リモートワークやウェブ会議、オンライン授業などが盛んに行われるようになってきた昨今では、タブレット端末の需要が高まっている。
特に1~3万円台で購入できる "格安タブレット" と呼ばれるリーズナブルなモデルが人気だ。
しかし、格安タブレットはその分性能が低いモデルが多く、動画視聴時やゲームプレイ時にパフォーマンスが低下してストレスを感じる場合がある。
そこで今回は、2万円台というリーズナブルな価格で実用的な性能を擁するAndroidタブレット『ALLDOCUBE iPlay50 Pro』について紹介したいと思う。
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ブランド | ALLDOCUBE |
モデル名 | ALLDOCUBE iPlay50 Pro |
ディスプレイサイズ | 10.36インチ IPS |
解像度 | 2000×1200(FHD+) |
OS | Android 12 |
CPU | Helio G99 オクタコアプロセッサー |
RAM | 8GB |
ストレージ | 128GB |
SIMカード | 対応(nano SIM×2) |
マイクロSDカード | 対応(最大2TBまで拡張可能) |
対応通信規格 | Wi-Fi: 2.4G + 5G Bluetooth 5.2 GPS 4G LTE |
対応バンド | GSM:B2/3/5/8 WCDMA:B1/2/5/8 TDS:B34/39 FDD:B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB TDD:B38/39/40/41 |
搭載カメラ | フロント:2メガピクセル リア:5メガピクセル |
バッテリー容量 | 6,580mAh(18W急速充電対応) |
本体サイズ | 248×157.8×8.4mm |
本体重量 | 約466g |
CPUには "Helio G99 オクタコアプロセッサー" を採用しており、8GB RAM(メモリ)を搭載。大抵の作業を快適にこなすことが可能だ。
10.36インチディスプレイは2000×1200(FHD+)解像度に対応しており、美しく滑らかな映像を楽しむことが出来る。
ストレージは128GBを用意。多くのデータやアプリを保存しておくことができ、必要に応じてマイクロSDカードを挿入することで最大2TBまでの拡張も可能だ。
通信規格はWi-FiとBluetoothに対応。またデュアルnano SIMカードの挿入にも対応しており、GPSやLTE通信を利用することも出来る。
▼バッテリー容量は満足度の高い6,580mAh。外出先でも長時間の利用が可能だ。18W急速充電にも対応している。
前面・背面にはそれぞれ2メガピクセル・5メガピクセルのカメラが内蔵。テレワークやオンライン授業用デバイスとしても活用できるだろう。
仕事からウェブサイト閲覧、動画視聴、ゲーミングまで幅広い用途に活用できるAndroidタブレットだ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物一覧をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
- カードスロット開閉用ピン
▼タブレットの外観。10.36インチディスプレイ搭載のシンプルかつスタイリッシュな外観。
▼前面中央には2MPフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には鈍い光沢が見られ、指紋などの汚れが付着しづらい。
▼背面には5MPリアカメラが内蔵。
▼本体重量は約466gであり、長時間持ち続けても疲れづらい。
▼厚みは8.4ミリと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼本体上部には電源ボタン、音量調節ボタン、スピーカー1基を内蔵
▼下部にはスピーカー1基、Type-Cポート、3.5mmイヤホンジャックを用意。
▼右側面にはカードスロットが用意。
▼付属のピンを用いてスロットを開き、マイクロSDカードおよびnanoSIMカードを挿入することが可能だ。
▼左側面には特に何もない。
このように、インターフェース自体はオーソドックスな構成だ。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)
スマートフォン・タブレットなどのモバイル端末のスペック(スコア)を計測することのできるツールとして、『AnTuTu Benchmark』(アンツツ ベンチマーク)というものがあります。 AnTuTuと ...
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結果として、約37.8万点のスコアを記録した。
2万円前後の価格帯のタブレットとしては、かなり優れたスコア結果であると言える。
ウェブサイト閲覧から動画視聴はもちろん、大抵のゲームアプリもスムーズに動作するだろう。
大抵の作業を快適にこなすことが出来る性能
本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
画像やスクリプト多めのサイトでも、読み込み時に遅延を感じたり、スクロール時にカクつきを感じることも無かった。
▼FHD+解像度ディスプレイのおかげで、細かな文字まで読みやすい。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼4Kなど高画質の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。
▼ディスプレイの発色も良く、映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。
スピーカー性能はイマイチ
本機のスピーカー品質について確認してみた。
正直、音質に関してはイマイチといった感想だ。
中~高音域はある程度響くものの、低音に関しては完全につぶれてしまっている。
また計4基のスピーカー(クアッドスピーカー)が搭載されているものの、音圧が弱く感じる。
映画やアニメ等でセリフの聞き取りに支障をきたすレベルでは決してないが、音質には期待しない方がよいだろう。
実用性の高いフロント・リアカメラ
また、本機に搭載されているカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
フロントカメラの画素数は2メガピクセルと低めではあるものの、撮影した写真は全体的に画質がクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。
激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。
▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。
背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。遠景から近景まで、クリアで発色の良い写真を撮影することができた。
旅行時の記念撮影用としても、十分に活躍できる品質だと感じた。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。
▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。
▼処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できていた。
▼1時間ほどサバイバル生活を楽しんでみたが、一貫してスムーズな操作が可能であり、処理落ちなどでストレスを感じることも無かった。
アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択出来た。
実際にいくつかの試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。
HDグラフィック設定では、ビジュアルに多少荒い点が目立つが、それでも普通にゲームを楽しむ分には問題のないパフォーマンスを実現できていた。
『原神』プレイ時
最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
画質設定はデフォルトで "最低" に設定されている。
▼ "低" に上げるとデバイス負荷が高まるが、依然として快適なゲームプレイが可能であった。
▼ "中" 以上まで上げると、さすがにフレームレート低下が顕著に生じ、お世辞にも快適なパフォーマンスとは言えなかった。
▼ "低" 画質設定までであれば、激重ゲームアプリの『原神』でもある程度スムーズに遊ぶことができていた。
▼そこそこ満足度の高い画質で原神を遊べる。
以上の通り、マイクラやPUBGクラスのゲームアプリであれば、快適にプレイすることが可能であった。
また原神クラスの重いゲームアプリでも、画質設定を妥協することで、遊ぶこと自体は可能であった。
長持ちするバッテリー
本製品には6,580mAhのバッテリーが内蔵されている。
実際に100%の満充電状態から2時間ほどゲームアプリをプレイしてみたところ、まだ75%以上の残量があった。
普通にウェブサイト閲覧などで利用する分には、10時間以上の連続稼働が可能となっている。
外出先でタブレットを利用したい方にも安心のバッテリー容量となっている。
また、18W急速充電にも対応しているため、わずかな充電時間でバッテリーを大幅に回復できる点も嬉しい。
『ALLDOCUBE iPlay50 Pro』のまとめ
今回紹介した『ALLDOCUBE iPlay50 Pro』について、特長をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- コンパクトかつ軽量なデザイン
- 余裕のある128GB本体ストレージ
- AnTuTuベンチマーク37万点超えのパフォーマンス
- 大抵のタブレット用途を快適にこなせる性能
- 発色の良いディスプレイ
- ゲーミングアプリも比較的スムーズに動作
- 実用的なカメラ性能
- 3.5mmイヤホンジャックが用意
悪かった点
- スピーカー性能はイマイチ
以上の通り、2万円前後のタブレットの中では、実に優れたパフォーマンスを発揮するAndroidタブレットとなっている。
AnTuTuベンチマークテストで37万点超えを記録する性能を擁しており、ウェブサイト閲覧から動画視聴、ゲームアプリまで、幅広い用途を快適にこなすことが可能であった。
画素数こそ低いもののカメラ性能は十分に実用的な域であり、ウェブ会議やオンライン授業用端末としても十分活用できるだろう。
2万円前後でできるだけ性能の優れたAndroidタブレットを探している方は、本製品を選択肢の1つに入れても良いだろう。
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