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『Alldocube iPlay 60 mini Turbo』レビュー、Snapdragon 6 Gen1搭載の高コスパ8.4インチタブレット

2024-10-10

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

2024年10月、世界中に数多くのタブレット端末をリリースしてきたAlldocube(オールドキューブ)は、8.4インチ型の最新モデルとして『Alldocube iPlay60mini Turbo』をリリースする。

公式サイトおよびAmazonや楽天などで購入することができ、価格は割引込みで3万円台前半だ。

同ブランドは最近、大人気モデル「ALLDOCUBE iPlay50 mini」をはじめとする8.4インチ型タブレットを多数リリースしてきたが、今回リリースされる『Alldocube iPlay60mini Pro』は、直近で最も高いスペックを備えた最新モデルと言えるだろう。

CPU(SoC)には「Snapdragon 6 Gen1 オクタコアプロセッサー」を採用。8GB LPDDR5 RAM(最大8GBの仮想RAM拡張に対応)と128GB UFS 3.1ストレージを備えるほか、18W高速充電対応の5,500mAh大容量バッテリーを内蔵するなど、全体的に前モデルよりも優れたスペック構成のミニタブレットとなっている。

今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

Alldocube iPlay 60 mini Turboのアイコン画像

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ブランド Alldocube
モデル名 Alldocube iPlay 60 mini Turbo
ディスプレイサイズ 8.4インチ IPSディスプレイ
解像度 1,920×1,200(FHD+)270ppi
輝度 350cd/㎡(typ)
OS Android 14
CPU Snapdragon 6 Gen1 オクタコアプロセッサー
RAM 8GB LPDDR5 RAM(最大8GBの仮想RAM拡張に対応)
ストレージ 128GB UFS 3.1
マイクロSDカード 対応(最大1TBまで)
SIMカード 非対応
バッテリー容量 5,500mAh(18W高速充電対応)
スピーカー デュアルBOXスピーカー内蔵
搭載カメラ フロント:5MP
リア:13MP
顔認証 非対応
Widevine L1サポート
搭載ポート USB 3.1 Gen 1
対応通信規格 2.4GHz/5GHzデュアルバンドWi-Fi(802.11 ac/a/b/g/n), Bluetooth5.0
GPS 非対応
本体サイズ 約323g
本体重量 長辺:202.7mm
短辺:126mm
厚さ:7.9m

Alldocube iPlay 60 mini Turboのスペック説明画像

今回紹介する『Alldocube iPlay60mini Turbo』は、8.4インチの小型な筐体に充実したスペックが詰め込まれたタブレットだ。OSはAndroid14を搭載。

筐体サイズは202.7×126×7.9mm、重量は約323gと小型かつ軽量で、長時間持ち続けても疲れず、カバンなどに入れて外出先へ持ち運ぶ用途にも適している。

携行性に優れたデザイン

8.4インチ、1,920×1,200(FHD+)解像度に対応したIPSパネルのディスプレイを搭載。鮮明でカラフルな映像を楽しむことが出来る。

▼WidevineはL1をサポートしており、ネットフリックスなどの動画サイトにおいて高画質映像を楽しめる。

ディスプレイ仕様説明画像

筐体の上下にデュアルBOXスピーカーを内蔵しており、臨場感のある映像を楽しめる。

筐体の上下にデュアルBOXスピーカーを内蔵

CPU(SoC)には「Snapdragon 6 Gen1 オクタコアプロセッサー」を、RAMは8GB LPDDR5を採用。ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なタブレット利用はもちろん、ゲーミングまで快適にこなせる性能を備えている。なお、最大8GBの仮想RAM拡張が可能で、よりスムーズなタブレット操作を楽しめるようになる。

▼公式によると、AnTuTuベンチマークテストにおいて約55万点を記録したとのこと。

Snapdragon 6 Gen1 オクタコアプロセッサー

128GB UFS 3.1のストレージを内蔵。大量のデータを保存できる。また、カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大1TBまでの容量拡張が可能となっている。

大容量ストレージ内蔵

通信規格は2.4GHz/5GHzデュアルバンドWi-Fi(802.11 ac/a/b/g/n)および Bluetooth 5.0に対応。一方でSIMカードの挿入には対応していないため、モバイルデータ通信を行うことができない点に注意。

USB 3.1 Gen 1 Type-Cポートを備えており、従来モデルよりも高速データ伝送が可能に。外部モニターへの映像出力にも対応している。

USB 3.1 Gen 1 Type-Cポートによる高速データ伝送

外部モニターへの映像出力にも対応している

前面には5メガピクセルのフロントカメラを、背面には13メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能。

バッテリー容量は5,500mAhと、小型の筐体にしては大きめであり、長時間の連続使用が可能。外出先でも安心して長時間利用でき、利便性に優れていると言える。

▼18W高速充電にも対応。

バッテリー仕様説明画像

以上の通り、非常に小型の筐体サイズに対して、前モデルよりも優れたパフォーマンスを発揮する3万円台前半の高コスパなAndroidタブレットとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

外箱の様子

箱を開けた様子

▼内容物をすべて取り出した様子。

内容物一覧

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • タブレット本体
  • USB Type-Cケーブル
  • ユーザーマニュアル

※今回のレビュー時に提供いただいたのはレビュー用パッケージであり、Amazonや楽天から購入できるパッケージには、上記に加えて電源アダプタカードピンが付属します。

▼タブレットの外観。8.4インチディスプレイ搭載のコンパクトかつスタイリッシュな外観。

8.4インチディスプレイ搭載のコンパクトかつスタイリッシュな外観

▼前面中央には5MPフロントカメラが内蔵。

フロントカメラ

▼背面の様子。

タブレット背面の様子

▼背面には13MPリアカメラが内蔵。

リアカメラ

▼タブレット本体は約323gと非常に軽く、長時間持ち続けても腕が疲れづらい。

タブレットを手に持った様子-正面

タブレットを手に持った様子-背面

▼背面の手触りはサラサラとしており、そこそこの高級感もある。指紋や手脂などの汚れも目立ちづらい点がGOOD。

背面素材の確認

▼厚みは7.9ミリと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。

タブレットを手に持った様子-側面横向き

タブレットを手に持った様子-側面縦向き

続いてインターフェースについて紹介していく。

▼上部にはType-Cポートスピーカーが用意。

タブレット上部の様子

▼下部にもスピーカーが内蔵。

タブレット下部の様子

▼右側面には電源ボタン音量調節ボタンが用意。

タブレット右側面の様子

▼左側面にはカードスロットが用意。

タブレット左側面の様子

▼ピンを用いてスロットを開き、最大1TBのマイクロSDカードを挿入できる。

カードスロットを開いた様子

コンパクトな筐体に必要最低限のインターフェースが詰め込まれたデザインとなっている。

AnTuTuベンチマークテスト

本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。

▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照

Android端末でAnTuTuベンチマークテストを行う超簡単な方法(2023年時点)

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結果として、約55万点のスコアを記録した。

ベンチマークテスト結果

Alldocube公式の公表値通り、約55万点の高スコアを記録した。

さすがはSnapdragon 6 Gen1を搭載していることもあり、3万円台前半の8.4型のミニタブレットとしては実に優れた性能を備えていると言える。

ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なタブレット利用はもちろん、ゲーミングまで快適にこなせるだろう。

携行性に優れたミニサイズ

タブレットで読書を楽しむ様子

本製品のような小型かつ軽量なタブレットは持ち運びに適しているだけでなく、長時間持ち続けても腕が疲れづらいため、読書や動画視聴など、コンテンツ視聴用端末として最適だ。

▼持ち歩きたくなる、ちょうど良いサイズ感。

タブレットでウェブマガジンを読む様子

▼1920×1200と解像度が高いため、細かな文字も読みやすい。

タブレットで漫画を読む様子

▼筐体のコンパクトさに対して性能も優れているため、ちょっとした空き時間にゲームアプリを楽しみたい場合にもうってつけ。

タブレットでゲームを遊んでいる様子

あまり大きなサイズのタブレットを持ち歩きたくない方にはオススメのモデルと言える。

大抵のタブレット用途は快適

タブレットを起動した様子

本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。

ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。

▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。

ウェブサイト閲覧の様子1

画像やスクリプト多めのサイトでも、読み込み時に遅延を感じたり、スクロール時にカクつきを感じることも無かった。

ウェブサイト閲覧の様子2

▼FHD+解像度ディスプレイのおかげで、細かな文字まで読みやすい。

ウェブサイト閲覧の様子3

また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。

▼4Kなど高画質の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。

ゲーム動画視聴の様子1

ゲーム動画視聴の様子2

▼ディスプレイの発色も良く、映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。

アニメ動画視聴の様子

など、WidevineはL1サポートであり、ネットフリックスやAmazon Primeビデオなどにおいて、高画質設定の映像を楽しむことが可能だ。

Widevine確認画面

以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。

そこそこ優れた品質の内蔵スピーカー

スピーカー品質の確認中

本機のスピーカー品質について確認してみた。

▼サウンド再生の様子

低音こそ響かないものの、中~高音域に関してはクリアに響き渡る。デュアルBOXスピーカーが上下に分かれて搭載されていることで、音にそれなりの立体感もある。

普通に映画やアニメ等を視聴する分には、支障のないスピーカー品質を実現できていると言える。

実用的なフロント・リアカメラ

また、本機に搭載されているカメラについても確認した。

▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。

フロントカメラで自撮りする様子

フロントカメラの画素数は5メガピクセルと低めではあるものの、撮影した写真は全体的に画質がクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。

激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。

▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。

リアカメラで撮影したぬいぐるみ

リアカメラで撮影したぬいぐるみ-ズーム

リアカメラで撮影した観葉植物

リアカメラで撮影した観葉植物-ズーム

▼屋外撮影(1倍)

リアカメラで撮影した屋外-1倍

▼屋外撮影(3倍)

リアカメラで撮影した屋外-3倍

▼屋外撮影(5倍)

リアカメラで撮影した屋外-5倍

背面カメラについて、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。5倍以上に拡大して遠景を撮影した場合でも、比較的鮮明な画像を得られた。

オンライン授業やウェブ会議、記念撮影から映像記録まで、幅広い場面で活用できる品質となっている。

ゲーミング性能の確認

本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。

『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時

まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。

ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。

▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。

統合版マインクラフト(旧PE)プレイの様子1

統合版マインクラフト(旧PE)プレイの様子3

▼処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できていた。

統合版マインクラフト(旧PE)プレイの様子2

統合版マインクラフト(旧PE)プレイの様子4

1時間ほどサバイバル生活を楽しんでみたが、一貫してスムーズな操作が可能であり、処理落ちなどでストレスを感じることも無かった。

アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。

『PUBG』プレイ時

続いて『PUBG』の場合について。

まずグラフィッククオリティに関しては、現時点で最高設定の『ウルトラHDR』まで選択できた。

PUBGの画質設定画面

実際にいくつかの試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、高解像度設定で終始快適なゲームプレイが可能であった。

▼高解像度グラフィックのおかげで、遠くまで索敵しやすい。

PUBGプレイの様子6

PUBGプレイの様子3

▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。

PUBGプレイの様子1

PUBGプレイの様子4

PUBGに関しても、実に快適なパフォーマンスでゲームを楽しむことができた。

『原神』プレイ時

最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。

タブレットでゲームを遊んでいる様子

画質設定はデフォルトで "" に設定されている。

原神の画質設定画面-低

▼ "中" に上げるとデバイス負荷が高まるが、依然として快適なゲームプレイが可能であった。

原神の画質設定画面-中

▼ "高" まで上げると、さすがにフレームレート低下が顕著に生じるようになるが、ゲームプレイ自体は可能であった。

原神の画質設定画面-高

"中" ~ "高" あたりのグラフィック設定であれば、本機で原神をプレイすることは可能であった。

原神プレイの様子5

▼十分に綺麗なビジュアルで原神を遊べる。

原神プレイの様子4

原神プレイの様子3

原神プレイの様子1

以上の通り、原神クラスのヘビーなゲームアプリでも、そこそこ快適に遊べることが確認できた。

ゲーム目的で手ごろなタブレットを探している方にも、オススメできるモデルと言える。

バッテリーの持ちは1日~1日半程度

本製品には5,500mAhのバッテリーが内蔵されている。

ウェブサイト閲覧や動画視聴などで普通にタブレットを使用する分には、1日~1日半程度はバッテリーが持続した。

▼バッテリーセーバーを起動すれば、より長く使用できるだろう。

バッテリー設定画面

外出先において、空き時間にタブレットで読書したり、動画を視聴する場合でも、バッテリー残量をあまり気にせずに楽しめるだろう。

なお、本製品は18W高速充電に対応しており、わずかな充電時間でバッテリーを回復できる点も嬉しい。

タブレット充電の様子

『Alldocube iPlay 60 mini Turbo』のまとめ

Alldocube iPlay 60 mini Turboのアイコン画像

今回紹介した『Alldocube iPlay 60 mini Turbo』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 持ち運びや長時間利用に適した小型の筐体
  • 指紋などの汚れが付着しづらく、そこそこの高級感もある筐体素材
  • 発色の良いディスプレイ
  • Snapdragon 6 Gen1による優れたパフォーマンス
  • Widevine L1サポート
  • ゲームアプリもスムーズに動作
  • 実用的なスピーカー&カメラ
  • 性能に対して、比較的リーズナブルな価格

悪かった点

  • SIMカード非対応
  • 顔認証に非対応

以上の通り、3万円台前半という価格に対して、全体的に優れたパフォーマンスを提供する8.4型ミニタブレットとなっている。

本製品のような小型かつ軽量なタブレットは持ち運びに適しているだけでなく、長時間持ち続けても腕が疲れづらいため、読書や動画視聴など、コンテンツ視聴用端末として最適だ。ディスプレイ解像度も1920×1200と高いため、細かな文字も読みやすい。

何より、Snapdragon 6 Gen1を搭載することで従来モデルより大幅にパワーアップした処理能力を実現しており、ウェブサイト閲覧や動画視聴などの一般的なタブレット利用はもちろん、ゲーミングまで快適に楽しむことができた。

スピーカー&カメラの品質もそこそこ優れており、いずれも十分に実用的なレベルだ。

バッテリーの持ちも良好。一般的なタブレット利用であれば、1日~1日半程度は充電なしで使用し続けられるだろう。

一方で、「ALLDOCUBE iPlay50 mini」などとは異なり、SIMカード非対応な点はやや残念だ。どうせならこの小型の筐体サイズを活かして、外出先で4G LTEを使用しつつメディアコンテンツを楽しみたかった。

また、顔認証に非対応な点も何とかならなかったものか。顔認証がダメなら指紋認証に対応させるなど、ユーザビリティの面を考慮してほしかった。

何はともあれ、基礎性能自体は高く、3万円台前半という価格を考えれば、コストパフォーマンスに優れたモデルであると言える。

iPad Miniを買うほどの余裕は無いが、使い物になる性能の小型タブレットが欲しいという方には、オススメしたい一品となっている。

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