世界中に数多くのタブレット端末をリリースしてきたAlldocubeは、8.4インチ型の最新モデルとして『Alldocube iPlay60mini Pro』をリリースした。
8.4インチディスプレイを搭載したコンパクトなAndroidタブレットであり、2万円台のリーズナブルな価格に対して、Helio G99 オクタコアプロセッサー搭載、8GB RAM + 128GBストレージ内蔵、大容量バッテリー内蔵など優れたスペック構成の高コスパモデルとなっている。
今回、メーカーより本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
コスパ最強クラスの2万円台格安Androidタブレット
今回紹介する『Alldocube iPlay60mini Pro』は、8.4インチディスプレイを搭載した、高コストパフォーマンスな格安Androidタブレットだ。
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- 最終価格:21,549円(税込)
- 有効期限:2024年6月28日(金)~ 30日(日)
ブランド | Alldocube |
モデル名 | Alldocube iPlay60mini Pro |
ディスプレイサイズ | 8.4インチ IPS |
解像度 | 1,920×1,200(FHD+) |
OS | ALLDOCUBE OS 3.0(Android 14ベース) |
CPU(SoC) | Helio G99 オクタコアプロセッサー |
RAM | 8GB(最大8GBの仮想RAM拡張が可能) |
ストレージ | 128GB |
マイクロSDカード | 対応(最大512GBまで) |
SIMカード | デュアルnano SIMカード対応 |
対応通信規格 | デュアルバンドWi-Fi, Bluetooth5.2, GPS, 4G LTE |
対応バンド | GSM: B2/3/5/8 WCDMA: B1/2/5/8 FDD: B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66 TDD: B38/39/40/41 |
搭載カメラ | フロント:5MP / リア:13MP |
スピーカー | デュアルスピーカー内蔵 |
バッテリー容量 | 6,050mAh(18W高速充電対応) |
本体サイズ | 202.7×126×7.9mm |
本体重量 | 約310g |
筐体サイズは202.7×126×7.9mm、重量は約310gと小型かつ軽量で、長時間持ち続けても疲れず、カバンなどに入れて外出先へ持ち運ぶ用途にも適している。
▼より洗練された筐体デザイン。
▼6軸ジャイロ&モーター搭載により、没入感の高いゲーミング体験が可能に。
OSにはALLDOCUBE OS 3.0(Android 14ベース)を採用。
8.4インチ、1,920×1,200(WUXGA)解像度に対応したIPSパネルのディスプレイを搭載。鮮明でカラフルな映像を楽しむことが出来る。WidevineはL1をサポートしており、ネットフリックスやAmazonプライムビデオ、Huluなどの動画サイトにおいて高画質映像を楽しめる。
▼上下配置のデュアルスピーカーにより、立体的なサウンドを楽しめる。
CPU(SoC)にはHelio G99 オクタコアプロセッサーを、RAMは8GBを採用。一般的なタブレット用途は問題なくスムーズにこなせるだけの性能を擁している。RAMは最大8GBまでの仮想RAM拡張が可能で、よりスムーズなタブレット操作を楽しめるようになる。
内蔵ストレージに関しては128GB用意。カードスロットを備えており、マイクロSDカードを挿入することで最大512GBまでの拡張が可能となっている。
通信規格は2.4/5GデュアルバンドWi-Fiおよび Bluetooth 5.2に対応。デュアルnanoSIMカードの挿入にも対応しており、Wi-Fiのない環境でも4G LTE通信を行うことが可能。
前面には5メガピクセルのフロントカメラを、背面には13メガピクセルのリアカメラを内蔵しており、風景撮影からテレワーク、オンライン授業などの用途にも活用可能。
▼顔認証にも対応。
バッテリー容量は6,050mAhと、小型の筐体にしては大きめであり、長時間の連続使用が可能。外出先でも安心して長時間利用でき、利便性に優れていると言える。18W高速充電にも対応しており、わずかな時間であっという間にバッテリーを回復できる点も魅力的だ。
以上の通り、非常に小型の筐体サイズに対して、優れたパフォーマンスを発揮する高コスパなAndroidタブレットだ。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子。
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- タブレット本体
- ユーザーマニュアル
- SIMカードピン
- 電源アダプタ
- USB Type-Cケーブル
▼タブレットの外観。8.4インチディスプレイ搭載のコンパクトかつスタイリッシュな外観。
▼正面中央には5MPのフロントカメラが内蔵。
▼背面の様子。
▼背面には13MPのリアカメラが内蔵。
▼本体重量は約310gと実に軽く、長時間持ち続けても疲れづらい。
▼背面には鈍い光沢が見られ、サラサラした手触りで指紋などの汚れも付着しづらい。そこそこの高級感もある。
厚みは7.9ミリと薄く、カバンなどに入れて持ち運んでも支障にならないだろう。
続いてインターフェースについて紹介していく。
▼上部にはType-Cポート、スピーカー1基が内蔵。
▼下部にもスピーカー1基が内蔵。
▼右側面には電源ボタン、音量調節ボタンが用意。
▼左側面にはカードスロットが用意。
▼付属のピンでスロットを開き、デュアルnanoSIMカードおよびマイクロSDカードの挿入が可能。
以上の通り、コンパクトな筐体に必要最低限のインターフェースが詰め込まれたデザインとなっている。
AnTuTuベンチマークテスト
本機について、スマホ・タブレット端末の性能を測ることのできる『AnTuTuベンチマークテスト』を実施してみた。
▼Android端末におけるAnTuTuベンチマークテストの実施方法はコチラを参照
-
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結果として、約40.1万点のスコアを記録した。
2万円台の価格帯の小型タブレットとしては、非常に優れたスコア結果であると言える。
ウェブサイト閲覧から動画視聴はもちろん、ゲームアプリもある程度スムーズに動作するだろう。
小型で利便性に優れた筐体サイズ
本製品のような小型かつ軽量なタブレットは持ち運びに適しているだけでなく、長時間持ち続けても腕が疲れづらいため、メディア視聴用端末としても適している。
▼1920×1200と解像度が高いため、Amazon Kindleなどで電子書籍を読む用途にも最適だ。
▼小さな文字まで鮮明に描画される。
▼筐体のコンパクトさに対して性能も優れているため、ちょっとした空き時間にゲームアプリを楽しみたい場合にもうってつけ。
あまり大きなサイズのタブレットを持ち歩きたくない方にはオススメのモデルと言える。
大抵のタブレット用途は快適
本機のパフォーマンスを確認するため、ウェブサイト閲覧時・動画視聴時の動作について検証した。
ウェブブラウジングは実に快適であり、画像が多めのサイトや、処理の重いサイトであっても スムーズに閲覧することが出来た。
▼ほとんどのウェブサイトが一瞬で表示される。
画像やスクリプト多めのサイトでも、読み込み時に遅延を感じたり、スクロール時にカクつきを感じることも無かった。
▼FHD+解像度ディスプレイのおかげで、細かな文字まで読みやすい。
また、YouTubeやネットフリックスなどの動画サイトを閲覧した場合においても、スピーディかつスムーズに動画を再生することが可能であった。
▼4Kなど高画質の美しい映像を、スムーズに視聴することが出来る。
▼ディスプレイの発色も良く、映画からアニメに至るまで、深みのある色合いで楽しむことが出来た。
なお、WidevineはL1サポートであり、ネットフリックスやAmazon Primeビデオ、Huluなどにおいて、高画質設定の映像を楽しむことが可能だ。
▼ちなみに、設定アプリより最大8GBまでの仮想RAM拡張が可能だ。
以上の通り、ウェブサイト閲覧や動画視聴においては、何の問題もなく快適に行うことが出来た。
▼他にも、設定画面では様々な便利機能を利用できる。
スピーカー性能はそこそこレベル
本機のスピーカー品質について確認してみた。
音質に関してはそこそこレベルといった感想だ。
中~高音域はある程度響くものの、低音に関しては完全につぶれてしまっている。ただ、上下に計2基のスピーカーを内蔵していることもあり、音に多少の立体感はある。音圧も強めだ。
映画やアニメ等でセリフの聞き取りに支障をきたすレベルでは決してないが、音質には過度の期待はしない方が良いだろう。
実用的なフロント・リアカメラ
また、本機に搭載されているカメラについても確認した。
▼実際にフロント(前面)カメラで撮影した画像。
フロントカメラの画素数は5メガピクセルと低めではあるものの、撮影した写真は全体的に画質がクリアで、人物の表情から背景の様子に至るまで明瞭に映し出すことが出来ていた。
激しく動いても残像などはほとんど発生せず、ウェブ会議やオンライン授業に利用しても全く問題ない品質だろう。
▼実際にリア(背面)カメラで撮影した画像。
背面カメラについても、フロントカメラ以上に鮮明で美しい写真を撮影することが可能であった。発色も良く、肉眼で見た場合に近い色合いを実現している。拡大撮影時は画質が露骨に荒くなるが、近距離撮影に関しては十分な画質であった。
旅行時の記念撮影用としては心もとないが、映像記録用のカメラとしては十分に機能するだろう。
ゲーミング性能の確認
本機を用いて各種ゲームアプリを遊んだ際のパフォーマンスについても確認していく。
『統合版マインクラフト(旧PE)』プレイ時
まずは『統合版マインクラフト(旧PE)』の場合について。
ワールドを作成して実際にプレイしてみたが、スムーズで快適に移動することが出来た。
▼チャンク読み込み時にもそこまで重さを感じることはない。
▼処理の重くなりがちなバイオームでもスムーズに操作できていた。
1時間ほどサバイバル生活を楽しんでみたが、一貫してスムーズな操作が可能であり、処理落ちなどでストレスを感じることも無かった。
アドオンを導入したり、友人らと多人数マルチサーバーに参加した場合でも、スムーズなゲームプレイを楽しむことができるだろう。
『PUBG』プレイ時
続いて『PUBG』の場合について。
まずグラフィッククオリティに関しては『HD』まで選択出来た。
実際にいくつかの試合に参加してみたが、大人数のプレイヤーが密集する場所においても、処理落ちやカクつきなどはほとんど生じず、終始快適なゲームプレイが可能であった。
▼激しく動き回っても、ラグやフレームレート低下などを感じることはほとんどなかった。
HDグラフィック設定では、ビジュアルに多少荒い点が目立つが、それでも普通にゲームを楽しむ分には問題のないパフォーマンスを実現できていた。
『原神』プレイ時
最後に "激重" ゲームとしても有名な『原神』の場合について。
画質設定はデフォルトで "最低" に設定されている。
▼ "低" に上げるとデバイス負荷が高まるが、依然として快適なゲームプレイが可能であった。
▼ "中" 以上まで上げると、さすがにフレームレート低下が生じるが、それでも比較的スムーズなゲームプレイが可能であった。
本機で原神を快適にプレイしたいのであれば、低~中画質設定までが限界と言えるだろう。
▼ "中" 画質設定までであれば、激重ゲームアプリの『原神』でもある程度スムーズに遊ぶことができていた。
▼そこそこ満足度の高い画質で原神を遊べる。
以上の通り、マイクラやPUBGクラスのゲームアプリであれば、快適にプレイすることが可能であった。
原神クラスの重いゲームアプリでも、画質設定を妥協することで比較的スムーズに動作した。
バッテリーは1日間程度持続
本製品には6,050mAhの大容量バッテリーが内蔵されている。
実際にウェブサイト閲覧や動画視聴などに使用してみたが、10時間程度のタブレット利用が可能であった。
一般的な利用頻度であれば、1回の充電で1日中バッテリーを持続させることは可能だろう。
ただし、動画視聴やゲーミングを主にタブレットを利用する場合、長くもっても5時間程度のため、充電ケーブルを常に持ち歩いた方が良い。18W高速充電に対応しているため、わずかな充電時間で素早くバッテリー残量を回復できる点は嬉しい。
『Alldocube iPlay60mini Pro』のまとめ
今回紹介した『Alldocube iPlay60mini Pro』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 持ち運びや長時間利用に適した小型の筐体
- 指紋などの汚れが付着しづらく、そこそこの高級感もある筐体素材
- 大抵のタブレット用途を快適にこなせる性能
- 発色の良いディスプレイ
- Widevine L1サポート
- ゲームアプリも設定次第でスムーズに動作
- 実用的なカメラ性能
- リーズナブルな価格
悪かった点
- 指紋認証に非対応
以上の通り、2万円台の小型タブレットとしては非常に優れたパフォーマンスのモデルとなっている。
コンパクトな筐体静に対して基本性能が優れており、ウェブサイト閲覧や動画視聴はもちろん、マイクラやPUBG、原神などのゲームアプリも設定次第ではスムーズに遊ぶことが出来た。Widevine L1をサポートしているため、ネットフリックスなどの動画サイトにおいて高画質映像を楽しめる点も嬉しい。
カメラ性能も良く、ウェブ会議やオンライン授業用として十分活用できるレベルだと言える。
FHD+解像度のディスプレイによる描画も綺麗で、デュアルスピーカーと併せて満足度の高いメディア視聴が可能であった。
何より、とにかく筐体サイズがコンパクトかつ軽量のため、長時間持ち続けても疲れづらく、持ち運びにも最適だ。電子書籍リーダーや動画視聴用端末としても向いているだろう。
リーズナブルな価格で、実用的な性能を備えつつ持ち運びに適した小型タブレットを求めている方には、現時点で最もオススメしたい一品だ。
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