2025年4月10日(木)、世界中に数多くのタブレット端末をリリースしてきたAlldocube(オールドキューブ)は、8.8インチ型の最新モデルとして『ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra』をリリースする。
公式サイトおよびAmazonや楽天などで販売され、発売直後は税込37,999円の早期価格で購入できる。
Alldocubeは最近、大人気モデル「Alldocube iPlay 60 mini Turbo」をはじめとする8インチ台タブレットを多数リリースしてきたが、今回リリースされる『ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra』は、同ブランドがこれまでリリースしてきたタブレットの中でも、最も高いスペックを備えた最新モデルとなっている。
CPU(SoC)には「Snapdragon7+Gen3 オクタコアプロセッサー」を採用。12GB LPDDR5X RAM(最大8GBの仮想RAM拡張に対応)と256GB UFS 3.1ストレージを備えるほか、20W高速充電対応の7,300mAh大容量バッテリーを内蔵するなど、4万円切りとは思えないほど充実したスペック構成のミニタブレットとなっている。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
ブランド | ALLDOCUBE |
モデル名 | ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra |
ディスプレイ | 8.8インチ IPS |
解像度 | 2560×1600 |
リフレッシュレート | 最高144Hz |
ピーク輝度 | 500nit |
OS | Android 14 |
CPU(SoC) | Snapdragon7+Gen3 オクタコアプロセッサー |
RAM | 12GB LPDDR5X RAM(最大8GBの仮想RAM拡張に対応) |
ストレージ | 256GB UFS 3.1 |
マイクロSDカード | 最大1TBまでサポート |
SIMカード | 非対応 |
バッテリー | 7,300mAh (20W有線急速充電サポート) |
スピーカー | デュアルスピーカー内蔵 |
搭載カメラ | フロント:5MP リア:13MP |
顔認証 | 非対応 |
Widevine | L1 |
搭載ポート | USB Type-C 3.1 |
対応通信規格 | Wi-Fi 6、Bluetooth 5.4 |
本体サイズ | 208.2×129.6×7.9mm |
本体重量 | 公称値:約335g 実測値:約343g |
今回紹介する『ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra』は、8.8インチ IPSディスプレイ搭載のAndroidタブレットだ。OSはAndroid 14を採用。
筐体サイズは208.2×129.6×7.9mm、重量は約343g(実測値)と小型かつ軽量で、長時間持ち続けても疲れず、カバンなどに入れて外出先へ持ち運ぶ用途にも適している。
▼7.9mmの薄型デザイン。
ディスプレイは2560×1600解像度、最高144Hzリフレッシュレートに対応。鮮明かつ滑らかな映像を楽しむことができる。
▼WidevineはL1をサポートしており、ネットフリックスなどの動画サイトにおいて高画質映像を楽しめる。
筐体にはデュアルスピーカーを内蔵しており、臨場感のある映像を楽しめる。
CPU(SoC)には「Snapdragon7+Gen3 オクタコアプロセッサー」を、RAMは12GB LPDDR5Xを採用。ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なタブレット利用はもちろん、ゲーミングまで快適にこなせる性能を備えている。なお、最大8GBの仮想RAM拡張が可能で、よりスムーズなタブレット操作を楽しめるようになる。
▼公式によると、AnTuTuベンチマークテストにおいて約140万点を記録したとのこと。
256GB UFS 3.1のストレージを内蔵。大量のデータを保存できる。また、カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの容量拡張が可能となっている。
内部には高効率冷却システムを備えており、高負荷の長時間利用時において、発熱によるパフォーマンスへの影響を最小限に抑えることが可能。ヘビーなゲーミングに適した設計だと言える。
通信規格はWi-Fi 6、Bluetooth 5.4に対応。一方でSIMカードの挿入には対応していないため、モバイルデータ通信を行うことができない点に注意。
USB 3.1 Type-Cポートを備えており、従来モデルよりも高速データ伝送が可能に。外部モニターへの映像出力にも対応している。
前面には5メガピクセルのフロントカメラを、背面には13メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能。
バッテリー容量は7,300mAhと、小型の筐体にしては大きめであり、長時間の連続使用が可能。外出先でも安心して長時間利用でき、利便性に優れていると言える。20W有線高速充電にも対応。
以上の通り、非常に小型の筐体サイズに対して優れたパフォーマンスを発揮する、高コスパ&高性能なAndroidタブレットとなっている。
目次
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- カードピン
- ユーザーマニュアル
▼付属電源アダプタ
▼タブレットの外観。8.8インチディスプレイ搭載のコンパクトかつスタイリッシュな外観。
▼正面中央には5MPフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子
▼背面には13MPリアカメラが内蔵。
▼タブレット本体の重量は、実測で約343g。
▼タブレット本体は軽く、長時間持ち続けても腕が疲れづらい。
▼背面には金属特有のヒンヤリ感があり、そこそこの高級感もある。ただ、指紋や手脂等の汚れが目立ちやすい点がネック。
▼厚みは7.9ミリと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼上部にはスピーカー穴が用意。
▼下部にはType-Cポート、スピーカー穴が用意。
▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタンが用意。
▼電源ボタンは綺麗な赤(紅)色で、筐体デザインのちょうど良いアクセントになっている。
▼左側面にはカードスロットが用意。
▼付属のピンでスロットを開き、最大1TBまでのマイクロSDカードを挿入可能。
コンパクトな筐体に必要最低限のインターフェースが詰め込まれたデザインとなっている。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
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Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2025年時点)
2024年12月26日追記 記事内容を最新の状態に更新しました。 スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark ...
続きを見る
結果として、約137万点のスコアを記録した。
性能区分 | 総合スコア | 性能の目安 | |
---|---|---|---|
スマホ | タブレット | ||
エントリー | 30万点~50万点 | 20万点~40万点 | 基本的な操作や軽量アプリの使用に適している |
ミッドレンジ | 50万点~80万点 | 40万点~70万点 | 普段使いの操作、一般的なアプリ、軽めのゲームに快適に対応 |
上位ミッドレンジ | 80万点~120万点 | 70万点~100万点 | 重めのアプリや3Dゲームもある程度快適に動作 |
ハイエンド | 120万点~150万点 | 100万点~120万点 | 高負荷な作業(動画編集、最新3Dゲーム)にも対応でき、スムーズなマルチタスクが可能 |
フラッグシップ | 150万点~170万点 | 120万点~140万点 | 最先端の性能を備え、最新ゲームやAI処理、マルチメディア作業に最適 |
ウルトラハイエンド | 170万点~ | 140万点~ | ゲーミング専用機並みの性能。最大限のパフォーマンスが必要なコンテンツや今後リリースされる最新アプリケーションに対応可能 |
4万円未満のタブレットの中では、非常に高いスコアを記録できた。以前レビューした「Xiaomi Pad 7」(1,411,093点)とほぼ等程度のスコア結果であり、ウルトラハイエンド級モデルといって差し支えないだろう。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、『原神』などの激重ゲームアプリでも60fps安定で快適に遊ぶことのできる性能の高さだ。仕事や動画視聴、ゲーミング用のタブレットを探している幅広い方にオススメできるモデルとなっている。
▼これまでにレビューしたスマホ&タブレットのベンチマークスコア一覧はこちら
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【2025年最新】スマホ&タブレットのAnTuTuベンチマークスコアまとめ(実測値)
更新履歴 2025/04/04:ベンチマーク表に「ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra」を追加しました。 2025/03/18:ベンチマーク表に「BESTTAB A20」を追加し ...
続きを見る
それでは以下からは、実際に使用した感想について紹介していく。
携行性に優れたミニサイズ
本製品のような小型かつ軽量なタブレットは持ち運びに適しているだけでなく、長時間持ち続けても腕が疲れづらいため、読書や動画視聴など、コンテンツ視聴用端末としても最適だ。
▼持ち歩きたくなる、ちょうど良いサイズ感。
2560×1600と解像度が高いため、細かな文字まで読みやすい。
▼リフレッシュレートは最高144Hzまで選択可能。滑らかな描画でページスクロール時もスムーズだ。
▼筐体のコンパクトさに対して性能も実に優れているため、ちょっとした空き時間にゲームアプリを楽しみたい場合にもうってつけ。
あまり大きなサイズのタブレットを持ち歩きたくない方には、オススメのモデルと言える。
大抵のタブレット用途は快適
本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
画像やスクリプト多めのサイトでも、読み込み時に遅延を感じたり、スクロール時にカクつきを感じることも無かった。
▼2560×1600高解像度ディスプレイのおかげで、細かな文字まで読みやすい。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼最高画質設定の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。
▼ディスプレイの発色も良く、映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことができた。
なお、WidevineはL1サポートであり、ネットフリックスやAmazon Primeビデオなどにおいて、高画質設定の映像を楽しむことが可能だ。
また、設定から最大8GBの仮想RAM拡張も可能。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことができた。
ちなみに、デジタルルクスメーター「Vici LX1336B」を使用して画面の明るさを計測したところ、最高473nitの明るさであった。ほぼ公称値通りと言える。
▼明るさ最大(自動明るさ調整:オン)にした状態で、真っ白なページの中央を測定。
なお、実際の見え方ベースでの明るさの目安は以下の通り。
明るさ (nits) | 実際の見え方・使用シーン |
---|---|
0~150 nits | 真っ暗な部屋での使用に適切。明るい場所ではかなり暗く感じる。 |
150~300 nits | 暗めの室内なら十分。明るい部屋ではやや暗く感じることもある。 |
300~500 nits | 室内使用では快適。カフェやオフィスの明るさにも十分対応。 |
500~700 nits | 明るい部屋や日陰の屋外で問題なく見える。直射日光下は少し厳しい。 |
700~1000 nits | 日陰や曇りの日の屋外で快適。直射日光下では「まあ見える」レベル。 |
1000~1500 nits | 晴れた日の屋外で十分見える。直射日光下でも大きな不満はない。 |
1500~2000 nits | 強い日差しの下でも快適。HDR動画視聴時は非常に鮮やかに映る。 |
2000~3000 nits | 強烈な直射日光下でもはっきり見える。HDRピーク輝度としても十分優秀。 |
3000 nits以上 | 眩しさを感じるほど明るい。屋外でも反射を感じにくく、最高の視認性。 |
明るい日中の屋外では、画面がやや見づらく感じるかもしれないが、室内使用時には、タブレット使用において支障を感じることは無いだろう。
スピーカー品質は及第点レベル
本機のスピーカー品質について確認してみた。
▼サウンド品質確認の様子
本製品はデュアルスピーカーを内蔵しているが、ボリュームを最大まで上げた場合でも、音圧はそこまで強くない。
中~高音域に関してはクリアに出力できている一方で、低音に関してはほとんどつぶれてしまっていた。また、ボリュームを最大まで上げた際に、一定以上の高音で若干の音割れた生じていた。
音質は及第点レベルと言ったところだ。普通に映像を視聴する分には問題ないが、迫力のあるサウンド体験は期待できないだろう。
満足度の高いサウンドを楽しみたい場合は、Bluetoothイヤホンや、外付けスピーカー等を接続することをオススメしたい。
実用性の高いフロント・リアカメラ
また、本機に搭載されているカメラの性能についても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した写真。
全体的に画質が良く、隅々まで明るく、人物の表情から背景の様子に至るまで、クリアに映し出すことができていた。
激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。
▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。
▼屋外撮影時(1倍)
▼屋外撮影時(3倍)
▼屋外撮影時(8倍)
リアカメラの画質も非常に優れており、空気感が感じられるほど、非常に鮮明な写真を撮影できた。流石に8倍までズームすると画質が荒くなるが、3倍程度までであれば、十分にクリアな望遠写真を撮影可能。
発色もフロントカメラ以上に良好であり、旅行や記念撮影用のカメラとしても十分に活用できる品質となっている。
▼(参考) リアカメラで録画した動画
※なお、タブレット初起動時には、リアカメラのオートフォーカス機能が正常にはたらかないエラーが生じていたが、「オンラインソフトウェアアップデート」を行うことで問題は解消された。
ゲーミング性能の確認
各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認した。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に操作することが出来た。
▼チャンク読み込み時にも全く重さを感じない。
▼処理の重くなりがちなバイオームでも、フレームレート低下やカクつきを感じることは無かった。
▼マインクラフトプレイの様子
アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』を選択することができた。
実際に試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼ウルトラHDR画質設定時でも、高リフレッシュレートでスムーズに遊べる。
▼近くのテクスチャから遠くの風景まで、美しく描画される。
▼8.8インチ小型ディスプレイでも、十分に迫力のある映像でゲームを楽しめる。
▼PUBGプレイの様子
『PUBG』に関しても、非常に満足度の高いゲームプレイが可能であった。
高リフレッシュレートのおかげで、全体的に動きがとても滑らかに描画される。そして上下に備わっているデュアルスピーカーからの立体的なサウンドにより、敵の迫る方向を音で敏感に察知できるため、本気でゲームを楽しみたい方にも満足感の高い体験を提供できるだろう。
『原神』プレイ時
続いて "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
非常に重いゲームアプリとして有名な『原神』であるが、本機では全く問題なくスムーズにプレイすることが可能であった。
▼画質設定はデフォルト状態で "中(Midium)" に設定されており、デバイス負荷は "スムーズ" の状態。
▼画質設定を "最高(Highest)" まで上げて、フレームレートを60FPSに設定した場合でも、問題なく滑らかなゲームプレイが可能であった。
最高画質設定でも、50~60fps前後安定のスムーズなパフォーマンスで原神をプレイすることができた。
▼ゲーミングPC並みの高品質グラフィックで原神を遊べる。激しい戦闘時でもカクつきや遅延を感じることはほとんどなかった。
▼原神プレイの様子
『原神』クラスの激重ゲームでもこれだけ快適に遊べるのであれば、大抵のゲームアプリはスムーズに動作するだろう。
以上の通り、高負荷ゲーミングにも問題なく活用できる、ウルトラハイエンド級のタブレットとなっている。
長持ちするバッテリー
本製品は7,300mAh大容量バッテリーを内蔵しており、長時間の連続使用が可能だ。
実際に満充電の状態から5時間ほど処理の重いゲームアプリを連続して遊んでみたところ、まだ20%ほどのバッテリー残量を残していた。普通にタブレットを利用する分には、1~2日ほど充電ケーブルに接続しなくても問題ないだろう。
また、スタンバイ状態で放置してみたところ、2週間以上経過してもバッテリーが持続していた。
そして本製品は20Wの有線高速充電にも対応している。わずかな充電時間であっという間にバッテリーを回復できる点も嬉しい。
『ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra』のまとめ
今回紹介した『ALLDOCUBE iPlay 70 mini Ultra』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 持ち運びや長時間利用に適した小型の筐体
- 発色の良い高解像度ディスプレイ
- 144Hz高リフレッシュレートサポート
- Snapdragon7+Gen3による優れたパフォーマンス
- Widevine L1サポート
- 高負荷ゲームアプリがスムーズに動作
- 実用的な内蔵カメラ
- 性能の高さに対してリーズナブルな価格
悪かった点
- 顔認証に非対応
- 筐体背面の指紋・手油汚れが目立ちやすい
- スピーカー音質は及第点レベル
以上の通り、発売時点の価格が4万円切りとは思えないほど、非常に優れたパフォーマンスを発揮する高コスパタブレットとなっている。
Snapdragon7+Gen3による基本性能が優れている点は言うまでもなく、筐体自体も洗練されたデザインとなっており、超薄型の筐体デザインにより優れた携行性を実現している。ただ、筐体背面の指紋・手油汚れが目立ちやすいため、タブレットケースの装着をオススメしたい。
2560×1600解像度・最高144Hzリフレッシュレート対応の8.8ディスプレイは発色が良く、カラフルで滑らかな映像を楽しめる。
ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、ゲーミングにおいても優れたパフォーマンスを発揮するため、ゲーム目的でタブレットを探している方にもオススメだ。
フロント・リアいずれのカメラの性能もそこそこ高く、記念撮影やウェブ会議、オンライン授業などの用途にも十分に活用できるレベルとなっている。
一方で、カードスロットにSIMカード挿入枠が用意されていない点に注意したい。モバイルデータ通信やGPS通信を行うことができないため、本製品はおもに、自宅やWi-Fi環境のある施設で作業やゲームを楽しむ用途に向いていると言えるだろう。
また、顔認証に非対応な点もやや残念だ。ロック解除の際にいちいちPINやパターン入力を行うのはややメンドクサイ。
何はともあれ、この価格帯でこれだけの性能を実現した点は素晴らしいと言える。
できるだけ購入コストを抑えつつ、ヘビーなゲーミングにも活用できる性能を備えたタブレットを求めている方にとって、本製品は間違いなく選択肢の一つに入れて良いだろう。
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