2022年9月、『Amazfit Band 7』スマートバンドが日本で発売開始された。
Amazfit Band 7 スマートバンドは前モデルよりも大画面化しており、長方形の1.47インチ AMOLEDディスプレイを搭載。常時表示に対応するなど、全面的に前モデルよりも進化を遂げた最新スマートバンドとなっている。
今回提携先より本製品を提供していただいたので、実際に使用した感想を基にレビューしていきたいと思う。
▼1.47インチ AMOLED搭載スマートバンド
ブランド | Amazfit(アマズフィット) |
メーカー | Amazfit |
モデル名 | Band 7 |
画面サイズ | 1.47インチ AMOLED |
解像度/PPI | 198×368, 282ppi |
通信規格 | Bluetooth 5.2 BLE |
内蔵センサー | BioTracker™ 3.0 PPG バイオメトリック センサー (血中酸素レベル測定、1PD+2LED をサポート) 3軸加速度センサー、地磁気センサー |
ポジショニング | 非搭載(スマートフォンのGPSに接続) |
マイク | 内蔵(回転子モーター) |
通話/決済機能 | 非搭載 |
防水規格 | 5ATM |
対応OS | Android 7.0 以上 iOS 12.0 以上 |
対応アプリ | Zepp |
バッテリー容量 | 232 mAh |
本体サイズ | 42.33 x 24.36 x 12.2 mm |
本体重量 | 約28g (ストラップあり) |
ボディ素材 | ポリカーボネート |
タッチスクリーン | 強化ガラス+指紋付着防止コーティング |
バンド素材 | TPU(熱可塑性ポリウレタン) |
バンド長さ | 166mm ~ 233mm |
バンド幅 | 16mm |
Amazfit Band 7 スマートバンドは前モデルよりも大画面化しており、長方形の1.47インチ AMOLEDディスプレイを搭載している。強化ガラス+指紋付着防止コーティングが施されたタッチスクリーンは強度にも優れており、5ATMの防水規格にも対応しているため水中でも問題なく利用可能だ。
強固な造りに対して本体重量はバンド込みで約28g。非常に軽量で快適な着け心地を実現している。
▼ボディ素材にはポリカーボネートを、バンド素材にはTPU(熱可塑性ポリウレタン)を採用。
常時表示に対応しており、常に時計などを表示しておくことも可能。好みの画像でウォッチフェイスをカスタムすることも可能だ。
232mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、通常18日以上とかなり長くバッテリーが持続。充電の手間を減らすことが出来る。
24時間の心拍数モニタリングや血中酸素レベルモニタリングに対応。ストレスレベルの計測やアクティビティの確認、女性向きの健康管理機能など、日々の記録に役立つ機能が充実している。
ヘルスコーチPeakBeatsも搭載しているため、トレーニングで重要な負荷や効果、最大酸素摂取量 (VO2 Max) なども測定可能だ。
スポーツモードは120種類搭載している。
Amazfit Band 7はZepp OSを搭載し、前モデルとはデザインが異なっている。
天気予報やアラーム、音楽コントロールなど便利な機能も入っており、ミニアプリをZeppアプリから追加することもできる。
Amazon Alexaでの音声コントールも可能だ。
以上の通り、コンパクトかつ軽量な筐体サイズに対して、非常に充実した機能が搭載されたスマートバンドとなっている。
製品本体および付属品
▼外箱の様子
▼内容物をすべて取り出した様子
内容物一覧は以下の通り。
【内容物一覧】
- スマートバンド本体
- ユーザーマニュアル
- 充電ケーブル
▼スマートバンド本体の外観。42.33 x 24.36 x 12.2 mmのコンパクトな筐体に、1.47インチの大きめなタッチディスプレイが搭載されている。
▼ボディ素材はポリカーボネート、タッチスクリーンは強化ガラス+指紋付着防止コーティングが施されており、強度に優れている。
▼真横から見た様子。
筐体に物理ボタンなどは搭載されていない。
▼後ろから見た様子。ベルトは汚れが付着しづらく、柔軟なTPU(熱可塑性ポリウレタン)素材で作られている。
▼ベルトを留める部分。
▼ベルトを展開した様子。どのような太さの手首でも装着できるようになっている。
▼裏面の手首にあたる部分には、装着者の生体情報を読み取る端子と、充電ポートが用意。
このように、スマートウォッチ自体はシンプルでスタイリッシュなデザインとなっている。
インターフェース構成自体は、一般的なスマートウォッチとほとんど大差はない。
余計なボタンやダイヤル類がないため、初めてこの手のデバイスを扱う方でも困ることはないだろう。
マグネット式充電でバッテリーをあっという間に回復
本製品付属の充電ケーブルは、マグネット吸着式となっている。
充電の際は、スマートウォッチ背面のポートにケーブル端子を近づけるだけでカチッと磁石で吸着し、充電が開始される。
いちいち端子を手探りで探して接続する必要もないため、普段からストレスなく充電を開始出来る。
充電速度は速く、バッテリー残量がほぼゼロに近い状態でも、60~70分ほど給電を行うことで満充電まであっという間に回復させることが可能だ。
ちなみにバッテリー自体の持ちも良く、筆者の場合は6~7日間に30分ほど充電を行うだけで支障なく利用できた。
いちいち頻繁にバッテリー残量を気にする必要が無い点もGOODだ。
公式アプリのインストールでスマホと同期
本製品の利用を開始する際は、スマートウォッチと連携したいスマホやタブレット端末へ、事前に公式アプリをインストールしておこう。
▼公式アプリ(iOS・Android対応)
側面のファンクションボタンを長押しするとスマートウォッチが起動し、ペアリングスタンバイ状態となる。
▼インターフェースは当然、日本語にも完全対応している。
アプリ(スマホ・タブレット端末)とのペアリングが完了すると、端末上でスマートウォッチの状態を確認したり、データの分析や機能のカスタマイズなどを行うことが可能となる。
▼本製品を使いこなすうえで必須のアプリなので、必ず初起動時にインストール&ペアリングしておこう。
軽くて非常に快適な着け心地
本製品の装着感は実に快適であり、ベルトが手首へ柔軟にフィットする。
また約28gという軽さのため、長時間装着し続けても手首の疲れや違和感を感じることはなかった。
▼強めに締め付けた場合でも、皮膚との擦れなどはほとんど生じない。見た目的にもスタイリッシュで、オシャレな場で他人に見られても気にならないだろう。
▼どのような太さの手首にも柔軟にフィットする。
そして5ATMの防水規格で設計されているため、装着した状態で手洗いを行ったり、シャワーを浴びても故障することはない。
温水はNGのため、風呂場やサウナ等での使用は避けよう。
このように、普段から自然な気分で装着し続けることが可能となっている。
Zepp OS搭載で非常に豊富な機能を利用可能
本製品には、一般的なスマートバンドやスマートウォッチ以上に豊富な機能が用意されている。
▼ホーム画面から上下左右にスワイプすることで、各アプリや機能を利用可能。
▼天候などもリアルタイムで確認できる。
ディスプレイ上に表示するウィジェットは、連携済みの公式アプリ上で自由にカスタマイズ可能だ。
ヘルスケア機能全般からアラーム、メッセージ&着信通知、天気予報、そのほか便利機能など、一般的なスマートバンドで利用できるほとんどの機能が用意されている。
▼日本語対応Alexa(アレクサ)を搭載しており、スマートバンドからAlexaの豊富な機能にアクセスできる。
▼ミュージックコントロール機能も搭載。内部ストレージは用意されていないため、再生できるのは連携済みデバイスの音楽・動画のみとなる。
そして本製品はZepp OSを搭載しているため、アプリ上のストアから様々な機能を自由に追加することが出来る。
▼公式アプリストアから、豊富な機能を自由に追加可能。ユニークな機能も用意されており、新しいものがどんどん更新されている。
▼今後も新機能が続々と更新されることが予想される。デフォルトで多機能なだけでなく、拡張性にも優れたスマートバンドとなっている。
バリエーション豊かな時計版
アプリから無料のテーマをインストールすることで、スマートバンドのホーム画面(時計盤)のデザインを自由に変更することも可能だ。
▼公式が配布するテーマを、オンライン上から無料でインストールすることが出来る。
クール系からビジネス系、デザイナーズ系まで幅広いバリエーションが用意されており、常に新しいテーマが更新されている。
▼デザイン性を重視するか、見やすさを重視するか、好みのテーマを適用しよう。
常時表示に対応、簡易表示でバッテリー長寿命化も実現
『Amazfit Band 7』ではディスプレイの常時表示に対応している。
▼バンド上の設定画面より変更可能。
これにより、いちいちスマートバンドを持ち上げずとも時刻を確認することが可能だ。
また、各テーマごとに常時表示に対応する簡易表示が用意されており、バッテリー消耗を最低限に抑えることが出来るようになっている。
▼通常表示
▼簡易表示
▼通常表示
▼簡易表示
▼通常表示
▼簡易表示
このおかげで、常時表示機能をONにした状態でも、7日間を超えるバッテリー持続を実現することが可能だ。
高度な健康管理が可能
本製品では、公式アプリと組み合わせることで高度な健康管理を行うことが出来る。
運動(ワークアウト)計測
本製品は120種類以上の運動(ワークアウト)の記録・計測に対応している。
▼メジャースポーツからマイナースポーツまで、豊富な種類のワークアウトに対応。
筆者はテストとして、日課のランニングやサイクリングで計測機能を利用してみた。
▼運動終了後は、ワークアウトデータを保存し、いつでも過去の記録を閲覧することが出来る。
▼アプリ上では、スマホのGPS機能を利用したルートトラッキングや、より詳細なワークアウト情報を確認できる。
このように、自身がどの程度の運動を行ったかを詳細に確認できるようになっている。
記録として積み上げていくことで、今後のモチベーション維持にもつながるだろう。
健康モニタリング機能
本製品には健康モニタリング機能が備わっており、ストレス・睡眠・心拍数・血中酸素飽和濃度などの数値を24時間監視(トラッキング)し、データとして可視化・保存しておくことが出来る。
▼健康状態に異常が生じた場合、即座に通知する機能も用意。
日々の健康状態が可視化されることで、体調管理を意識することができ、生活習慣を正すことで健康促進にもつながるだろう。
通知連動機能がとても便利
スマートバンドを利用している中で、個人的に最も重宝している機能が "スマホ通知連動" である。
これはスマホ上に通知された着信、メッセージ受信、その他SNSアプリ等のプッシュ通知を、スマートバンド上でも確認できる機能だ。
この機能を利用すると、音声着信はもちろん、メッセージ受信時に内容を確認することも可能となる。LINEやSkype、E-mailなど、メッセージアプリで届いたテキストの内容をディスプレイで確認することもできる。
各種通知をスマートバンド上で確認できるため、スマホを出さずとも内容を把握することが出来るようになる。
▼高解像度ディスプレイのおかげで、細かな文字まで見やすい。
各通知はバイブレーションで通知してくれるため、重要な着信やメッセージが届いた際にも、気付かずにとり逃してしまった!確認が遅れてしまった!といった事態を防ぐことが出来るだろう。
▼音声通話は着信確認&電話切りの操作のみ可能。
実際に利用してみると、実に便利で重宝する機能だ。
▼アプリごとに通知のON/OFFを切り替えられる点も嬉しい。
『Amazfit Band 7』のまとめ
今回紹介した『Amazfit Band 7』について、特徴をまとめると以下の通りだ。
良かった点
- 軽量で快適な装着感
- スタイリッシュなデザイン
- Zepp OS搭載で非常に充実した機能を利用可能
- 5ATMの高い防水規格に対応
- 24時間の健康モニタリング機能
- 長持ちするバッテリー
- 常時表示に対応
- リーズナブルな価格
悪かった点
- 特になし
以上の通り、7,000円前後という価格に対して非常に機能の充実した、高コスパなスマートバンドとなっている。
血中酸素測定や睡眠モニタリング機能をはじめとした多くの健康管理ツールが用意されており、普段から自然と健康を意識出来るようになるだろう。何よりZepp OS搭載で、続々と配信される新機能を追加できるため、拡張性にも優れている。
デザイン的にも軽量・薄型かつスマートな印象を受けるため、女性や装着時の見た目を気にする方でも、抵抗感なく装着できるだろう。バッテリーの持ちも良好で、よほどヘビーに利用しない場合は、充電なしで1週間近く利用し続けることが可能だ。
常時表示に対応している一方で、簡易表示によってバッテリーの長寿命化も実現。とことん実用性を重視した設計となっている。
高性能なスマートデバイスを試したいが、新型Apple Watchを購入するほどのコストはかけたくない、という方は、ぜひ本製品を試してみてはいかがだろうか。
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