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『Amazfit GTR 4』レビュー | 高級感のあるデザインでビジネスユースにも適したスマートウォッチ

2022-10-12

レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

最近では身に着けるデバイス、いわゆる "ウェアラブルデバイス" が爆発的な普及を見せており、スマートウォッチはその最たる例と言って良いだろう。

スマートウォッチと言えばApple Watchなどの高価で高性能な製品が主流だが、最近ではリーズナブルな価格で性能を抑えた格安モデルも多く販売されている。

しかし、あまりにも安いモデルを購入すると、かえって機能が少なすぎて使えなかった... などのような事態に陥る可能性がある。

そこで今回は、最新型Apple Watchなどのハイエンドモデルにも引けを取らないほど充実した機能を備えつつ、比較的手の出やすい価格に抑えられた高性能スマートウォッチAmazfit GTR 4について紹介したいと思う。

高級感のあるデザインでビジネスユースにも適したスマートウォッチ

今回紹介する『Amazfit GTR 4』は、2022年10月13日にオンライン先行販売が開始される最新型のスマートウォッチだ。一般店頭での販売は2022年11月を予定されている。通常価格は31,900円(税込)。

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ブランド Amazfit(アマズフィット)
モデル名 Amazfit GTR 4
カラー スーパースピードブラック, ヴィンテージブラウンレザー
画面サイズ 1.43インチ  AMOLED
解像度/PPI 466×466/326ppi
画面占有率 68.1%
画面常時表示 対応
GPS 6衛星測位 + デュアルバンド
内蔵センサー BioTrackerTM 4.0 PPG Biometric sensor, 加速度センサー, ジャイロセンサー, 地磁気センサー, 気圧センサー, 環境光センサー
測位システム GPS, GLONASS, GALILEO, QZSS, and Beidou
通信規格 Bluetooth5.0&BLE, GPS, WLAN 2.4GHz
防水規格 5ATM
対応OS iOS12.0以降, Android7.0以降, Alexa
対応アプリ Zepp
マイク 内蔵
スピーカー 内蔵
内部ストレージ 約2.3GB
本体サイズ 46×46×10.6mm
本体重量 34g(ストラップ無し)
タッチスクリーン 強化ガラス + 反指紋コーティング + AGベゼル
ボディ素材 アルミ合金製ミドルフレーム + 高光沢塗装PCボトムシェル
バンド素材 フッ素ゴム、革
バンド幅 22mm
対応手首サイズ 150mm ~ 215mm
バッテリー容量 475mAh
バッテリー持続期間 約14日間(省電力モードでは約24日間)

ビジネスライクでスマートな見た目に対してスポーツなどアウトドア用途向けにも充実した機能が搭載されており、オールインワンのフラグシップモデルとなっている。

46×46×10.6mmの筐体に1.43インチの大きめな円形ディスプレイを搭載。466×466/326ppi解像度対応のディスプレイは見やすく、操作しやすい。

▼強化ガラス + 反指紋コーティングの施された1.43インチ AMOLEDディスプレイを搭載。

マットな一体型メタルボディとアルミ合金メタルミドルフレームによる、スリムで洗練されたフォルムとなっており、高級感がある。

画面占有率は68.1%。1.43インチの大きめなディスプレイは情報を把握しやすく、スワイプ&タッチ操作もラクラク行うことが可能。専用アプリを利用して、合計200種類以上の文字盤デザインを自由に変更・カスタマイズできる。

コンパクトな筐体サイズに対して機能は充実しており、独自開発のBioTrackerTM 4.0 PPG生体認証センサー+デュアルLED&4PDにより、心拍数や消費カロリーの計測といったヘルスケア機能はもちろん、血中酸素レベル測定や睡眠モニタリングなどの健康管理機能をもれなく利用可能。

もちろん、スポーツ時の運動計測機能も用意されており、150を超える種類の運動に対応している。

業界初となるデュアルバンド円偏波GPSアンテナテクノロジー搭載しており、ビルが密集する都市部や、郊外の山間部などにおいても、高精度の位置測位が可能となった。

GPS、GLONASS、Galile、北斗に加えて、日本のみちびきをサポート。さらに今後、インド周辺を対象としたNavIC(ナブアイシー)が追加予定とのこと。またナビゲーション機能も強化されており、ウォッチ上にルートを表示するリアルタイムトラッキング、スタート地点の方向を表示するダイレクトリターンナビゲーション、ルートインポートなどが、今後のアップデートで対応予定だ。

一般的なスマートウォッチの機能に加えて、独自の "Zepp OS" に対応する多種多様なアプリが用意。その数は膨大で、使いきれないほど多くの機能が用意されている。

スマートウォッチ内部にはマイク&スピーカーが内蔵されており、日本語対応 Alexa(アレクサ)にも対応。Bluetoothを利用した通話も可能だ。

決済機能には対応していない。

5ATMの防水規格に対応しており、50メートルの深さに相当する圧力に最大10分間耐えることができるため、水泳時に装着しても問題ない。ただし、お湯のあるシャワー、温泉、サウナ(スチームルーム)など、高温多湿の場所での使用には適していないので注意が必要だ。

以上のように、スポーツ・ビジネスユースのいずれにも活用できるスマートウォッチとなっている。

製品本体および付属品

▼外箱の様子

▼内容物をすべて取り出した様子

内容物一覧は以下の通り。

【内容物一覧】

  • スマートウォッチ本体
  • ユーザーマニュアル
  • 充電ケーブル

▼スマートウォッチ本体の外観。46×46×10.6mmの筐体に、1.43インチの大きめなタッチディスプレイが搭載されている。

▼真横から見た様子

▼右側面にはファンクションボタンと操作ダイヤルが搭載されている。各ボタンの機能は自由にカスタマイズ可能だ。

▼後ろから見た様子。ベルトは汚れが付着しづらく、柔軟な素材で造られている。

▼ベルトを展開した様子。どのような太さの手首でも装着できるようになっている。

▼裏面の手首にあたる部分には、装着者の生体情報を読み取る端子と、充電ポートが用意。

▼私が愛用している『Amazfit T-Rex 2』(画像右)と並べた様子。

アウトドア用途に特化してゴツい見た目のT-Rex 2に対して、GTR 4はスマートな見た目で、ビジネスの場にもフィットするデザインとなっている。

マグネット式充電でバッテリーをあっという間に回復

本製品付属の充電ケーブルは、マグネット吸着式となっている。

充電の際は、スマートウォッチ背面のポートにケーブル端子を近づけるだけでカチッと磁石で吸着し、充電が開始される。

いちいち端子を手探りで探して接続する必要もないため、普段からストレスなく充電を開始出来る。

充電速度は非常に速く、バッテリー残量がほぼゼロに近い状態でも、20~30分ほど給電を行うことで満充電まであっという間に回復させることが可能だ。

ちなみにバッテリー自体の持ちも良く、筆者の場合は1週間に30分ほど充電を行うだけで支障なく利用できた。

いちいち頻繁にバッテリー残量を気にする必要が無い点もGOODだ。

公式アプリのインストールでスマホと同期

本製品の利用を開始する際は、スマートウォッチと連携したいスマホやタブレット端末へ、事前に公式アプリをインストールしておこう

▼公式アプリ(iOS・Android対応)

Zepp

Zepp
開発元:Huami Inc.
無料
posted withアプリーチ

側面のファンクションボタンを長押しするとスマートウォッチが起動し、ペアリングスタンバイ状態となる。

▼インターフェースは当然、日本語にも完全対応している。

アプリ(スマホ・タブレット端末)とのペアリングが完了すると、端末上でスマートウォッチの状態を確認したり、データの分析や機能のカスタマイズなどを行うことが可能となる。

▼本製品を使いこなすうえで必須のアプリなので、必ず初起動時にインストール&ペアリングしておこう。

快適な着け心地

本製品の装着感は実に快適であり、ベルトが手首へ柔軟にフィットする。

▼強めに締め付けた場合でも、皮膚との擦れなどはほとんど生じなかった。

▼どのような太さの手首にも柔軟にフィットする。

本体重量が約34 g(ストラップを含まず)と軽いため、長時間装着し続けても腕の疲れを生じなかった

▼アルミ合金製ミドルフレームで構成された本体部分は高級感があり、オシャレな場で他人に見られても気にならない。

そして5ATMの防水規格で設計されているため、装着した状態で手洗いを行ったり、シャワーを浴びても故障することはない。

ただし温水はNGのため、風呂場やサウナ等での使用は避けよう。

このように、普段から自然な気分で装着し続けることが可能となっている。

Zepp OS搭載で非常に豊富な機能を利用可能

本製品には、一般的なスマートウォッチ以上に豊富な機能が用意されている。

▼ホーム画面から上下左右にスワイプすることで、各アプリや機能を利用可能。

ディスプレイ上に表示するウィジェットは、連携済みの公式アプリ上で自由にカスタマイズ可能だ。

ヘルスケア機能全般からアラーム、メッセージ&着信通知、天気予報、そのほか便利機能など、一般的なスマートウォッチで利用できるほとんどの機能が用意されている。

日本語対応Alexa(アレクサ)を搭載しており、スマートウォッチからAlexaの豊富な機能にアクセスできる。

▼音楽再生機能も搭載。約2.3GBの内部ストレージに音楽データを取り込むことができ、スタンドアローンで音楽再生が可能だ。

そして本製品はZepp OSを搭載しているため、アプリ上のストアから様々な機能を自由に追加することが出来る。

▼公式アプリストアから、豊富な機能を自由に追加可能。

ユニークな機能も用意されており、新しいものがどんどん更新されている。

▼今後も新機能が続々と更新されることが予想される。デフォルトで多機能なだけでなく、拡張性にも優れたスマートウォッチとなっている。

▼なお、iOSの "ヘルスケアアプリ" と連動させて、データを同期することも可能だ。

バリエーション豊かな時計版

アプリから200種類を超える無料テーマをインストールすることで、スマートウォッチのホーム画面(時計盤)のデザインを自由に変更することも可能だ。

▼公式が配布するテーマを、オンライン上から無料でインストールすることが出来る。

クール系からビジネス系、デザイナーズ系まで幅広いバリエーションが用意されており、常に新しいテーマが更新されている。

▼デザイン性を重視するか、見やすさを重視するか、好みのテーマを適用しよう。

高度な健康管理が可能

本製品では、公式アプリと組み合わせることで高度な健康管理を行うことが出来る。

運動(ワークアウト)計測

本製品は150種類以上の運動(ワークアウト)の記録・計測に対応している。

▼メジャースポーツからマイナースポーツまで、豊富な種類のワークアウトに対応。

運動終了後は、ワークアウトデータを保存し、スマートウォッチ上やアプリ上でいつでも過去の記録を閲覧することが出来る。

▼アプリ上では、GPS機能を利用したルートトラッキングなど、詳細なワークアウト情報を確認できる。

このように、自身がどの程度の運動を行ったかを詳細に確認できるようになっている。

記録として積み上げていくことで、今後のモチベーション維持にもつながるだろう。

健康モニタリング機能

本製品には健康モニタリング機能が備わっており、ストレス・睡眠・心拍数・血中酸素飽和濃度などの数値を24時間監視(トラッキング)し、データとして可視化・保存しておくことが出来る。

▼自身の健康状態を24時間自動的にモニタリング。

日々の健康状態が可視化されることで、体調管理を意識することができ、生活習慣を正すことで健康促進にもつながるだろう。

上記で紹介した以外にも、ストレス管理機能や、女性の方向けに生理周期の記録機能なども用意されている。

本製品を使いこなすことで、日々の健康習慣を改善・向上させることが出来るだろう。

通知連動機能がとても便利

スマートウォッチを利用している中で、個人的に最も重宝している機能が "スマホ通知連動" である。

これはスマホ上に通知された着信、メッセージ受信、その他SNSアプリ等のプッシュ通知を、スマートウォッチ上でも確認できる機能だ。

この機能を利用すると、音声着信はもちろん、メッセージ受信時に内容を確認することも可能となる。LINEやSkype、E-mailなど、メッセージアプリで届いたテキストの内容をディスプレイで確認することもできる。

▼高解像度ディスプレイのおかげで、小さな文字まで明瞭に描画されて見やすい。

各種通知をスマートウォッチ上で確認できるため、スマホを出さずとも内容を把握することが出来るようになる。

各通知はバイブレーションで通知してくれるため、重要な着信やメッセージが届いた際にも、気付かずにとり逃してしまった!確認が遅れてしまった!といった事態を防ぐことが出来るだろう。

▼アプリごとに通知のON/OFFを切り替えることも可能。

実際に利用してみると、実に便利で重宝する機能だ。

スマートウォッチ上での通話にも対応

本製品にはマイク&スピーカーが内蔵されており、スマホとBluetooth連携することで、スマートウォッチ上から音声通話を行うことも可能となっている。

スピーカーおよびマイクの品質は実に良好で、スマホのスピーカー通話を行った場合と同程度の快適さで会話を楽しむことが出来た。

▼スマートウォッチ上でダイヤルをプッシュして発信することも出来る。

運動中などに急な着信があった場合でも、落ち着いて対応できる便利な機能だ。

ダイヤルを利用した操作にも対応

本製品の右側面には、ファンクションボタンに加えて操作ダイヤルが搭載されている。

この操作ダイヤルは、押し込んだり上下に回すことで、スマートウォッチ上の大抵の作業を行うことが可能だ。

▼実際に操作している様子。

上動画を観ても分かる通り、アプリや各種機能をスムーズにソート・選択できている。

手袋などを装着しており画面タッチを行うことが出来ない場合などには、実に役立つ機構となっている。

『Amazfit GTR 4』のまとめ

今回紹介した『Amazfit GTR 4』について、特徴をまとめると以下の通りだ。

良かった点

  • 軽量で快適な装着感
  • スタイリッシュで高級感のあるデザイン
  • 大きめで操作しやすいディスプレイ
  • Zepp OS搭載で非常に充実した機能を利用可能
  • マイク&スピーカー内蔵で通話などが可能
  • 5ATMの高い防水規格に対応
  • 24時間の健康モニタリング機能
  • 長持ちするバッテリー容量

悪かった点

  • 決済機能に非対応

以上の通り、3万円台という価格にふさわしい、機能が非常に充実した高機能スマートウォッチとなっている。

血中酸素測定や睡眠モニタリング機能をはじめとした多くの健康管理ツールが用意されており、普段から自然と健康を意識出来るようになるだろう。何よりZepp OS搭載で、続々と配信される新機能を追加できるため、拡張性にも優れている。

デザイン的にもスタイリッシュで高級感もあるため、女性や装着時の見た目を気にする方でも、フォーマルな場へ抵抗感なく装着していけるだろう。

バッテリーの持ちも良好で、よほどヘビーに利用しない場合は、充電なしで1週間以上利用し続けることが可能だ。

スピーカー&マイクを搭載していることで双方向の通話が可能となっており、いちいちスマホを手元に手繰り寄せずとも、急な電話に応対できる点は実に便利だ。

高性能なスマートウォッチを試したいが、新型Apple Watchを購入するほどのコストはかけたくない、という方は、ぜひ本製品を試してみてはいかがだろうか。

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レイ(管理人)

最新ガジェット大好きなWEBデザイナー。理系大学院修了。国内外の企業と提携し、年間200以上のガジェットをレビューしています。日々の暮らしを豊かで楽しいものにする電子機器や家電などを、分かりやすく丁寧に紹介します。

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