りで心地よい。ただ、手脂などはやや目立ちやすい。

背面素材の確認

▼本体重量は約477gであり、ややズッシリ感がある。ただ、10.95インチタブレットとしては軽めの部類だ。

タブレットを手に持つ様子-正面

タブレットを手に持つ様子-背面

▼厚みは7.35mmと薄く、カバンなどに入れても支障なく持ち運べるだろう。

タブレットを手に持つ様子-側面

続いてインターフェースについて紹介していく。

▼上部には電源ボタンが内蔵。

タブレット上部の様子

▼上部の左角には3.5mmジャックが用意されている。

3.5mmジャック

▼下部にはType-Cポートに加えて、デュアルスピーカーが内蔵。

タブレット下部の様子

▼右側面には音量調節ボタンが用意。

タブレット右側面の様子

▼左側面にはカードスロットが用意。

タブレット左側面の様子

▼付属のピンでスロットを開き、デュアルnanoSIMカード、もしくは最大2TBのマイクロSDカードを挿入可能。

カードスロットを開いた様子

このように、インターフェース自体はオーソドックスな構成だ。

専用タブレットケースが付属

本製品には専用のタブレットケース&ガラス保護フィルムが付属している。

タブレットケース&保護フィルム

▼ケースを装着した様子。

タブレットケースを装着した様子

タブレットケースを装着したタブレットを手に持つ様子

タブレットケースを装着したタブレットを手に持つ様子-側面

ケース背面のスタンドを立てることで、タブレットを立て掛けて設置することも可能だ。

タブレットケースのスタンドを展開した様子-正面

タブレットケースのスタンドを展開した様子-側面

ディスプレイを保護できるため、持ち運び時に助かる。

ケースや保護フィルムを別途購入する必要が無い点も、実に嬉しい。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)

スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...

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結果として、約23.4万点のスコアを記録した。

AnTuTuベンチマークテスト結果

2万円前後のタブレットとしては、そこそこ高いスコアだと言える。

一般的なタブレット用途に用いる分には、十分に実用的な性能だ。ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、仕事における軽作業まで幅広い用途に活用できるだろう。

ただし、ヘビーなゲーミングを行うのには難しい。

一般的なタブレット用途は快適

タブレットを起動した様子

本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。

▼ほとんどのウェブサイトが素早く表示される。

ウェブサイト閲覧の様子1

▼FHD+解像度の10.95インチディスプレイは小さな文字まで鮮明に描画され、見やすい。

ウェブサイト閲覧の様子3

ウェブサイト閲覧の様子2

画像やスクリプトの読み込み多めのサイトでも、読込時やスクロール時にカクつきを感じることは無く、閲覧に支障をきたすことはなかった。

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。

▼高画質映像を、スムーズに視聴することが出来る。

ゲーム動画視聴の様子1

ゲーム動画視聴の様子2

▼ディスプレイの発色は良好。映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。

アニメ動画視聴の様子

なお、WidevineはL1サポートとなっており、HuluやAmazonプライムビデオなどの配信サービスにおいて、高画質設定の映像を楽しむことが可能だ。

Widevine確認画面

また、最大4GBまでの仮想RAM拡張に対応しており、パフォーマンスを底上げすることが可能だ。

RAM拡張画面

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴など、一般的なタブレット用途は快適にこなせるだけの性能となっている。

スピーカー品質はそこそこレベル

本機のスピーカー品質について確認してみた。

スピーカー品質の確認

実際に音楽や映画を視聴してみたが、この価格帯のタブレットとしては、そこそこ品質の高いサウンドを実現できていると感じた。

本体下部に計2基のスピーカー(デュアルボックスステレオスピーカー)が内蔵されていることで、音圧が強く、中~高音域に関しては特にクリアに響き渡る。

ただ、低音の響きはイマイチであり、スピーカー穴が一方向のみに偏っているため、音に立体感は感じられない。

もしサウンドに物足りなさを感じるのであれば、用意されている3.5mmオーディオジャックを利用して外部機器へのサウンド出力も可能だ。

実用的なカメラ性能

また、本機に搭載されているカメラの性能についても確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

フロントカメラで自撮りした写真

全体的に画質がクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。

激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。

▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。

リアカメラでフィギュアを撮影

リアカメラで観葉植物を撮影

リアカメラで観葉植物を撮影-ズーム

▼屋外撮影時(1倍)

リアカメラで屋外を撮影-1倍

▼屋外撮影時(5倍)

リアカメラで屋外を撮影-5倍

▼屋外撮影時(10倍)

リアカメラで屋外を撮影-10倍

リアカメラに関しては、フロントカメラより鮮明な写真を撮影できた。色合いも自然で、肉眼で見た場合に近い。2~5倍の拡大撮影を行った場合でも、クリアな輪郭の写真を撮影できた。

映像記録用や、リモート会議用の端末としても、十分に活用できるレベルだ。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。

▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。

マインクラフトプレイの様子3

マインクラフトプレイの様子1

▼ジャングルなど大規模なバイオームではたまにフレームレート低下が生じるが、全体的にはスムーズな動作が可能であった。

マインクラフトプレイの様子4

マインクラフトプレイの様子2

処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できた。

アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。

『PUBG』プレイ時

続いて『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択できた。

PUBGグラフィック設定画面

実際にいくつかの試合に参加してみたが、たまにテクスチャの読み込み遅延が発生する程度であり、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、スムーズなゲームプレイが可能であった。

PUBGプレイの様子5

PUBGプレイの様子1

▼大きめな高解像度10.95インチディスプレイのおかげで、遠景まで明瞭に描画されるため、索敵しやすい。

PUBGプレイの様子6

PUBGプレイの様子3

▼画質もそこそこ良い。普通にプレイする分には支障のないレベルだと言える。

PUBGプレイの様子7

PUBGプレイの様子4

HDグラフィック設定ではビジュアルに多少荒い点が目立つが、普通にゲームを楽しむ分には問題のないパフォーマンスを実現できていた。

『原神』プレイ時

原神プレイの様子3

最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

▼画質設定はデフォルト状態で "最低" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。

原神の画質設定画面-最低画質

▼画質設定を "" に設定した場合、フレームレートが顕著に低下するようになる。

原神の画質設定画面-低画質

▼画質設定を "" に設定した場合、フレームレートが大幅に低下してカクつくが生じ、まともなゲームプレイは難しい状態であった。

原神の画質設定画面-中画質

画質設定を "最低" に設定した状態であれば、最低限のパフォーマンスで原神を遊ぶことが可能であった。

原神プレイの様子2

原神プレイの様子1

最低グラフィックでは、遠景がぼやけてしまい、オブジェクトの輪郭にもジャギが目立つようになる。

原神レベルのヘビーなゲームアプリを最大限に楽しみたいのであれば、より性能の優れたタブレットの購入をオススメしたい。

長時間持続する大容量バッテリー内蔵

タブレット充電の様子

本製品は7,000mAhの大容量バッテリーを内蔵している。

実際に使用してみたところ、動画視聴、ウェブブラウジング、少々のゲームアプリ起動などを日中に行ってみたが、3日間(計12時間ほど)は充電なしでも利用し続けることが可能であった。

▼ウェブサイト閲覧や動画視聴で計5時間程度、連続使用した状態のバッテリー残量。

バッテリー設定画面

外出先に持参しても、充電せずとも1日間は余裕でバッテリーがもつだろう。

『AGM PAD T1』のまとめ

AGM PAD T1のアイコン画像

今回紹介した『AGM PAD T1』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 映像視聴に適した10.95インチ大画面
  • 薄型でスタイリッシュな筐体デザイン
  • 一般的なタブレット用途はスムーズ
  • 実用的なカメラ性能
  • 長持ちする大容量バッテリー
  • 比較的リーズナブルな価格
  • タブレットケース&ガラス保護フィルムが付属

悪かった点

  • ゲーミングには向かない

以上の通り、2万円前後の格安タブレットとしては、比較的実用的な性能を備えたモデルとなっている。

筐体は薄型かつスタイリッシュな見た目で、本体重量は約477gとややズッシリ感はあるものの、長時間持ち続けてもそこまで腕が疲れることは無い。

AnTuTuベンチマークテストで20万点超えを記録するなど基本性能も優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なタブレット用途であればスムーズに活用できる。

カメラの性能も良く、ウェブ会議やオンライン授業用、映像記録用カメラとして十分活用できるレベルだと言える。

バッテリーの持ちも良く、普通にウェブブラウジングなどに使用している分には、丸1~2日間は充電しなくても大丈夫であった。

パッケージに専用タブレットケース&ガラス保護フィルムが付属する点も嬉しい。

2万円前後の価格帯で、大きめのでぃすぷれいと使い物になる性能を備えたタブレットを求めている方は、選択肢の一つに入れても良いだろう。

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最新ガジェット大好きなWEBコンテンツクリエイター。大学院理工学研究科出身。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

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