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『Amazfit Active』レビュー | 軽量&スタイリッシュ!機能が詰め込まれた高性能スマートウォッチ

2023-12-06

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

2023年12月6日(水)、日本国内向けにAmazfitの最新フラグシップスマートウォッチ『Amazfit Active』(アマズフィット アクティブ)がリリースされた。

一般販売価格は21,900円(税込)となっている。

軽量&スタイリッシュな筐体サイズに対して実に豊富な機能を利用可能な最新スマートウォッチであり、新しくヴィーガンレザーを採用(ラベンダーパープルのみ)し、よりファッション性が高められている。

今回、メーカーより本製品(ミッドナイトブラック色)を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。

軽量&スタイリッシュ!機能が詰め込まれた高性能スマートウォッチ

今回紹介する『Amazfit Active』は、同ブランドの従来モデルに引けを取らない機能充実度を保ちつつ、よりカジュアルな見た目でファッション性の高いデザインが採用された、高性能スマートウォッチとなっている。

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Amazfit
ブランド Amazfit(アマズフィット)
モデル名 Amazfit Active(アマズフィット アクティブ)
カラー ミッドナイトブラック/ペタルピンク/ラベンダーパープル
画面サイズ 1.75インチ HD AMOLED
解像度/PPI 390×450 / 341ppi
画面常時表示 対応
内蔵センサー 健康:バイオトラッカー™PPG
運動:加速度センサー、地磁気センサー、温度センサー
測位システム 円偏波GPSアンテナ
5衛星測位(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)
※屋内位置サービスは非サポート
通信規格 Bluetooth 5.2、BLE
防水規格 5ATM
対応OS Android 7.0 以上、 iOS 14.0 以上
対応アプリ Zepp
マイク サポート
スピーカー 内蔵
内部ストレージ 272MB(音楽データ保存用)
本体サイズ 約42.36×35.9×10.75mm(心拍ベース除く)
本体重量 シリコン:約35.7g(バンド含む)/約24g(バンド除く)
ヴィーガンレザー:約35.5g(バンド含む)/約27g(バンド除く)
タッチスクリーン 強化ガラス+指紋防止コーティング
ボディ素材 シリコン:アルミニウム合金+プラスチック
ヴィーガンレザー:ステンレス+プラスチック
バンド素材 シリコン/ヴィーガンレザー
バンド幅 20mm
バンド長 シリコン:135mm-190mm
ヴィーガンレザー:135mm-200mm
バンド仕様 クラシックピンバックル
バッテリー容量 300 mAh
バッテリー持続期間 省電力モード:最大30日間
通常使用:最大14日間
ハード使用:最大10日間

▼前機種(Amazfit GTS4 Mini)との比較

約42.36×35.9×10.75mmの筐体に1.75インチの大きめなディスプレイを搭載。390×450 / 341ppi解像度対応のディスプレイは見やすく、操作しやすい。強化ガラス+指紋防止コーティングの施されたスクリーンのおかげで、汚れや衝撃にも強く、常に綺麗で見やすい状態で利用できる。

カラーはミッドナイトブラック/ペタルピンク/ラベンダーパープルの3種類を用意。ブラック色とピンク色のモデルはアルミニウム合金フレームとシリコンバンドで構成されているのに対し、パープル色のモデルはステンレス製フレームとヴィーガンレザーバンドで構成されており、ややゴージャス感が増している。

コンパクトかつ軽量な筐体サイズに対して機能は充実しており、独自開発の「バイオトラッカー™PPG生体認証センサー」により、心拍数や消費カロリーの計測といったヘルスケア機能はもちろん、血中酸素レベル測定や睡眠モニタリングなどの健康管理機能をもれなく利用可能だ。

▼毎朝、身体とメンタルのリフレッシュ具合をスコアにして教えてくれる「レディネス」機能も搭載。

そしてスポーツ時の運動計測機能も充実しており、120を超える種類の運動に対応している。5ATMの高い防水規格に対応しているため、水泳などのウォーターアクティビティ計測にも利用できる。

5衛星測位(GPS、GLONASS、Galileo、BDS、QZSS)に対応。ビルが密集する都市部や、郊外の山間部などにおいても、高精度の位置測位が可能だ。

Google FitやApple Healthなど、サードパーティのフィットネスアプリと連携してデータを同期することも出来る。

AIの力を活用し、ユーザーの現在のランニングレベル、目標とするレースの日付と距離、およびレースの目的に基づいて、ベストパフォーマンスに導くランニングプランを自動生成してくれる「Zepp Coach」も搭載。

▼オーバートレーニングを避けるための休息や、適切なトレーニングのステップアップまでAIが提案する。

スピーカー&マイクを搭載しており、ウォッチ越しに通話を楽しんだり、Amazon Alexa(アレクサ)を利用することも可能。

スマートウォッチ自体にZepp OS 2.0が搭載されており、スマホ通知確認、天気、コンパス、気圧高度計、Alexa(日本語対応)、通知クイック返信(Androidのみ)、リモート撮影、会員カード(お気に入り店舗のショップカードのポイントコードなどをウォッチに追加)、TO-DOリスト、アラームなど、実用性の高い多くの機能を豊富に取り揃えている。アプリストアから最新のアプリを自由にインストールすることも可能だ。

また、272MBの音楽用ストレージを内蔵しており、お気に入りの楽曲データをウォッチ内に保存し、オフライン環境で再生することも可能となっている。

そして300mAhの大容量バッテリーを搭載しており、一般的なウォッチ利用頻度で約14日間の連続使用が可能。いちいちウォッチを充電する手間を省くことができる。

このように、日常生活からビジネスの場面、本格的な運動まで、幅広い場面で役立つ機能を豊富に搭載した高性能スマートウォッチとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子。

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • スマートウォッチ本体
  • 充電ケーブル
  • ユーザーマニュアル

▼ユーザーマニュアルは日本語にも対応。

▼スマートウォッチ本体の外観。約42.36×35.9×10.75mmの筐体に、1.75インチの大きなタッチスクリーンが搭載されている。

▼タッチスクリーンには強化ガラス+指紋防止コーティングが施されており、頑丈で汚れづらい。

▼真横から見た様子

▼右側面にはファンクションボタンが搭載。ボタンの機能はアプリから自由にカスタマイズ可能だ。

▼後ろから見た様子。ブラック色モデルのバンドはシリコン製で、仕様はクラシックピンバックルとなっている。

▼バンドを展開した様子。

▼裏面の様子。

▼裏面の手首にあたる部分には、装着者の生体情報を読み取る端子と、充電ポートが用意。

マグネット式充電でバッテリーを高速回復

本製品付属の充電ケーブルは、マグネット吸着式となっている。

充電の際は、スマートウォッチ背面のポートにケーブル端子を近づけるだけでカチッと磁石で吸着し、充電が開始される。

いちいち端子を手探りで探して接続する必要もないため、普段からストレスなく充電を開始出来る。

充電速度は非常に速く、バッテリー残量がゼロでも、2時間ほど給電を行うことで満充電まであっという間に回復させることが可能だ。

ちなみにバッテリー自体の持ちも良く、筆者の場合は2週間に1回ほど充電を行うだけで、支障なく使用継続できた。

いちいち頻繁にバッテリー残量を気にしたり、頻繁に充電する必要が無い点は非常に嬉しいし、実用的だ。

公式アプリのインストールでスマホと同期

本製品の利用を開始する際は、スマートウォッチと連携したいスマホやタブレット端末へ、事前に公式アプリをインストールしておこう

▼公式アプリ(iOS・Android対応)

Zepp

Zepp
開発元:Huami Inc.
無料
posted withアプリーチ

側面のファンクションボタンを長押しするとスマートウォッチが起動し、ペアリングスタンバイ状態となる。

▼インターフェースは当然、日本語にも完全対応している。

アプリ(スマホ・タブレット端末)とのペアリングが完了すると、端末上でスマートウォッチの状態を確認したり、データの分析や機能のカスタマイズなどを行うことが可能となる。

▼本製品を使いこなすうえで必須のアプリなので、初起動時に必ずインストール&ペアリングする必要がある。

▼アプリ上には、ウォッチの機能に関わる非常に豊富な設定項目が用意。自身の使い勝手が良くなるよう、柔軟な調節が可能だ。

快適な着け心地

本製品の装着感は実に快適であり、シリコン製のバンドが手首へ柔軟にフィットする。

▼強めに締め付けた場合でも、皮膚との擦れなどはほとんど生じなかった。

▼ブラック色モデルの筐体素材にはアルミニウム合金+プラスチックが採用。軽くて頑丈だ。

▼どのような太さの手首にも柔軟にフィットする。

このように、普段から自然な気分で装着し続けることが可能となっている。

本体重量がバンドを含めて約35.7gと非常に軽いため、長時間装着し続けても腕の疲れを生じなかった

そして5ATMの防水規格で設計されているため、装着した状態で手洗いを行ったり、シャワーを浴びても故障することはない。

ただし温水はNGのため、風呂場やサウナ等での使用は避けよう。

Zepp OS搭載で非常に豊富な機能を利用可能

本製品には、一般的なスマートウォッチ以上に豊富な機能が用意されている。

▼ホーム画面から上下左右にスワイプしたり、ファンクションボタンを押すことで、各アプリや機能を利用可能。

ディスプレイ上に表示するウィジェットは、連携済みの公式アプリ上で自由にカスタマイズ可能だ。

ヘルスケア機能全般からアラーム、メッセージ&着信通知、天気予報、そのほか便利機能など、一般的なスマートウォッチで利用できるほとんどの機能が用意されている。

▼Amazonアカウントと連携することで、Alexa(アレクサ)を利用可能。

▼音楽操作機能も搭載。連携中のスマホの音楽に対し、再生/停止、音量調整、曲送り/戻しといった操作を行うことが出来る。

また、本製品は音楽保存用の272MBストレージを内蔵しており、好みの楽曲データをウォッチ内に保存してスタンドアローン再生することも可能だ。

▼現在地のリアルタイムな天候情報も確認可能。

また、「会員カード」という機能が用意されており、登録済みのQRコードをウォッチ上へ瞬時に表示させることが出来る。

▼アプリ上で、会員証などのQRコード、もしくはバーコードを登録。

そしてスマートウォッチと同期することで、ウォッチ上で会員証のQRコードやバーコードを表示させることができる。

この機能をうまく活用することで、電子名刺交換や、一部のQRコード決済などをスムーズに行えるようになるだろう。

App Storeからアプリ・機能を自由に追加可能

そして本製品はZepp OSを搭載しているため、アプリ上のストアから様々な機能を自由に追加することが出来る。

▼公式アプリストアから、豊富な機能を自由に追加可能。

ユニークな機能も用意されており、新しいものがどんどん更新されている。今後も新機能が続々と更新されることが予想され、デフォルトで多機能なだけでなく、拡張性にも優れたスマートウォッチとなっている。

カスタマイズ可能な物理ボタン

ウォッチ右側面の物理ボタン(ファンクションボタン)は、長押しした際の機能を、アプリから自由に変更することが出来る。

▼好みの機能をショートカットに割り当てることが可能。

各機能へ瞬時にアクセル出来る便利なボタンなので、最も利用頻度の高い機能を割り当てておくと良いだろう。

バリエーション豊かな時計版

アプリから100種類を超える無料テーマをインストールすることで、スマートウォッチのホーム画面(時計盤)のデザインを自由に変更することも可能だ。

▼公式が配布するテーマを、オンライン上から無料でインストールすることが出来る。

クール系からビジネス系、デザイナーズ系まで幅広いバリエーションが用意されており、常に新しいテーマが更新されている。

▼デザイン性を重視するか、見やすさを重視するか、好みのテーマを適用しよう。

高度な健康管理が可能

本製品では、公式アプリと組み合わせることで高度な健康管理を行うことが出来る。

運動(ワークアウト)計測

本製品は120種類以上の運動(ワークアウト)の記録・計測に対応している。

5ATM等級の防水規格を備えているため、水泳などのマリンアクティビティ計測にも活用できる。

運動終了後は、ワークアウトデータを保存し、スマートウォッチ上やアプリ上でいつでも過去の記録を閲覧することが出来る。

▼アプリ上では、GPS機能を利用したルートトラッキングなど、詳細なワークアウト情報を確認できる。

このように、自身がどの程度の運動を行ったかを詳細に確認できるようになっている。

記録として積み上げていくことで、今後のモチベーション維持にもつながるだろう。

Zepp Coach ™でランニングプランを作成

Amazfit Activeは「Zepp Coach ™」に対応しており、 AI の力を利用して、ユーザーの目標に合わせた個別のランニングプランを提供する。

公式アプリからZeppコーチを起動し、自身に最適なランニングプランを作成してみた。

▼AIが様々な質問をしてくるので、順に答えていく。

回答が完了すると、AIが最終的なランニングプランを作成してくれる。

このように、AIの指示に従って回答していくことで、自身の身体状態と目標に最適なランニングプランを自動生成してもらうことが可能だ。

むやみに運動するよりも、プランに従って規則正しい運動を行うことで、最短で目標を達成できるだろう。

健康モニタリング機能

本製品には健康モニタリング機能が備わっており、ストレス・睡眠・心拍数・血中酸素飽和濃度などの数値を24時間監視(トラッキング)し、データとして可視化・保存しておくことが出来る。

▼危険値を検出するとアラート(警告)を発する機能も搭載。

▼自身の健康パラメータをワンタッチで簡単に計測できる。

日々の健康状態が可視化されることで、体調管理を意識することができ、生活習慣を正すことで健康促進にもつながるだろう。

上記で紹介した以外にも、ストレス管理機能や、女性の方向けに生理周期の記録機能なども用意されている。

本製品を使いこなすことで、日々の健康習慣を改善・向上させることが出来るだろう。

身体&メンタルのリフレッシュ具合をスコアで教えてくれる「レディネス」機能

また、本製品は「レディネス」機能が搭載されている。

これは、睡眠時の安静時心拍数、睡眠時の心拍変動、呼吸の質、体温に基づいて生成される毎朝のスコアで、心身のコンディションを見える化してくれる便利な機能だ。

▼ワンタッチですべての健康指標を測定できる。

身体と精神(メンタル)の回復具合をスコア化することで、自身でも無意識のうちに溜め込んでいるストレスや疲れなどに気が付くことができ、回復につながる。

▼モニタリングする項目は、自身で自由に変更可能。

上述した「Zepp Coach ™」と組み合わせることで、より効果的にオーバーワークを避けることができるだろう。

外部アプリとの連携も可能

Zeppアプリはヘルスケアやadidas Running、Stravaといったサードアプリとの連携に対応しており、今までに記録してきた健康データ、運動データを共有できる。

複数アプリで健康管理を行いたい場合にも便利な機能だ。

通知連動機能がとても便利

スマートウォッチを利用している中で、個人的に最も重宝している機能が "スマホ通知連動" である。

これはスマホ上に通知された着信、メッセージ受信、その他SNSアプリ等のプッシュ通知を、スマートウォッチ上でも確認できる機能だ。

この機能を利用すると、音声着信はもちろん、メッセージ受信時に内容を確認することも可能となる。LINEやSkype、E-mailなど、メッセージアプリで届いたテキストの内容をディスプレイで確認することもできる。

▼大きな高解像度ディスプレイのおかげで、小さな文字まで明瞭に描画されて見やすい。

各種通知をスマートウォッチ上で確認できるため、スマホを出さずとも内容を把握することが出来るようになる。

▼アプリごとに通知のON/OFFを切り替えられる点もGOOD。

実際に利用してみると、実に便利で重宝する機能だ。

ウォッチ越しでの通話に対応

本製品はマイク&スピーカーを内蔵しており、スマートウォッチ越しに会話(通話)を楽しむことが出来る。

▼通話機能を利用する場合、専用のBluetooth接続を行う必要がある。

▼アプリ側でBluetooth通話をオンに。

▼スマートウォッチ上で番号を入力してコールをかけることも出来る。

実際に通話を行ってみたが、マイク&スピーカーの質は良好。スマホのスピーカーフォン状態で会話する場合と同様の、明瞭な会話を楽しむことができた。

スマホをいちいち手繰り寄せずとも、通話を楽しめる点は魅力的だ。

『Amazfit Active』のまとめ

今回紹介した『Amazfit Active』について、特長をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 軽量で快適な装着感
  • 大きめで操作しやすいディスプレイ
  • Zepp OS搭載で非常に充実した機能を利用可能
  • 5ATMの高い防水規格に対応
  • 24時間の健康モニタリング機能
  • 長持ちするバッテリー
  • ワークアウトに最適な「Zepp Coach ™」に対応
  • 「レディネス」機能を搭載
  • 通話機能に対応
  • 音楽保存用ストレージを内蔵
  • 比較的リーズナブルな価格

悪かった点

  • 決済機能に非対応

以上の通り、性能・機能充実度・価格のいずれの点も優れた高性能・高コスパなスマートウォッチとなっている。

血中酸素測定や睡眠モニタリング機能をはじめとした多くの健康管理ツールが用意されており、普段から自然と健康を意識出来るようになるだろう。何よりZepp OS搭載で、続々と配信される新機能を追加できるため、拡張性にも優れている。

「レディネス」機能を搭載しており、「Zepp Coach ™」と組み合わせることで、オーバーワークを避け、自身の身体・精神(メンタル)の両面を常に健康に保つことができる。

バッテリーの持ちも良好で、よほどヘビーに利用しない場合は、2週間近く充電なしで利用し続けることが可能だ。

比較的リーズナブルな価格に対して全体的にクオリティが高く、買って後悔しないモデルだと感じられた。

2万円前後のリーズナブルな価格帯で、決済機能の有無にこだわらず、実用的な性能のスマートウォッチを探しているのであれば、ぜひ本製品を試してみてはいかがだろうか。

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